ゴールデンウィークも最終盤になってきた週末ですが、先日の3連休には岩国へ「日米親善デー MCAS Iwakuni friendship day」(以下、岩国FSD)という海上自衛隊と米軍海兵隊の合同エアショーへ行ってきましたが、やはりそこで改めて痛感したのは、
ということでした。
熊本地震の影響で自衛隊の参加がなくなり、ブルーインパルスが来なかった分だけ来場者数は少なめでしたが、17万5千人もの人が押し寄せる訳ですから、当然電波の入りは悪くなります。
特にドコモはショー開始1時間前の9時頃からショー終了後までずっと、まともに通信はできませんでした。LTE 表示でもアンテナピクトが1個点くか点かないかで、常時 3G と行ったり来たりするだけでなく、頻繁に圏外表示に。そのような状況ですから LINE で友達と連絡取るのも一苦労でした。(おかげで端末バッテリーの減り方は激しくなるし!)
ところが au の方は遅いながらも通信がなんとか常時確保できる状態で(LTE 表示でアンテナピクトは2個程度)、au 端末で情報を見たり、必要な時はテザリングでドコモ回線が死んでいる分をカバーできたので助かりました。これまでも何度か経験していることですが、ダブルキャリアはやはり安心です。
もちろん、山間部などの僻地へ行くと au の方が先に圏外になって「やっぱり安心安定のドコモやな!」と言うことも度々ありますし、人の集まるイベントでは各キャリアの臨時中継局の状況によって、安定しているキャリアは変わります。
今年になって docomo、au 両回線の契約をそれぞれの MVNO(格安 SIM)契約に変えたわけですが、
という自分の判断は間違ってなかったかな、と改めて思ったりしています。イベントなどの混雑時になると格安 SIM だろうが大手キャリア直接契約だろうが、基地局までの混雑で繋がりにくいのは変わらないですからね。
さて、前回記事でドコモ契約だった回線を MNP で DMM mobile にした理由を述べました。
■ 業界最安値もやまぴーもどうでもいいけど DMM mobile を使い始めてみた 〜複数SIM利用だと結局 IIJmio 系が安いのよね編
それまで別途契約していた 3回線分のデーター通信 SIM 契約もまとめたかったので、複数回線をリーズナブルに運用できる MVNO となると結局は IIJmio 系列になってしまいました。
その IIJmio 系列の中でも過去に契約したことのないプロバイダー、月間高速通信容量を随時選べて変更できる複数プランを用意しているプロバイダーということで DMM mobile にしてみたのですが、懸念は
ちょっと前までは安定安心のブランド IIJmio だったはずですが(今でも安心感はあるけど)、格安SIM プロバイダーの回線速度比較をしているサイトを見ていると判るように、昼休み時間帯の混雑時は遅い方になっていますし、回線速度そのものより反応速度として重要な ping 値の悪さが気になります。
当然ながら、そういった昨今の IIJmio 系列の速度低下を判った上で DMM mobile を契約したわけで、そのあたりは
そう思っているので、いま「○○が速いよ」と言っても半年後、1年後にはどうなってるやらなので、最低限自分が使えると思ったらそれでいいと思っています。
(実際、数ヶ月前まではコスパ最高と言われていたプロバイダーが並み以下になることも珍しくない世界ですし、以前は高評価だった OCN モバイル ONE が最近は低評価突っ走っていたりとかしますので)
とはいえ、サブ回線ではなくメインの回線契約で使い始めてみると、混雑時間帯でもある程度は使えてくれないと困ります。「動画は見なくても、Twitter や Instagram の写真くらいは混雑時でもスムースに見たい」そう思うわけです。
というわけで、4月のあいだ、昼休みの混雑時を中心に回線速度を測りつつ、実際に使ってみたわけですが、感想を率直にひと言で言うと……
と言っても過言じゃないでしょう。
逆に言えば、最混雑時間帯であってもテキスト中心のスマホ向けページなら問題なく閲覧できますし、LINE や Twitter なども文字情報やスタンプくらいなら特に支障を感じることはありませんでした。
ただ、昼休み時間帯に動画閲覧は論外の遅さなのは事実ですし、
のは事実です。
画像表示まで待たされる時間は、その時の回線状態や画像サイズによって異なりますが、軽く小さな画像なら数秒待てば表示され、大きな画像だと表示できずにエラーになることもあります。

(Twitterタイムラインも画像だけは待たされてから表示になる)

(最混雑時は回線状況や画像サイズによっては読み込めないことも度々)

(クラウドにある写真ファイルもサムネイルからなかなか表示されない…)
まー、このあたりは格安SIM、MVNO ゆえに仕方ないことですね。こればかりは覚悟の上で契約するしかありません。
「動画配信がメインの DMMmobile なのに動画が見られない」なんて言ってる人もいますが、回線はまんま IIJmio ですからね。プロバイダー独自の部分が少ない分、安心安定ですが、回線速度もほぼ IIJmio 系列で同じ印象です。(直前まで同じ IIJmio 系列の bb.Excite のデーター通信 SIM を使っていた実感と同じ)
あくまで 2016年4月の状況ですが、昼休み時間帯に回線速度を計測した結果は以下のようになります。(IIJmio 系列は一部のプロバイダのようにファイル種類や接続先によって回線速度の操作がないので、回線速度結果と体感が概ね比例します)
これを見ると
という実際の使用感どおりの結果になっています。
また、
というのも格安 SIM、MVNO にありがちなことで、DMM mobile(IIJmio 系)でも同じことが言えます。

上記数値はそれぞれ違う日に計測したものを時間順に並べ替えたものですが、概ね
ということが判るかと思います。
このあたりは IIJmio meeting(IIJmio のユーザーミーティング)でも語られており、昨夏の状況説明スライドでも混雑時に辛くなる状態がどのようにして発生するかを説明されています。
また、昼休み時間帯以外の状況ですが、昼休み時間帯以外は画像読み込みがエラーになるほど混雑したり、動画以外で待たされてストレスが溜まるようなことはないと感じています。
ただし、
のも事実で、(動画読み込み以外では)待たされ感はなくて使うのに何の問題もないものの、速い!と感じるほどでもありません。
プライムタイムの速度は上記 IIJmio 解説スライドにもあるように曜日によって違うようで、その時々によって体感も違うのですが、「全然問題なく快適だ」という時と「やや、もたつくかな?」という時の両方があるように思います。(もたつく時も、待たされるというほどではない)
また、動画表示に関しては、例えば Youtube なら 360p くらいまでの低解像度表示ならプライムタイムでもほぼストレスを感じません(状況によっては 480p でも問題なし)。ただ、それ以上、特に HD 動画などの高解像度表示は回線速度に余裕のある昼休み時間帯以外の日中や深夜早朝じゃないと快適とは言えないと思います。

(別の日のプライムタイムに速度計測したものを時間順に並べ替えた)
朝8〜9時の朝通勤時間帯、12時過ぎ〜13時の昼休み時間帯、18〜23時のプライムタイムという混雑時間帯および比較的混雑する時間帯を除けば、格安 SIM といえども快適です。
混雑時の余裕のなさが格安 SIM の「格安」たる理由でもありますから、そこを割り切れるかどうかがポイントになるでしょうし、
と言えると思います。(動画閲覧メインの人は除く)

(混雑時以外の速度は高解像度動画含めて何をやっても快適)
ということで、「DMM mobile(IIJmio 系 MVNO)は最近すっかり遅いという評判は本当か?」ということに対しての結論は、
「昼休み時間帯は間違いなく遅く、テキスト以外はストレスが溜まる。が、それ以外の時間帯は特にストレスを感じることもない」
ですね。
まぁ他の格安 SIM でも、回線増強で短期的に速度が向上することはあるものの、昼休み時間帯にも安定して快適な速度を出し続けているのは格安 SIM というには結構お値段の高い WonderLink F と UQ mobile などであり(Y!mobile は格安 SIM に入らないと思ってるので除外)、
という携帯通信ならぬネットにおける常識を繰り返すだけになっています。
今回、私はドコモ、au ともに、両回線の MVNO、格安 SIM に切り替えましたが、それは
という判断でした。
このあたりは、DMM mobile(IIJmio 系列)の一部時間帯の遅さも含めて、評価は人それぞれ変わるところだと思いますので、とりあえず個人的な状況提供として以上報告しておきます。
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やっぱり docomo と au のダブルキャリア利用は必要やね!
ということでした。
熊本地震の影響で自衛隊の参加がなくなり、ブルーインパルスが来なかった分だけ来場者数は少なめでしたが、17万5千人もの人が押し寄せる訳ですから、当然電波の入りは悪くなります。
特にドコモはショー開始1時間前の9時頃からショー終了後までずっと、まともに通信はできませんでした。LTE 表示でもアンテナピクトが1個点くか点かないかで、常時 3G と行ったり来たりするだけでなく、頻繁に圏外表示に。そのような状況ですから LINE で友達と連絡取るのも一苦労でした。(おかげで端末バッテリーの減り方は激しくなるし!)
ところが au の方は遅いながらも通信がなんとか常時確保できる状態で(LTE 表示でアンテナピクトは2個程度)、au 端末で情報を見たり、必要な時はテザリングでドコモ回線が死んでいる分をカバーできたので助かりました。これまでも何度か経験していることですが、ダブルキャリアはやはり安心です。
もちろん、山間部などの僻地へ行くと au の方が先に圏外になって「やっぱり安心安定のドコモやな!」と言うことも度々ありますし、人の集まるイベントでは各キャリアの臨時中継局の状況によって、安定しているキャリアは変わります。
今年になって docomo、au 両回線の契約をそれぞれの MVNO(格安 SIM)契約に変えたわけですが、
混雑時の通信速度その他で不利な点がある格安 SIM にしても
docomo、au のダブル回線契約は確保したかった
docomo、au のダブル回線契約は確保したかった
という自分の判断は間違ってなかったかな、と改めて思ったりしています。イベントなどの混雑時になると格安 SIM だろうが大手キャリア直接契約だろうが、基地局までの混雑で繋がりにくいのは変わらないですからね。
さて、前回記事でドコモ契約だった回線を MNP で DMM mobile にした理由を述べました。
■ 業界最安値もやまぴーもどうでもいいけど DMM mobile を使い始めてみた 〜複数SIM利用だと結局 IIJmio 系が安いのよね編
それまで別途契約していた 3回線分のデーター通信 SIM 契約もまとめたかったので、複数回線をリーズナブルに運用できる MVNO となると結局は IIJmio 系列になってしまいました。
その IIJmio 系列の中でも過去に契約したことのないプロバイダー、月間高速通信容量を随時選べて変更できる複数プランを用意しているプロバイダーということで DMM mobile にしてみたのですが、懸念は
最近 IIJmio 系列の格安 SIM は遅いという評判
ちょっと前までは安定安心のブランド IIJmio だったはずですが(今でも安心感はあるけど)、格安SIM プロバイダーの回線速度比較をしているサイトを見ていると判るように、昼休み時間帯の混雑時は遅い方になっていますし、回線速度そのものより反応速度として重要な ping 値の悪さが気になります。
当然ながら、そういった昨今の IIJmio 系列の速度低下を判った上で DMM mobile を契約したわけで、そのあたりは
格安SIM 業者の回線速度なんて栄枯盛衰激しいしなぁ
そう思っているので、いま「○○が速いよ」と言っても半年後、1年後にはどうなってるやらなので、最低限自分が使えると思ったらそれでいいと思っています。
(実際、数ヶ月前まではコスパ最高と言われていたプロバイダーが並み以下になることも珍しくない世界ですし、以前は高評価だった OCN モバイル ONE が最近は低評価突っ走っていたりとかしますので)
とはいえ、サブ回線ではなくメインの回線契約で使い始めてみると、混雑時間帯でもある程度は使えてくれないと困ります。「動画は見なくても、Twitter や Instagram の写真くらいは混雑時でもスムースに見たい」そう思うわけです。
というわけで、4月のあいだ、昼休みの混雑時を中心に回線速度を測りつつ、実際に使ってみたわけですが、感想を率直にひと言で言うと……
最混雑時間帯(12:15〜12:45)に安定かつ快適に見られるのはテキストのみ
と言っても過言じゃないでしょう。
逆に言えば、最混雑時間帯であってもテキスト中心のスマホ向けページなら問題なく閲覧できますし、LINE や Twitter なども文字情報やスタンプくらいなら特に支障を感じることはありませんでした。
ただ、昼休み時間帯に動画閲覧は論外の遅さなのは事実ですし、
Twitter や Instagram の画像は表示まで少し or だいぶ待たされる
のは事実です。
画像表示まで待たされる時間は、その時の回線状態や画像サイズによって異なりますが、軽く小さな画像なら数秒待てば表示され、大きな画像だと表示できずにエラーになることもあります。

(Twitterタイムラインも画像だけは待たされてから表示になる)

(最混雑時は回線状況や画像サイズによっては読み込めないことも度々)

(クラウドにある写真ファイルもサムネイルからなかなか表示されない…)
まー、このあたりは格安SIM、MVNO ゆえに仕方ないことですね。こればかりは覚悟の上で契約するしかありません。
「動画配信がメインの DMMmobile なのに動画が見られない」なんて言ってる人もいますが、回線はまんま IIJmio ですからね。プロバイダー独自の部分が少ない分、安心安定ですが、回線速度もほぼ IIJmio 系列で同じ印象です。(直前まで同じ IIJmio 系列の bb.Excite のデーター通信 SIM を使っていた実感と同じ)
あくまで 2016年4月の状況ですが、昼休み時間帯に回線速度を計測した結果は以下のようになります。(IIJmio 系列は一部のプロバイダのようにファイル種類や接続先によって回線速度の操作がないので、回線速度結果と体感が概ね比例します)
これを見ると
- 最混雑時には(タイミングによって)0.5Mbps を割るような状態であり、そのような時は Twitter や Instagram の画像ファイル読み込みが待っても表示されずにエラーになることが頻発
- そうでない時も ping値(反応速度とも云うべき値)が 100ms を超えているため、回線速度そのものが 0.7Mbps 以上あっても、体感では待たされ感が強くなる
という実際の使用感どおりの結果になっています。
また、
昼休み時間帯を少しでも外すと劇的に速い
というのも格安 SIM、MVNO にありがちなことで、DMM mobile(IIJmio 系)でも同じことが言えます。

上記数値はそれぞれ違う日に計測したものを時間順に並べ替えたものですが、概ね
- 昼休み時間帯から30分近く離れた11時半や13時半頃は、激速いと言ってもいい速度(ping値含む)
- 12時ごろ、13時ごろだと使う人もまだ少なくて、十分実用的な速度
- やはり12時10〜15分あたりから12時45〜50分までの30〜40分間が劇的に遅くなる
ということが判るかと思います。
このあたりは IIJmio meeting(IIJmio のユーザーミーティング)でも語られており、昨夏の状況説明スライドでも混雑時に辛くなる状態がどのようにして発生するかを説明されています。
また、昼休み時間帯以外の状況ですが、昼休み時間帯以外は画像読み込みがエラーになるほど混雑したり、動画以外で待たされてストレスが溜まるようなことはないと感じています。
ただし、
18〜19時くらいから23時までのプライムタイムは決して速くない
のも事実で、(動画読み込み以外では)待たされ感はなくて使うのに何の問題もないものの、速い!と感じるほどでもありません。
プライムタイムの速度は上記 IIJmio 解説スライドにもあるように曜日によって違うようで、その時々によって体感も違うのですが、「全然問題なく快適だ」という時と「やや、もたつくかな?」という時の両方があるように思います。(もたつく時も、待たされるというほどではない)
また、動画表示に関しては、例えば Youtube なら 360p くらいまでの低解像度表示ならプライムタイムでもほぼストレスを感じません(状況によっては 480p でも問題なし)。ただ、それ以上、特に HD 動画などの高解像度表示は回線速度に余裕のある昼休み時間帯以外の日中や深夜早朝じゃないと快適とは言えないと思います。

(別の日のプライムタイムに速度計測したものを時間順に並べ替えた)
朝8〜9時の朝通勤時間帯、12時過ぎ〜13時の昼休み時間帯、18〜23時のプライムタイムという混雑時間帯および比較的混雑する時間帯を除けば、格安 SIM といえども快適です。
混雑時の余裕のなさが格安 SIM の「格安」たる理由でもありますから、そこを割り切れるかどうかがポイントになるでしょうし、
DMM mobile(IIJmio 系)の速度も動画以外なら昼休み以外は問題ない
と言えると思います。(動画閲覧メインの人は除く)

(混雑時以外の速度は高解像度動画含めて何をやっても快適)
ということで、「DMM mobile(IIJmio 系 MVNO)は最近すっかり遅いという評判は本当か?」ということに対しての結論は、
「昼休み時間帯は間違いなく遅く、テキスト以外はストレスが溜まる。が、それ以外の時間帯は特にストレスを感じることもない」
ですね。
まぁ他の格安 SIM でも、回線増強で短期的に速度が向上することはあるものの、昼休み時間帯にも安定して快適な速度を出し続けているのは格安 SIM というには結構お値段の高い WonderLink F と UQ mobile などであり(Y!mobile は格安 SIM に入らないと思ってるので除外)、
コストと安定した回線速度は概ね比例する
という携帯通信ならぬネットにおける常識を繰り返すだけになっています。
今回、私はドコモ、au ともに、両回線の MVNO、格安 SIM に切り替えましたが、それは
- 時間帯による速度的不利を甘受できる
- バイル回線で動画を頻繁に見ることもないので、混雑時間帯以外でもさして高速な回線を欲しているわけではない
- それよりもコスト(と月間高速通信容量の多さ)優先
- ドコモ、au 両回線の維持
という判断でした。
このあたりは、DMM mobile(IIJmio 系列)の一部時間帯の遅さも含めて、評価は人それぞれ変わるところだと思いますので、とりあえず個人的な状況提供として以上報告しておきます。
■ DMM mobile - 業界最安値水準の格安スマホ・SIM!速い!つながる!
(Amazonでパッケージ販売してるプロバイダはそれを買うのが一番お得)
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