九州へ出張して帰る新幹線の中ですが、JR西日本の新幹線はなんでこう、やたら暑いのでしょうか。外は夜だとコートが必要になりそうな季節になってきているのに、新幹線の中では長袖ワイシャツをまくらねば暑すぎます。

JR九州・西日本の800系新幹線は新幹線の車両では唯一まともですが(N700系なんてAだろうがなかろうが腰痛悪化装置にしか過ぎませんな)、この暖房の効きすぎはいい加減にして欲しいですね。

と書いていたら、小倉から隣りに乗ってきた老紳士は乗ってくる時から乗った後も同じく背広を着たまま平然と新聞を読んでおる次第で、やはり日本の真っ当なビジネスマンは素晴らしいですね。

さて、出張中に何やら色々気になる発表があったようです。もっとも、去年、EマウントもXマウントも手放したお前には関係ないやろ、と言われればその通りですが、帰りの新幹線での仕事にも飽いたので、適当にチラシの裏でも書いて暇潰ししたいと思ってます。

みずほ、さくらの800系新幹線の指定席はまぁまぁ快適なんだけど、普通席のテーブルは手前に引けないと遠くてホント使いづらい。
(新幹線普通席のテーブルはどれも微妙に遠く、テーブルに置いての作業がやりづらい…)


さて、直前まで情報漏れが少なかったソニーの α7 II。α7 で言われていた不満点、問題点のほとんどを解決した後継機で、なかなか良さそうです。

α7 II | Eマウント | デジタル一眼カメラ α(アルファ) | ソニー



ただ改善点をザッと見るだけでも、それが有用なものだけに

初代α7のβ機っぽさ、というかトライアル加減がよく判る


のもまた事実で、それはそれでソニーらしいなぁ、と思いますし、最初から熟成度を上げるより、とりあえず出してしまうのも一つのやり方でしょう。

ソニー大好きっ子を始め、こういうやり方が好きな、とりあえず着いていくマニア、カメヲタも少なくないのかもしれません。端から見てる分には、いの一番をどんどん行こうとするのは楽しそうです。

でも今日、α7 ユーザーの人(マニアではなく普通の写真撮影好き)ともあったわけですが、今日α7 II の発表があることを伝えると、

「ええっ!?もう後継機出たの?えぇぇぇ……」

というガックリに近い複雑な反応。当たり前ですよね。発売からまだ、ちょうど一年なのに後継機。

いくら革新の速いデジタルカメラ、ミラーレス機といっても、15万くらい出して買ったユーザー、特に新製品を追いかける気のない一般ユーザーの心情としては、陳腐化が速いのは微妙な気分になるのも当然です。

この一年でα7、α7R、α7S、そしてα7 II。ソニーのデジタルカメラ事業の浮沈をここに賭けていることがよく分かる力の入れようですが、この矢継ぎ早の新機種ラッシュが決して良い方ばかりに出るとは限らないよなあ…と思ったり。(どうなるかは、私が知る由もないですが)

さて、この α7 II で私が気になったのは3点。最初の2つは

そこそこ重くなり、お値段もそこそこ値上がった


ということ。グリップもしっかりして、散々言われまくったマウント部も強化。

結局のところ、

ちゃんと作れば、それなりの重さ、値段になる


ということだよなあ、というのが α7 II の発表を見た第一印象でした。(αマウントレンズを使うことを思えば尚更)

初代 α7 はフルサイズセンサーを搭載した初のミラーレス機なのに、驚きの安さでした。小型軽量でもあり、周りの女性でも購入されていました。そういう意味では素晴らしい開拓者でもあったわけですが、反面、安く軽いのには訳がある、だったんだな、とも。

もちろん、そのことを単純に悪いと断じる事も出来ないし、フィードバックによる解決を迅速に図るという点では歓迎すべきことですが、私自身過去のミラーレス機で矢継ぎ早の改良モデルチェンジにあったことは一度ではないので、これについてはなかなか複雑な気分です。

(次々新機種を買って追い続けたりもしたけれど……いささかミラーレス機のモデルチェンジの速さに疲れたのも事実 ^^;)

そしてもう一つは、オリンパス由来の5軸手振れ補正がボディに内蔵されたこと。

Eマウント+フルサイズセンサーではボディ内手ぶれ補正は難しい云々は何だったのか?というのは置いとくにしても、マウントアダプター経由でのαマウントレンズでも手ぶれ補正が効くということですから、前述のマウント部やグリップの強化を含め、

αマウント終焉へのゴーサイン機種


であるな、と。さらに大柄な上位ボディを出せば、まずボディについては早急に Eマウントへ集約されていくのでしょう。

少なくとも、今のソニーの業績・経済状況を考えれば二つのマウントを維持していくのは無駄と捉えられても仕方ありません。旧来からのユーザーの声はあるにせよ、株主からの突き上げも出てきます。

また、厳しい状態に置かれたデジタルカメラという市場において、限られたリソースを二つのマウントで分け合うのは得策でないことは明らかですから、これはもう道筋がついたのではないかと感じています。(今日あったαユーザーさんも元々は一眼レフユーザーなので、良い顔はしていませんでしたが)

レンズの方は F2.8 ズームなどの大口径レンズ、超望遠レンズなどはαマウントにありますし、どうせ小さくならないなら FEレンズを作るよりαマウントレンズでしばらく…というのは妥当なところかもしれません。



そんな矢継ぎ早にα7シリーズを拡充するソニーとは反対に、今年は Xマウント新機種が X-T1 だけの富士フイルムは、X-T1 の大幅ファームウェア・アップデートを始め、他の Xマウント機もファームウェア・アップデート、そしてマクロエクステンションチューブを発表しました。

X-T1の操作性を改善し、最新の機能を追加「FUJIFILM X-T1」、「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」最新ファームウエアを公開 : お知らせ | 富士フイルム
「FUIFILM X-E2」「FUJIFILM X-Pro1」「FUJIFILM X-E1」向け 新機能が追加された最新ファームウエアを公開 : お知らせ | 富士フイルム

富士フイルムも去年はアレコレ新機種を発表発売したものの、今年はじっくり溜める年なのかもしれません。去年シェアを取りに行こうと廉価モデルを出して、今後は方向性を絞って手を出しても無駄な領域は捨てて、ニッチでも利益重視に切り替えた感もあります。

そんな新機種展開はともかく、今回の X-T1 のファームウェア Ver.3 アップデートの内容を見ると

なんで最初からコレができんかったのや?


というものが多く、こちらもα7 とは別の意味で、ファームウェア Ver.1 の X-T1 はオープンβみたいなもんだったのかなあ、なんて思います。(発売前後に予告されてて、ようやくの機能もある)

もちろん、「おお、これは他社にない素晴らしい機能」ってのも多くあり、特に EVF などの撮影環境周りのカスタマイズでは X-T1 は他のミラーレス機を寄せ付けないレベルになったように思います。

ファームウェア・アップデート内容の一々を書き出したりはしませんが、

このアップデート・ファームウェア内容と押しやすいボタンがあれば
素晴らしく使いやすいデジタルカメラになるのになあ


と思います。

世間の評判とはうらはらに(デジタル部の)操作感が酷くて、X-T1 をウンコ操作性呼ばわりしていた私も随分と印象は変わるでしょう。ま、十字ボタンなどのボタン類が改善されたら、の話ですけれども。(途中のロットからボタン類の感触が変わったという噂も耳にしたけど、どうなんですかねぇ)

マニュアルフォーカスをアピールしていた割には、ダイレクトマニュアルフォーカスができなくて、それが Xマウント機の弱点だとも思っていたのですが、それも今回、AF+MFモードが追加されて解決されました。(X-E1/X-E2/X-Pro1 も)

電子シャッターも実現され、AFエリアダイレクト選択、マクロモードダイレクト選択、Qメニューのカスタマイズ…など、きっと相当使い勝手が良くなるのだろうな、と思うだけに、逆に、十字ボタンさえ……となりそうな気が(笑)

EOS & EF システムを持って歩ける体力がなくなったり、腰がぶっとんだりしたら、動きモノ相手の撮影を思い切って終わりにしてミラーレス機に戻るつもりですが(その日が遠いことを祈るばかり)、その時にどれだけ富士フイルム Xマウントが進化しているのかは楽しみですね。

マクロレンズも XF60mm F2.4 R は良いレンズですがハーフマクロであり、純正の等倍マクロレンズを出すのかな?そのままなのかな?私なんか Xマウントでマクロ撮影が楽しくなったのになぁ……と思っていましたが、出てきたのは、マクロエクステンションチューブ。

Xシリーズ交換レンズによるマクロ撮影の楽しみを拡げるアクセサリー MCEX-11、MCEX-16新発売 : お知らせ | 富士フイルム

AE も、制限付きながら AF も効くし、今回の Xマウントボディのアップデート内容である AF+MF モードが生きるレンズでもあり、おいらが手放す前に出して欲しかったなぁ、なんて思ったり。

大口径ズームもそろそろ揃うし、来年は XF16mm F1.4 R、XF90mm F2 R なんて魅力あるレンズも出るし、手放したのが惜しかったなあ〜と、ますます思えるシステムになりそうですね。

(もっとも、Xマウントを処分してマウント一本化してなかったら、この後年末にかけてのキヤノンへのお布施がとても続かなかったわけですが…… ^^;)

といったところで、キヤノンも早く EOS M3 を発表していただかないと、私がサブ機に何を買うか決められないんですけどねぇ……(万が一、EVF 付きミラーレス EOS が出れば…期待はしてないけど)