過去2回、ドコモ系格安 SIM へ MNP するのに DMM mobile を決めた理由と、実際に懸念していた DMM mobile (というか IIJmio 系 MVNO)の速度について一ヶ月使ってきた中での実感、実測を記してきました。

業界最安値もやまぴーもどうでもいいけど DMM mobile を使い始めてみた 〜複数SIM利用だと結局 IIJmio 系が安いのよね編
DMM mobile を使い始めてみて一カ月 〜IIJmio系MVNO、DMMmobileは最近すっかり遅いという評判は本当か?編

回線速度はもちろん重要なことですが、必ずしもそれだけで MVNO 格安SIM の良さが決まるわけでもありません、個人的には
  • 前々回書いたように速度測定アプリで回線速度が速くても画像や動画ファイルの表示速度、アップロード時に速度規制をかけるなど、見えない制約をかけていない
  • 純正アプリをリリースして当月の通信可能容量を手間なく確認できたり、必要時には低速・高速モードの切り替えがすぐ可能なこと
  • iPhone のプロファイルがちゃんと用意されていること
  • MNP 時には先に SIM だけ送られてきて、ユーザーの任意のタイミングで MNP 切り替えできること
    (MNP する前の回線を切り替え直前まで使えること)

この4つは譲れないと思っています。

特に最後の点は、従来の「ネット申し込みの格安 SIM へ MNP する時は、電話が使えなくなる期間が出てきてしまう」という問題が完全に解消されるサービスなので、このユーザーが任意時点で MNP 切り替え可能かどうか、という点は大きなアドバンテージになると思っています。

DMM mobile はこれらの点を全て満足していたのも、有力選択肢に成りえた大きな理由ですし、最終的に MNP した理由の一部でもありました。

ただ、使ってきて良かったこと、少々足りないことはありましたので、申し込み時点からの使い勝手について述べておきたいと思います。




【1】申し込みから(1枚目の)SIM到着までは2日、MNP切り替え時間は2時間半

4月1日という月初めというだけではなく年度切り替えでもあるタイミングなので、決して空いている時ではなかったと思いますが、オンラインで申し込んでから MNP した1枚目のメイン SIM 到着までは速く、申し込んだ翌々日には届きました。

申し込みから SIM 送付までのタイミングは状況により異なると思いますが(月末近くは遅くなる可能性は高い)、私の場合の時系列を記しておくと、以下のようになります。
  1. (4/1 10:35) DMM 会員登録および DMM mobile 申し込み(クレジットカード登録・本人確認書類送付前)
  2. (4/1 10:45) クレジットカード登録、スキャンした免許証画像送付して、DMM mobile 申し込み完了
  3. (4/1 12:00) 本人確認完了のメール到着
  4. (4/1 14:00) 初回料金決済完了メール到着(クレジットカード認証完了)
  5. (4/2 19:00) SIM 発送のメール到着(クロネコヤマト)
  6. (4/3 11:50) 宅急便(SIM)受け取り
  7. (4/3 12:05) MNP 切り替え申し込み(数分後に切り替え受付メールが届く)
  8. (4/3 14:35) MNP 切り替え完了のメール到着(プロファイルダウンロード or APN 設定していれば利用可能に)

このような感じで、申し込みから2日強で MNP が完了しました。もちろん、MNP 切り替えをウェブから申し込むまでは MNP 前の電話、データー通信が利用可能ですので、

電話が使えないのは実質2時間半でキャリアショップと大差ないし
それが自宅で自分の好きなタイミングでできる


というのは、自分で APN 設定などができる人にとっては、むしろ大手キャリアショップで手続きするより便利だと思うほどです。

(MVNE の IIJmio では開通手続きを行った直後から低速通信が可能になり、手続き完了メール到着後から高速通信も可能になる、という更に使えない期間を削減したシステムになっていますが、DMM mobile はそこまでではないようです)

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【2】最初に SIM 3枚同時申し込みしたが、MNP のメイン SIM 以外は3〜4日遅れてやってくる

申し込み時に、「MNP するメイン SIM の MNP 処理が確認されてから残りの 2枚の SIM を配送手続きに入る」と明記されていますが、データー通信 SIM の方は前月末で契約を切っていたため、ちょっと届くのにもどかしかったですね。

残り2枚のデーター通信 SIM が届くまでの経緯は以下のとおりでした。
  1. (4/3 14:35) メイン SIM の MNP 切り替え完了のメール到着
  2. (4/5 22:00) 残り2枚の SIM 発送のメール到着
  3. (4/6 9:00) 残り 2枚の SIM 開通処理(利用可能に)

申し込みから5日後には残り2枚の SIM も利用可能になるわけで、決して遅くはないのでしょうが、メイン SIM の手続きが早かった分、残り 2枚が遅れてやってくるのは待ち遠しかった?です。結局この日は受け取れずに翌日から使い始めることになりました。



【3】シェアプランは 3枚まで SIM が利用できて通話 SIM も3枚利用できるが、MNP 可能なのはメイン SIM 1枚だけ

これも規約に明記されているのですが、後から「家族の SIM を統合してもいいかもな?」と思った時に調べて気付きました。ベースとなる MVNE の IIJmio では複数回線の MNP、後からの MNP を可能にしているので、DMM mobile も可能かと思ったのですが、そうではないようです。



【4】DMM mobile マイページはシンプルながら機能的に過不足なく使いやすい

格安 SIM は契約から各種設定変更まで全て自分の手でネットを介して行うのが常ですが、それだけに設定ページ、情報ページは重要になります。

私自身、b-mobile、IIJmio、OCN モバイル ONE、DTI、So-net、bb.Excite、mineo と色々なところを使ってきて、各社様々なユーザー設定ページを見てきましたが、

DMM mobile のユーザー設定ページは合格点


ではないかと思います。

特に優秀とは思いませんが、機能的に不足なく、ページデザインがシンプルで好印象ですね。割と頻繁に使うものですから、ゴテゴテしたところがないのは良いですね。

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(DMM mobile マイページトップ)

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(SIM 毎の日別通信量リストページ)

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(契約内容変更ページ)


トップページで、月間高速通信容量の残量と有効期限が一目瞭然ですし、全ての SIM の高速低速切り替え、容量追加チャージなどがページ遷移なくできるのは良いですね。

日々の通信量の確認(SIM 別)、契約内容や請求金額の確認、翌月のプラン変更や SIM 変更などの手続き、といった 猴って当たり前 の機能ページはもちろん、高速通信容量の残量が月間プラン容量の 20% を切ったらメール通知してくれる機能もあるので、突然の使いすぎにも対応できるのはありがたいですね。

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(家族と共用していると、こういう機能は有難い)


ヘルプページの内容もまずまず不足ないですし(他社でもっと細かい点まで充実しているところはあるが)、スマートフォン用のページもパソコン用ページと機能的には変わりありません。(レスポンシブデザインなので表示を変えているだけ)

一ヶ月あまり使ってきた中では、DMM mobile のユーザーページに不満を感じることはなかったですね。

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(スマホ版 DMM mobile マイページトップ)

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(上記画面を下へスクロールすると容量の有効期限やスイッチがある)

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(スマホ版のメニュー内容もパソコン版と同じ)

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(SIM 毎の日別通信量もパソコン版と同じように表示可能)


サポートについては使ったことがないので、今後使うようなことがあれば違った評価になる可能性はあるのは言うまでもありません。そこは使って初めて判ることですから、今の時点ではなんとも言いようがないです。

唯一、若干のマイナス点としたら、DMM 全体のマイページと DMM mobile のマイページの区別が判りにくいというのはあるかもしれません。右上に DMM mobile のマイページより目立つ DMM のマイページその他のアイコンが並んでいますからね…

ヘルプページもそういうところがあり、これは Excite あたりでも同じでしたが、コンテンツプロバイダが MVNE から手軽に回線借りてやってる MVNO にはありがちなことなのでしょう。



【5】公式アプリは最低限のことは可能だが、物足りない

DMM mobile には公式のスマホアプリも用意されています。

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DMM mobile (iOS AppStore)
DMM mobile (Google Play)

ただし、パソコン・スマートフォンのマイページと違ってアプリには機能制限があるので、できることは限られています。
  • 高速通信容量の残量
  • 容量の追加チャージ
  • 高速低速通信の切り替えスイッチ
    (1つのアプリで全ての SIM を個別に切り替え可能)
  • 請求内容確認
  • 高速通信容量の残量通知(容量の20%を切ったらメール通知する機能)のオンオフ
  • チャージ履歴の閲覧

のみになっており、

SIM毎の日別通信量(3日間通信量)が判らない


というのもありますし、高速通信容量の有効期限も判らなければ、翌月の容量プラン変更もできません。

それらはブラウザで DMM mobile マイページを見るしかありませんから、この DMM mobile アプリはザッと月間高速通信容量の残量をチェックするのと低速高速通信の切り替えのみ、のアプリと言ってもいいでしょう。(それで6〜7割は賄えるのですが)

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また、
  • プルダウンメニューに無意味にデカデカと契約者名を表示する鬱陶しさ
    (たまにこういうアプリがあるけど、作った奴は頭おかしい)

  • アプリ起動時に、高速通信容量の残量が表示されないことがある
    (メニュー出して TOP を選んでリロードすると表示される)

という変な仕様とかバグっぽい動作があって、まぁハッキリ言ってしまうとアプリはちょっと手抜きっぽい印象ですね。

せめて、SIM毎の日別通信量と高速通信容量の期限くらいは表示できるようにして欲しいところ。公式アプリの作りだけは、ちょっと残念です。

ちなみに、この公式アプリは契約回線の端末以外にインストールしても動作します。



【6】翌月のプラン変更は当月24日まで、というのは早すぎる

MVNO 格安 SIM プロバイダーでは最終日ギリギリまで変更可能というところは少ないですが、それにしても 24日までというのは、ちょっと早いですね。当月の使用状況を見て翌月のプランを判断するには、早すぎます。

月末日までプラン変更可能とは言わなくても、月末日の前日ないし前々日くらいを翌月分プラン変更の期限にして欲しいものです。


一ヶ月使ってきて使い勝手面で感じたのは、これらくらいでしょうか。公式アプリには物足りなさを感じますが、概ね印象は良いです。

個人的には別途契約している回線があって、そちらでデーター通信容量が毎月 2〜3GB ありますから月間高速通信容量が最低 8GB からではなく、6GB あたりのもっと安いプランがあってもいいかな?とは思っています。(その点、同じ IIJmio 系のイオンモバイルの方がプラン自由度が高い)

DMM mobile は通常の月額料金を安くすることを優先しているのか、「○ヶ月無料」「×ヶ月割引」といったキャンペーンがあまりないので、どうしても地味に見えますが、通話 SIM も含めた複数 SIM を比較的安く、データー通信量多めで維持したい人には良い選択肢だと思います。

DMM というとどうしても R18 系コンテンツ、AKB その他の芸能コンテンツであったり、近年では「艦これ」などのソーシャルゲームで有名でありますが、某とか某 MVNO みたいに

モバイル回線を契約したら他事業のDMがやたら送られてくる、なんてこともない


ので、そのあたりも含めてちゃんとしている、気にせず使えます。

そんなわけで、MVNO 格安 SIM ゆえに昼休み時間帯などで多少の我慢を必要とする場面はあるものの、それ以外は特に不満なく使えている DMM mobile との一ヶ月あまりです :-)