7月も半ばに差し掛かり、来週には子供たちは夏休み開始という頃合いになってきましたが、今年は梅雨らしい梅雨というだけでなく、なかなか梅雨が終わる気配がありません。どうやら今週末の三連休のお天気も微妙そうで、夏休みに入ってやっと…という予報のようですね。

先週末は SUPERGT の公式テストが鈴鹿サーキットであり、1日だけですが見学&撮影に行ったのですが、その日も小雨霧雨が1日降ったり止んだり。路面は基本的にドライだったので走行テストはしっかりあって楽しめたのですが、その分蒸し暑さ全開で何リットル汗をかいたことかと思う1日でした(;´Д`)

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さて前回は、カメラ/レンズの簡易レインカバーとして大定番のシャワーキャップを使う場合の2つのポイントについて述べました。

シャワーキャップをカメラのレインカバーとして使う場合に工夫したいポイント2つ

ただ、シャワーキャップをレインカバー代わりにする方法は、シャワーキャップのサイズ的にレンズが標準ズームくらいまでが限界です。望遠レンズなどを使用時はシャワーキャップでは長さが足りません。

時には大きめのコンビニレジ袋と輪ゴムやテープ(とタオル)を組み合わせてレインカバー代わりにするのですが、風があると使い物にならないなど、かなり無理があります。(あくまで何もない時の緊急用)

ですので、望遠レンズを持ち出す時のお供として持って行く超薄手レインカバーとして使っているのが、コレ↓



OP/TECH のレインスリーブ(Rain Sleeve)。発売直後から愛用しているのですが、発売されてもう6〜7年経つでしょうか。今ではそこそこ知られている製品かもしれません。

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この OP/TECH のレインスリーブは、あくまで簡易型のレインカバーですので、一般的な望遠レンズ対応の大きなレインカバーと違って、以下のような長所、欠点があります。




  • 素材が透明レジ袋よりは厚い程度の薄い素材なので、小さく折り畳めてカメラバッグの隙間に入れられるし、持ち歩きに全く負担を感じない軽さ。

  • レインカバーとしては薄いので豪雨強雨での使用は厳しく、破けやすいため使い捨て感覚で利用することになる
    (と言っても、丁寧に使えば1回で使い捨てどころか 4〜5回は十分使える)

  • 安い(上記のノーマルタイプで千円前後で2枚入り)


という点が、一般的なカメラレインカバーとの大きな違いです。

シャワーキャップやレジ袋の延長線上にあるような製品と言っては失礼ですが、

L字型のビニール筒の先っぽに縛り紐が付いているだけ


と言って良いレベルのモノなので、一見してハードな使用には向きませんし、ファインダー部分や三脚座部分に穴を空けたり、出し入れで使い込んでいくと1回ではないものの、数回から最大でも5〜6回使えば捨てざるを得ないレインカバーではあります。

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(ファインダー穴は最初から開いてるが、三脚座部分は自分で開ける)


使い捨て感覚であり、強雨での利用を想定していないことは製品ページにも記述されていますし、Amazon のレビューを見ても人それぞれ評価が違うのですが、ハッキリ言って低い評価をしている人は本製品に対して考え違いして購入したのでしょう。

この「OP/TECH レインスリーブ」は本格的なレインカバーの代わりになるものではなく、強雨状況でも使えるしっかりした防水が必要なら、そういう製品を使うべきです。望遠対応のそういった製品は高いですけど、千円2枚の製品が何千円〜1万円近い製品の代わりになると思う方がおかしいですね。

とにかくこの製品は、

薄く軽くコンパクトに折り畳めて
全く持ち歩きの負担にならない望遠対応レインカバー


です。そういう意味では、シャワーキャップと同じで

「降るかどうか判らないけど、とりあえずカメラバッグに入れとこ」
と言えるレインカバーであることが最大の魅力


であり、それが私も長年愛用している理由です。持って行くのに負担にならないからこそ、出先で急に降られても対応できるわけですからね(^ω^)

(私自身ちゃんとしたレインカバーを持っているのですが、こちらの方が圧倒的に持って行きやすいので、本格的なレインカバーはなかなか出る幕がありません ^^;)

また、この OP/TECH レインスリーブは当初上記のノーマルタイプだけでしたが、その後、超望遠レンズ対応、フラッシュ装着対応、小型レンズ対応の製品がリリースされました。



超望遠レンズ対応、フラッシュ装着対応の製品は大きい分、ややお値段アップになっていますが、それでも本格的なレインカバーを買うよりは随分安いものです。

ちなみに最初に示した私が使っているノーマルタイプは 70-200mm F2.8 クラスのレンズくらいが対応となっていますが、100-400mm クラスの超望遠レンズや 300mm F2.8 程度の望遠レンズなら問題なく使えています。

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(300mm F2.8はテレコン付けると上写真のような前綴じは辛くなる)


500mm 以上の超望遠レンズ、150-600mm、200-500mm クラスの超望遠ズームになると長さが足りないので超望遠レンズ対応タイプのレインスリーブを使われるのが良いと思います。

フラッシュ装着時対応製品や小型レンズ向け製品については使ったことがないので判りません。

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何度も書いてきたように、雨が強い場合には本格的なレインカバーを使うか、このレインスリーブを使うならタオルを中に入れておく/巻いておくなどの対策はしておいた方が良いでしょう。

個人的には防塵防滴ボディ/レンズなら夕立でがっつり30分くらい降られても全然大丈夫だったことは何度も経験済みですが、保証できるものではありません。

また、三脚座付きレンズを三脚や一脚に据えて撮る場合、縦横位置を変えるのは難しいという欠点もあります。できないことはないのですが、元々三脚座用の穴は開いてなくて自分で開けたものですから、縦横を切り替えていると穴が段々拡大してきます(^_^;)

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(ファインダー穴も元のサイズでは小さいので自分で拡大することに…)


あと使い捨て製品と言われつつも、だいぶクシャクシャになるまで5〜6回くらい使ったことはあります。自分で開けた三脚座の穴の周りを防水のテープで保護して広がらないようにして使えば、小雨程度なら結構何回も使えます。

貧乏くさい使い方ですが、逆に言うと何回か使っていれば

気兼ねなく使い終わって捨ててこれるので
びしょ濡れレインカバーを持ち帰る必要がない


便利さもあります。まあ、使い捨てがどうこうという話はありますが、実際使い捨てられることが助かることはあります。

航空祭やレース撮影の遠征先で雨に降られて濡れ濡れになり、車ではなく飛行機、電車で帰る時は濡れた荷物は少しでも減らしたいですし、冷たく重く濡れたカッパ・ポンチョだけでなくレインカバーも持ち帰るのは結構鬱陶しいですからね。

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いずれにせよ、この OP/TECH レインスリーブは雨中撮影でも十分安心できる信頼の一品ではなく、

薄い=小雨〜シトシト雨程度が対象
薄い=破けやすい=(何度か)使ったら捨てて新しいのを使う(だから2枚入り)


である欠点より

薄い=安い
薄い=持ち運びが全く苦にならない


という利点を取る人のための製品であり、それゆえに

雨中撮影なんて年に何回もないよ
という人にはコストパフォーマンス抜群


で、そういう人にはお勧めしたい望遠レンズ対応レインカバーです。