先週の記事で「iPhone 6s Plus のような大画面スマホを実際に使ってみて、スマホの大画面化で(小型)タブレットが売れなくなったのも実感できたわ」という話を書きました。
■ iPhone 6s Plusをしばらく使ってきて「スマホが大型化してタブレットが売れなくなるのも判るわ」と実感する昨今
上記記事では「5.5インチの大画面スマホにしたことで、使い方が広がった」と書きました。例として、
ということを挙げました。
また、
ということも実際あって、実際に
といった作業も、やっとこの画面サイズになってやる気になったかな、というのがあります。
今回はそのあたりについて具体的に少々。
例によって、ダラダラと長くなりましたので、残りの iPhone 6s Plus に換えてからヤル気になった幾つかのことは次回に。
(続き)→ 小さなiPhoneでは敬遠していたけど、大画面の6s Plusに替えてヤル気になった幾つかのこと【中編】外部キーボードを組み合わせての作業
(Kindle 以外の電子書籍も電子インクで読みたくて YotaPhone も随分考えたが…)
■ iPhone 6s Plusをしばらく使ってきて「スマホが大型化してタブレットが売れなくなるのも判るわ」と実感する昨今
上記記事では「5.5インチの大画面スマホにしたことで、使い方が広がった」と書きました。例として、
- 写真を見せる、地図を示して説明するといった時に、タブレットを出さずスマホで良いかと思える画面サイズ
- カーナビとして実用的に使える画面サイズ&大きすぎない適度なサイズ
- 電子書籍で文庫本を読む感覚にちょうど良い感じ
ということを挙げました。
また、
画面がここまでデカくなるとタブレットでなくても
スマホでもやろうと思えることが増えた
スマホでもやろうと思えることが増えた
ということも実際あって、実際に
- 外部キーボードを使ったテキスト入力系の作業
- Lightoom mobile を使った画像取捨選択やパソコンでの編集作業の事前処理
- iPhone で撮影した動画の簡単な編集作業(iMovie)
といった作業も、やっとこの画面サイズになってやる気になったかな、というのがあります。
今回はそのあたりについて具体的に少々。
- ▼ ダッシュボード上に置くカーナビ代わりとしてちょうど良いサイズ
- カーナビについては過去記事で多々書いたので多くは略しますが、個人的には
- 4インチ、4.7インチ画面のスマートフォンでは画面が小さすぎて使う気にならなかった
- 7インチの小型タブレット(Nexus 7)はダッシュボード上へ置くにはいささか大きすぎた
という思いがあったので、5.5〜6インチ画面の大型スマホぐらいがスマホカーナビの絶妙なサイズ感に思えます。
■ これは具合良い!安定して使えるダッシュボード用スマートフォン車載ホルダー【前編】
■ これは具合良い!安定して使える clausius ダッシュボード用スマートフォン車載ホルダー【後編】
自分が運転する車にはビルトインカーナビが全て付いているのですが、スマホカーナビをダッシュボード上に置いて使うのは、視線が下がるビルトインカーナビより好ましいと感じています。(このあたりは個人の好み)
本音を言えばもう少し大きめ 6インチくらいが理想かな?と思っていますが、ビルトインカーナビよりは高い位置にある分だけ距離が近いですし、前方視界を見ている時から視線移動が少ないので、iPhone 6s Plus くらいのサイズでも好印象です。 - ▼ 電子書籍を文庫本感覚を読むのにちょうど良いサイズ
- このことは購入前から用途の一つに想定しつつも2ヶ月くらいは全然 iPhone 6s Plus で電子書籍を読んでいませんでしたが、少し前から使い始めてすっかりお気に入りになっています :-)
電子書籍端末としてのスマホは、4インチの iPhone 5s まではさすがに小さすぎて目と端末の距離が近くなりすぎるかな?と感じていましたし、画面サイズが小さいと(老眼になって)文字サイズを少し大きくすると画面あたりの文字数が減って読むのに微妙すぎました。
以前 5.2インチの Xperia を貸してもらった時に「電子書籍端末として使うなら、最低限これくらいの画面サイズは必要だなあ」と感じていましたが、5.5インチの iPhone 6s Plus は画面幅は狭いものの、画面の縦サイズは Kindle などの 6インチ電子インク端末とほぼ同じなので、テキストものは違和感ありません。
(Kindle Paperwhite と iPhone 6s Plus)
スマートフォンの場合、画面の縦横比が書籍にあった 3:4 ではなく 2:3 や 9:16 という(書籍にとっては)縦長すぎる縦横比ですから、コミックや雑誌、一部新書のように紙の本をスキャンしたようなリフロー不可能な電子書籍の場合は上下が大きく余ることになって、実質 5インチ未満の画面で見ているのと同じになります。
雑誌は論外にしても、図表や写真が多くてリフロー可能な形式じゃなくスキャンしたような形式で電子書籍化されている一部新書なんかは元々文字が小さい分、iPhone 6s Plus くらいの画面サイズでも読むのは厳しい印象です。
コミックもやはり上下が切れるので 5.5インチの画面をフルに使えず小さくなりますので絵はともかくセリフの文字、特にルビは小さすぎて厳しいように思います。
もっとも、コミックは絵がメインですから、細かい文字が平気な年齢のうちは、ルビが多少見づらくてもセリフくらいは大して問題なく読んでいけるだろうと思います。私も10年前なら「え?これくらい余裕だろ」とか言っていたでしょう😢
また、コミックや雑誌などのスキャン型電子書籍本は版元や電子書籍ストアによって、電子書籍としての最適化や解像度にだいぶ差があります。
特に画面サイズが小さな端末においては余白をどう処理して電子書籍化するかによって、読みやすさが大きく異なります。例えば
このように「ただスキャンしてちょっと調整して電子書籍化しただけ」で余白が目一杯元書籍そのままに取られていると、実際の表示領域が小さくなって文字も小さくなってしまい、画面が大きくないと読みづらくなります。
逆に
このように余白を最小限に断ち切って端末の画面で最大限大きく表示されるように配慮したり、読みやすさのための画質調整を入れている電子書籍だと5.5インチ画面のスマートフォンでも十分読めるコミックになります。
あとは元々の書籍サイズにも左右されるので、上記のような新書版サイズ(少年誌・少女誌コミックに多い)だと
元々の書籍サイズが小ぶり
→セリフの文字サイズが書籍サイズに比して相対的に大きめ
→電子書籍化した時もセリフの文字が大きめ
→スマホの画面サイズでもセリフの文字が読める
となりますが、青年誌などに多い B6版や、さらに大きなワイド版だと
元々の書籍サイズがやや大きめ
→セリフの文字サイズは同じでも書籍サイズに対して相対的に小さくなる
→電子書籍化した時もセリフの文字が小さめになってしまう
→スマホの画面サイズでもセリフの文字が読みづらくなる
ので、スマートフォンで読むのには適さなくなる場合があります。
話はだいぶ逸れましたが、いずれにしても iPhone 6s Plus なら文庫本感覚で小説その他のテキストものを読むにはちょうど良いサイズ感ですし、コミックも年寄りには厳しいけど電子書籍として最適化されてるなら読めないことはない、という感じですので(無理に 6s Plus でコミックを読む気はないけど)、これから iPhone 6s Plus で読む機会は増えていくと思います。
書籍を読むのは電子インク端末が最適だとは思っていますが、スマホ一つで BGM 聴きながら片手で読んでいけるのは、確かに楽ではありますからね :) - ▼ iPhone で撮影した動画の簡単な編集作業(iMovie)
- 以前の記事で iPhone 6s Plus に買い換えた時は全く期待していなかったというか、目的にはなっていなかった 6s Plus のカメラを実際に使ってみて見直したことを書きました。
■ スマホカメラはiPhone 5sレベルで十分!と思っていた私ですが反省しました【前編】 〜Live Photosの副次的効果は日本だと必須!
■ スマホカメラはiPhone 5sレベルで十分!と思っていた私ですが反省しました【後編】 〜Plusの手振れ補正は絶大
そして、iPhone 6/6s の Plus モデルには光学式手ブレ補正が内蔵されているので、動画を撮っているときに従来までのような細かな手ブレが軽減され、後から見た時にグラグラしまくりの気持ち悪い動画になることも少なくなり、6s Plus に買い換えてから、今までになく iPhone で動画を撮るようになりました。
(光学式手ブレ補正があるとはいえ、手持ちで撮っている限りそれなりに揺れるけど、細かいブレがなくなっただけでも大画面で見た時の見やすさが段違い)
(従来は一眼レフでしか撮ってなかった被写体も iPhone 動画で)
また、以前は iPhone で動画を撮っても、画面が小さいせいで指先一つでトリミングするのもなかなか上手く行かず、
- iPhone で動画撮ったけど iPhone 内で編集する気にならず
- パソコンに動画ファイルを取り込んでから編集してアップしよう
- パソコンに取り込んで大画面で見ると画質もブレも酷くて編集する気力減退
- iPhone で動画撮っても全て放置プレイ
というパターンばかりでした。
しかし、iPhone 6s Plus にしてからは
- この画面サイズなら動画見るのも簡単な編集もやる気になる
- 処理能力が 5s よりは遙かに高いので、4K じゃなく Full HD で簡単な編集なら非常にスムースに作業できてストレスなし
- あとでパソコンの大画面で見ても手ブレが許容レベル
ということで、ちょっと動画を撮っては iPhone 6s Plus 内で編集してアップしています。(大したものは載せていませんが)
凝った編集はするつもりはないので、トリミング程度なら写真アプリで済ませてしまいますし、そうでない場合も iMovie アプリです。(むかし色々な動画編集アプリを買っていた記憶はありますが、必要としないので)
いずれにしても、うちのロートルな古いパソコンで編集するより iPhone 6s Plus で編集する方がサクサク快適なくらいなので、それもあって iPhone 6s Plus で動画編集をするようになりました。
まぁその程度のことすら今までやってこなかったのに、iPhone 6s Plus になってやる気になったというのは、端から見れば低レベルな話ですが、私にとって大きな変化です。
iPhone 6s Plus で久しぶりに動画撮影の楽しみを思い出した
って感じですね。
昔は車載動画を撮って編集してネットに上げていましたが(たぶんネットに車載動画をアップするはしりの頃)、その後はすっかり動画に興味を失って、ビデオカメラももう5年以上放置したままですからねぇ…
ただ、そんな iPhone 6s Plus の動画撮影・編集ですが、撮影については
4K じゃなく Full HD 60p でも 30℃近い日中下では
10〜15分くらいで端末が熱々になって画面がおかしくなる
熱暴走直前の状況になっていたので、高ビットレートの動画の熱回りはなかなか厳しいなあって感じです。(Full HD 30p にすると 20分以上回していても全く平気でした)
4K は別に要らないのですが 60p での撮影はしたいので、これからの季節 1080/60p は短時間しか使えないとなるとちょっと嫌かもですね…
例によって、ダラダラと長くなりましたので、残りの iPhone 6s Plus に換えてからヤル気になった幾つかのことは次回に。
(続き)→ 小さなiPhoneでは敬遠していたけど、大画面の6s Plusに替えてヤル気になった幾つかのこと【中編】外部キーボードを組み合わせての作業
(Kindle 以外の電子書籍も電子インクで読みたくて YotaPhone も随分考えたが…)
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