皆さん、撮影した写真、撮影して現像した写真の置き場所はどこにしているでしょうか?

外付けHDD や自宅 NAS にバックアップしている人は多いでしょうし、「Google フォト」「フェイスブック」「Flickr」「GANREF」などと言った SNS、写真系SNS を利用している人も多いでしょう。

キヤノンやニコンなら昔からメーカー系フォトストレージサービスを行っていますので、それを利用されてる方もいるでしょうし、Google、iCloud、One Drive の有料クラウドストレージサービスに他のファイルとともに写真も入れている場合もあるでしょう。

私も基本的には外付けHDD や自宅 NAS にバックアップしているのですが、クラウドストレージへのバックアップも併用しています。
  1. 撮影したオリジナルデーターは外付 HDD 2台にバックアップ
  2. 現像候補にピックアップしたデーターおよび現像ソフト上のRAW編集データーは外付けHDD と NAS に保存
  3. 現像済みの JPEG ファイルは外付けHDD と NAS、クラウドストレージに加えて公開用に Flickr へ保存

という体制を敷いています。

ま、Flickr は二転三転しながらも未だに有料会員なのですが、Flickr で写真公開していると(内外のまとめサイトなどに)写真をパクられまくってますし、有料会員の価格も倍になるので、もう止めようと思っています。まとめサイトの銭稼ぎに無償提供とか誰も許可しないし、リンク貼れば勝手に使ってもええというもんやないで!┐(´д`)┌

ってなことはさておき、写真系のクラウドストレージサービスは多種済々色々ありますが、

  • Facebook やGoogle フォトのような枚数無制限というサービスの場合は、保管する写真の解像度(サイズ)に制限がある
    (勝手に解像度変換や再圧縮がかかって、オリジナルデーターで保存することはできない)

  • オリジナルサイズ・データーで保存できる場合には、有料無料問わず容量に制限がある
    (撮影データーは無制限に増えていくが、クラウドストレージは無制限ではない)

  • 容量を増やせる場合もあるが、当然月額・年額のコストが追加容量に応じてかかる
    (撮影写真、保存写真が増えれば増えるほどコストは無制限にかかる)


という制約があります。

一見、無料が大手を振っているように見えるネットの社会も、なんだかんだ言ってコストとサービス内容は基本的に比例するものですから、マイクロソフトの OneDrive のように、「(Google 対抗で)うちは容量無制限やでー」と言っておきながら数年も経たないうちに「無制限やーめた」ということになります。

そういったこともあって、

写真をオリジナルデーターのまま無制限に置けるクラウドサービス


というのは実はなかなかなくて(あってもコストがかなりかかる)、以前話題になった Google Photo も再圧縮かけて容量を小さくして保存することで枚数無制限を実現しています。

(そして、もっとないのが RAW ファイル対応のクラウドフォトストレージ)

が、クラウドサービスと言えば、そのバックボーンとしてインターネット界に厳然と聳え立つ Amazon の「Prime Photo」が日本でも開始されました。

解像度無制限、枚数無制限の写真保管サービス


であります。さらに RAW ファイルも対象です!

Amazon.co.jp: Amazon Prime
プライムフォト

昨秋、日本でも開始したオンデマンドビデオサービス「Prime Video」、聴き放題音楽配信サービス「Prime Music」と同じく、Amazon プライム会員なら無料です。



Amazon Prime Photo は以前から提供されている「Amazon Cloud Drive」の一機能とも言え、Amazon Cloud Drive はデフォルトでは 10GB までの容量が提供され(Kindle パーソナル・ドキュメントの容量込み)、従来から写真データーもアップロードは可能でした。

しかし、今回「プライムフォト」がサービス開始になったことで
  • Amazon Cloud Drive の容量 10GB はそのまま
  • 写真データーは Amazon Cloud Drive に含まれずに容量無制限

ということになりました。

PrimePhoto1


これは「Google Drive」と「Google フォト」の関係と同じですが、先ほどにも書いたように

Amazon プライムフォトは Google フォトと異なり、解像度の制限なくオリジナルのまま保管


してくれるところが大きな差です。

また、他のクラウドフォトストレージとの大きな差になるのが

JPEG だけでなく、キヤノン・ニコン・ソニーの RAW ファイルも無制限対象!


ということです。つまりは、

RAW で撮った撮影ファイルもそのまま無制限に突っ込める!


わけです。

ただし、対象ファイルは
  • キヤノン CR2 形式
  • ニコン NEF 形式
  • ソニー ARW 形式
  • アドビ DNG 形式

に限られていますので、オリンパス、ペンタックス、パナソニックなどのメーカーのカメラユーザーはゴメンナサイですね。(これはアメリカ本国での Prime Photo サービス開始から今まで変わっていません)

Amazon.co.jp ヘルプ: Cloud Driveに対応している写真とパーソナルビデオのファイル
Amazon.co.jp ヘルプ: RAWファイルについて

ですから

現像済み JPEG ファイルだけじゃなく、オリジナルの RAW データーや再調整可能な RAW 編集データーもクラウドに保存しておきたいなぁ

という需要にも十分応えられるのが Amazon プライムフォト。

パソコンからだけでなく、スマートフォン・タブレットからもアップロード可能ですから、撮影したファイルを RAW も含めて出先のホテルで片っ端からクラウドにバックアップするのにも対応できるサービスであります。(RAW の大量アップロードは回線的に厳しい場合も多いでしょうけど)

Amazon Photosを App Store で
Amazon Photos - Cloud Drive - Google Play の Android アプリ

もちろん、Amazon プライム会員は年額 3,900円の費用がかかりますが、内容からすれば超格安です。

写真好きにとっては、プライムフォトだけでも年3,900円払う価値がある


と言ってもいいでしょう。これは安い!です。

聴き放題音楽配信サービスの「プライムミュージック」は Apple Music や AWA などと比べれば楽曲数が貧弱で “プライムサービスのおまけ” でしかありませんし、ビデオオンデマンドサービスの「プライムビデオ」も他の有料オンデマンドサービスに比べれば品揃えも弱く、プライムビデオのためにプライム会員を勧めるほどではありません。

しかし、プライムフォトはクラウドフォトストレージとしては他を圧する最強サービスですから、写真のクラウド保管を考えている人には一番に考えても良いサービスだと思います。(なんでも無料に限る、という人は除く)

問題は、マイクロソフトみたいに「もう無制限やーめた」ということになりかねないことですが、本国でサービスが始まってしばらく経ってから日本にも導入しているので、当面は大丈夫な気がします。

何より Amazon というのは実のところ、ショッピングサイトよりも Amazon S3 を始めとするクラウドサービスを支えるインフラ企業としての存在感の方が高く、あのサービスもこのサービスも実は Amazon のインフラを利用していたりと、クラウド関係は自身がインフラを持ってる強みがあります。

(ウェブサービス絡みで開発経験のある方なら百も承知のことでしょう)

ですから、いきなり「無制限やーめた」というようなことはないと思いますが、逆に

ここまでプライムサービスを拡充したら、年3,900円はそろそろ終わりかも…


という気はしますので、プライム会員年会費の値上がりは覚悟しておいたほうがいい気がします。本国のプライム会員費は1万円前後ですから、サービスの差もだいぶ縮まった今、価格差も縮まってもおかしくありません。

もっとも、プライムフォトに関して言えば年1万円でもここまで提供できるサービスはないので、その値段になっても価値があるのですが、とにかく年3,900円なら超格安の最強クラウドフォトストレージに間違いありません。

アメリカでサービスが開始されてから羨ましく思ってきましたが、値上げされてもいいので、これで私のクラウドフォトストレージは Amazon プライムフォトに決まりです。

Amazon.co.jp: Amazon Prime