iPhone 7 / 7 Plus のデザインや仕様の噂が飛び交う昨今ではありますが、今さらながら今月から使い始めた iPhone 6s Plus について何回か書いてきました。

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iPhone 5s を使ってきた2年の間に、私にも老眼という人として避けられない劣化が押し寄せ、コンパクトな 4インチ液晶 iPhone が大好きだった私も iPhone SE を買おうとしつつ冷静に考えた結果、iPhone 6s Plus という真逆の馬鹿デカ iPhone を買うことになったことは最初の記事で述べたとおり。

これからの2年ないしそれ以上の月日と付き合っていくスマートフォンには、手に馴染む好みのサイズより文字の大きさを優先し、割と断腸の思いで大型端末を選ぶことになったわけですが、使ってみるとカメラ性能の向上と Plus モデルならではの手ブレ補正の強力さに感じ入ることもありました :-)

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iPhone SE が登場して iPhone は名実ともに3タイプ、3サイズのラインナップになり、選択は結局のところ
  • 大画面の良さ
  • 端末の大きさによる弊害

この2点をどう考えるかに集約されます。どっちを取るか/どちらを重視するか、もしくは中庸(→iPhone 6s)で行くか。

(もちろん価格の問題はあるが、一括ゼロ円などの安売りがなくなった今、SIMロックフリー機ではなくキャリアで分割購入する場合は iPhone SE と iPhone 6s の毎月支払額の価格差は数百円〜千円未満)

iPhone SE/6s/6s Plus の機能的差異は多くありませんし、あってもさほど決定的な要因になりそうな点はない or 少ないですから、サイズ的なところに選択の根拠を求めるのは間違っていないと思いますし、ある意味スマートフォンをシリーズ化する上で正当なやり方に感じます。

iPhone6sPlus04
(iPhone SE と同サイズの 5s と 6s Plus)


ただ、IT関連のライターも順調に高年齢化が進んでいるのは間違いないせいか(もう人が入る余地がないせいか、昔と違って若手ライターって少ない)iPhone SE のレビュー記事を見ていると、

「お前さんの目の劣化を棚に上げて、iPhone SE は見づらい、とか言ってないか?」

という記事も散見されるので、そのあたりは自分の目で確かめる方が良いと思っています。

(個人的には、SIMロックフリー機を買うのでなく一般的な大手キャリアで契約する友人知人には 4インチ液晶のコンパクト感にこだわりがないのなら、実質値段にそう大きな差のない iPhone 6s の方を薦めてますが)

いずれにせよ、iPhone 5s から2世代後の 6s Plus に乗り換えてみると、今まで書いてきた「端末サイズの違い」「画面サイズの大小」「カメラ性能」だけでなく色々な点にも色々と感心したり、思うところも出てきます

そこで今回は、

画面サイズ、端末サイズ、カメラ周り以外で
iPhone 5s から 6s Plus に乗り換えて感心したり気づいた点


を以下に列挙してみようと思います。




(1) バッテリーのもちは絶賛するでなくとも、従来より確実に良くて安心

バッテリの持ちが良いという評判の Plus モデル。ボディが大柄の分、バッテリー容量も多いようで、確かに旧来使ってきた4インチ液晶 iPhone より2〜3割(or もう少し)は長持ちする印象です。

もちろん、直近で使っていた iPhone 5s はだいぶバッテリーがヘタっていましたが、そのことを割り引いても保ちは良い、と感じます。


iPhone 6s1,715mAh
iPhone 6s Plus2,750mAh


上記に iPhone 6s / 6s Plus のバッテリー容量を比較を比較してありますが、確かにバッテリー容量はだいぶ Plus が大きい(その分 Plus は重たい!)のですが、画面サイズも大きく商品電流も大きいだけに、バッテリー容量ほど 6s より長持ちするわけではありません。

また、当方の使い方では iPad のように丸一日使い倒しても大丈夫というほどではなく、

「四六時中、頻繁に触ってるような使い方では、1日だけでもモバイルバッテリーが必要なのは変わらないなぁ」

というのはあります。そのような使い方では従来の iPhone の運用と大きく変わることはありません。

ただ、それでも

確実に従来 iPhone よりバッテリーが長持ちする安心感はある


のも事実で、一応モバイルバッテリー持って出たけど使わなかった、という日は増えています。


(左の中容量製品の持ち出し頻度が高かったが、6s Plus購入後は
右の小容量を念のために持って行くだけで使わないことが増えた)


ですから、従来の iPhone 5s/6/6s で会社や学校からの帰り道で足りなくなっちゃう、という程度のライトな?使い方なら、Plus モデルにすることで自宅に帰り着くまで十分保つようになるかもしれません

また、バッテリー容量が大きい分、充電時間もかかってるはずですが、充電時間については長くなっていたとしても気にならない程度に収まっているように思います。6s との比較は判りませんが、5s との比較では気になりません。

唯一気になるといえば、朝から晩まで使い倒してモバイルバッテリー充電をしていると、今まで iPhone 5s だと丸々2回分は充電できたであろう容量のモバイルバッテリーが1回半くらいで空になってしまってりして、そこだけは気をつけないといけないかな?という感じですね。



(2) 第2世代 Touch ID の指紋認証が速すぎて、むしろ使いづらい?くらい

指紋認証は友人や店頭の iPhone 6s を触らせてもらっても試せませんから、自分で購入して初体験でした。速い速いとは聞いていましたが、

「え?これで指紋認証できてるの?」と思うくらいの速さ


で、ビックリ。指紋認証の設定が消えてロックされていないのかと思うくらいの速さで、未だに戸惑います。

というか、iPhone に限らずスマートフォンのロック画面で表示される時計で時間を確認することって、よくあることだと思います。時計の数字も大きめで見やすいですしね。(オレだけじゃないはず)

ところが第2世代 Touch ID 搭載機だと、ロック画面の時計で時間を確認しようと iPhone 6s のホームボタンを軽く押した瞬間に指紋認証が終わってホーム画面になる、ロック画面が一瞬しか表示されないので、ロック画面で時間の確認が意外とできなかったりします。

確かに認証なんて速ければ速いほど良いものですが、これはちょっと不便…かな…?(^_^;)



(3) メモリ 2GB の恩恵は実感しまくりで、使っていて超快適

iPhone 6s (Plus) に買い換えて、

画面の広さ、カメラ性能とともに一番印象に残る改良点が
メモリ倍増による使い勝手(サクサク感)の向上


です。

単純な動作速度だけではなく、顕著なのは Safari で複数タブを開いて切り替えていった時のページ再読み込み、他のアプリを複数使ってから Safari に戻ってきたときの再読み込みが激減したことでしょう。再読み込みで待たされるのは結構ストレスでしたから、これだけでも快適になりました。

iPhone 5s だといささかモッサリ加減だった iOS 9 でもサクサク動作なのは、プロセッサ周りが速くなったこともあるでしょうが、メモリ倍増の恩恵も多大にあるでしょう。

ちょうど iPad が一昨年、iPad Air 2 でメモリ 2GB になってスーパー快適になったのと同じ感覚です。iOS 9 でも iPad Air 2 はサクサクでしたが、iPhone 5s はややモッサリは否めませんでしたからねぇ。

Android に比べて少ないメモリでもサクサク動作できると言われてきた iOS ですが、昨今の iOS は肥大化の一途ですからメインメモリも 2GB は必要になったのだと 6s (Plus) にして改めて実感しました。

これでまだ2年は iOS をアップグレードしてもストレスなく使えるかな、とも :-)



(4) USB 経由でのパソコンへの写真取り込みが速く、ストレージが高速化しているのを実感

iPhone で撮影した写真・動画を取捨選択しながら iPhone にずっと残している人も多いようですし、Facebook や Google Photos に自動アップロードして残してる人も多いですが、私は適宜パソコンに取り込んで iPhone の中の写真は空にしています。

そのため、たまに iPhone とパソコンを Lightning ケーブルで接続して「イメージキャプチャ」アプリで iPhone の中にある写真・動画を吸い上げています。

その iPhone からパソコンへ写真を吸い上げる際のファイル転送速度は iPhone を買い換えるたびに速くなっているのですが、今回の iPhone 5s → 6s (Plus) の買い替えでもかなり向上していて、目を見張る違いがあります。

iPhone 6s Plus では iPad Air 2 より同等以上のデーター吸い上げ速度になっていて、USB - Lightning による写真データー吸い上げ速度が即 iPhone のストレージ速度とイコールではありませんが、iPhone のストレージ速度が向上しないと吸い上げ速度が上がらないのも事実ですから、

「iPhone 6s (Plus) のストレージは 5s に比べて相当速くなってるなあ」

という印象を受けました。

前項で iPhone 6s (Plus) は従来 iPhone に比べてメモリ倍増になってキビキビ感が増した、快適になったと書きましたが、ストレージの速度も向上しているのも快適性に大きく寄与しているのは間違いないでしょう。

プロセッサの処理能力向上、メモリ倍増、ストレージの高速化
この3つがバランス良く強化されたのが iPhone 6s (Plus)


だと感じられます。どれかだけ強化しても、どれかが欠けてもバランスは崩れ、トータルの快適性はついてきませんから、そういう意味でも 6s は高バランス端末だなぁ、と思えています。

(歴代 iPhone でも数字が増えたフルモデルチェンジは目新しさが多いけど、バランスが良いのは 3GS から 5s まで "S" モデルなのは周知ですからね)



(5) 右側面に移動した電源スイッチの位置は少々困ることも

iPhone 6 世代から電源ボタンは右側面へ移動しました。端末が大型化した故の電源ボタン位置変更という話ですから、画面・端末サイズ以外のことで…と書きながら、端末サイズに関係することになるかもしれませんが、ちょっと 6/6s 世代の電源ボタン位置は使いづらいと感じます。

Android では電源ボタンが側面というのは珍しくないどころか、むしろ主流とも言えるもので(ただし右側面とは限らず左側面の場合もある)iPhone / Android 両使いの私としては多少戸惑うとしても特に文句もないはずだったのですが、いざ自分で使い始めてみると、

シャッターボタンになる音量ボタンの真反対側に電源ボタンがあるため
シャッター切るのに音量ボタンを押そうとして、親指で電源を切ってしまう


ことが続発して、かなり困っています。

iPhone6sPlus23


上記写真のように iPhone 6s Plus を横向きに持って、右手人差し指でシャッター=音量ボタンを押す時に力を入れると、下側にある親指で電源ボタンも同時に押してしまって、シャッター切るつもりがスリープになって撮影チャンスを逃す、ということを何度もやらかしています(-_-)

気をつけるようにはしているのですが、サッと iPhone 6s Plus を横向きにしてシャッターボタンを押すように右手で iPhone を掴むと、ちょうど電源ボタンの位置に親指が来るんですよね…

これは各個人の手や指の違いによって変わると思うので、個人的な問題かもしれませんが、iPhone 6s Plus の使い勝手という点では、デカすぎて持て余すことの次に困ってる難点ですね。今後も、しょっちゅうやってしまいそうです…



(6) 電源スイッチを右側面に移動させるなら、いっそホームボタンも…

前項で、右側面に移動した電源ボタンが横向きカメラ撮影する時に誤操作してしまって困る、ということを書きましたが、ボディ大型化で電源ボタンが上面だと使いづらいから側面に移動したことは、それなりに納得しています。

ただ、

「端末が大型化して電源スイッチが上面だと握った位置から届きにくいから側面に変更された、というのが本当なら、ボームボタンも届きにくくなっているのだからホームボタンの位置も変えるべきでは?」

というのが iPhone 6s Plus に買い換えて、最初に思ったことでした。

もっと、はっきり言えば、NEXUS 6P などの指紋認証エリアみたいに

ボディが大型化したなら、ホームボタンは背面の方が使いやすいのでは?


と思うわけです。その方が明らかに操作に無理がない。

無論、正面下にホームボタンがあることは iPhone が iPhone であるための(最後の)アイデンティティなのかもしれませんが、もう Jobs 時代の古き良き iPhone はどんどん変えて行ってるのが最近の iPhone ですから、そこが変わっても「ああ、そこまで変えたのね」で終わりそうです。(信者は何をやっても肯定するでしょうし)

どうせ背面には醜いカメラの出っ張りがあって、iPhone のデザイン性の高さなんて 6 シリーズで既に崩壊しつつあるのですから、背面にまた一つボタンを付けようが、今さらでしょう┐(´д`)┌ 困るのはケース業者くらいです(笑)

少なくとも、大型化した iPhone 6/6s (Plus) をしっかり掴むのに端末中央付近で握ったならば、ホームボタンは画面下なんかにあるより、背面にある方が遥かに押しやすい。iPhone を大型化したならば、それもアリではないかと思った iPhone 6s Plus の使用感でした。


iPhone6sPlus09


というわけで、使い始めて2週間ちょっとで iPhone 6s Plus に買い換えて感じたのは、以上の点くらいでしょうか。

とりあえず iPhone 6s Plus では
  • 良くも悪くも画面のサイズ・端末のサイズ
  • カメラ性能
  • 処理速度の快適度

この3点がどうしても印象に残りますね。当たり前といえば当たり前ですが。

逆に言うと、成熟感が漂ってきた iPhone というかスマートフォンに対して、

2年で買い替えて、まだ十分進化を感じる余地はあるんだ、という安心感


みたいなのもありました。「仕方なく買い換えたけど、別に大差ないや」と思われるカテゴリーになったら、心底つまらないですもの。

もちろん、ハードウェアの進化を感じさせるくらいにソフトウェアが肥大化・重量化してきたとも言えるわけですが、今回はまだ、割と肯定的に捉えています :D

いずれにせよ、使い始めて半月以上が経ち、本来の目的であった画面の大型化(による文字拡大)による恩恵だけでなく、カメラ機能も性能が高バランスで使い勝手が快適なことも満足しています。

画面サイズと手振れ補正以外は iPhone SE でも(iPhone 6s でも)同じ性能を享受できるわけですから、やはり「まだ2年で買い替え、というのは悪くないサイクルなのかなぁ」と思う今日この頃です。この先は分かりませんけどね。



(出先でスピーカーが欲しい時は、左の超小型スピーカーが小さくてなかなかgood)