iOS 8 がリリースされて2ヶ月。先月には iPad Air 2、iPad mini 3 に合わせて iOS 8.1 もリリースされ、本日 8.1.1 もリリースされました。
その iOS 8 における大きなトピックの一つとして、キーボード周りのサードパーティーへの解放があります。アップル純正の仮想キーボード、アップル純正の日本語変換以外も使えるようになったわけです。
そして早速、多くの人が待望していた「ATOK」、元は国内ものだったけれど中国企業に買収された「simeji」、iOS で親指シフト復活の「N+Keyboard」、絵文字専用キーボードの「顔文字キーボード For iOS8」などなど色々と参入してきています。
■ ATOK for iOS
■ N+Keyboard
■ 顔文字キーボード For iOS8
現状では必ずしもサードパーティ製のキーボード・日本語変換アプリが安定・便利に使えるとは限らないわけですが、今まで散々「iPhone の日本語入力はクソ」と言われ続けてきたのが、これで良くなる方向に行くのは間違いないでしょう。
もっとも、iPhone の日本語入力は糞呼ばわりされてきたと言っても、ここ数年、iOS6 あたりからかなり実用的になってきて、iOS7 では単語登録さえキチンとやっておけば、ことスマホで短文入力するくらいなら、さほど困ることを感じませんでした。
このあたりは最初の印象というか、昔の印象を引きずっている人が多くて、iPhoneの日本語変換はどうしようもないアホ、というのが定着しすぎた感もあります。
個人的には パソコンや Android でずっと ATOK を使い続けていますが、iOS の日本語入力もマシになってきたことに加え、ATOK for iOS は ATOK Passport 非対応 + 外部キーボード非対応(iOS8 の制限)なので、現状 ATOK for iOS は購入していません。
ATOKの良さは文節を連続入力しての変換効率にあるので、外部キーボードが使えないのは痛すぎです。
(外部キーボードでの長文入力用としては、従来から ATOK の変換が使える ATOKPad アプリを持っています。アップデートもロクになく放置プレイされてますけど)
そんな ATOK for iOS を見送っている現状ですが、代わりにリリースとともに購入して愛用しているのが、日本語手書き入力の mazec。
■ mazec - 手書き日本語入力ソフト
ATOK や一太郎を作ったジャストシステム創業者夫妻がジャストシステムを出てから作り出したプロダクトで、元々は手書き入力認識込みの多機能メモアプリ「7note」が発祥。その手書き入力認識エンジンだけ取り出して IM 化したのが、mazec。
リリース直後にこの記事を書いていたのですが、ファースト・リリースから一週間後の最初の更新で不具合を出してしまい、きちんとした更新版が出るのを待っているうちに、この記事を書いたことを忘れてしまいました。
そんなわけで、リリースからすっかり時間が経ってしまいましたが、相変わらず愛用しているので、改めて mazec の使用感を書いていきたいと思います。
その iOS 8 における大きなトピックの一つとして、キーボード周りのサードパーティーへの解放があります。アップル純正の仮想キーボード、アップル純正の日本語変換以外も使えるようになったわけです。
そして早速、多くの人が待望していた「ATOK」、元は国内ものだったけれど中国企業に買収された「simeji」、iOS で親指シフト復活の「N+Keyboard」、絵文字専用キーボードの「顔文字キーボード For iOS8」などなど色々と参入してきています。
■ ATOK for iOS
■ N+Keyboard
■ 顔文字キーボード For iOS8
現状では必ずしもサードパーティ製のキーボード・日本語変換アプリが安定・便利に使えるとは限らないわけですが、今まで散々「iPhone の日本語入力はクソ」と言われ続けてきたのが、これで良くなる方向に行くのは間違いないでしょう。
もっとも、iPhone の日本語入力は糞呼ばわりされてきたと言っても、ここ数年、iOS6 あたりからかなり実用的になってきて、iOS7 では単語登録さえキチンとやっておけば、ことスマホで短文入力するくらいなら、さほど困ることを感じませんでした。
このあたりは最初の印象というか、昔の印象を引きずっている人が多くて、iPhoneの日本語変換はどうしようもないアホ、というのが定着しすぎた感もあります。
個人的には パソコンや Android でずっと ATOK を使い続けていますが、iOS の日本語入力もマシになってきたことに加え、ATOK for iOS は ATOK Passport 非対応 + 外部キーボード非対応(iOS8 の制限)なので、現状 ATOK for iOS は購入していません。
ATOKの良さは文節を連続入力しての変換効率にあるので、外部キーボードが使えないのは痛すぎです。
(外部キーボードでの長文入力用としては、従来から ATOK の変換が使える ATOKPad アプリを持っています。アップデートもロクになく放置プレイされてますけど)
そんな ATOK for iOS を見送っている現状ですが、代わりにリリースとともに購入して愛用しているのが、日本語手書き入力の mazec。
■ mazec - 手書き日本語入力ソフト
ATOK や一太郎を作ったジャストシステム創業者夫妻がジャストシステムを出てから作り出したプロダクトで、元々は手書き入力認識込みの多機能メモアプリ「7note」が発祥。その手書き入力認識エンジンだけ取り出して IM 化したのが、mazec。
リリース直後にこの記事を書いていたのですが、ファースト・リリースから一週間後の最初の更新で不具合を出してしまい、きちんとした更新版が出るのを待っているうちに、この記事を書いたことを忘れてしまいました。
そんなわけで、リリースからすっかり時間が経ってしまいましたが、相変わらず愛用しているので、改めて mazec の使用感を書いていきたいと思います。
この mazec、キーボード周りが以前からサードパーティーへ解放されていた Android では既に提供されていて、私も7インチ、10インチ両方のAndroid タブレットで使っていましたが、やはり思っていたとおり、
という感じですね。
特にスタイラスを使った時は、2ヵ月の字形学習効果もあってか、随分と誤認識も少なくなって、かなり快適に使えるようになりました。
おかげで、普段持ち出すバッグ全てにスタイラスを入れておこう、と思いたって、↓こんなにスタイラスを……
(実はこれでも出し忘れて、他にまだ数本ある ^^;)
子供の時から忘れ物大王の私にとって、iPad を持ち出す時はスタイラスも必ず持って行こう、なんて無理なのは明らかなので、こうした措置をとった訳ですが、以前も本ブログで紹介した、ゼブラの安くてなかなか良いボールベン付スタイラスを大量購入したので、さほどお金はかかってません。
■ タブレットユーザーなら、とりあえずカバンに入れとく的なボールペンの代わりにコレを 〜コスパ抜群のスタイラス付きボールペン
私は元々全てのカバンに、念の為の筆記具としてボールぺンの一つは必ず入れていますので、その代わりですね。ただ、ゼブラのこのコストパフォーマンス抜群のボールベン付スタイラスも、完売終了抜いになっているカラーがあるなど、先行きが心配ですが……
いずれにしても、ここまでやるくらいには mazec を気に入ってます。走り書きを認識させるのは無理ですが、多少崩れても認識しますし、この2ヶ月使ってきての印象では
と断言しても良いと思います。(iPad Air 以前ではどこまでスムースに手書きできて、スムースに認識されるかは判りません)
ただし、誤解のないように言っておくと、
と、2ヵ月使ってきて断言できるかと。特に iPhone 系の縦画面では文字入力欄が狭すぎて厳しいところがあります。
スタイラスを使った場合、
と思いますし、仮想キーボードよりストレスなく入力できることもありますが、
と、言い切ってしまいましょう。もちろん、それなりの外部キーボードを使ってのタイピング速度には遠く及びません。
私自身の比較で言えば、2ヵ月 mazec を使ってきて慣れたところでの個人的入力速度を比較すると、
くらいの入力速度です。(ミスタイプによる修正時間含む。仮想キーボードはどうしてもミスタップが多い)
ある程度、字形学習が進んでくると mazec でも結構快適に入力できるのですが、やはり文字を書くというのはタイプするよりは時間がかかりますし、mazec では文字を書くだけではなく、変換・確定処理も入りますから時間はかかります。
それに字形学習が進んだとしても、O「オー」と 0「ゼロ」の違いとか、大きな「つ」と小さな「っ」の違いなどは修正なしで入力していくのは難しいです。
誤認識を最小限にすべく無理に書き分けようとすれば、逆に入力速度が落ちてしまいます。当たり前ですが、mazec の文字認識は万能ではありません。
そういう意味では、
です。
また、iOS 8 にしっかり対応していないアプリでは、mazec(のみならずサードパーティ製 IM 全般)による文字入力で不具合が出る場合もあります。
(iOS 8 で使えるけど、サードパーティ製入力に対応していない Tweetbot for iPad の例)
(文字が入力されているように見えるが、右上の入力文字カウントが一切変わらず
ツイートボタンも有効にならない=入力文字ゼロと認識されている)
こういったマイナープロブレムや入力速度に期待するものではないとは言え、mazec は日本人なら小さな頃から覚えさせられて、使い慣れているはずの日本語を書いて入力するわけですから、
だと思います。(アプリとしては安くないので、強くお勧めはしませんが)
前述のとおり、画面の小さな iPhone 5s では文字入力エリアが狭すぎて非効率極まりないので決してお薦めしません(私は速攻で断念しました)。しかし、iPhone 6 や 6 Plus を使っている友人知人の中には使えると判断している人もいます。
そして画面の大きなタブレット iPad なら mazec の本領が発揮できます。iPad の文字入力エリアならば比較的自然に「文章を書く」ことができるように思います。
(右端の方まで書いていくと、入力エリアが自動的にスクロールするのもイイ!)
また、入力速度としては仮想キーボードより速いとは言えないのですが、自分の手で書いて入力するというのはなかなか良いもので、私自身この2ヵ月、iPad Air では
この使い分けが結構気に入っていまして、仮想キーボードに慣れた人にもお勧めしたいと思っています。
その理由は幾つかあるのですが、最大の理由は
ことにあります。
仮想キーボード入力に慣れていれば、iPad 上でも mazec 手書き入力が仮想キーボードより速く入力できるようになるとは思えませんが、仮想キーボードをよく使っていればいるほど、ミスタッチによる修正のストレスは多く感じているはずです。
ですから、
というのは、結構ありだと思っていますし、私自身が実践しています。というか、この記事は殆どを mazec の手書き文字入力で書いています :-)
また、状況によっては仮想キーボードより mazec 手書き入力の方が安定して入力できる、相応しい入力形態の場合もあります。
そんな「仮想キーボードに慣れた人にもお勧めしたい mazec を使う3つの理由」については、長くなりましたので、次回記事に。
■ mazec - 手書き日本語入力ソフト
■ スラスラ書いて、サクサク変換。iOS 8のあらゆるアプリで使える手書き日本語入力ソフト「mazec(マゼック)」
タッチ感度が良く書き味滑らかな iPad と mazec の相性は抜群!
という感じですね。
特にスタイラスを使った時は、2ヵ月の字形学習効果もあってか、随分と誤認識も少なくなって、かなり快適に使えるようになりました。
おかげで、普段持ち出すバッグ全てにスタイラスを入れておこう、と思いたって、↓こんなにスタイラスを……
(実はこれでも出し忘れて、他にまだ数本ある ^^;)
子供の時から忘れ物大王の私にとって、iPad を持ち出す時はスタイラスも必ず持って行こう、なんて無理なのは明らかなので、こうした措置をとった訳ですが、以前も本ブログで紹介した、ゼブラの安くてなかなか良いボールベン付スタイラスを大量購入したので、さほどお金はかかってません。
■ タブレットユーザーなら、とりあえずカバンに入れとく的なボールペンの代わりにコレを 〜コスパ抜群のスタイラス付きボールペン
私は元々全てのカバンに、念の為の筆記具としてボールぺンの一つは必ず入れていますので、その代わりですね。ただ、ゼブラのこのコストパフォーマンス抜群のボールベン付スタイラスも、完売終了抜いになっているカラーがあるなど、先行きが心配ですが……
いずれにしても、ここまでやるくらいには mazec を気に入ってます。走り書きを認識させるのは無理ですが、多少崩れても認識しますし、この2ヶ月使ってきての印象では
iPad Air では手書き入力が完全に実用になる
と断言しても良いと思います。(iPad Air 以前ではどこまでスムースに手書きできて、スムースに認識されるかは判りません)
ただし、誤解のないように言っておくと、
mazec がいくら“使える手書き日本語入力”と言っても
フリック入力や仮想キーボードより速く入力できるわけではない
フリック入力や仮想キーボードより速く入力できるわけではない
と、2ヵ月使ってきて断言できるかと。特に iPhone 系の縦画面では文字入力欄が狭すぎて厳しいところがあります。
スタイラスを使った場合、
mazec に慣れれば&字形学習が進めば
iPad の横画面ならかなりスムース・迅速に入力できるようになる
iPad の横画面ならかなりスムース・迅速に入力できるようになる
と思いますし、仮想キーボードよりストレスなく入力できることもありますが、
ある程度仮想キーボードでのタイピングに慣れている人なら
決して mazec に速度的優位性はありません
決して mazec に速度的優位性はありません
と、言い切ってしまいましょう。もちろん、それなりの外部キーボードを使ってのタイピング速度には遠く及びません。
私自身の比較で言えば、2ヵ月 mazec を使ってきて慣れたところでの個人的入力速度を比較すると、
外部 Bluetooth キーボード: 100
iPad 仮想キーボード(横位置): 25〜35
iPad 仮想キーボード(縦位置): 15〜20
iPad Air + mazec(横位置): 20〜25
iPad Air + mazec(横位置): 10〜15
iPhone 5s フリック入力: 15
iPhone 5s + mazec:使用断念 (^_^;)
くらいの入力速度です。(ミスタイプによる修正時間含む。仮想キーボードはどうしてもミスタップが多い)
ある程度、字形学習が進んでくると mazec でも結構快適に入力できるのですが、やはり文字を書くというのはタイプするよりは時間がかかりますし、mazec では文字を書くだけではなく、変換・確定処理も入りますから時間はかかります。
それに字形学習が進んだとしても、O「オー」と 0「ゼロ」の違いとか、大きな「つ」と小さな「っ」の違いなどは修正なしで入力していくのは難しいです。
誤認識を最小限にすべく無理に書き分けようとすれば、逆に入力速度が落ちてしまいます。当たり前ですが、mazec の文字認識は万能ではありません。
そういう意味では、
mazec に入力速度的な期待をもって購入するのは禁物
です。
また、iOS 8 にしっかり対応していないアプリでは、mazec(のみならずサードパーティ製 IM 全般)による文字入力で不具合が出る場合もあります。
(iOS 8 で使えるけど、サードパーティ製入力に対応していない Tweetbot for iPad の例)
(文字が入力されているように見えるが、右上の入力文字カウントが一切変わらず
ツイートボタンも有効にならない=入力文字ゼロと認識されている)
こういったマイナープロブレムや入力速度に期待するものではないとは言え、mazec は日本人なら小さな頃から覚えさせられて、使い慣れているはずの日本語を書いて入力するわけですから、
仮想キーボードにどうも慣れられない人、
フリック入力が未だに苦手な人は試す価値あり
フリック入力が未だに苦手な人は試す価値あり
だと思います。(アプリとしては安くないので、強くお勧めはしませんが)
前述のとおり、画面の小さな iPhone 5s では文字入力エリアが狭すぎて非効率極まりないので決してお薦めしません(私は速攻で断念しました)。しかし、iPhone 6 や 6 Plus を使っている友人知人の中には使えると判断している人もいます。
そして画面の大きなタブレット iPad なら mazec の本領が発揮できます。iPad の文字入力エリアならば比較的自然に「文章を書く」ことができるように思います。
(右端の方まで書いていくと、入力エリアが自動的にスクロールするのもイイ!)
また、入力速度としては仮想キーボードより速いとは言えないのですが、自分の手で書いて入力するというのはなかなか良いもので、私自身この2ヵ月、iPad Air では
仮想キーボードと mazec 手書き入力(スタイラス利用)を
適材適所ないし気分次第で使い分けています
適材適所ないし気分次第で使い分けています
この使い分けが結構気に入っていまして、仮想キーボードに慣れた人にもお勧めしたいと思っています。
その理由は幾つかあるのですが、最大の理由は
手書き入力は仮想キーボードのミスタッチによるストレスがない
ことにあります。
仮想キーボード入力に慣れていれば、iPad 上でも mazec 手書き入力が仮想キーボードより速く入力できるようになるとは思えませんが、仮想キーボードをよく使っていればいるほど、ミスタッチによる修正のストレスは多く感じているはずです。
ですから、
仮想キーボード入力のストレスが溜まってきたところに
mazec 手書き入力で気分転換しつつ書き続ける
mazec 手書き入力で気分転換しつつ書き続ける
というのは、結構ありだと思っていますし、私自身が実践しています。というか、この記事は殆どを mazec の手書き文字入力で書いています :-)
また、状況によっては仮想キーボードより mazec 手書き入力の方が安定して入力できる、相応しい入力形態の場合もあります。
そんな「仮想キーボードに慣れた人にもお勧めしたい mazec を使う3つの理由」については、長くなりましたので、次回記事に。
■ mazec - 手書き日本語入力ソフト
■ スラスラ書いて、サクサク変換。iOS 8のあらゆるアプリで使える手書き日本語入力ソフト「mazec(マゼック)」
コメント