昨日今日と行われているキヤノンの大阪イベント「CANON GRAND PRESENTATION 2015 in OSAKA」。横浜で行われた CP+ のキヤノンブース内容を濃縮して、大阪でも開催してくれたということで、本当に嬉しい限りです。
■ キヤノン:CANON GRAND PRESENTATION 2015 in OSAKA
地方ユーザーの多くは CP+ を指くわえて見ているだけですが(私も CP+ に横浜まで行く金と時間があれば撮影や旅に費やしたい)、キヤノンは Youtube で CP+ のステージイベントやセミナーの内容を公開してくれていますし、非常に見やすい動画になっています。
(他社でも CP+ の一部イベント内容を公開している会社はありますが、見にくかったり、聞きづらかったり、キヤノンの公開内容は質量とも断トツです)
それだけでも助かるのに、春の新製品ラッシュのお披露目もあって、大阪で「ミニ CP+ キヤノンブース」的なイベントを開催してくれると言うことで、有り難い話です。キヤノンの営業力、広報力の強さが良い形で享受させてもらえています。
ということで、昨日の初日に行ってきました。今日行こうかどうしようか考えている人のためにも少しレポートしておきたいと思います。
■ キヤノン:CANON GRAND PRESENTATION 2015 in OSAKA
地方ユーザーの多くは CP+ を指くわえて見ているだけですが(私も CP+ に横浜まで行く金と時間があれば撮影や旅に費やしたい)、キヤノンは Youtube で CP+ のステージイベントやセミナーの内容を公開してくれていますし、非常に見やすい動画になっています。
(他社でも CP+ の一部イベント内容を公開している会社はありますが、見にくかったり、聞きづらかったり、キヤノンの公開内容は質量とも断トツです)
それだけでも助かるのに、春の新製品ラッシュのお披露目もあって、大阪で「ミニ CP+ キヤノンブース」的なイベントを開催してくれると言うことで、有り難い話です。キヤノンの営業力、広報力の強さが良い形で享受させてもらえています。
ということで、昨日の初日に行ってきました。今日行こうかどうしようか考えている人のためにも少しレポートしておきたいと思います。
場所は昨秋 EOS 7D Mark II の発売前イベントを行った、JR 大阪駅直結グランフロント北館4階のナレッジシアター。さほど広くありませんが、メインフロアの奥側半分が「EOS・PowerShotインプレッションセミナー」の会場になっており、メインフロアの残りが様々なタッチ&トライエリアになっています。
メインフロアの手前側のエリアは周囲の壁沿いに、
などがあり、フロア中央には EOS M3 と EOS 5Ds による写真プリント(5Ds の作例は大伸ばし)が掲載されています。
EOS 7D Mark II イベントの時と同様、裏から2階へ登ると「超望遠レンズ体験コーナー」があり、裏手には各種 PowerShot 新製品や Connect Station CS100 を触れるコーナーがありました。
なお、キヤノン・フォトサークル会員は入口入って右手のところでキヤノンから送付された招待券を見せると、粗品(手帳)が貰えます。
目玉の EOS 5Ds/5Ds R ハンズオンコーナーや EOS M3 ハンズオンコーナーは人気ブースになりそうなので、待ち時間案内の看板も置いてありましたが、昨日15時半ごろに入場してから以降は、どこのコーナーも触るのに待つようなことはありませんでした。
もっと混雑しているかな?と思ったのですが、空いていました。来場者の多くは、何かしらのセミナーを観に来るのが目的だったのでは?という印象でしたね。とかいう私も、半分はそうでしたが。
ちなみに、「超望遠レンズ体験コーナー」に置いてあったレンズは、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM と EF400mm F4 DO IS II USM、EF300mm F2.8L IS II USM、EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4x の4種類がありました。
また、セミナーの内容は幾つか拝聴したところ、
「CP+ でのセミナー内容をベースに、人によっては新規撮影写真を追加」
という感じで、CP+ のセミナーを聴いた方、Youtube に上がっている内容を観た方は、ある程度内容の重複は避けられませんが、それはまぁ当然でしょう。セミナーイベント講師が本業ではなく、写真家なのですから。
スポーツ写真家の中西祐介氏、野鳥写真家の戸塚学氏、鉄道写真家の長根広和氏の3名のセミナーを拝聴しましたが、Youtube の CP+ セミナー講演内容と確かにだぶっていても、その話は興味深く、また大きなスクリーンで撮影写真を見られることもあって、改めて行って良かったな、と思っています。
今日2日目のセミナーはメイン会場のオープンセミナーも別会場の整理券必要なセミナーでも、Youtube にセミナー内容がアップロードされていない講師の方が居られますので、興味ある方は行って損はない気がします。
私も聴いてみたいセミナーがあるのですが、仕事もあるのでちょっと2日連続は厳しいですね……(;´д`)
さて、今回私がこのキヤノンイベントへ行った理由の一つは、興味深いセミナーを拝聴しに行くことでありましたが、もう一つは
「予約している EOS M3 がショールームで触ったβ版から製品バージョンになって不満点が少しは改善されているか?」
というところでした。
■ EFユーザーならサブ機に買うか、やっぱりもう一年待つべきか、EOS M3を触って悩ましい唯一の懸念
結論から言うと
で、正直なところ落胆の色濃い思いです。
明るい条件下では位相差AF だけで合焦しますから従来より速く、十分不満のない速度になるのですが、ちょっと暗めだと一気に速度が落ち、「EOS M2 と、どれくらい違うの?」という印象。
イベント会場は確かに暗めですが、多くのスポットライトがあり、夜撮影と比べればまだ明るい条件です。それでもフォーカス場所によっては「すうううううううううぅぅぅん」と、徐々に合焦していく様が目に見て取れる速度でした。
富士フイルム X-T1 の、多少暗かろうが何だろうが、「スッ」「スッ」と合焦するミラーレス機を体験している身にとって、
「2015年の最新鋭ミラーレス機で、この AF 速度ですか……」
「革新の高速 AF って、どこがやねん!?」
というのが本音。これでは一周遅れどころかまだ二周遅れでは……
そりゃあ、ドン亀だった初代 EOS M から比べれば速くなったのは間違いないし、日中屋外で使っていれば位相差だけで迅速にビシバシ AF が速攻決まるかもしれませんが、スナップ機として使われることの多いだろう小型ミラーレス機は色々な条件下、むしろ家の中など屋内の、あまり照度のないところで使うことも多いでしょう。
そういった時に大丈夫かな?色々な条件でのスナップカメラとして、この AF にストレスを感じないかな?と思うと同時に、ストレスを感じない自信はないですね。
あと、暗めの時、合焦動作の際に画面内が一瞬大きく明るくなる AF 動作も変わってない。背面液晶なら一瞬やたら明るくなるのもあまり気にならないが、これが EVF で行われると非常に違和感があるし、目にも良くない。これも使っていてストレスを感じそうでした。
AF速度も、合焦時の画面の輝度変化も、お聞きしたところではこの世代ではこういう水準である、とのことでした。うーん、EOS M3 には期待していただけにちょっと残念……
誤解のないように言っておくと、
です。画質は今どきそう大きく不満の出るカメラもないし、操作性も良く、タッチパネルもキヤノンのは扱いやすくこなれているし、EVF 自体もまずまず。
グリップも含めたホールディング性は以前 EFレンズを付けても満足できるモノだったから、EOS デジタル一眼レフのサブ機として使うにはピッタリでしょう。
ただ、それだけに「EOS デジタル一眼レフのサブ機として、この AF は許せるのか?ストレス感じないと思うか?」という点に疑問を感じてしまうのです。
というか、はっきり言って
って思うわけですよ……
EOS M3 予約していながらも迷っていることは以前にも書きましたが、キヤノンのイベントで再び EOS M3 実機に触るまでは買う気7〜8割だったのが、今は3割……もっと低いかも(´・ω・`)
でも現状 EOS 7D Mark II の負担が大きすぎるので(10月末の発売・購入からシャッター回数がもう5万枚…)、サブ機にしろ何にしろ、もう1台、常時使えるカメラが必要なんですが、どうしますかねぇ(;´Д`)
■ キヤノン : EOS M3 スペシャルサイト 革新のEOS M 登場
メインフロアの手前側のエリアは周囲の壁沿いに、
- EOS 5Ds/5Ds R ハンズオンコーナー
- EOS M3 ハンズオンコーナー
- EOS 7D Mark II, EF11-24mm F4L USM ハンズオンコーナー
- PIXUS コーナー
などがあり、フロア中央には EOS M3 と EOS 5Ds による写真プリント(5Ds の作例は大伸ばし)が掲載されています。
EOS 7D Mark II イベントの時と同様、裏から2階へ登ると「超望遠レンズ体験コーナー」があり、裏手には各種 PowerShot 新製品や Connect Station CS100 を触れるコーナーがありました。
なお、キヤノン・フォトサークル会員は入口入って右手のところでキヤノンから送付された招待券を見せると、粗品(手帳)が貰えます。
目玉の EOS 5Ds/5Ds R ハンズオンコーナーや EOS M3 ハンズオンコーナーは人気ブースになりそうなので、待ち時間案内の看板も置いてありましたが、昨日15時半ごろに入場してから以降は、どこのコーナーも触るのに待つようなことはありませんでした。
もっと混雑しているかな?と思ったのですが、空いていました。来場者の多くは、何かしらのセミナーを観に来るのが目的だったのでは?という印象でしたね。とかいう私も、半分はそうでしたが。
ちなみに、「超望遠レンズ体験コーナー」に置いてあったレンズは、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM と EF400mm F4 DO IS II USM、EF300mm F2.8L IS II USM、EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4x の4種類がありました。
また、セミナーの内容は幾つか拝聴したところ、
「CP+ でのセミナー内容をベースに、人によっては新規撮影写真を追加」
という感じで、CP+ のセミナーを聴いた方、Youtube に上がっている内容を観た方は、ある程度内容の重複は避けられませんが、それはまぁ当然でしょう。セミナーイベント講師が本業ではなく、写真家なのですから。
スポーツ写真家の中西祐介氏、野鳥写真家の戸塚学氏、鉄道写真家の長根広和氏の3名のセミナーを拝聴しましたが、Youtube の CP+ セミナー講演内容と確かにだぶっていても、その話は興味深く、また大きなスクリーンで撮影写真を見られることもあって、改めて行って良かったな、と思っています。
今日2日目のセミナーはメイン会場のオープンセミナーも別会場の整理券必要なセミナーでも、Youtube にセミナー内容がアップロードされていない講師の方が居られますので、興味ある方は行って損はない気がします。
私も聴いてみたいセミナーがあるのですが、仕事もあるのでちょっと2日連続は厳しいですね……(;´д`)
さて、今回私がこのキヤノンイベントへ行った理由の一つは、興味深いセミナーを拝聴しに行くことでありましたが、もう一つは
「予約している EOS M3 がショールームで触ったβ版から製品バージョンになって不満点が少しは改善されているか?」
というところでした。
■ EFユーザーならサブ機に買うか、やっぱりもう一年待つべきか、EOS M3を触って悩ましい唯一の懸念
結論から言うと
低照度時の EOS M3 の AF は遅いのは変わらず
で、正直なところ落胆の色濃い思いです。
明るい条件下では位相差AF だけで合焦しますから従来より速く、十分不満のない速度になるのですが、ちょっと暗めだと一気に速度が落ち、「EOS M2 と、どれくらい違うの?」という印象。
イベント会場は確かに暗めですが、多くのスポットライトがあり、夜撮影と比べればまだ明るい条件です。それでもフォーカス場所によっては「すうううううううううぅぅぅん」と、徐々に合焦していく様が目に見て取れる速度でした。
富士フイルム X-T1 の、多少暗かろうが何だろうが、「スッ」「スッ」と合焦するミラーレス機を体験している身にとって、
「2015年の最新鋭ミラーレス機で、この AF 速度ですか……」
「革新の高速 AF って、どこがやねん!?」
というのが本音。これでは一周遅れどころかまだ二周遅れでは……
そりゃあ、ドン亀だった初代 EOS M から比べれば速くなったのは間違いないし、日中屋外で使っていれば位相差だけで迅速にビシバシ AF が速攻決まるかもしれませんが、スナップ機として使われることの多いだろう小型ミラーレス機は色々な条件下、むしろ家の中など屋内の、あまり照度のないところで使うことも多いでしょう。
そういった時に大丈夫かな?色々な条件でのスナップカメラとして、この AF にストレスを感じないかな?と思うと同時に、ストレスを感じない自信はないですね。
あと、暗めの時、合焦動作の際に画面内が一瞬大きく明るくなる AF 動作も変わってない。背面液晶なら一瞬やたら明るくなるのもあまり気にならないが、これが EVF で行われると非常に違和感があるし、目にも良くない。これも使っていてストレスを感じそうでした。
AF速度も、合焦時の画面の輝度変化も、お聞きしたところではこの世代ではこういう水準である、とのことでした。うーん、EOS M3 には期待していただけにちょっと残念……
誤解のないように言っておくと、
AF 周りを除けば十分満足できそうな EOS M3
です。画質は今どきそう大きく不満の出るカメラもないし、操作性も良く、タッチパネルもキヤノンのは扱いやすくこなれているし、EVF 自体もまずまず。
グリップも含めたホールディング性は以前 EFレンズを付けても満足できるモノだったから、EOS デジタル一眼レフのサブ機として使うにはピッタリでしょう。
ただ、それだけに「EOS デジタル一眼レフのサブ機として、この AF は許せるのか?ストレス感じないと思うか?」という点に疑問を感じてしまうのです。
というか、はっきり言って
AF速度がイマイチなキヤノンって意味あんの?
って思うわけですよ……
EOS M3 予約していながらも迷っていることは以前にも書きましたが、キヤノンのイベントで再び EOS M3 実機に触るまでは買う気7〜8割だったのが、今は3割……もっと低いかも(´・ω・`)
でも現状 EOS 7D Mark II の負担が大きすぎるので(10月末の発売・購入からシャッター回数がもう5万枚…)、サブ機にしろ何にしろ、もう1台、常時使えるカメラが必要なんですが、どうしますかねぇ(;´Д`)
■ キヤノン : EOS M3 スペシャルサイト 革新のEOS M 登場
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