先月末に発売された iPhone SE、全く売れてなくて在庫あまりまくり!とか煽られていたのに、先週、友人の iPhone 買い替えで iPhone SE 64GB を買いに行ったら、地元どころか梅田のヨドバシ、ドコモショップその他全滅じゃないですか。全キャリアとも、あっても 16GB という状況。

そのうちに通常在庫するのでしょうけれど、聞けば iPhone SE 64GB は 3月24日予約開始当日に予約した人でもまだ受け取れていない人が多いそうで、どうなってるんですかねぇ。

アメリカ本国でも以下のような記事がありますから、しばらくは品薄なのかもしれません。

Apple's iPhone SE hit by limited availability - CNET

もっとも、こんなこと言ってる私も「iPhone SE は 6/6s 系に行かなかった人の余りが買うだけだろ〜」と、タカをくくってちゃんと調べもせずに買いに行ったので、全く人のことを言えないんですけどね(^_^;)

iPhone6sPlus01
(4月11日現在のヨドバシ梅田のSE受け渡し状況)


さて、表題のとおり発売から半年遅れで iPhone 6s Plus を使い始めています。ちょうど今月になってから使い始めたので、使い始めて10日間程度です。

とはいえ、決して SE を買おうとして在庫がなかったから 6s Plus にした、という話ではありません。ただ、最初は iPhone SE にするつもりでした。

しばらく前までは iPhone を買い替えるつもりはなかったのですが、昔は毎年 iPhone を買い換えていたけど iPhone 6/6 Plus で大型化・巨大化してからスルーしていた私のような人に向けた iPhone SE が発表され、

「iPhone 5s のバッテリーもヘタってるし、iOS 9 でのモッサリ感にも疲れてきたから、SIMロックフリーの iPhone SE に買い換えるかなぁ」

そう思ったのが、キッカケです。ちょうど docomo 回線の契約も更新月で MVNO 格安 SIM プロバイダーへ変えるつもりでしたし。

ただ、最近思うことも、またあったわけです。

「4インチ iPhone が好きで、手の小さな私にはメリットも多いけど、これから2年くらい使うとして果たして iPhone SE が自分に適当なのか?」

と。

「4インチ液晶 iPhone を使い続けると言うことは、目を背けたい事実を避けて無理し続けることになるのでは?」

と。

改めて冷静に、今の自分が iPhone を使っている時の状況を鑑みて、結局手にしたのは iPhone 6s Plus。

そして、iPhone SE と真逆の iPhone 最大画面の端末を選んだ理由は、iPhone 6s ではなく 6s Plus を選んだ理由でもあります。それは…

この2年間で、とうとう老眼が始まり、急速に進行中(ToT)


という、否定したいけど否定できない「加齢」という現実。そして、

よくある iPhone 6/6s Plus 購入の理由(笑)


でもあります。もしかすると、「iPhone 6/6s Plus 購入理由の結構な割合が老眼じゃないか?」と思ったりすることもありましたが、仲間入りです。

実際、電車内その他で見渡してみると、iPhone 6/6s Plus を使っている人って、スマホをバッグに入れる女子か、明らかに老眼が始まってるだろうというオッサン、ジジイ。若い男子はあまりいない。

5.5インチ以上の大型スマートフォン(いわゆるファブレット)を使っている男性を見ていると、

Android スマホは若者男子が使っているけど
iPhone 6/6s Plus はオッサンばっかやんけ


という気が。値段的に高いというのはあるにしても、そんな印象はありましたが、自分で使うようになって周りを見ると、余計にそう感じたりもします(^_^;)

6 Plus が出てきた時には画面サイズ・解像度の割には表示情報量が少なくて、「年寄り向け iPhone」と揶揄されましたが、実際に使ってみると、本当にそう思いますね(^-^)

iPhone6sPlus05
(ええ、もちろん拡大表示で使ってます。それを使うための Plus ですから ;o;)


iPhone 5〜5s の頃は、周囲で「老眼が始まってきたわー」という同年代の友人知人が少なからずいたのですが、私は目の衰えを感じるものの、老眼が始まったという兆候(少なくとも自覚)は全くありませんでした。

ところが、ある日、気づくのです。「あれ……近くのモノが見えづらい…よ…な? (´;ω;`)」と。

自覚してからは速い速い。あっという間に、一定以内の近距離の文字にピントが合わなくなってきます。数cmだったはずの私の眼の最短撮影視認距離が一桁遠くなる。これがレンズなら、もう完全にジャンクコーナー行きです。

ここ1年半、老眼が始まったのを自覚してからの進行は結構な速さでした。それでなくても細かい字が見づらくなってきたのに、近づくと焦点が合わない。

  • パソコンやタブレット、スマートフォンの画面も、再インストール時や設定を見直す時に、「1段階だけフォントサイズを大きくするか…」ということが、もう珍しくない(ToT)

  • 最初の頃はフォントサイズを初期設定から大きくすることに抵抗感もあったのですが(さもしい意地 ^^;)、ここ半年は「目の疲労や負担を考えたら、積極的にフォントサイズは大きくしておこう」と観念

  • タブレットも 7インチ液晶の Nexus 7 は画面が近いベッド以外では使わなくなり、普段使いや持ち歩きは iPad Air 2 の大きな画面以外使う気がしない

ということを考えたら、

「これはもう好きな 4インチ画面にこだわってる場合じゃないな…」

と。

iPhone6sPlus06
(拡大表示モードを使ってるので、太文字や更なる拡大はしてません。今は…)


というわけで、

細かい文字は見づらい、近くのモノは見づらい老眼になり始めて
表示文字は大きくしたいが表示量は減らしたくないから Plus 一択


でした。

iPhone 6/6s Plus だと拡大表示モードを使っても iPhone 6/6s と変わらない表示量を確保できますし、iPhone 5s よりは一画面あたりの情報量が多くなります。実際、

iPhone 5s/SE の画面でも問題なく読めるけど
6s Plus だと閲覧という点では物凄く楽になった


と実感できます。

iPhone の場合、6s と 6s Plus で随分端末サイズが違っていて解像度も違うのにホーム画面などで 6s Plus の表示は 6s を拡大しただけ、という無駄な使い方をしているので、逆に言えば iOS の拡大表示モードを心おきなく使うことができます。

もちろん、4インチ端末大好きな人間にとって、

シャツの胸ポケットはもちろん、ジーンズの尻ポケットからはみ出る
このデカさは閉口するし、ぶっちゃけ使いづらい


のは間違いないです。指が届かないとかそういう問題だけではなく、落下の危険性も含めて怖い。(既に一度、道路へ落下させました。傷も割れもしなかったけど…)

「6s とかもええけど、やっぱり 5s のサイズが最高や」
「4インチ端末くらいがすっぽり手にハマって落とすこともないし、安心だわ」

そんなことを言ってきて、そしてその思いに全く変わりありません。

ただ、毎日しょっちゅう見るアイテムですから、今回は

片手持ち云々より老眼対策の方が重要だわ


という現実を受け入れることにしました。寄る年波には勝てません(ノД`)

(今後この意見が反転する可能性がないとは言えない)

それに、

手の小さな私としては、どうせ指が届かんのだから、4.7インチでも 5.5インチでも 6インチでも一緒や

というのもありましたので、6/6s のサイズ感のバランスの良さは実感しますが、Plus を選択しました。

いやホントね、10代20代の頃はもちろん、30代でも全く想像してなかった他人事ですけど、なってみると「あああ、親や人生の先達が盛んに言っていたことは、このことなのか…」と実感するしかありません。

人一倍細かい文字には耐性があったというか、ドットピッチの小さなノートパソコンを愛用してきた(極端な例では Libretto シリーズも愛用していた)だけに、細かい文字を見ようと近づくと逆に見えなくなるのは今でも受け入れがたい気持ちもありますが、仕方ないですね(ToT)

それに、もう一つ、これも歳を食ってきた自分への対策でもあるのですが、

荷物軽量化のための iPhone 6s Plus


でもありました。そのあたりについてはまた稿を改めて。

【続き】→ 小さなiPhone 最高!の私がiPhone SEじゃなく6s Plusにした、哀しくない些細な幾つかの理由とその結果



(今回 docomoの 128GB ローズ新古品を8万円強で購入しました)