今年は2年に1度開催される Photokina が9月にありますので、これから夏の終わりに向けて各社精力的な新機種が次々と発表されるのでしょうが、その第一弾と言うべき形で富士フイルムのダブルフラッグシップの一つ、X-Tシリーズの新機種 X-T2 が発表されました。
■ X-T2 | FUJIFILM X

本日はシグマのミラーレス機 SD Quattro の発売日でもあり、先日はハッセルブラッドもミラーレス中判カメラを発表し、キヤノン、 ニコン、ペンタックス・リコーを除いてはすっかりミラーレス機ばかりとなったレンズ交換式デジタルカメラ。
2年前に富士フイルム Xマウント一式を始め、手持ちのミラーレスシステムを全て処分してデジタル一眼レフに舞い戻った身としては、ミラーレスの新機種には興味ありつつもほぼ完全にスルーして、周囲に購入した人がいれば少し試させてもらってるくらいの昨今。
ですが、手放したとは言え、やはり富士フイルム Xマウントシステムは嫌になって手放したというわけではないので、今でも各社ミラーレスシステムの中では唯一気になる存在であります。
富士フイルム的にはレンズロードマップの達成が一段落を迎えたせいか、今年はボディの年として、ダブルフラッグシップの X-Pro2 に続いて X-T2 を発表して世代交代完了、
というところでしょう。噂されるデジタル中判システムのことはありますが、
「今後 Xシステムが、富士フイルムがどういう方向性で行くのか」
というのは興味ありますし、X-T2 のウェブサイトを始め、久しぶりに富士フイルム X シリーズ・レンズのウェブをじっくり見ていると「うーん、どうするんだろ?」と思うところもあります。
まず、今回発表された X-T2 の特長、特に X-T1 からの新機能面を挙げると以下のようになります。
主なところでは、これくらいでしょうか。
X-Pro2 と同じく新世代の撮像素子 X-Trans CMOS III で 1,600万画素から 2,400万画素に画素数アップするのはベース撮像素子のことも考えれば否応なく既定路線ですし、それなりの値段で売る(キヤノン・ニコンで言うアッパーミドルクラスの機種)ならばデュアルカードスロット化も当然でしょう。
個人的に X-T1 で、この値段で偉そうな謳い文句をつけて売る割にはカードスロットはシングルだわ、(メカニカル)シャッター速度は 1/4000 だわ、というのは不満に感じていたところの一つでしたから、ようやくフラッグシップ機らしくなったと言えます。(偉そう)
また、「バリアングル液晶よりチルト液晶」派の私としては、縦位置でもチルト可能な3方向チルト式液晶は魅力的ですね。ウチのデジタル一眼レフの液晶は2台ともチルトすらしませんが(>_<)
AF 速度やら、位相差AF範囲の拡大やら、ライブビューのタイムラグやリフレッシュレートの向上を含めて、動体に対する撮影能力をアピールするのは、最近のミラーレス機新機種の常なので驚きません。
新搭載の AF-C カスタム設定も被写体保持特性、速度変化特性、ゾーンエリア特性の3項目ということで、これくらいは各社既にやっているので、ようやく追いついてきたというところです。
ただ、縦位置グリップをパワーブースタータイプにして少しでも遅延軽減、速写能力を求める姿勢には素直に賞賛したいと思います。X-T1 の度々のファームウェア・アップデートで動体撮影能力を向上してきたことといい、意地でもやる姿勢を感じます。
また、AF 測距点を素早く自由に動かせる「フォーカスレバー」は EOS でも慣れきっているスティックと同じで、最近各社とも上位機に搭載してきていますが、コレはホント便利ですし、X-Pro2 で採用されたのは個人的に驚きつつも良かったなあ、と思っています。

ボタン・ダイアル配列を見ると基本的には X-T1 を踏襲しており、これはこれで従来機から違和感なく使えるので良いのでしょう。X-T1 を売るキッカケになったのがボタン回りのショボさだったのですが、これは実機を触ってみないと判らないですね。
(そういや、X-T1 はファームウェア Ver.3 で AF-L と AE-L が入れ替えできるようになってそこそこ使えるようになりましたが、X-T2 はレリーズ半押しで AE のみ(AF しない)の設定はできるようになったのかな?)
あと気になるのは、X-T1 ではボディのグリップはすごく心地よいのに縦位置グリップは棒みたいなグリップで最悪だったのは忘れ得ぬ記憶だったのですが、X-T2 では縦位置グリップのボタン配置ともども改善されたのでしょうか…
写真見るかぎりはアレなんですが、今回のバッテリーグリップはブースターモードがあるだけに、場合によっては必須アクセサリーの時もありますから、改善されていることを祈りたいです。
さて、X-T2 の仕様だけ見てアレコレ書いてきましたが、実のところ X-T2 のウェブサイトを一通り見ていて一番気になったのは、
ということ。
XF100-400mm レンズあたりからそういう傾向にあって、X-Pro2 の宣伝でも室屋義秀氏が初優勝したレッドブルエアレース 2016 幕張を取材したカメラマンの撮影記を二度にわたってフューチャーしていました。
今回の X-T2 のスペシャルサイトのギャラリーを見ると、サーファー、ロデオ、鳥、葉っぱマクロ、風景、アクロバットフライト、車、ポートレート。8枚中5枚が動きモノ相手です。
いまミラーレス機、特に上位機種はデジタル一眼レフの中級機を食いに行かねばならないステージまで来ていますから、各社とも新機種の宣伝ではそういった傾向が見られますから、その流れと言えば流れです。
ただ、個人的には
という気がするんですよね。
もちろん、ソニー α6300(+それなりのレンズ)やパナソニック GH4 の動体撮影能力の高さは知っていますから、ミラーレス機だから動体撮影は話にならない、という時代が過ぎ去ったのは重々承知です。
私自身、初期ファームウェアの X-T1 と決して AF速度が速いとは言えない XF55-200mm で撮っていて、飛行機(民間機)くらいは撮れないことはなかったのは判っていますから、その後大幅に進化した X-T1 最新版や、処理能力が大きく向上した X-T2 では、より歩留まり高く撮れるようになったと思います。
友達の α6300 を見ていても思いますが、最新のミラーレス上位機なら子供の運動会とか犬が走ってくる、飛行機でも民間機を望遠レンズで撮るくらいなら十分こなします。X-T2 もきっとそれはそうでしょう。
歩留まりが最新一眼レフより落ちるとしても、連写すれば使えるコマはあるでしょうから、シビアな条件でなければミラーレス機で問題ないし、Xマウントのレンズも 55-150mm F2.8 や 100-400mm、テレコンが揃ってきています。
それでも「富士フイルムが動体相手の撮影をそこまでフューチャーしても振り向いてくれる人はどれだけいるのだろう?」と思ってしまうのです。確かに色とかレンズの良さという魅力はあります。
でも本気で動体撮影をするとなると、ボディもレンズもそれなりの金額の投資になってきます。そうなれば買う側としては投資に見合ったリターンと将来性を考えます。その時に富士フイルムの現行のシステム、将来のレンズとして動体撮影目的の人が選ぶかなあ、と。
はっきり言って 100-400mm というレンズは、本気で望遠超望遠撮影する人たちの第一歩のレンズであってゴールでは全然ないわけです。Xマウントにはその先がないし、今後もあり得るのかどうか。
また、Xマウントのレンズは素晴らしいモノが多い分どれも大きめですから、動体撮影時のメインシステム+サブとして Xマウント機を持って行くのは結構負担になります。これは自分が2年近くやったから判ります。APS-C用の XF100-400mm はフルサイズ用 EF100-400mm と比べて大してコンパクトでもないですしね。
もちろん、動体撮影用のシステムとは別に富士フイルム Xマウントを所持するというのは問題ないどころか魅力的であり、私も懐が許せばそうしたかったのですが、「動体撮影用に X-T2 と Xマウントを選ばせようという考えがあるなら無理があるんじゃないかなあ…」というのが、サンプルに並んだ被写体を見ての感想でした。
そして、もっとハッキリ言えば、
という気はします。
富士フイルムらしいアートっぽい写真もありますけど、動きもの相手の写真に関しては微妙に感じる写真もありますし、これはどうなのかなあ、と。(サンプル画像は 3,000×2,000pixels で X-T2 は 2400万画素だから、サンプル画像は縦横50%、4分の1に縮小した画像ですし)
別にいちゃもんを付ける気はなくて、以前 Xマウントは廉価機に手を広げて失敗した経緯もあるし、X-T2 の売り方として動体撮影志向っぽい方向性だったら、ちょっとどうなんだろうなぁ〜、と感じたのです。
以前のX-Pro2 でレッドブルエアレースを撮った宣伝記事もスナップとかそういうところの方が生きる内容で、エアレース自体の写真は引き目ばかりで、当のカメラマンも D4S+超望遠レンズを主体に撮ってただろうなあ、という印象しかなかったですから。
Xマウントの良さはそこにないと思うし、X-Pro2 との差別化にしても何か違うような気がしてならないのですね。
まぁ X-T1 があれだけファームウェアアップデートで良くなって、X-T2 を売るためには従来の富士フイルムファンから手を広げないといけないだろうことは判るわけですが…うーん(-_- )
ちなみに個人的には、
ようになったら、ミラーレス機を再検討する予定です。
もっとも、ミラーレス機でそれらがストレスなく撮れるようになる前に、デジタル一眼レフ+望遠レンズのシステムを持ち歩く体力、振り回す体力、動体神経がなくなる方が先だとは思いますが。あと何年そういうことができるやら…(今すぐにでも無理になってもおかしくないしねー)
■ FUJIFILM X-T2 | 富士フイルム
(それにしても発売日はまだ、だいぶ先なのですね)
■ X-T2 | FUJIFILM X

本日はシグマのミラーレス機 SD Quattro の発売日でもあり、先日はハッセルブラッドもミラーレス中判カメラを発表し、キヤノン、 ニコン、ペンタックス・リコーを除いてはすっかりミラーレス機ばかりとなったレンズ交換式デジタルカメラ。
2年前に富士フイルム Xマウント一式を始め、手持ちのミラーレスシステムを全て処分してデジタル一眼レフに舞い戻った身としては、ミラーレスの新機種には興味ありつつもほぼ完全にスルーして、周囲に購入した人がいれば少し試させてもらってるくらいの昨今。
ですが、手放したとは言え、やはり富士フイルム Xマウントシステムは嫌になって手放したというわけではないので、今でも各社ミラーレスシステムの中では唯一気になる存在であります。
富士フイルム的にはレンズロードマップの達成が一段落を迎えたせいか、今年はボディの年として、ダブルフラッグシップの X-Pro2 に続いて X-T2 を発表して世代交代完了、
富士フイルム X システムも第二ステージへ
というところでしょう。噂されるデジタル中判システムのことはありますが、
「今後 Xシステムが、富士フイルムがどういう方向性で行くのか」
というのは興味ありますし、X-T2 のウェブサイトを始め、久しぶりに富士フイルム X シリーズ・レンズのウェブをじっくり見ていると「うーん、どうするんだろ?」と思うところもあります。
まず、今回発表された X-T2 の特長、特に X-T1 からの新機能面を挙げると以下のようになります。
- X-Pro2 と同じく新世代の撮像素子 X-Trans CMOS III と新エンジン X-Processor Pro
- AF 性能向上(像面位相差 AF 測距点増大など)
- AF-C カスタム設定
- メカニカルシャッター速度が最速 1/4000 から 1/8000分 に向上
- 高性能EVF(倍率0.77倍、表示タイムラグ最小 0.005秒、ライブビュー最大100フレーム/秒)
- 4K動画撮影
- 縦位置パワーブースターグリップ
- デュアルカードスロット
- X-Pro2 同様にフォーカスエリア選択可能なスティック「フォーカスレバー」
- 3方向チルト式液晶
主なところでは、これくらいでしょうか。
X-Pro2 と同じく新世代の撮像素子 X-Trans CMOS III で 1,600万画素から 2,400万画素に画素数アップするのはベース撮像素子のことも考えれば否応なく既定路線ですし、それなりの値段で売る(キヤノン・ニコンで言うアッパーミドルクラスの機種)ならばデュアルカードスロット化も当然でしょう。
個人的に X-T1 で、この値段で偉そうな謳い文句をつけて売る割にはカードスロットはシングルだわ、(メカニカル)シャッター速度は 1/4000 だわ、というのは不満に感じていたところの一つでしたから、ようやくフラッグシップ機らしくなったと言えます。(偉そう)
また、「バリアングル液晶よりチルト液晶」派の私としては、縦位置でもチルト可能な3方向チルト式液晶は魅力的ですね。ウチのデジタル一眼レフの液晶は2台ともチルトすらしませんが(>_<)
AF 速度やら、位相差AF範囲の拡大やら、ライブビューのタイムラグやリフレッシュレートの向上を含めて、動体に対する撮影能力をアピールするのは、最近のミラーレス機新機種の常なので驚きません。
新搭載の AF-C カスタム設定も被写体保持特性、速度変化特性、ゾーンエリア特性の3項目ということで、これくらいは各社既にやっているので、ようやく追いついてきたというところです。
ただ、縦位置グリップをパワーブースタータイプにして少しでも遅延軽減、速写能力を求める姿勢には素直に賞賛したいと思います。X-T1 の度々のファームウェア・アップデートで動体撮影能力を向上してきたことといい、意地でもやる姿勢を感じます。
また、AF 測距点を素早く自由に動かせる「フォーカスレバー」は EOS でも慣れきっているスティックと同じで、最近各社とも上位機に搭載してきていますが、コレはホント便利ですし、X-Pro2 で採用されたのは個人的に驚きつつも良かったなあ、と思っています。

ボタン・ダイアル配列を見ると基本的には X-T1 を踏襲しており、これはこれで従来機から違和感なく使えるので良いのでしょう。X-T1 を売るキッカケになったのがボタン回りのショボさだったのですが、これは実機を触ってみないと判らないですね。
(そういや、X-T1 はファームウェア Ver.3 で AF-L と AE-L が入れ替えできるようになってそこそこ使えるようになりましたが、X-T2 はレリーズ半押しで AE のみ(AF しない)の設定はできるようになったのかな?)
あと気になるのは、X-T1 ではボディのグリップはすごく心地よいのに縦位置グリップは棒みたいなグリップで最悪だったのは忘れ得ぬ記憶だったのですが、X-T2 では縦位置グリップのボタン配置ともども改善されたのでしょうか…
写真見るかぎりはアレなんですが、今回のバッテリーグリップはブースターモードがあるだけに、場合によっては必須アクセサリーの時もありますから、改善されていることを祈りたいです。
さて、X-T2 の仕様だけ見てアレコレ書いてきましたが、実のところ X-T2 のウェブサイトを一通り見ていて一番気になったのは、
ギャラリー(サンプル画像)がやたら動体の被写体ばかり
ということ。
XF100-400mm レンズあたりからそういう傾向にあって、X-Pro2 の宣伝でも室屋義秀氏が初優勝したレッドブルエアレース 2016 幕張を取材したカメラマンの撮影記を二度にわたってフューチャーしていました。
今回の X-T2 のスペシャルサイトのギャラリーを見ると、サーファー、ロデオ、鳥、葉っぱマクロ、風景、アクロバットフライト、車、ポートレート。8枚中5枚が動きモノ相手です。
いまミラーレス機、特に上位機種はデジタル一眼レフの中級機を食いに行かねばならないステージまで来ていますから、各社とも新機種の宣伝ではそういった傾向が見られますから、その流れと言えば流れです。
ただ、個人的には
富士フイルムが動体撮影する人をターゲットにしても何か違うような…
という気がするんですよね。
もちろん、ソニー α6300(+それなりのレンズ)やパナソニック GH4 の動体撮影能力の高さは知っていますから、ミラーレス機だから動体撮影は話にならない、という時代が過ぎ去ったのは重々承知です。
私自身、初期ファームウェアの X-T1 と決して AF速度が速いとは言えない XF55-200mm で撮っていて、飛行機(民間機)くらいは撮れないことはなかったのは判っていますから、その後大幅に進化した X-T1 最新版や、処理能力が大きく向上した X-T2 では、より歩留まり高く撮れるようになったと思います。
友達の α6300 を見ていても思いますが、最新のミラーレス上位機なら子供の運動会とか犬が走ってくる、飛行機でも民間機を望遠レンズで撮るくらいなら十分こなします。X-T2 もきっとそれはそうでしょう。
歩留まりが最新一眼レフより落ちるとしても、連写すれば使えるコマはあるでしょうから、シビアな条件でなければミラーレス機で問題ないし、Xマウントのレンズも 55-150mm F2.8 や 100-400mm、テレコンが揃ってきています。
それでも「富士フイルムが動体相手の撮影をそこまでフューチャーしても振り向いてくれる人はどれだけいるのだろう?」と思ってしまうのです。確かに色とかレンズの良さという魅力はあります。
でも本気で動体撮影をするとなると、ボディもレンズもそれなりの金額の投資になってきます。そうなれば買う側としては投資に見合ったリターンと将来性を考えます。その時に富士フイルムの現行のシステム、将来のレンズとして動体撮影目的の人が選ぶかなあ、と。
はっきり言って 100-400mm というレンズは、本気で望遠超望遠撮影する人たちの第一歩のレンズであってゴールでは全然ないわけです。Xマウントにはその先がないし、今後もあり得るのかどうか。
また、Xマウントのレンズは素晴らしいモノが多い分どれも大きめですから、動体撮影時のメインシステム+サブとして Xマウント機を持って行くのは結構負担になります。これは自分が2年近くやったから判ります。APS-C用の XF100-400mm はフルサイズ用 EF100-400mm と比べて大してコンパクトでもないですしね。
もちろん、動体撮影用のシステムとは別に富士フイルム Xマウントを所持するというのは問題ないどころか魅力的であり、私も懐が許せばそうしたかったのですが、「動体撮影用に X-T2 と Xマウントを選ばせようという考えがあるなら無理があるんじゃないかなあ…」というのが、サンプルに並んだ被写体を見ての感想でした。
そして、もっとハッキリ言えば、
このサンプル画像で動体撮影志向の人の興味を惹くのは無理じゃね?
という気はします。
富士フイルムらしいアートっぽい写真もありますけど、動きもの相手の写真に関しては微妙に感じる写真もありますし、これはどうなのかなあ、と。(サンプル画像は 3,000×2,000pixels で X-T2 は 2400万画素だから、サンプル画像は縦横50%、4分の1に縮小した画像ですし)
別にいちゃもんを付ける気はなくて、以前 Xマウントは廉価機に手を広げて失敗した経緯もあるし、X-T2 の売り方として動体撮影志向っぽい方向性だったら、ちょっとどうなんだろうなぁ〜、と感じたのです。
以前のX-Pro2 でレッドブルエアレースを撮った宣伝記事もスナップとかそういうところの方が生きる内容で、エアレース自体の写真は引き目ばかりで、当のカメラマンも D4S+超望遠レンズを主体に撮ってただろうなあ、という印象しかなかったですから。
Xマウントの良さはそこにないと思うし、X-Pro2 との差別化にしても何か違うような気がしてならないのですね。
まぁ X-T1 があれだけファームウェアアップデートで良くなって、X-T2 を売るためには従来の富士フイルムファンから手を広げないといけないだろうことは判るわけですが…うーん(-_- )
ちなみに個人的には、
- 戦闘機の機動飛行がストレスなくデジタル一眼レフと同じレベルで撮れる
- サッカー(Jリーグ)のナイトゲームがデジタル一眼レフと同じレベルで心地よく撮れる
ようになったら、ミラーレス機を再検討する予定です。
もっとも、ミラーレス機でそれらがストレスなく撮れるようになる前に、デジタル一眼レフ+望遠レンズのシステムを持ち歩く体力、振り回す体力、動体神経がなくなる方が先だとは思いますが。あと何年そういうことができるやら…(今すぐにでも無理になってもおかしくないしねー)
■ FUJIFILM X-T2 | 富士フイルム
(それにしても発売日はまだ、だいぶ先なのですね)
コメント