晴れ予報と思って空港へ撮影に出かけたら、晴れは晴れでもガスガス空気だった、ということばかりが続いて凹むことの多い昨今、冬ももう終わりで妙に焦りますね。花粉症と腐った空のダブルパンチの春なんて別に来なくても良いんですが…

そういえば、昨日記事のシグマの項で書き忘れましたが、これだけ様々なレンズを出してきて 70-200mm F2.8 とか 24-70mm F2.8 といった大定番レンズの更新はいつなんでしょうかねぇ?

Art, Comtemporary, Sport の3ラインに整理して新型を出しているのに、70-200mm F2.8 DG OS HSM | Art (または Sports)なんて 50-100mm F1.8 DC HSM | Art みたいなキワモノより先に出ても良いと思うのですが…まぁそこがシグマなのかもしれませんが :-)

てなことで、CP+ 2016 に向けた新製品ラッシュをまとめておくメモ、その2です。


▽ タムロン




TAMRON | SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
TAMRON | SP 85mm F/1.8 Di VC USD
TAMRON|ニュース|対応レンズのファームウェアアップデートやカスタマイズが行えるアクセサリ TAMRON TAP-in Consoleを新発売

90マクロと高倍率ズームと+αのレンズメーカー、と言っては怒られるけど、そんな印象が決してないとは言えなかったタムロン(本当は組みこみ、OEM が主力)ですが、シグマに遅れまい?と去年から高付加価値レンズ路線へ舵を切っているようで、今回の CP+ 2016 に向けても、その路線継続の2本。

  • タムロンの代名詞 90マクロがキヤノン 100L マクロと同じくシフトブレ補正に対応してリニューアル。と同時に、防塵防滴仕様&最前面レンズにフッ素コーティング。この2つは意外に大きなポイントな気が。
    (個人的にはもうフッ素コーティングじゃないレンズを使う気がしないくらい、お手入れ不要もしくは最小限の楽チンさで恩恵受けてます)

  • AF合焦速度精度向上も謳っていますが、90マクロは昔から、私が使っていた2世代前どころか前モデルですら MF レンズと思って使った方が快適と言われ続けてきましたが、今回こそ汚名返上なりますでしょうか?
    (マクロレンズをマクロレンズとして使う場合なら別に MF 専用でも別に良いやと思うんですが、前モデル以降、お値段も随分高くなってますからねぇ)

  • それにしても 90マクロのモデルチェンジスパンって、どんどん短くなってきてませんかね?前モデルは割と短命だったような……

  • 昨年 35mm, 45mm を同時発表した F1.8 シリーズの中望遠版 85mm が登場。こちらは予想通り期待通りでしょうか。メーカー純正 F1.8 レンズより高いけど、この焦点距離になると手振れ補正はかなり有効ですからねぇ。

  • F1.8 ながらレンズ構成を見ればかなり贅沢な造りで、手ブレ補正もありますし、F1.8 レンズとは思えない値段になるのも納得ですが、それでもやっぱり F1.8 だから…という印象はありますし。35mm, 45mm は実売価格がこなれてきてますが、売れ行きはどうなんだろ?

  • シグマに続いてタムロンもレンズのファームウェア・アップデートやピントその他調整のための USB Dock を発売。今回の 90mm マクロ、85mm F1.8 だけでなく、昨年発売の 35mm/45mm F1.8 もメーカーアップデート後に利用可能になるというのは良いですね!


個人的に買うことはないと思いますが、タムロンの高級 F1.8 単焦点レンズ路線がどこまで支持されるのかは興味ありますね。



▽ ペンタックス(リコー)




PENTAX K-1 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING
HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR / 広角レンズ / Kマウントレンズ / レンズ / 製品 | RICOH IMAGING
HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR / 標準レンズ / Kマウントレンズ / レンズ / 製品 | RICOH IMAGING
GR II/GR用マクロコンバージョンレンズ「GM-1」発売のお知らせ|RICOH IMAGING
WG-M2 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING

ついに、待望のフルサイズデジタル一眼レフ発表・発売おめでとうございます❗️これに尽きるんじゃないですか(^-^)

  • PENTAX の一眼レフ最上位機は過去のも割と全部入り感があったけれど、K-1 もまた各社の良いとこ取り+αでスペックモンスター感が半端ない。

  • チルト式とバリアングル式の良さをミックスした「フレキシブルチルト式液晶モニター」、凄い。でも壊れないか心配。当たり前だけど、だいぶ頑丈そうではあるが。

  • 赤道儀なしで天体追尾撮影が可能になる「アストロトレーサー」も凄い。ってか、この機能めっちゃ欲しい…。赤道儀ないと、30秒でも星が流れるのがイマイチ星撮りしたくても足が向かなかった大きな理由なので、これは羨ましい。(どうせ、なんちゃってレベルだし)

  • ボタン・ダイアルいっぱいで無骨なデザイン、嫌いじゃない。厚みはあっても幅がコンパクトな分、AFボタンが端の方すぎるのが気になるけど。

  • PENTAX も新しいレンズは普通に防滴仕様になってきましたね。

  • シグマの社長が意味深なツイートしてたけど、シグマレンズのペンタックスマウント出るんですかねぇ。Art シリーズや 150-600 くらい出ても良い気はしますが…


まぁ、だいぶ前から予告されていたとは言え、結局なんだかんだ言っても、みんなフルサイズへ行くんだね、と。マイクロフォーサーズ陣営以外は、フルサイズと APS-C の2段構成になるような。

富士フイルムは APS-C で行くと言ってるけど、フルサイズよりさらに上の中判デジタルをやるようですし、Xマウントの需要がひととおり回ったあとの数年〜5年先は判らないと思ってます。(シグマですらフルサイズじゃないけど APS-H へ行ったしね)

そして、だいぶ先に、ニコンやキヤノンもミラーレス機メインになった頃でも、やっぱり一眼レフにこだわってそうなのが PENTAX じゃないかなあ、なんてことを K-1 見て思ったり。



▽ 富士フイルム




X-Pro2 | レンズ交換式ミラーレスカメラ | FUJIFILM X
フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR | 富士フイルム
FUJIFILM X70 | 富士フイルム
デジタルカメラ「Xシリーズ」用アクセサリー「クリップオンフラッシュ EF-X500」を新開発: ニュースリリース | 富士フイルム

富士フイルムは CP+ より一足早い CES で、Xマウントはファン待望の X-Pro2 に、初の超望遠レンズ 100-400 を発表し、100-400 は既に発売になっています。

X-Pro シリーズは X-E1, X-E2, X-T1 を使っていた頃も(興味はあるけど)買いたいと思ったことはなかったので、X-Pro2 も「新センサーはどうなんだろうなあ?」という興味くらいですが、100-400 は超気になります :-D

  • APS-C で 2,400万画素というのは一つの到達点なので、富士フイルムの X-Trans CMOS でどういう絵が出てくるのかはすごく興味ある。
    (売って1年以上経った今でも Xシリーズで撮った写真を見返すと、本当に良いというか好みで、つくづく「ええよなあ〜」と感嘆するし惹かれる)

  • やっとシャッター速度が1/8000秒になっただけでなく、圧縮RAW対応とか、足りてなかったところは確実にアップデートしてくる富士フイルム

  • もう一回り小さくしてよ、という声もあったのに、敢えて初代モデルのサイズ感を維持したのは一つの見識のように思う。

  • 100-400 は昔レンズロードマップに載った時から一番使いたかったレンズ。今はそれを望むべくもないけど、現行ファームの X-T1 と組み合わせて動き物に再チャレンジはしてみたいよなー、とは思う。
    (ファームウェアでの改良が及ばない X-T1 のボディ自体が、動き物に対しては適してるとは言えないけど)

  • APS-C 用ながらフルサイズ向けキヤノン 100-400 に匹敵する重さデカさ(旧型100-400と同じくらい)。富士フイルムのことだから重くてでかくても、きっと納得の素晴らしい描写なのだろうけどね。

  • 防塵防滴はもちろん、フッ素コーティング、フィルター操作窓付きロック付きフード、テレコン対応というだけでなく、アルカスイス対応のレンズプレートまで用意して、先行各社の望遠レンズの良いとこどりの操作性で抜かりなし!

  • X-E シリーズを今後もラインアップしていくつもりなら、X-T2 は去年今年リリースされたレンズとのバランス的に少し大型化して良いように思うんだけどな…

  • あっという間に充実のラインナップになった Xマウントレンズ、レンズロードマップで残るのは 120mm マクロだけですが、その後どうなんでしょうね…


Xマウントユーザーだった頃の記事に書きましたが、富士フイルムは Xマウントのボディ、レンズを安価にレンタルするサービスをしています。(当日返却なら無料!)

カメラボディレンタルサービス価格表 | 富士フイルム
レンズレンタルサービス価格表 | 富士フイルム

レンズは最長7泊8日、ボディも当日ないし1泊2日で借りることができますので、

「XF100-400mm がレンタル可能になったら X-T1 と一緒に 1泊2日で借りて、今の能力を試してみようかなあ…。いや、でも藪蛇になるとヤバいから止めておくか、うーむ」

と悩んでいたりします。なんだかんだ言って、まだ特別なんですよねぇ>Xマウント


ということで、ヨタ記事はもう1回続きます X-)