EOS 7D Mark II の感想記事で散々「GPS なんか要らねーから Wi-Fi 載せて欲しかった」を散々言ってきて、もちろん今もその心に変わりはないのですが、EOS 6D には GPS も Wi-Fi も載っています。
実を言うと EOS 7D Mark II では一度も GPS 機能を使ったことがないし、定点撮影的な使い方が多い 7D Mark II では今後も GPS 機能を使うことは殆どないでしょう。自分が判りきっている場所のジオタグに写真に付けても特にメリットはありません。
ただ、スナップ用に買った EOS 6D では
「たまには気が向いて or 旅では GPS 機能を使うかも知れんな」
と思っています。もっとも、
という大きな欠点は、 なかなか高いハードルではありますが……
実を言うと EOS 7D Mark II では一度も GPS 機能を使ったことがないし、定点撮影的な使い方が多い 7D Mark II では今後も GPS 機能を使うことは殆どないでしょう。自分が判りきっている場所のジオタグに写真に付けても特にメリットはありません。
ただ、スナップ用に買った EOS 6D では
「たまには気が向いて or 旅では GPS 機能を使うかも知れんな」
と思っています。もっとも、
GPS 機能を使うと、カメラを使わずともバッテリーはどんどん減る
という大きな欠点は、 なかなか高いハードルではありますが……
数年前、コンパクトデジカメ PowerShot S100 に GPS 機能が内蔵された時に使って、確かに旅カメラ利用時などでは便利だったのですが、あまりのバッテリー消費の速さに(撮影しながら丸一日使うとバッテリー3個も必要だった)結局は単体 GPS ロガーデバイスを購入してしまいました。
■ PowerShot S100 を数カ月使って…日常からオールマイティだけど最高の旅カメラ!
■ もっと早く買っとけば良かった… ワイヤレス GPS ロガー HOLUX M-241(前編)
今は単体 GPS ロガーデバイスより iPhone の GPS 行動記録アプリを使っています。スマートフォンでも GPS アプリを使うとバッテリー消費が激しいですが、スマホはモバイルバッテリーでの充電体制もありますし、Wi-Fi による補助的な位置測距もあるので、GPS 単体では測距不可能な地下や屋内でも使えるのが便利です。
(Wi-Fi による補助的な位置測距は良いことばかりではなく、Wi-Fi と紐ついた位置データーが間違っている場合、とんでもない場所を現在位置として判定してしまう場合があります)
また、単体 GPS ロガーデバイスやスマートフォンの GPS アプリから吸い出した位置ログデーターを、写真の撮影日時(EXIF 情報)とリンクさせて写真に GPS デバイス/アプリで取得したその時刻の位置情報を自動付加するソフトも色々あります。
■ GPS ログから写真に撮影位置情報を自動付加できる GPSPhotoLinker(写真の位置情報一括削除もできるよ)
上記記事で示したのは、その一例ですが、こういったアプリを使えばカメラの GPS 機能を使わずとも別デバイスとの連携で写真にジオタグ(位置情報)を付加することができます。
が、しかし、
のも事実です。いくら自動処理アプリがあるとは言え、手間を必要とします。
自分が過去にやってきたから言えることですが、できることと常にやれることは違うわけですし、JPEG なら即ジオタグ追加処理をかけられますが、RAW だと現像が終わった後になるので尚更です。
そういったこともあり、また
と思って、EOS 6D 購入以来 、久しぶりにカメラ内蔵の GPS 機能を試しています。
(GPS 機能で「内蔵 GPS」を選ぶことで GPS 利用をオンにできる)
(位置情報の自動更新をするとバッテリーは勝手に減るが、しないと実用に厳しい…)
一般的に GPS 機能は GPS 衛星捕捉に時間がかかるため、カメラの電源がオフの間も GPS 情報を(記録するかしないかに関わらず)自動更新させておくのが通常の使い方です。
これが GPS によるバッテリー消費の元凶ですが、位置情報の自動更新をしておかないと、カメラの電源を入れるたびに位置情報を取得するまで(開けた屋外で30秒〜数分)写真に正確な位置情報が付きませんから仕方ありません。
また、写真にジオタグ(位置情報)を追加するだけなら GPS ログ記録をする必要はないのですが、今は GPS の捕捉速度や精度を知りたいので、GPS ログを取っています。(行動記録は iPhone アプリで撮ってるので、カメラでのログ記録は今だけですが)
GPS ログ記録をすると、単に GPS 機能を使うよりさらにバッテリー消費が激しくなるようなことも書かれていますが、GPS 位置情報の自動更新の方が遙かにバッテリーを食うんじゃないかと思っているので、位置情報の自動更新をかけてるなら、ログ記録なんて+α程度だろうと勝手に思っています。
(ログ記録を「する」にすることで GPS ロガー機能が有効になる)
というわけで、EOS 6D で GPS 位置情報の自動更新&GPS ログ記録を試していますが、
ですね。状況によっても差はあるでしょうが、これを多すぎると見るか、意外と大丈夫そうと見るかは人それぞれでしょう。(徒歩での記録なら更新間隔を下げて消費電力を抑えるのも有効です)
PowerShot S100 の時のように4〜5時間毎にバッテリーを交換するほどなら使うのは止めてしまいますが、そこまでではなく、かといって安心して使えるほどでもない。
「EOS 6D でGPS 機能併用して一日撮影すると、バッテリー2個あればもつかな?撮影枚数が多かったり、撮影時間が長かったりする時は、もう1個はもっておきたいかな?」
そんな感じでしょうか。6D の場合、Wi-Fi 機能を使うなら尚更「さらにもう1個予備バッテリー」になるかなあ、と。
(Amazonでの純正バッテリーは最近新型&容量アップのLP-E6Nの方が安い)
また、EOS 6D での位置情報の取得速度、取得した位置精度については
と思っています。
以前愛用していた M-241 や友達から借りて使った i-gotU でログ記録したのと同じような行動(新幹線から徒歩まで色々)を EOS 6D でも記録してログを比較してみましたが、大きな差はない印象です。(GARMIN との比較は判らない)
スマートフォンなどと違って GPS 衛星のみに頼った位置情報の場合、数m〜十数mズレるのは当たり前、地下街や屋内では捕捉できないし、ビル街などでも捕捉できない or 精度が出ずに大きくズレるのも普通にあります。
新幹線乗車中もトンネルの中は当然捕捉できませんが、車内通路側だとデバイスによってはなかなか捕捉してくれないこともあるのですが、EOS 6D はそこそこ捕捉してくれて、トンネルから平野部に出た場合は30秒くらいで掴んでくれたので悪くないと思います。
という感じで
だと判断しています。屋外なら(ビル街を除いて)実用的に使える感じですね。
ただ、手元で比較したかぎりですが、
です。
今まで 7D Mark II の GPS 機能を使わなかったものの、今回の記事を書くにあたって少し気になって両方を持ち出して比較してみましたが、
ことがありました。
6D と 7D Mark II ではボディの造りにかなり差がありますので、Wi-Fi 搭載を断念した 7D Mark II のボディの造りは GPS 捕捉にもあまりよろしくないのかもしれませんが、うちの 7D Mark II の個体差でなければこの両機には GPS 利用における実用度の差はあるように思います。
正直、EOS 6D くらい GPS の捕捉速度があれば実用になると思いますが、7D Mark II ではちょっと…という感じですね。
というわけで、EOS 6D が手元に届いてからまだ十日ほどですが、GPS 機能を何度か使ってみての印象を適当に書いてみました。
7D Mark II よりコンパクトな 6D が今後の旅カメラになるでしょうから、そういう機会があれば 6D の GPS 機能をオンにして使ってみてもいいかなあ、と思っています。
場合によっては「こんなもん要らんわ」と言っていた 7D Mark II の GPS 機能もオンにして使うこともあるかもしれません。
というのも、GPS 機能をオンにすることで、もう一つ利点があり、
なので、複数のカメラを使っていてもカメラ間の撮影日時のズレが最小限に収まります。
カメラ毎に時刻が微妙に違っていて、複数のカメラで撮影した画像を撮影日時順に並べたときに「あれ?なんか撮影写真の順番がズレてる」ということがなります。
複数カメラを取っ替え引っ替えして撮っていれば、30秒ズレていても後で困ることも起きますから、GPS による自動時刻合わせは意外と使える機能です。
ただまぁ、いずれにしても
でありますから、そう積極的に、前向きになれないのは致し方ありません。
純正バッテリーは安くないですし、予備バッテリーを余分に持って行くのはバッグが少しずつ重くなっていきますから、腰痛持ちの私としては悩ましいところです。
でもまぁ、「軽く1日撮影なら GPS オンにしても予備バッテリー1個でイケる?」という当たりがついたので、
という気にはなっています :-)
■ PowerShot S100 を数カ月使って…日常からオールマイティだけど最高の旅カメラ!
■ もっと早く買っとけば良かった… ワイヤレス GPS ロガー HOLUX M-241(前編)
今は単体 GPS ロガーデバイスより iPhone の GPS 行動記録アプリを使っています。スマートフォンでも GPS アプリを使うとバッテリー消費が激しいですが、スマホはモバイルバッテリーでの充電体制もありますし、Wi-Fi による補助的な位置測距もあるので、GPS 単体では測距不可能な地下や屋内でも使えるのが便利です。
(Wi-Fi による補助的な位置測距は良いことばかりではなく、Wi-Fi と紐ついた位置データーが間違っている場合、とんでもない場所を現在位置として判定してしまう場合があります)
また、単体 GPS ロガーデバイスやスマートフォンの GPS アプリから吸い出した位置ログデーターを、写真の撮影日時(EXIF 情報)とリンクさせて写真に GPS デバイス/アプリで取得したその時刻の位置情報を自動付加するソフトも色々あります。
■ GPS ログから写真に撮影位置情報を自動付加できる GPSPhotoLinker(写真の位置情報一括削除もできるよ)
上記記事で示したのは、その一例ですが、こういったアプリを使えばカメラの GPS 機能を使わずとも別デバイスとの連携で写真にジオタグ(位置情報)を付加することができます。
が、しかし、
後からジオタグを追加するのは、それなりに面倒くさい
のも事実です。いくら自動処理アプリがあるとは言え、手間を必要とします。
自分が過去にやってきたから言えることですが、できることと常にやれることは違うわけですし、JPEG なら即ジオタグ追加処理をかけられますが、RAW だと現像が終わった後になるので尚更です。
そういったこともあり、また
バッテリーの小さなコンパクトデジカメで使うより、バッテリー容量のある一眼レフなら GPS 機能が多少実用的に使えるかもなぁ
と思って、EOS 6D 購入以来 、久しぶりにカメラ内蔵の GPS 機能を試しています。
(GPS 機能で「内蔵 GPS」を選ぶことで GPS 利用をオンにできる)
(位置情報の自動更新をするとバッテリーは勝手に減るが、しないと実用に厳しい…)
一般的に GPS 機能は GPS 衛星捕捉に時間がかかるため、カメラの電源がオフの間も GPS 情報を(記録するかしないかに関わらず)自動更新させておくのが通常の使い方です。
これが GPS によるバッテリー消費の元凶ですが、位置情報の自動更新をしておかないと、カメラの電源を入れるたびに位置情報を取得するまで(開けた屋外で30秒〜数分)写真に正確な位置情報が付きませんから仕方ありません。
また、写真にジオタグ(位置情報)を追加するだけなら GPS ログ記録をする必要はないのですが、今は GPS の捕捉速度や精度を知りたいので、GPS ログを取っています。(行動記録は iPhone アプリで撮ってるので、カメラでのログ記録は今だけですが)
GPS ログ記録をすると、単に GPS 機能を使うよりさらにバッテリー消費が激しくなるようなことも書かれていますが、GPS 位置情報の自動更新の方が遙かにバッテリーを食うんじゃないかと思っているので、位置情報の自動更新をかけてるなら、ログ記録なんて+α程度だろうと勝手に思っています。
(ログ記録を「する」にすることで GPS ロガー機能が有効になる)
というわけで、EOS 6D で GPS 位置情報の自動更新&GPS ログ記録を試していますが、
自動更新間隔 15秒で丸一日 GPS 利用して
GPS にバッテリーの半分ほど食われてる印象
GPS にバッテリーの半分ほど食われてる印象
ですね。状況によっても差はあるでしょうが、これを多すぎると見るか、意外と大丈夫そうと見るかは人それぞれでしょう。(徒歩での記録なら更新間隔を下げて消費電力を抑えるのも有効です)
PowerShot S100 の時のように4〜5時間毎にバッテリーを交換するほどなら使うのは止めてしまいますが、そこまでではなく、かといって安心して使えるほどでもない。
「EOS 6D でGPS 機能併用して一日撮影すると、バッテリー2個あればもつかな?撮影枚数が多かったり、撮影時間が長かったりする時は、もう1個はもっておきたいかな?」
そんな感じでしょうか。6D の場合、Wi-Fi 機能を使うなら尚更「さらにもう1個予備バッテリー」になるかなあ、と。
(Amazonでの純正バッテリーは最近新型&容量アップのLP-E6Nの方が安い)
また、EOS 6D での位置情報の取得速度、取得した位置精度については
1万円以下で買える廉価 GPS ロガーデバイスと大差ないかなあ
と思っています。
以前愛用していた M-241 や友達から借りて使った i-gotU でログ記録したのと同じような行動(新幹線から徒歩まで色々)を EOS 6D でも記録してログを比較してみましたが、大きな差はない印象です。(GARMIN との比較は判らない)
スマートフォンなどと違って GPS 衛星のみに頼った位置情報の場合、数m〜十数mズレるのは当たり前、地下街や屋内では捕捉できないし、ビル街などでも捕捉できない or 精度が出ずに大きくズレるのも普通にあります。
新幹線乗車中もトンネルの中は当然捕捉できませんが、車内通路側だとデバイスによってはなかなか捕捉してくれないこともあるのですが、EOS 6D はそこそこ捕捉してくれて、トンネルから平野部に出た場合は30秒くらいで掴んでくれたので悪くないと思います。
という感じで
EOS 6D の GPS 衛星の掴み、精度はまずまず
だと判断しています。屋外なら(ビル街を除いて)実用的に使える感じですね。
ただ、手元で比較したかぎりですが、
EOS 7D Mark II と EOS 6D の GPS 機能を比較してみると
明らかに EOS 7D Mark II の方が GPS 衛星の掴みが悪い
明らかに EOS 7D Mark II の方が GPS 衛星の掴みが悪い
です。
今まで 7D Mark II の GPS 機能を使わなかったものの、今回の記事を書くにあたって少し気になって両方を持ち出して比較してみましたが、
- EOS 6D だと1分以内で GPS 衛星を掴むシーンでも 7D Mark II だと倍以上かかる
- EOS 6D だと GPS 衛星をしっかり掴む場所で 7D Mark II では捕捉できない
ことがありました。
6D と 7D Mark II ではボディの造りにかなり差がありますので、Wi-Fi 搭載を断念した 7D Mark II のボディの造りは GPS 捕捉にもあまりよろしくないのかもしれませんが、うちの 7D Mark II の個体差でなければこの両機には GPS 利用における実用度の差はあるように思います。
正直、EOS 6D くらい GPS の捕捉速度があれば実用になると思いますが、7D Mark II ではちょっと…という感じですね。
というわけで、EOS 6D が手元に届いてからまだ十日ほどですが、GPS 機能を何度か使ってみての印象を適当に書いてみました。
7D Mark II よりコンパクトな 6D が今後の旅カメラになるでしょうから、そういう機会があれば 6D の GPS 機能をオンにして使ってみてもいいかなあ、と思っています。
場合によっては「こんなもん要らんわ」と言っていた 7D Mark II の GPS 機能もオンにして使うこともあるかもしれません。
というのも、GPS 機能をオンにすることで、もう一つ利点があり、
GPS 機能を有効にすると自動時刻あわせが可能
なので、複数のカメラを使っていてもカメラ間の撮影日時のズレが最小限に収まります。
カメラ毎に時刻が微妙に違っていて、複数のカメラで撮影した画像を撮影日時順に並べたときに「あれ?なんか撮影写真の順番がズレてる」ということがなります。
複数カメラを取っ替え引っ替えして撮っていれば、30秒ズレていても後で困ることも起きますから、GPS による自動時刻合わせは意外と使える機能です。
ただまぁ、いずれにしても
GPS 機能の利用はバッテリー消費量との相談
でありますから、そう積極的に、前向きになれないのは致し方ありません。
純正バッテリーは安くないですし、予備バッテリーを余分に持って行くのはバッグが少しずつ重くなっていきますから、腰痛持ちの私としては悩ましいところです。
でもまぁ、「軽く1日撮影なら GPS オンにしても予備バッテリー1個でイケる?」という当たりがついたので、
久しぶりにカメラ内蔵 GPS を使ってみよう
という気にはなっています :-)
コメント