カメラバッグを出しているメーカーはたくさんありますが、超望遠、大口径望遠レンズを使っている人たちに人気、定番のカメラバッグメーカーの一つが thinkTANKphoto。

最近はミラーレス機人気で比較的小型でデザイン性に富んだバッグが流行りですが、「ミラーレス機やブリッジカメラは一眼レフと望遠レンズが持てなくなってからにしよう」と数々買ってきたミラーレス機を捨てた私としては、一眼レフと大きめレンズを持ち歩くために thinkTANKphoto の大きめバッグを3つ使っています。

ちなみに昔と違って、重い一眼レフシステムではショルダーバッグを殆ど使わなくなりました。歳をとって重量が腰をはじめ身体への負担をかけて疲れを余計に残すようになったので、thinkTANKphoto はバッグパックとローリングバッグを使っています。ミラーレス機で愛用していたバンガードのショルダーもバックパック化するアクセサリーを付けて背負うことが多い昨今です。

さて、そんなカメラバッグを愛用している thinkTANKphoto ですが、いくつか小物アクセサリー類も購入しています。そして、ちょっと前に購入したのが、コレ↓



一眼レフ用の持ち運び用バッテリー入れ。中級機用バッテリーが2個入る上記のモノと同じく4個入るタイプ、そして EOS 1D系や D一桁機の大型バッテリーが2個入るタイプの3製品が用意されています。

当初「大は小を兼ねる」こともあってバッテリーが4個入る



これ↑を買うつもりだったのですが、「一眼レフだと予備バッテリーを2個以上持ち歩くことことがないよなぁ」と思って2個入りにしたわけですが、先日のスーパー耐久@オートポリス撮影時には念のために予備バッテリー3個体制だったため、早くも4個入りを買わなかったことを後悔しています(^_^;)

布ケースで不要な部分は折り畳めますから、まさに大は小を兼ねるわけで、4個入りでも良かったはずなんですけどね……。もっとも一眼レフへ戻ると本当バッテリーの心配は最小限で済み、予備バッテリーを3個も持っていく必要はありませんでしたが。

GR 86/BRZ Race Professional 2015 Rd.5 - 16


ともあれ、この thinkTANKphoto DSLRバッテリーホルダー、昨年末に発売されたのですが、「発売されてモノを見てから買おう」と思っていたら、発売直後にヨドバシカメラ含めてどこも完売になり、それから半年、なかなか再入荷もなかったようですが、最近ようやく潤沢に在庫が確保されるようになりました。

ということで、購入して早速使っていますので、簡単に使用感を記しておきたいと思います。

外見はカメラバッグでの thinkTANKphoto と同じく、ブラック&グレーの地味な配色です。thinkTANKphoto は一部バッグ、アクセサリーを除いてこのトーンですが、thinkTANKphoto 買おうとする人なら大して気にしないでしょう。

DSLRBatteryHolder1
(包装はビニール袋に入ってるだけですが、過剰包装じゃないのでむしろ○)

DSLRBatteryHolder2
(中身は本体に製品名タグが付いているだけ)


長らく EOS ミドルレンジ機種のバッテリーである LP-E6/LP-E6N を入れてみると、すっぽり入ります。ブカブカというほどではありませんが、LP-E6 だと若干余裕のある造りです。

DSLRBatteryHolder3
(袋の中へ完全に入るのではなく少し頭が出る状態で収まる)

DSLRBatteryHolder4
(頭が少し出た収納&キツキツではないので取り出しやすさに問題なし)

DSLRBatteryHolder5
(蓋を閉じたところ。ベルクロによる蓋閉じ)

DSLRBatteryHolder6
(ケース裏側。製品名タグがあるだけ)


LP-E6/LP-E6N だと取り出しやすさは全く問題ありませんが、反面、逆さの状態に持って蓋を開けると滑り落ちやすいので注意が必要です。

また、上記写真を見ても自明なのように防塵防水性は皆無なので、そういった状況では自己対策してやる必要があります。ま、どちらも当たり前の話ですが。

また、この製品について LP-E6/LP-E6N 付属の黄色い端子カバーを付けると入らないというレビューを書いている人を見かけましたが、そんなことはなく、ギリギリですが入ります。

DSLRBatteryHolder7


もっとも、端子カバーを不要にするためのケースなのに、そういう馬鹿なレビューを製品ページに書いて最低評価を付けているのを見るとメーカーも大変だと思いますね。



ともあれ、機能性には特に問題ないと思います。入手性も最近は改善されているので、ヨドバシカメラなど大手量販店などを中心に手に入れることも難しくないでしょう。

問題は「この程度のものに千数百円〜2千円弱を出す価値があるかどうか?」ですが、そこは各自それぞれの価値観の問題でありますが、個人的には

予備バッテリーを3〜4個持ち歩く人なら、4個入りを買うのはアリ


だと思います。

逆に言うと2個入りくらいだとあまり恩恵は感じられないし、2個入りと4個入りの価格差はさほどでもないので、2個入りを買う意味はあまりないかもしれません。

もっとも今まで予備バッテリー2個を持ち歩くことが多く、その場合に

DSLRBatteryHolder8


このような形で端子カバー付きで小袋2つ別々に入れていたのが本製品でまとめておけますし、サクッと取り出せるのも便利ですから、2個入りケースが特に悪いわけではありません。カメラバッグの隅に入れやすいのも2個入りケースですし。

ただ、大は小を兼ねるし、千数百円〜2千円弱という値段を鑑みると、2個くらいなら従来のやり方で我慢できると思いますし、3〜4個持ち歩くならこのケースの利便性はあるように思います。

と書いていると、ホント「なんで2個入りを買ったんだろ?」と自分に疑問が湧き上がるばかりですね(^_^;)

DSLRバッテリーホルダー2 | think TANK Photo
DSLRバッテリーホルダー4 | think TANK Photo
プロDSLRバッテリーホルダー | think TANK Photo


(中級機用バッテリー2個・4個入りケースだけでなく、ハイエンド機用もある)