気がつけば、EOS 6D を購入してから1年が経っていました。まだ1年か、というくらい自分の中では有って当たり前な存在になっています。
■ EOS M3 を買うのを止めた代わりに買った次期サブ機は……
EOS 7D Mark II 発表・発売を機に、ミラーレス初号機(パナソニック DMC-G1)から使ってきた各種ミラーレス機を全部処分してデジタル一眼レフだけの体制に戻ってきたのですが、サブ機がない状況でしたので EOS M3 を買おうとして予約したものの、発売前に実機を触って納得いかず、なぜか EOS 6D をサブ機に買ってしまった、という散財でした。
元々キヤノンへ鞍替えしたのが初のコンシューマー向けフルサイズ機だった EOS 5D をどうしても使いたくなったため(あとEF100-400mm の存在)でしたから、一時期 APS-H と APS-C だけにしていたもののフルサイズに戻ってくるのは必然だったかもしれません。
とはいえ、EOS M3 を買うつもりが EOS 6D(EF24-70mm F4L IS USM のキット)を買ったのですから、当初予算の2倍の出費であり、その余波は今に至るまで続いてるような感じです(^_^;)
ただ、EOS 6D を買う前から「このレンズを買ってフルサイズで使いたい」と思っていた EF16-35mm F4L IS USM もすぐに購入し、「やっぱり期待通りのレンズだった」と満足していることもあり、基本的には
というのは、1年経った今なお変わりません。
もちろん、EOS 6D は廉価フルサイズ機であり、上位機 EOS 5D Mark III に比べると画質を除けば一世代遅れていますし、当方のメイン機である APS-C フラッグシップの EOS 7D Mark II と比べても画質以外では優れてる点の方が少ないのですが、やはりフルサイズの画質は多少無理してでも手元に1台あって良かったと思うことが多い1年でした。
■ EOS M3 を買うのを止めた代わりに買った次期サブ機は……
EOS 7D Mark II 発表・発売を機に、ミラーレス初号機(パナソニック DMC-G1)から使ってきた各種ミラーレス機を全部処分してデジタル一眼レフだけの体制に戻ってきたのですが、サブ機がない状況でしたので EOS M3 を買おうとして予約したものの、発売前に実機を触って納得いかず、なぜか EOS 6D をサブ機に買ってしまった、という散財でした。
元々キヤノンへ鞍替えしたのが初のコンシューマー向けフルサイズ機だった EOS 5D をどうしても使いたくなったため(あとEF100-400mm の存在)でしたから、一時期 APS-H と APS-C だけにしていたもののフルサイズに戻ってくるのは必然だったかもしれません。
とはいえ、EOS M3 を買うつもりが EOS 6D(EF24-70mm F4L IS USM のキット)を買ったのですから、当初予算の2倍の出費であり、その余波は今に至るまで続いてるような感じです(^_^;)
ただ、EOS 6D を買う前から「このレンズを買ってフルサイズで使いたい」と思っていた EF16-35mm F4L IS USM もすぐに購入し、「やっぱり期待通りのレンズだった」と満足していることもあり、基本的には
EOS 6D も、それに合わせて揃えたレンズも買って良かった
というのは、1年経った今なお変わりません。
もちろん、EOS 6D は廉価フルサイズ機であり、上位機 EOS 5D Mark III に比べると画質を除けば一世代遅れていますし、当方のメイン機である APS-C フラッグシップの EOS 7D Mark II と比べても画質以外では優れてる点の方が少ないのですが、やはりフルサイズの画質は多少無理してでも手元に1台あって良かったと思うことが多い1年でした。
今春発売の EOS-1D X Mark II や EOS 80D では新世代プロセスセンサーによる画質改良が明らかなものの、従来機である EOS 7D Mark II ではキヤノン伝統の暗部ノイズの多さに毎度悩まされており、画質的にそれを補うために(機能的には今ひとつでも)フルサイズ機があると心強く感じました。
と同時に、フルサイズの画質上位性を持ってメインで使おうとすると、私の主被写体においては AF 性能その他でストレスを感じることは多く、昨今の懇切丁寧な機能がない分、
だなぁ、という気もしました。それだけに今でも私の技量では EOS 6D の性能を全然引き出せてないなあ、と思うことは多いです。
そういった EOS 6D の機能に対するストレス、自分の技量が反映されやすいことでのストレスも感じるのですが、最近はむしろ開き直って、
として使うことも多くなりました。
こんな「コンパクトデジカメ、いやスマホで十分やろ!?」という糞スナップ写真に25万円を超える組み合わせの一眼レフを使うのも馬鹿みたいな話ですが、フルサイズ機なら ISO 3200 まで上がっても画質的に余裕がありますし、こんな適当スナップなら EOS 6D でも ISO 6400 くらいまでは全然問題ありません(最新フルサイズ機なら ISO 12800 でも大丈夫でしょう)から、
ということはあって、最近何かのイベントとかに行く時は EOS 6D + EF16-35mm F4L IS USM の組み合わせで撮ってることが多くなりました。
適当スナップで使うにはもったいないお化けが出るような使い方ですし、実際には 24mm 未満を使うこともそう多くないのですが、屋内イベントだと引ける安心感みたいなのがあり、1635メインになっています。画質的にも EF16-35mm F4L IS USM は安心できるというか、EF24-70mm F4L IS USM の広角側と比べても明らかに良いので、すっかりお気に入りです。
おかげで本来一番便利なはずの EF24-70mm F4L IS USM の出番が少ないですし、適当スナップ機として買ったコンパクトデジカメ PowerShot G7 X の出番はもっとありません。(本当にちょい撮りなら iPhone 6s Plus の画質&手振れ補正も侮れませんから)
EOS APS-C 用の EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM も小さく軽い超広角ズームで、お気軽広角スナップ用途には向いていましたし、気に入ってました。ミラーレス機でも富士フイルム XF14mm F2.8 R とか XF10-24mm F4 R OIS とか、ミラーレス初期の銘レンズとも言えるパナソニック LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 も良かったのですが、今の EOS 6D + EF16-35mm F4L IS USM の組み合わせは一番のお気に入りです。
スナップカメラというには EOS 6D はあまりにも大きく重いのですが、もっと重いのがメインカメラですから、今のところあまり気になってませんし、身体が続く限りは一眼レフで、と決めたので、これくらいのサイズ感重量感は日常使いに一番良いと思えるくらいです。(思うようにしている面もあるけどね! ^^;)
とまぁ、基本的には EOS 6D(と、それとともに購入したレンズ)は気に入ってるのですが、やっぱり難点もストレスも感じています。ざっと列挙すると…
自分の腕の無さを棚に上げてストレスを感じる点を挙げると、以上のところでしょうか。最後の点なんかは EOS 6D の良さ(軽さ小ささ)でもあるので、これは仕方ないところですね。
適当スナップを除けば、主被写体がサッカー、アメフト、飛行機、モータースポーツなので(サッカー、アメフトは EOS 6D を使わないけど)、どうしてもそういう被写体に EOS 6D を持ってくると不満を感じることは多くなるのですが、こればっかりは仕方ないですし、それを覚悟で買ったので、不満を言いつつも納得はしています。
もちろん、今でも「さらに無理してでも EOS 5D Mark III を買っとくべきだったかなぁ」と思うことはあるのですが、EOS M3 を買うつもりが 6D になった時点で無理しすぎだったので、さすがにどうにもなりませんでしたし、今さらではあります。
画質面では、今春発売になったニコン、キヤノンのフラッグシップ機 D5, EOS-1D X Mark II でさらなる高感度画質の向上が凄いことになっていますが、個人的には「最新鋭機は凄いけど、EOS 6D の画質で不満言ってたらキリがないよなぁ」という感じですね。
AF 性能がもっと良い機種であれば、サッカー撮影や超高感度を利用した夜飛行機撮影にも使えて、もっと高感度を!と言っていたと思いますが、EOS 6D がそういうカメラではないだけに、画質的にもあまり不満は出ていません。
いずれにせよ、EOS 6D は
という目的で買ったので、それについては十分役割をこなしてくれました。
ま、私の撮るもの的に「もう少し AF が…」というのは常にありますけど、この先 EOS 5D Mark IV なり 6D Mark II を買える日が来るのかどうか判りませんので、まだ当分は EOS 6D をフルサイズの愛機として頑張って使いこなしていこうと思っています :-)
と同時に、フルサイズの画質上位性を持ってメインで使おうとすると、私の主被写体においては AF 性能その他でストレスを感じることは多く、昨今の懇切丁寧な機能がない分、
撮り手の技量が如実に表れるカメラ
だなぁ、という気もしました。それだけに今でも私の技量では EOS 6D の性能を全然引き出せてないなあ、と思うことは多いです。
そういった EOS 6D の機能に対するストレス、自分の技量が反映されやすいことでのストレスも感じるのですが、最近はむしろ開き直って、
フルサイズの画質的余裕を生かした適当撮りのスナップ機
として使うことも多くなりました。
こんな「コンパクトデジカメ、いやスマホで十分やろ!?」という糞スナップ写真に25万円を超える組み合わせの一眼レフを使うのも馬鹿みたいな話ですが、フルサイズ機なら ISO 3200 まで上がっても画質的に余裕がありますし、こんな適当スナップなら EOS 6D でも ISO 6400 くらいまでは全然問題ありません(最新フルサイズ機なら ISO 12800 でも大丈夫でしょう)から、
- ISO 上げられる=暗い室内でもシャッター速度稼げる
- 強力な手振れ補正付きレンズが使える
- EF16-35のような超広角れんずが使えるので、室内屋内だと楽
ということはあって、最近何かのイベントとかに行く時は EOS 6D + EF16-35mm F4L IS USM の組み合わせで撮ってることが多くなりました。
適当スナップで使うにはもったいないお化けが出るような使い方ですし、実際には 24mm 未満を使うこともそう多くないのですが、屋内イベントだと引ける安心感みたいなのがあり、1635メインになっています。画質的にも EF16-35mm F4L IS USM は安心できるというか、EF24-70mm F4L IS USM の広角側と比べても明らかに良いので、すっかりお気に入りです。
おかげで本来一番便利なはずの EF24-70mm F4L IS USM の出番が少ないですし、適当スナップ機として買ったコンパクトデジカメ PowerShot G7 X の出番はもっとありません。(本当にちょい撮りなら iPhone 6s Plus の画質&手振れ補正も侮れませんから)
EOS APS-C 用の EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM も小さく軽い超広角ズームで、お気軽広角スナップ用途には向いていましたし、気に入ってました。ミラーレス機でも富士フイルム XF14mm F2.8 R とか XF10-24mm F4 R OIS とか、ミラーレス初期の銘レンズとも言えるパナソニック LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 も良かったのですが、今の EOS 6D + EF16-35mm F4L IS USM の組み合わせは一番のお気に入りです。
スナップカメラというには EOS 6D はあまりにも大きく重いのですが、もっと重いのがメインカメラですから、今のところあまり気になってませんし、身体が続く限りは一眼レフで、と決めたので、これくらいのサイズ感重量感は日常使いに一番良いと思えるくらいです。(思うようにしている面もあるけどね! ^^;)
とまぁ、基本的には EOS 6D(と、それとともに購入したレンズ)は気に入ってるのですが、やっぱり難点もストレスも感じています。ざっと列挙すると…
- AF 測距点が前時代的な11点のみで、面で捉える AF じゃない分、動き物を撮るときに中抜けしやすくて辛い。(自分の技量はとりあえず置いといて ^^;)
- AF 測距点が中央付近だけという前時代仕様なので、動き物相手の構図の処理には結構悩まされる。
- 高感度に強いフルサイズ機なので夜撮影に使いたいが、動き物相手だと AF 測距点が光らないので 7D Mark II に慣れた身としては厳しい。
- 性根も身体も歪んでいて、すぐに右に傾く癖がある私としてはデジタル水準器がないのはかなり辛い。
- 再生画面で詳細情報表示にしないと ISO 感度が表示されないのは地味に辛い。
(簡易情報表示では絞りとシャッター速度のみ) - ライブビュー AF も旧世代で遅すぎ、合焦しないことが多すぎなので、ファインダー撮影での AF 測距点の少なさをライブビューで補いたいと思っても、合焦できるまでに時間が掛かったり、結局 MF でやるしかなくて、どっちにしても大変。
- いくら機能が一世代前だからといって、メニュー構造も古いままにすることなく、発売が先行していた EOS 5D Mark III や EOS-1D X と揃えていても良かったんじゃないかなあ、と毎度思う。
- 1kg 未満の標準〜広角レンズと組み合わせるとバランス良いが、1.5kg を超える望遠レンズ群との組み合わせでは、もっと大柄で重い上位ボディの方がバランスよく使えるなあ、という印象。
(フルサイズ機で一桁機だけど、重量級レンズと組みわせるとマウント部の安心感が少なめで、無造作に扱えない感)
自分の腕の無さを棚に上げてストレスを感じる点を挙げると、以上のところでしょうか。最後の点なんかは EOS 6D の良さ(軽さ小ささ)でもあるので、これは仕方ないところですね。
適当スナップを除けば、主被写体がサッカー、アメフト、飛行機、モータースポーツなので(サッカー、アメフトは EOS 6D を使わないけど)、どうしてもそういう被写体に EOS 6D を持ってくると不満を感じることは多くなるのですが、こればっかりは仕方ないですし、それを覚悟で買ったので、不満を言いつつも納得はしています。
もちろん、今でも「さらに無理してでも EOS 5D Mark III を買っとくべきだったかなぁ」と思うことはあるのですが、EOS M3 を買うつもりが 6D になった時点で無理しすぎだったので、さすがにどうにもなりませんでしたし、今さらではあります。
画質面では、今春発売になったニコン、キヤノンのフラッグシップ機 D5, EOS-1D X Mark II でさらなる高感度画質の向上が凄いことになっていますが、個人的には「最新鋭機は凄いけど、EOS 6D の画質で不満言ってたらキリがないよなぁ」という感じですね。
AF 性能がもっと良い機種であれば、サッカー撮影や超高感度を利用した夜飛行機撮影にも使えて、もっと高感度を!と言っていたと思いますが、EOS 6D がそういうカメラではないだけに、画質的にもあまり不満は出ていません。
いずれにせよ、EOS 6D は
- EOS 7D Mark II のシャッター回数がうなぎ上りなので、スナップ撮影用のサブ機を用意して 7D Mark II のシャッター回数を少しでも減らそう
- 2台体制でないと対応できないことも多いので、手頃なサイズのサブ機を使おう
という目的で買ったので、それについては十分役割をこなしてくれました。
ま、私の撮るもの的に「もう少し AF が…」というのは常にありますけど、この先 EOS 5D Mark IV なり 6D Mark II を買える日が来るのかどうか判りませんので、まだ当分は EOS 6D をフルサイズの愛機として頑張って使いこなしていこうと思っています :-)
コメント
コメント一覧 (2)
つい先日7Dmark2が故障してしまい「この機会にいっそ憧れのフルサイズ買っちゃえばいいんじゃね?!」と6Dについて検索していたところこちらのブログに辿り着きました。
普段はスタジアムでサッカーを撮影することが多いので「AF性能が良くない」と言われる6Dに手を伸ばすのもどうなのか…と思いつつも5DMark3に手を出せるだけの資金があるはずもなく…
あれこれ悩んでいたのですが、いくつかの記事を読ませていただいて「もう割り切ってまえばええやん!」という気になりました。
明日から早速価格などのリサーチをしてみようと思います。
ありがとうございました。
ちなみにセレサポです。故障したのはU-23大阪ダービーの前日でした…
私は7D2, 6D両方持っていて、どちらも動体相手に使うことはありますが、普段サッカーを6Dで撮ることはありません。
だから6Dはオススメしない、というわけではないですが、被写体を考えると事前にレンタルなどで試された方が良いように思います。
個人的に6Dだと
・連写能力が低すぎて、サッカーのような激しく不規則な動きでは、とても瞬間を撮ることはできない(シュートやパスの振り上げ、インパクト、フォロースルーのうち1点しか撮れない)
・AF能力が低すぎて抜けが多いのと、速度変化に対して動体予測のミスが多い(7D2でも設定を詰めないと全然ダメですが、6Dは設定もできない)
という点が厳しく、動き物でもサッカーと戦闘機の機動飛行、時にサッカーだけは画質面を我慢してでも7D2のみです。
(スポーツでもアメフトだと6DでもOKですし、航空祭でもブルーインパルスくらい遅いと6Dで全く問題ないが)
あと、レンズ的に400〜500mmクラスのレンズを持ち込んで客席から撮るのは迷惑ですので、300mm程度に抑えると吹田スタジアムやキンチョウスタジアムみたいな専スタでもスタンドからはAPS-Cが欲しくなります。(フル+300だと余りにも小さくトリミングになるので)
撮影シーンが瞬間を撮らずに、試合前後に選手が近い時のスナップであったり、得点シーン後の喜びのシーンを撮るくらいなら6Dでも問題ないどころか画質的に圧倒的に有利ですが、動きを撮るとなると色々な意味で辛いと思いますので、そこは十分勘案の末、選択されるのが良いかと。