野球ほどではないにせよ、サッカー漫画もかなりのタイトル数があります。もちろん、サッカー漫画で一番有名なのは「キャプテン翼」


(何故かワールドユース編は電子書籍化されてないようで…)


漫画にもサッカーにも興味ない方にとっては、キャプテン翼くらいしか知らない人も多いでしょう。(逆に言えば、そういう人でも名前くらい知っているのがキャプテン翼)

超有名野球漫画である「ドカベン」のプロ野球編と同じで、ワールドユース編以降はどうなの?という話もありますが、日本のみならず欧州南米でも超有名プレイヤーを含めた多くのプロサッカー選手が影響を受けたというサッカー漫画/アニメの大金字塔です。

現在連載中のサッカーコミックだと「エリアの騎士」「BE BLUES!〜青になれ〜」「DAYS」とかが少年誌サッカー漫画のメジャーどころになるでしょうか。



これらをはじめとしてサッカー漫画も大変多くのタイトル数があり、Wikipedia の「サッカー漫画」の項目には、ある程度のタイトルがまとまっています。

サッカー漫画 - Wikipedia

また、以前は小学生〜高校生年代の選手が頑張って活躍していく姿を描く「王道スポーツ漫画」的な作品が主体でしたが、ここ10年は選手以外の視点、特に他のスポーツ漫画では見られない経営的な視点のサッカー漫画も出てきたりして、色々と多彩になってきています。

そして今春からは高田桂先生の「サポルト! 木更津女子サポ応援記」という、サポーター視点のサッカー漫画が始まっており、来週には第1巻が発売されます。(連載開始当時のタイトルは「ウルトラス」だったが、商標の兼ね合いで改題)


サポルト! 木更津女子サポ応援記|コミック アース・スター(第1〜2話と最新話がウェブで読めます)

個人的に、第1話を読む前は「サポーター視点とか、全然ええ話ばかりちゃうやろ…」と割とネガティブだったのですが、そこはそれ、自身もヴェルディサポーターの高田桂先生だけあって、今のところは色々な意味で良い感じで話は流れていて、お気に入り作品になっています。

そのサポルト! 木更津女子サポ応援記」の第1巻が発売ということで紹介するのに合わせて、個人的にお気に入りで、勧めておきたいサッカーコミックを幾つか紹介しておきたいと思います。



◯ 1/11 じゅういちぶんのいち(全9巻)



主人公ソラのストーリーでありながら、周囲の色々な人間の視点で描かれるオムニバス形式のサッカー漫画。人間描写を中心とした物語なので純粋なサッカー漫画ではないけれど、それだけにサッカーに詳しくない人、あまり興味がない人にも十分読めてお勧めできるサッカー漫画。

元々が単発読み切り形式だったせいか、通して読むと最初の方に少し流れにばらつきがあるものの、あまりダレることも物足りなさを感じることもなく、完結まで納得できた印象だった。自分が読んだサッカーものコミックの中では最も好きな作品


◯ サッカーの憂鬱 〜裏方イレブン〜(全2巻)



数々のサッカー漫画を描き続けている能田達規先生の作品の一つ。タイトルにもあるように、サッカーの裏方で働いている人たちをオムニバス形式でとりあげた全2巻。

マニアックというか、目の付け所かニッチすぎたせいか、全2巻で終わってしまったけれども、能田達規先生の作品の中では個人的に最も好きなのでピックアップ。

氏の作品は初期の「オレンジ」、「オーレ!」から現在連載中の「マネーフットボール」を含めて、クラブ経営や裏方にスポットを当てる作品が多いのが特徴で、同時にトップカテゴリー(J1)ではなく下部カテゴリー(J2)の地方クラブにスポットを当てているのは共通しています。



◯ GIANT KILLING(既刊40巻、以下続刊)



監督視点のサッカーコミックとして名を挙げ、今どきならではのサッカー漫画の代表作として有名な作品。

初期の頃から読んでいるせいか、正直言って途中からダレて、何度か単行本買い続けるのを止めようと思ったのですが、ちょくちょくサッカーファンとしては琴線に触れる展開があるので、40巻超えても買い続けています。

また、監督視点と言っても内容はクラブを取り巻く様々なことが描かれているので、サッカー好きなら色々と心あたりも出てくるでしょうし、サッカーをあまり知らない人にとってはテレビ観戦だけでは判らない雰囲気も感じ取れるかもしれません。

巻数が多いので、いま現在 Kindle で行われているポイント20%還元セールを利用するなり、BOOK☆WALKER のセールを待って買うのも良いかもしれません。

GIANT KILLING(1) - ツジトモ/綱本将也(モーニング) - BOOK☆WALKER -


◯ BE BLUES! 〜青になれ〜(既刊23巻、以下続刊)



スポーツ漫画として王道の、主人公成長系少年漫画。なのですが、王道コミックの割にはサッカーのテクニック面をかなり描いているところがあって、普通にスポーツ漫画として読むのも面白いですが、サッカーを知っている人にとっては「少年漫画のくせに意外とマニアックだなw」と思わせる作品。

敵と戦って成長して、また強い敵が…という少年漫画のセオリーを踏んでいるものの、挫折をしっかり描いていること、サッカーとして無理ありすぎなところが少ないので、いま連載中の少年誌サッカー漫画では一番オススメ。


◯ 68m―手原和憲高校サッカー短編集

現在「夕空のクライフイズム」という女子サッカー漫画を連載中の手原和憲先生の、昔不定期連載していたサッカー短編集。(Kindle 版ではなぜか「68m」というサッカーを連想させないタイトルになっています)

決して絵が上手いとは言えない絵柄ですが、サッカーのことが判っている作者ならではの内容ですし、控え選手を中心にオムニバス形式で5本のストーリーはグッと来るものがあります。惜しむらくは1つ1つのストーリーにもう少し深さが欲しい感がありますが、短編集なのでそこはそれですね。

連載中の「夕空のクライフイズム」も既刊9巻で次巻が最終巻かという話ですので、こちらも最後まで期待したいところです。



◯ あしがる(全3巻)



もう少し読みたかったな…という個人的な思いもあって、ピックアップ。なでしこブーム以降、女子サッカーを取り上げたコミックが増えた中の一つですけれど、完全に「ゴツボ×リュウジ」ワールドな漫画で、全くサッカー漫画っぽいサッカー漫画ではありません。

絵柄も独特なら世界観も独特なので好き嫌いは分かれるでしょうし、本格的なサッカー漫画とは程遠いのですが、サッカーを題材にしたという点では楽しく読んでいたので取り上げてみました。


◯ サポルト! 木更津女子サポ応援記



最初にも紹介したサポーター視点のサッカー漫画。まだ始まったばかりなので、良作と言いきれるかどうかは分かりませんが、出だしはまず良い印象ですので、私も1巻は購入の予定です。

アーススターコミックは第1話、第2話と最新話がウェブで読めますので、以下のページからそれらを読んでみて印象が良ければ…で良いかと思います。

サポルト! 木更津女子サポ応援記|コミック アース・スター


◯ ナリキン!(全8巻)



紹介するかどうか迷ったのですが、最初2巻くらいまで出ている時に知って読み始めた時の、色々な意味での衝撃?が大きかったので、特にオススメするわけではありませんが、一応載せておきます。

サッカーと将棋というのは一見全く逆方向のカテゴリーですが、将棋棋士の中では若手を中心にフットサルの試合を時々行っていたり、渡辺竜王のように欧州へ観戦しに行くくらいサッカー好きな方もおられますし、逆にプロサッカー選手でも将棋に興味がある方もいて、元マリノス波戸康広氏のようにアマ段位を持っておられる方もいます。

そんな中で最近は色々と交流を図ったり、サッカーの試合前イベントで将棋が絡んだりしていることも散見するのですが(モンテディオ山形はスタジアムが将棋の町・天童市にあるので当然よくある)、漫画として「サッカー×将棋」をミックスしたのが本作品。

ただ、「サッカー×将棋」ではなく、「サッカー×将棋×ハチャメチャ」な作品ですので、はっきりとサッカー漫画としては有りえない展開ですし、破天荒さはチャンピオン漫画らしいとも言えます。真面目にツッコむような漫画ではありません。(が、周辺描写はスタジアム行ってる作者ならでは)

最終巻まで買って読み続けた私が言うのもなんですが、衝撃は最初の方だけで途中からはさすがにアレなのですが、最後の方で J2 に落ちたガンバ大阪をモデルしたストーリーが展開され、その後サクッと幕引きされたので、我慢ギリギリで楽しめたという感じですね。


以上 :-)