先月のことになりますが、色々と文句を言いつつも使っていた Surface 3 を手放しました。使っていたのは半年強になります。近年の購入物の中では、久しぶりに早い手放しになりました。



正直なところ、買う前からこうなる予感はしていて、発売前に触った時から理性は購入を止めていたのですが(笑)

「どうしても一度使ってみたい」
「このクソもっさり感も工夫すれば何とかなるかも?」

という思いに駆られて買ってしまったわけです。

まぁ、結局は何とかならんかったわけで、手放した理由も

レスポンスの鈍さに耐えられなかった


これに尽きます。



タブレットとしてのアプリの少なさ、Atom プロセッサ& eMMC ストレージによるノートパソコンとしての非力さ、それらを十分覚悟した上での購入でありましたが、

最新世代 Atom 搭載で10万と高いけど
もっさり感は以前の廉価 Win タブレットと変わらん


のは正直最後まで納得できないポイントでした。

円安で高くなったとはいえ、5万円以下の廉価 Windows タブレットと性能としては大差ありません。他のポイントでも値段相応の価値を認められるほどのものは感じられませんでした。(ストレージが遅い eMMC なのは廉価タブレットと変わらない)

最近はパソコンの買い替えも怠っているので、多少もっさりするくらいのことには耐性はついていると思っていたのですが、さすがに Surface 3 は耐え難いものがありました。

というのも、単純に「もっさり」「動作が遅い」ということならまだ我慢できたのですが、一番耐えられなかったのは

たびたび反応がなくなる、処理が停止する


ということ。これは特にタブレットとして使っている場合には、かなり厳しいものがありました。

起動やスリープからの復帰から数分間は、タッチしようが何しようが反応がなく、しばらく経ってからタッチの処理がされたりして、

「お前は初代 GALAXY Tab や dTab より酷いな!」

と言いたくなったこともしばしば。

実際、友達に貸していた初代 GALAXY Tab が返ってきた時に使ってみたら、いや本当にタブレッットしては Surface 3 よりまだ快適に使えるんじゃないかと思ったくらいです。(画面サイズや機能的なこと、セキュリティ的なことは除く)

「ファイルのコピー速度が遅い」
「アプリの起動がもっさり」
「漢字変換が変換キー押してから一瞬タイムラグがある」

こういった普通の遅さ、もっさりさは覚悟していましたから、気にはなるけど耐えられないほどではありませんでした。

しかし、タブレットであり、ノートパソコンとしても 2in1 の象徴たるデバイスで、このタッチレスポンスへの悪さ、ユーザーインターフェースのアクションに対する鈍さは辛い。

途中からタブレットとしての利用は完全に諦めて、純粋に「遅いノートパソコン」として使っていましたが、Type Cover のタッチパッドの出来がハッキリ言ってよろしくない(狭いし)ので、ついポインティングデバイス代わりに画面にタッチしてしまうことが多く、それでたびたびレスポンスの悪さを感じてストレスが溜まる…というのがありました。

まぁ大いに期待していた Type Cover も、悪くはなかったけれど Surface Pro と違ってサイズに余裕がない分、微妙なところもあったのは否めません。

処理速度にしろ、Type Cover にしろ、何にしろ、

Surface は Pro に限る


というのを痛感するだけでしたし、

RT じゃなくなっても、Pro と無印は別物


でしたね。



そもそも、私が Surface 3 を買うキッカケになった大元は、とある客先で一時期、作業マシンに Surface Pro 2 を使ったことで、

「なかなか Surface Pro いいな」

と思ったことに始まります。そして、久しぶりに興味を惹かれた、購入検討したくなった Windows ノートが Surface (Pro)でした。

ここ10年くらい、私の持ち歩き用パソコンはずっと MacBook Pro 〜 MacBook Air と、Mac 一辺倒です。今の Mac は Windows と違って OS のベースが UNIX ですから、そちら方面に慣れていて作業する身としては何かと楽ですし、フォントも綺麗で目に優しいので、安住の地でありました。

特に不満はなかったのですが、こう長く Mac メインで使っていると、やはり Windows ノートも使ってみたくなるものです。

「ご飯は大好きだし、美味いお米で満足だけど、たまにはパンを食べたいよなぁ」

というのがあるわけです。

そもそも、10年くらい前まで使っているノートパソコンはずっと Windows であり、かの VAIO 505 とか Mebius MURAMASA とか、銀パソ時代とも言われた、国産メーカーがデザインにも優れた軽量薄型ノートパソコンを次々と輩出していた古き良き時代には、それらを色々買っていたものです。

(当時まだβ版だったり、初期バージョンだった VMware 上で Linux を使って、Windows と Linux で作業を分担していました ^^)

当時の Apple PowerBook は悪いとは言わないまでも、今から思ってもノートパソコンとして「そんなに魅力があったかなあ?」と思います。軽さ、薄さに欠け、それでいて処理能力が素晴らしいわけでもない。その昔、カラーの Mac を揃えるのに百万かけたくらいの私でも、当時の Apple ノートは魅力的とは思えませんでした。

ところが、MacBook Pro 以降、洗練していく Mac ノートに比して、どうも Windows ノートパソコンで魅力を感じるものが少なくなってしまってました。

MacBook Air 以上に薄い軽いノートパソコンならあるし、色々な謳い文句、特徴のある Windows ノートが出ているのは知っていても、今ひとつ買う気にさせてくれるものがありませんでした。

Mac の買い替え後の「復元」の簡単さを捨ててまで、メインノートパソコンを Mac 以外にしたくなるハードルを越えるのは難しかったのは自覚していましたが、それだけの魅力を感じるものはなく、やっと、その扉を開けるキッカケになったのが Surface Pro を使ったことでした。

そこで Surface Pro 3 を素直に買っておけば良かったのでしょうが、より軽さ小ささに惹かれ(Surface Pro 3 + Type Cover だと使っていた MacBook Air より重かったし)、LTE 内蔵であったり、Surface 無印が一新された感じに惹かれて、Pro じゃない Surface を買ったのがミスでしたね……

と言っても、あの時は Surface 3 じゃない Pro 3 を買うくらいなら、軽量小型な新 MacBook を買っていたでしょうから、自分の好みが小型軽量に極端に振られていたと諦める?しかありません。

結果、Surface 3 はタブレットとしては致命的なレスポンスの鈍さであり、ノートパソコンとしては往年のネットブックを使っているような印象で、色々やってもストレスが溜まらなくなるようなことはありませんでした。

おかげで、

久々に Windows 環境でアレコレ頑張って工夫してみた


という「娯楽」はありましたが、昔と違って(歳をとって)、そういう「娯楽」は面倒くさいだけになってしまったんで、楽しくはなかったですね…

あと、Windows タブレットにしては珍しい LTE 内蔵というのも魅力のポイントでしたが、MVNO SIM で安定して通信ができるようになるまでは数ヶ月を要することになりました。色々過去記事でも書いてきながら、秋くらいにはほぼ問題なく使えるようになりましたが、それも含めて色々なところで

天下のMicrosoft純正で、こんなものか


というガッカリ感は否めませんでしたね。そういう意味でも「Pro とは別物」でしたね。

Surface3ScreenFilm01


今回は他愛のない与太話記事でありますが、とりあえず去年何度も取り上げてきた Surface 3 については、自分の思うようにならなかったというか、まあどうしようもなかったので、手放した次第です。

現在もなお、お使いの方には心苦しいことを書いてきましたが、私の基準ではちょっと耐えられなかったということで。

ちなみに、Surface 3 を買うまで使っていた MacBook Air は友人に譲ったので、今は5年前の初代11インチ MacBook Air を復活させて使っています。

5年前の非力ノートパソコンですが、最新 OS X 「El Captain」が使えますし、ハッキリ言って Surface 3 よりは遙かにサクサクで使えます。(気に入っている El Captain のライブ変換は、レスポンスが付いてこなさすぎて実用的じゃないですが)

結局、一周回って後戻りみたいになりましたが、発売前に触った自分の第一印象というのは大事だなあ…と痛感、反省したことで、売却代金との差額(購入金額の約半分)は、久しぶりの勉強代でありました(^_^;)

本体のみならず Type Cover も売却したのですが、Surface Pen だけは(売却価格が安すぎたこともあって)売らずに手元に残しています。先々また Surface Pro シリーズを買うことを否定できませんので… :-D



(今から思えば、半額のコレで十分だったかな…と ^^;)