正月三が日から、ちまちま仕事していたわけですが、一区切りついたら北海道へ行きたいなあ、と思っている昨今であり、昨秋購入した EOS 7D Mark II も初めての冬、初めての北海道での撮影を考えると、また購入してきました、コレ↓



個人的に真冬には欠かせないアイテムになっている「アンチフォグアイピース」。以前にも紹介しましたが、EOS 7D Mark II にも装着可能になっていますので、初代 7D に装着していたものとは別にもう一つ購入しました。

この「アンチフォグアイピースEg」は、その名の通り “アンチフォグ”、曇り止め効果のあるアイピースです。

AntiFogEyepieceAgain1


冬場、氷点下前後もしくはそれ以下の場所であったり、寒くて湿度の高い日(雨の日)では、ファインダーを覗く時に体温でファインダーが曇ることがあります。特に、雪の中をラッセルして移動して間なしだと、それなりに体温も上がっているのでファインダーが曇りがちになります。(そういう時は眼鏡も曇りがちになるけど ^^;)

それを少しでも防ぐ、緩和するアイテムがこの「アンチフォグアイピース」。公式サイトの説明には以下のように書かれています。



ガラスの表面にコーティングした、特殊吸水ポリマーの薄膜がすばやく水分を吸収し、くもりの発生を防ぎます。


上記説明の通り、通常のアイピース(アイカップEg)は単なるファインダーカバーであり、遮蔽効果とファインダーへの当たりを緩和するための “穴” ですが、この「アンチフォグアイピースEg」は穴の部分にガラスが入っています。

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(右のアンチフォグアイピースはガラス面で反射しているのが判るかと)


薄膜コーティングされたガラスが入っていて、それが曇り止めになっているということなので、アンチフォグアイピースのガラスは指で触ったりしてはいけません。(コーティングが剥がれるため)

ですので、この「アンチフォグアイピースEg」のパッケージの中には、クリーニングクロスや綿棒までセットされています。

AntiFogEyepieceAgain2


大げさで、これも高い値段に反映されているかと思うと微妙ですが(^_^;)、まぁ純正アクセサリーなんで仕方ないですね。

そして、ガラスが1枚入っているということですので当然、

ファインダーの見え方は落ちる


ことになります。順光クリアだと判りませんが、光線状態によってはピントの見え方が私みたいな下手くそでも少し曖昧になるのは感じます。

このあたり「曇り止め効果を採るか、ファインダーの見え味を採るか」は微妙なところで、値段も安くはないので評価は人それぞれだと思いますが、私の場合は曇り止めというか、曇り緩和の効果は実感できているので、
  • 雪景色や寒冷地へ撮影に行く時
  • 春秋の雨天時

に必要性を判断して装着し、普段はノーマルアイピースにしています。

EOS だけでなく、ニコン他のメーカーでもアンチフォグアイピースを提供している場合はありますので、気になっている人は一度試されると良いのではないかと思います。

ちなみに、古いカタログなどには対応機種リストに 7D Mark II の文字がありませんが、7D Mark II のアイピースは初代 7D や Mark III 以降の 1D 系、5D Mark III と互換がありますので、問題なく使えます。初代 7D や 5D Mark III、1D X で使っているなら、そのまま使い回しも可能です。

(バッテリーもそうですが、このあたりは新機種のたびにコロコロと対応アクセサリーが変わって、従来機種と非互換が増えていくメーカーとは違うので信頼できますね)