昨日、明野駐屯地祭へ行こうと午前4時に起きたら、座るのも辛い腰痛で断念し、今日は仕事のアポで岐阜航空祭予行は行けないなぁ〜と思って客先へ行ったら「日を変えてくれ」とか言われて、「なんだよー、岐阜行けたじゃん」とか思いつつも弱い立場は仕方ないということで、帰路キヤノン梅田へ寄りました。

目的はキヤノンギャラリー梅田で開催中の、知り合いの写真家さんも作品を出している、日本スポーツプレス協会の写真展「THE BEST」。

CanonGallaryUmeda20151019


もちろん、スポーツ写真の力作ぞろいであり、色々考えることはあれど実際に撮る段になると、ただただ必死に撮るだけになっている私にとっては、改めて考えさせられることの多い写真展でした。

大阪(梅田)での写真展は、明日10月21日午後3時までですので、興味ある方はお早めに。東京(銀座)での開催はすでに終わっていて、月末から名古屋、来月は福岡、来年に入ってから仙台、札幌と巡回するようです。

キヤノン:キヤノンギャラリー|日本スポーツプレス協会報道展2015:The BEST

そして、この写真展を見るついでに、お隣りのキヤノンデジタルハウス梅田のショールームへ。ここには発売前の新機種が、発表翌日くらいから展示されていて触れることができます。(例外あり)

先日、EOS M10、PowerShot G5 X、G9 X が発表されたわけですが、こちらも展示されて触ることができるようになっています。個人的に気になるのは発表時に書いた記事でも触れたように、PowerShot G9 X。



ということで、早速触ってきました。



PowerShot G7 X はソニー RX100 シリーズ対抗機として魅力あるものでしたが、RX100 シリーズの現行機同様、コンパクトデジカメとしては少々重く、分厚いカメラであります。PowerShot S100 の後釜として何度も買おうとして、重さ大きさを考えて、手を出せずに今に至っています。(周りにユーザーがやたら多いことも一因ですが)

そんな私にとっては「PowerShot S シリーズの後継機はどうなるんだろう?」というのは気になるところでしたが、その答えが PowerShot G9 X だろうと思わせるスペックで出てきました。

てなことで、発売ももう今週末ですが、その PowerShot G9 X を触ってきた感想を以下箇条書きで。

  • ぱっと見でも厚みが全然違うことが判るが、持った瞬間、「おお、これは PowerShot Sシリーズの後継だわ!」と否応なく感じる軽さ、コンパクトさ。素晴らしい!

  • ぶっちゃけ、高画質な1インチセンサー機をこのサイズ、軽さにパッケージングしたのは感嘆する。初代 RX100 を発売前イベントで触って以来の驚き。

  • サイズを限界まで小さくするため、背面の十字コントロールは廃止され、タッチセンサーによる設定になったが、使ってみたところ、キヤノン伝統の背面十字ホイールがないのは戸惑うけれど
    できるだけその不利を補おうとする操作性になっているのは判る

    (操作性は決して良いとは思わないけれど、想像していたよりは悪くない)

  • 液晶のタッチセンサーの感度はかなり良くて、スマホ世代にも違和感のない出来だと思う
    (某社とか某機種のようなタッチ操作なのにイマイチ鈍い的なことはない)

  • メニューはボタンで出せるが、従来の操作に慣れているとそこからどう操作すればいいか(特にメニューの項目選択)戸惑ってしまうが、シャッターボタン前のズームレバーがタブ移動/左右移動、レンズ根元のコントローラーリングが項目移動/上下移動なので、慣れてしまえば意外とスムースに操作できる(かも)。

  • とはいえ、クイックメニューなどでは違和感もあるので、背面十字コントロールがなくても良いとは思わないし、ある程度操作性の割り切りは必要。(思ったよりは悪くなかったけどね)

  • 唯一の設定用ダイアルであるレンズ根元のコントローラーリングは、機能切り替えボタンを押すたびに「絞り/シャッター速度」「露出補正」「ISO感度」の3つの設定を変えられるようになるので、操作ダイアルが1つでも割と何とかやっていけそう。ただし、コントローラーリングの操作変更ボタンがハードウェアボタンじゃなくタッチパネル上にあるのはイマイチ。これがハードウェアボタンだったら、背面十字コントロールはなくても十分に許容範囲と思ったかもしれない。

  • タッチパネルの感度が良いせいか、設定時の誤操作はほとんどなかったが、他社に比べてキヤノンは操作用アイコンが小さすぎると思う。

  • 前面左右や側面に滑り止め加工がされているが、写真では申し訳程度のグリップと思ったが、実際に持ってみるとそこそこ効果があって、PowerShot G7 X と比べものにならないくらい持ちやすい。G7 X は後付けグリップなしでは到底使う気になれないが、G9 X はそのままでも使えそう。(それでも片手持ち、片手撮りにはグリップが欲しいけど)

  • サイズは PowerShot S シリーズに近いが、1インチセンサー搭載でレンズ部分が大きくなっている分、右手でカメラを持った時、カメラ前面に回した指がやや窮屈な印象。(それを考えてもグリップは欲しいかも)

  • 右手がやや窮屈になるせいか、シャッターボタンが従来機よりやや押しにくい印象があった。(これはごく個人的な印象かも)

  • 再生ボタンが上面に追いやられているのは使いづらいけど、使用頻度というか使用状況を考えれば他のボタンが追いやられるより理にかなっていて良い印象。

  • 機能的、画質的には、ぱっと見 G7 X レベル。といっても、周辺画質まで見たわけでもないので、ダウンサイジングしたことによってレンズがどうなのかは判らず。(でもズーム比を抑えて、だいぶ暗くしたから…)

  • 望遠側が 16mm 短くなったことより、ワイド側が 24mm → 28mm になったのは判っていてもだいぶ違う印象。

  • キヤノンのデジタルズームはソニーやパナソニックに比べて「もうちょっと頑張りましょう」的な印象は変わらず。テレ端が短い分、使用頻度は高くなると思うのだけど、現状は厳しい。


とまぁ、以上のような感じです。

発表時のスペックを見たときに、誰もが「PowerShot S シリーズの後継機か?」と感じたでしょうし、私もそうでしたが、実際に触ってみて「間違いなく Sシリーズの後継機」と思えるもので、

真にコンパクトデジカメな1インチセンサー機


と言えます。このサイズ感、軽さなら、RX100 シリーズや PowerShot G7 X などの従来1インチセンサー機を重さで敬遠していた層にも訴求力あるでしょう。

レンズがワイド端 28mm & ズーム3倍になったのは残念ですが、1インチセンサー搭載機をここまで小さくできたのは素晴らしい、の一言です。個人的にも

「PowerShot S シリーズと全く同じ感覚で持ち歩ける1インチセンサー機が登場するとはなぁ」

という感慨が強くて、ショールームで結構長い間 G9 X を触ってしまいました。(といっても、ブラックとシルバーの2台が置いてあったのに、私以外誰も興味がなかったようで……)

ただ、唯一 PowerShot S シリーズと大きく違うのは、

PowerShot S シリーズ後継機にしては高すぎる!


ということ。初値とはいえ、6万円前後は高すぎてちょっと……ですし、小型軽量とは言え、G7 X より高いのは納得がいかない感じもあります。

あと私自身、最近はワイド端 24〜25mm に慣れてしまっていて、GR の 28mm という画角が中途半端に感じられて売ってしまおうと思っているくらいなので、そこも悩みどころですね。

その点を除けばかなり魅力的で飛びつきたい気はあるのですが、さすがに6万前後は高すぎるので、もう少し値頃感が出てから考えようかな……という感じです。ウチの S100 もだいぶ逝かれてきてますし、早く買い換えたいのですが。

とまぁ、そんなわけで、PowerShot G9 X 適当に触っただけ感想でした。

こうなるとソニーは、毎年夏に RX100 新機種を出しつつ徐々に大型化重量化の一途でしたが、来年は軽量小型な G9 X 対抗機を出してくるでしょうねぇ。軽量小型にこだわりあるメーカーですし。どうなりますかね。


ミラーレスの上下展開開始と、PowerShot 主力機の全1インチセンサー化へ 〜EOS M10、PowerShot G5X, G9X 発表