いよいよ、2014年も残り一週間を切ってきた年の瀬ですが、皆さまいかがお過ごしのことでしょうか。私は別に明日が仕事納めでも何でもないですし、年末年始は雑務なしで集中して仕事できる時期なので頑張りたいと思います。

さて、この場末ブログでは毎年末「お買いものベスト」と称して、その年に購入した諸々アイテムで気に入ったモノをまとめて紹介していて、今年も草稿を書きつつあります。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2013【前編】6位〜10位
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2013【中編】次点、ワースト、特別賞?
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2013【後編】1位〜5位

今年は秋以降にかなりカメラ機材を集中して購入しており(実は年始から春にも買っているけれど)、それらの機材がどれも期待に違わぬ、期待以上の出来映えで、12月になってから買ったモノも確実に上位に置かねばならない製品があったり、悩ましいところです。

そんな今年の「だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2014」は週末以降に掲載するとして、昨年、2013年のお買いものベストとして挙げた各種製品が今どうなっているか?というのを、振り返りたいと思います。

特に IT ガジェット関係は製品の進化も激しいですし、自らの環境も変わりますから、一年前は愛用/高評価だったけれど……という製品も少なくありません。が、そのあたりを反省して今後のお買いものに繋げる必要があります。

というわけで、今年のお買いものまとめの前に、

自戒を込めて


昨年のお買いものを振り返りたいと思います。(以下、順位は 2013年のお買いものベスト10 のものです)



第10位 富士フイルム / X-E2 (2014年も使った度 45点)

前回記事でも書いたように、今秋の Xマウント一括売却→ EOS / EF に注力に伴って売却。

ある意味 X-T1 より Xマウントらしいボディで、Xマウントのボディでは一番好きだったし、X-T1 購入後もちょくちょく使ったけれど、稼働率はどうしても1台の時よりは減ったのは否めなく、秋口の売却までを考えると元を取ったかどうかはギリギリ……いや、結構高く売れたから元は十分取ったかも。

今秋は X-E3 が出なかったけど、この先どうなるのだろうか。正直ミラーレス機の割にはデカくて、その割にはグリップ感はよくないので、一回り小型化薄型化したボディが出れば X-T1 / X-Pro とは違う立ち位置を確立できると思うのだけど。



第9位 プラネックス / ちびファイ2 (2014年も使った度 90点)

現在も旅/出張に欠かせないアイテム。極限まで小さく、無線LAN付きのホテルが増えているが、東横インをはじめホテルの Wi-Fi より有線LANからコイツで無線化した方が快適なホテルは多いので欠かせない。必要とあらば、MacBook Air の有線LANアダプタにもなるしね。

コンセント付きの「ちびファイ3」なる製品も出たが、どうせ他ポート出力のUSB給電器を一緒に持っていくので(出張/旅用ポーチにまとめて入れてある)、デカくなるコンセント付きなんて全く不要。

ただ、801.11ac 規格対応の「ちびファイ2ac」という上位製品が発売されたので、これはちょっと欲しいけれど、出張先・旅先だけのことなので買い替えるほどではないかなあ、と。(若干大きく重くなってるし)



第8位 GPP Gevey SIMロック解除下駄 (2014年も使った度 20点)

今も iPhone 4S に刺さっていて、たまに使うが、今春 iPhone を 5s に買えた時に au から docomo へ MNP したので、同じドコモ回線を無理して 4S で使う意味はなくなり、それ以降は使用頻度は激減した。

4S 自体もバッテリーがもたなくなってしまっているし、この製品自体が元々キワモノで、ある意味一過性のアイテムなので仕方ないですね。安いものだったし、もう十分元は取りまくりました :-D



第7位 XF35mm F1.4 R (2014年も使った度 55点)

これも X-E2 同様に、今秋の Xマウント一括売却→ EOS / EF に注力に伴って売却。前回記事で「Xマウント売却を後悔することはないが、XF単焦点レンズは恋しくなる」と書いた、その恋しくなるレンズの筆頭がこれ。

最近の XFレンズは、初期のようなサイズや軽さと画質の高バランス志向から、デカくなろうが重くなろうがひたすら画質最重視路線に舵を取っている分、ますますこのレンズや XF60mm F2.4 R Macro の貴重性が高まっている気がする。

XF23mm F1.4 R 以降はメインレンズの座をそちらに移したというものの(描写云々より画角的に 35mm が一番好きだから)、これはホント、ええレンズやったわあ。



第6位 リュウド RBK-3000BT (2014年も使った度 85点)

今年もずっと iPad などタブレットのお供として愛用していた。折り畳みタイプの Bluetooth キーボードとしては、たぶん一番長く愛用している。折り畳みゆえ耐久性が心配だし、少しヒンジ部分が心配なくらい、よく使いました。

ただ、最近購入した Keys-To-Go が思いのほか気に入っていて、当初は色物扱いでお試し気分だけの購入だったのに、最近 iPad のお供としては RBK-3000BT より Keys-To-Go が多くなっている。タイプ感やキーピッチはこちらの方が断然良いのだが、モバイル・アクセサリーとしては薄さ、軽さの魅力に抗しがたい。



第5位 cheero / Power Plus 2 mini (2014年も使った度 100点)

6000mAh 前後のモバイルバッテリーは、日常の一日分のモバイルバッテリーとしては比較的余裕もあるので、一番使用頻度が高く、コンパクトで使い勝手も良い本製品は、今年も一番持ち出したモバイルバッテリーとして愛用してきました。

ただ、使用頻度が高いということは、それだけバッテリーがヘタレてくるわけで、1年以上使ってきて少しバッテリー容量の低下を感じるようになってきたので、一ヶ月ほど前に PowerIQ 搭載の「Anker Astro 第2世代」を購入して、適当に交互で使っています。

多少バッテリーのヘタレが感じられるとはいえ Power Plus 2 mini もまだまだ使えるので、たまに持ち出していますし、時には Anker Astro 第2世代と両方持ち出すことがあります。10,000mAh クラスの大容量モバイルバッテリーもあるのですが、そちらはデカいですから、6,000mAh クラスのバッテリー2つの方が2箇所に分けて入れられたりできて、それはそれで便利です。



第4位 Acer / ICONIA W3-810 (2014年も使った度 55点)

昨年後半、一世を風靡した 8インチ廉価 Windows タブレットの先駆け製品。元々 VMwareじゃなく実機で検証したい時のお手軽マシンとして購入したのですが、それが必要な仕事が一通り終わった今年後半は、旅行の時のデジカメデーターバックアップマシンとして使うくらいになっていました。

(iPad や Android と異なり、メモリーカード→外付けSSD/HDDのバックアップを出先で一番手軽かつ安定してできる環境が 8インチ Windows タブレットであるのは隠れた特徴かと)

ただ、最近家族の(あまり使われてない)Windows PC が壊れたので、しばらくコレを外付けディスプレイに繋いで代替機として使ってもらう感じで再利用しています。速度的には決してサクサクではないですが、たまに使う程度なら十分。Windows だけに当初の使い道はなくなっても、色々潰しは効きます :-)

普段は Mac メインかつ WIndows は VMware 上で使うのが便利なので Windows 実機は要らないのですが、手元に一つあれば安心?便利?な時もあるので、自分用にまた一台調達しようかな…とは思っていたりします。



第3位 OCNモバイル / エントリーd LTE 980 (2014年も使った度 50点)

旧 OCNモバイル・エントリーd LTE 980、現 OCN モバイル ONE 「70MB/日プラン」ですが、当初 30MB/日から次第に容量拡大を続け、他社に遅れをとっていた機能面も、専用アプリの提供含め、全く見劣りしなくなったのが OCN モバイル ONE の 2014年だったのではないでしょうか。

最後発ながらトップシェアも頷ける充実ぶりで、昨春の登場時に速攻申し込んで以来ずっと愛用していましたし、特に不満もなかったのですが、実は今年半ばに解約しました。

解約は別に OCN モバイル ONE に不満があったからではなく、今春 iPad Air 買ってお気に入りになったのちは Nexus 7 (2013) LTE版を全く持ち出さなくなって、MNVO 回線は別途契約できている bb.Excite モバイル LTE の3回線分だけで賄えるようになった、という個人的環境の変化によるものです。

音声通話付きサービスも最近スタートし、今年一年で機能・利便性の充実も図って、回線品質、プランバラエティ、使い勝手とも全く隙がなくなった OCN モバイル ONE ですが、複数回線の契約では少々割高になるので仕方ないですね。単一回線の契約ならお薦め間違いなしですが。

あと一つケチをつけるとすれば、OCN は最近ログインパスワードを定期的に変えないとウェブ上のサービスを制限するという予告を出しているので、そんな馬鹿な措置を取るなら二度と契約することはないかなー、と思います。パスワードの定期的変更強制なんて益より害の方が多いんじゃないですかねぇ。



第2位 リコー / GR (2014年も使った度 100点)

昨年1位にするかどうか迷った、リコー GR。超愛用しているものの、幾つかの点で満足しきれなかったので 2位にしたのですが、いまランクを付け直すなら 2013年のお買いもの第1位ですね。そして、今年も愛用しまくりました。

富士フイルム Xマウント機がメインの持ち出し機材になった頃は使用頻度が下がったのですが、Xマウント売却後、デジタル一眼レフをメインに据え直してからは出番がまた増えました。

一眼レフは重いので機材を少なめしたいので、スポーツ撮影など望遠〜超望遠レンズをメインに持っていく時は、スナップ撮影はこの GR だけで賄うようにして、デジタル一眼レフ+望遠レンズ1〜2本+GR の体制で出かける時が多いですね。

APS-C コンパクトとして高感度画質は決して褒められたものではないですが、普段の撮影画質で文句が出ることは殆どないので、デジイチは望遠、GR で広角スナップという体制は割と気に入っています。

ただ、一年半使い続けてレリーズが接点不良になってきましたし、AF も調子悪いし、レンズコーティングが禿げてきたのかスミアやゴーストがやたら出るようになってきました。この年末にオーバーホールに出すつもりだったのですが、ガンバ三冠の全ての優勝試合のお供でもありましたので、修理は来年ですね……

GR シリーズの新製品は 2年に1度なので、本来なら来年 GR 新作が出るはずですが、色々と小耳にはさんでいる情報を聞くかぎり、どうなんでしょうねぇ。GR 新製品が出るんでしょうかねぇ。いっそ血迷って 35mm 相当の GR とか出ませんかね?



第1位 Google / Nexus 7 (2013年モデル) LTE版 (2014年も使った度 95点)

私にとって 2013年と2014年のデジタルガジェット系での大きな変化と言えば、ミラーレス機からデジタル一眼レフへ回帰したことと、メインのタブレットが 7〜8インチ小型タイプからフルサイズ iPad Air に戻ったことですね。

そういったなかで、Nexus 7 (2013) LTE版も iPad Air 購入以降は持ち出し比率が激減して、ほぼ自宅内専用、ベッドサイド専用端末になり、多くは電子書籍リーダー(コミック読書端末)となっています。

そのため、LTE 版ながら今は SIM を挿していません。(それが OCN モバイル ONE 解約に繋がる)一応モバイルで使いたくなった時のためにプリペイド SIM は用意してあるので、いつでもモバイル通信は可能にできます。それにドコモ、au の両スマートフォンで月額 14GB 分ありますからテザリングでも十分です。

昨年とは使い方が変わったというか、使う場面が狭まりましたが、それでも毎日愛用しています。自宅にいる時は、ほぼ毎日使っています。今後も使っていくでしょう。昨年のお買いものベスト第1位、第2位は、今年もフルに使っていますね。

Google も Nexus シリーズをやたら高級化してしまって、Nexus 6 も Nexus 9 もやたら高いですし、Nexus 7 の後継機も出ませんでしたから、当分愛用し続けると思います。タッチパネルの反応のイマイチさ以外は、特に不満はないですしね。

ちなみに Android 5 (Lolipop) にはアップデートしていません。現状困っていないし、まだまだ Lolipop は怪しそうですし、アプリ対応の問題もあるので、当分アップデートする気もないですね。



以上、2013年のお買いものベスト10 製品の現状、2014年の利用状況報告でした。

手放したり、解約した製品もありますが、昨年のベスト10に選んだ製品の半分は今でも愛用しているので、(ITガジェット系アイテムとしては)悪くない結果かな、と思います。



なお、昨年のお買いものベスト10 の次点に選んだ製品がたくさんあったので、それら製品の 2014年についても簡単に記しておきます。

次点1 ロジクール / Ultrathin Keyboard Cover Mini for iPad mini TM710

自分用の iPad mini は手放したので使ってません。家族が iPad mini を愛用しているので譲ろうと思ったけれど、使わないというので、たぶん中古で売却したはず。というくらい覚えてないし、元を取ったとは言い難いなあ。


次点2 NTTドコモ / dtab

2年前に、デカく重い iPad に嫌気が差してメインタブレットを Nexus 7 や iPad mini といった 7〜8インチ小型タブレットに移行したのち、とりあえずデカいタブレットも1台持っておこう、として購入し、今春までは自宅内で毎日のように使っていたが、今春メインタブレットが iPad Air に戻ったので、こいつはお蔵入り。

9〜10インチクラスの大型 Android タブレットはコレしか持ってないので、たまに使うこともあるが、モッサリ君なので、ほぼ現役引退気味。といっても、激安商品だったので十分元は取って、お釣りがくるくらい使ったので問題なし。


次点3 富士フイルム / FinePix F900EXR

リコー GR の補完カメラとして購入した、手のひら高倍率コンパクトデジカメだったけど、半年ほど使ってやっぱり画質的に辛かったので、X-T1 購入資金捻出のために売却。元値も手頃だったし、値段分は使ったかな、という印象。


次点4 Nexus 7 (2013年モデル) 用キーボードケース

そのキーピッチの狭さにも関わらず、一時期は Nexus 7 (2013) とともによく持ち出していたが、これも今春メインタブレットが iPad Air に戻り、Nexus 7 がベッドサイド専用機になったゆえ使われることもなくなった。

タブレット用キーボードケース/キーボードカバーが死屍累々と積まれている一角がウチにはある……(^_^;)


次点5 富士フイルム / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

他の富士フイルム Xマウント製品と同じく、今秋 Xマウント一括売却されたうちの一製品。前回記事で「XFレンズは恋しい」と書いたけど、このレンズだけは、「あー、やっと XF55-200mm を使わずに済むわー」という感じ。

少し前に大口径望遠ズームの XF50-140mm F2.8 が発売されるまで、富士フイルム Xマウントの望遠レンズはこのレンズと XC50-230mmF4.5-6.7 OIS しかなかったが、その望遠レンズのダメさ加減が、Xマウント売却の一因だった。

ハッキリ言って去年の次点扱いは甘かった。高い、デカい、重い割には描写は並みよりマシ程度で、重さ・デカさの割にはパフォーマンスに満足することはなかったし、特に Xマウント機の動体撮影で評価を下げていたのは、このレンズの AF にもあったと思っている。


次点6 Amazon / Kindle Paperwhite (2013年モデル)

現在も愛用中。未だに小説や新書などを読むなら電子インク端末に限る、という思いは変わらないので、必須。

今年の新製品「Kindle Voyage」は薄く軽くなって非常に欲しいが、2万オーバーというのは手を出せていない。それでも売れていて、未だ即納じゃないみたいだけど。