EOS 7D Mark II と同時に発表された3本の EFレンズのうち、APS-C 専用のパンケーキタイプレンズの EF-S24mm F2.8 STM が昨日発売されました。7D Mark II と一緒に予約していましたので、昨晩引き取ってきました。

EFS24mmSTM1

キヤノン:EF-S24mm F2.8 STM 概要

EOS APS-C 機で 38.4mm 相当の画角になる、24mm F2.8 のレンズ。決して明るくないのですが、その分薄く、EOS 7D Mark II に付けて横から見ると、

EFS24mmSTM3


グリップからほんの少し出っ張るくらいなので、ボディ+αとして持ち歩くことができます。重さも 125g ですから、7D Mark II のような、そこそこ重めのボディ(910g)に付けると誤差みたいなもんですね。

もっとも、せっかくこの軽く薄いレンズですから、軽快に使うなら Kiss X7 などの小型ボディに付けるのが最適でしょう。来春あたりの Kiss モデルチェンジの際には、このレンズがキットに加わってダブルレンズキットになるのではないかと思います。

で、昨晩引き取ってきて、まだ殆ど撮ることはできていないのですが、いくら小型軽量といっても、そこはそれ、単焦点レンズなので、ちょっと撮って背面液晶で見るだけでもキット系レンズとは違いがあるわけですが、当たり前ですね。

Umeda, Osaka 2014.11.13 (3) Osaka Station
(with EOS 7D Mark II / F2.8)


手持ちの EF-S18-135mm F3.5-5.6 STM と同じものを撮った時と比べても、開放側では一見しての差があります。(開放では周辺減光が多めですが、パンケーキタイプですから仕方ないですね)

そして何よりも

結構寄れるので、何かと使いやすい!


のも良いところ。以下の写真くらいは寄れますので、料理などのテーブルフォトスナップにも良いかも知れません。


EFS24mmSTM4


マウントも以前の撒き餌レンズだった EF50mm F1.8 II と異なり金属マウントで、小型軽量ですが安っぽさはありません。ただ、ちょっと初めての挿入はキツかったですけどね……(^_^;)

また、最近の EFレンズはレンズのフロントキャップも内つまみ式に変わっていて、このレンズも例外ではありません。

EFS24mmSTM2


おかげで随分と扱いやすくなりました。5〜6年前まではサードパーティ製のレンズキャップも内つまみ式で安いものがあまりなく、結局一番安い内つまみ式キャップはタ○ロンだったので、77mm のタム○ン製フロントキャップを何枚も買って、「TAMRON」の刻印をブラックテープで隠して使っていたこともありましたが……(^_^;)

まあ、そんなわけで、値段も2万円前後とお手頃ですし、

EOS APS-C 機ユーザーには、お薦めの一本!


と断言できるんではないでしょうか。Xマウントを手放して EFマウントに一本化したものの、小型軽量な単焦点レンズがないことにストレスを感じていましたが、これでほんの少しは和らぐかもしれません。ほんの少しですけどね……

(Xマウントのパンケーキタイプのレンズ XF27mm F2.8 も持っていましたが、あちらより良い印象というか、Xマウントなら小型軽量で良いレンズがいっぱいあるので XF27mm F2.8 を使う必要性はあまりなかったのですが、EOS では出番が多くなりそうです)



個人的には 38mm 相当というのは自分のスナップ画角からすると微妙に狭いので、EF-M のパンケーキタイプレンズ (EF-M22mm F2.8 STM) と同じく 22mm にして欲しかったですけれども、贅沢は言えませんw

できれば 24mm 相当の小型軽量な APS-C 専用レンズとか、50mm F1.4 相当の APS-C 専用レンズとか欲しいですけど……まあ、フルサイズ機とのレンズ遣り繰りが面倒になる気もしますが。

ちなみに、フィルタ径 52mm ですので、手持ちの↓こういうフードを付けようかと思ったのですが、



せっかく薄型のパンケーキタイプレンズの魅力が損なわれるので止めて、そのまま使うことにしてます。

キヤノンの純正フードはパンケーキタイプの魅力をあまり損なわない薄型で、EF40mm F2.8 STM に付けているのを見て悪くないな、と思ったりしていますが、悩んでます。



EF40mm F2.8 STM も購入したら、1つ買っておくかもしれませんが。



プロテクトフィルターは日頃付けない派ですが、フードがないとレンズに触ってしまうこともありますので、しばらく使ってから、フードを付けるか、プロテクトフィルターを付けるか、そのまま行くかを決める予定。

まあ、安いレンズなので、軽快に使うためにもそのまま何もなしが一番かもしれませんが……