間もなく発表から1年になろうとする EOS 7D Mark II の新しいファームウェア Ver.1.0.5 が本日リリースされました。

キヤノン:ダウンロード|EOS 7D Mark II ファームウエア Version 1.0.4

アップデート内容は今回もバグフィックスのみで、以下のとおり。




  1. EF16-35mm F2.8L USM または EF-S17-55mm F2.8 IS USM レンズとの組み合せで使用した際の、AF精度を改善しました。

  2. レンズ光学補正メニューの「周辺光量補正」を「する」に設定して撮影した際に、ごくまれに1枚毎に補正効果が得られないことがある現象を修正しました。

  3. EFレンズのファームウエアアップデートを行った際、アップデートが終了しても液晶モニターの表示が100%で止まったままになることがある現象を修正しました。

  4. GPS機能の「画像への位置情報付加機能」と「ログデータの記録機能」のうるう秒に対する処理の不具合により位置情報がごくまれにずれることがある現象を修正しました。

  5. ごくまれに、撮影時に発生する"Err 70"、またはシャッターが切れなくなる現象を修正しました。


ちなみに、EOS 7D Mark II のファームウェア・アップデートは結構時間がかかります。ファームウェアのサイズもそれだけ大きいゆえ仕方ないのでしょうが、高速な CF から読み込ませても、読み込みからアップデート終了まで5分近くかかります。

途中、しばらくプログレスバーが進まなくて焦ることもありますが、バーの後半は一気に進むので、前半は気長に待ちましょう :D



EOS 7D Mark II も来月末で発売から1年が経つわけで、なにかこうバグ修正以外の何かがあっても良いのになぁ〜なんて期待は……まぁしてません、キヤノンですからw

初代 EOS 7D の時は3年経って Ver.2.0 というキヤノンにしては超珍しい大幅な機能アップデートがありましたが、あれは例外中の例外ですからね。富士フイルム機、特に X-T1 のように元々が未完成機だと“アップデートの喜び”もあるでしょうが、そういうカメラでもないですから……

とはいえ、被写体の挙動に応じてモードを適切にしないと AF 合焦精度が意外と良くない、ヒット率は腕次第設定次第というピーキーさがあるカメラであるのも事実なので、そのあたりもう少しブラッシュアップして欲しい、とは密かに願っています。無理を承知で(^_^;)

売れたんだからその分見返りがあっても〜と思いつつも、1D X Mark II とか 5D Mark IV とかフルサイズ新機種が控えている今、そちらにリソースが割かれているだろうし、ニコンが D400 とか出さない限りキヤノンも APS-C に本気出す必要もなさそうなので、ニコンさんには APS-C 一眼レフも頑張っていただきたいところです。

いやホント、ニコンが頑張ってこそキヤノンユーザーは報われるのですから :-)

EOS 7D Mark II ファームウエア Version 1.0.5 [Windows] キヤノン:サポート|ソフトウエアダウンロード
EOS 7D Mark II ファームウエア Version 1.0.5 [Mac OS X] キヤノン:サポート|ソフトウエアダウンロード


(値段も1年で4万円くらいは下がったかな。買いやすくなってきました)