3週間ほど前に、日本でもサービスが開始された「Amazon プライムフォト」。Amazon のクラウドストレージサービス「Amazon Cloud Drive」ベースに、Amazon プライム会員なら写真のバックアップは容量無制限で無料!(プライム会員費のみ)という太っ腹サービス。

過去に何度か記事にしてきましたし、実際に私も愛用しています。

Amazon プライムフォトを使い始めて一週間 〜格安無制限なのに安定して速くバックアップに最適!
Amazon Cloud Drive(プライムフォト)の転送速度が劇遅になった場合の対処法

本当なら撮影データー全部をぶち込みたいのですが、現状でほぼ 5TB に達しようとしているので、それを全部アップロードするのは現実的ではありません。

特にここ2年、ガンバ大阪が20年以上使ってきたスタジアムでのゲームが終わりとなるのを惜しんで、ガンバ大阪の試合撮影を再開していたので馬鹿みたいに撮影データーが増え(1ゲームで64GB 一枚近く使う)、収拾がつかなくなって割と後悔しています。辟易したので、明日から新スタでゲームが始まりますが今年はもう撮りませんけど……

とりあえず、全ての撮影データーは保存できなくても、現像済み JPEG ファイルと現像のために使った RAW ファイルとレシピファイルだけは必須で残しておきたいものですから、Amazon プライムフォトにも保存するようにしています。

あまり一気に大量アップロードすると Amazon は容量無制限でもプロバイダーから転送量過大の警告を受ける危険性はあるので、毎日少しずつアップロードしています。毎日少しずつアップロードして2ヶ月くらいかけて 500GB 程度を保存予定です。

AmazonPrimePhoto03


さて、初代 EOS 5D 以降ずっとキヤノンメインで、特に1年半前からはデジタル一眼レフ EOS & EFマウントのみに戻っている私ですが、過去に色々なメーカーのデジタルカメラ、特にミラーレス機を取っ替え引っ替え使ってきました。

ですから、色々なメーカーの RAW データーも持っています。主要国内ブランドで全く使ってこなかったのは PENTAX くらいでしょうか。

ということで、Amazon プライムフォトの容量無制限対象分は公式には
  • キヤノン CR2 形式
  • ニコン NEF 形式
  • ソニー ARW 形式
  • アドビ DNG 形式

となっていますが、実際には他メーカーの RAW でも容量無制限対象分になっているらしいので、私自身で試してみました。


結果から言うと、

公式対象以外のメーカーの RAW ファイルをアップロードしても
全て Amazon プライムフォトの容量無制限対象になっていました


当方で試したのは、
  • オリンパス ORF 形式
  • パナソニック RW2 形式
  • 富士フイルム RAF 形式
  • シグマ X3F 形式

の4メーカー。リコー・ペンタックスの一眼レフは使ったことがなくて試せていません。

GR、GXR などリコーのコンパクトデジカメは DNG 形式を採用しているので公式の容量無制限対象ですし、実際にアップロードして確認しています。他にもキヤノン CR2 形式、ニコン NEF 形式、ソニー ARW 形式もアップロードしていますが、当然無制限対象になっています。

AmazonPrime20160213A
(この状態から各メーカーのRAWを少しずつアップロードしてみた)

AmazonPrime20160213B
(リコーが採用のDNG形式を3GBほどアップ。当然、無制限対象)

AmazonPrime20160213C
(オリンパスORF形式を700MBほどアップ。無制限対象が増えているだけ)

AmazonPrime20160213D
(パナソニックRW2形式を1GBほど。こちらも無制限対象のみ増加)

AmazonPrime20160213E
(富士フイルムRAF形式を900MBアップしても、同じく無制限対象)

AmazonPrime20160213F
(シグマX3F形式も無制限対象で、10GBのストレージは減っていない)


ということで、以下のヘルプページ

Amazon.co.jp ヘルプ: RAWファイルについて

では公式に対象となっていないものの、

各社 RAW ファイルは全部Amazonプライムフォトの容量無制限対象


と言ってもいいのかもしれません。(マイナーメーカーの特殊なファイル形式は別として)

先のヘルプページは Amazon Cloud Drive 開始当初から全く変わっていないので、そろそろ改訂してもいいと思うのですが、いずれにせよ、これなら多くの人が「保存用クラウドストレージを使うのに Amazon プライムに入る」というのはアリですね。


(手元の外付けHDDとクラウドのダブルバックアップがオススメ)