仕事が忙しい中の一瞬の隙?を見計らって、直前予約で先週北海道へ行っていましたが、帰ってきてまた劇忙しいこともなり、なかなかこの糞ブログの更新もできません。糞詰まりです。まあ、書くこともあまりなく、書いても bit の無駄ではありますが。

おそらく買うであろう EOS 7D Mark II に関する噂もあれこれ流れていますが、仕様的な話については錯綜しているというか、小耳にした話と違うのも色々あったり、どっちみち本気カメラは発表されてから判断、買ってから評価なので、噂は適当に楽しんでおきたいと思います。

EOS と並ぶメインマウントに昇格?しつつも、操作性の悪さで時々ボディは窓から投げ捨てたくなる富士フイルム Xマウントも、X-Pro2 の噂などがチラホラ出ているものの、X-T1 に対する個人的評価が

「良いところもあるけど(使い勝手などを思えば)無駄に高かった、縦グリップ代は返してくれ」

という感じなので、今後富士フイルムのボディを買うことがあるかどうかは微妙ですし、少なくとも当面買うテンションは起きませんので、どうでも良い感じです(X-T1 についてはまたそのうち書くかも)。

そんな中ですが、富士フイルムは X-T1 以外のボディでもキャッシュバックキャンペーンをまたやっています。

Xシリーズ夏のキャッシュバックキャンペーン | 富士フイルム

こんなにキャッシュバックキャンペーンばっかりやってると、某電子書籍ストアのように、そのうちキャンペーンやってない時に誰も買わなくなりそうですが :-)

また、先日大阪・福岡でも始まったXFレンズのレンタルサービスで一泊以上の有料レンタルした人がレンタルしたレンズを買うとキャッシュバック、なんてのも始まりました(当日返却の無料レンタルしたレンズを買った人には、1泊2日のレンズレンタル無料券プレゼント)。

XFLensRental_20140711
レンズレンタルのキャッシュバックはリリースがないのでDMから(クリックで拡大)


富士フイルムは高付加価値路線だかなんだか知らないけど、はっきり言って無駄に高いところがあるので、キャッシュバックやってようやくそれなりの価格、という感じです。X-E2 は OM-10 や NEX-6/7 レベルだと思いますが、多少の差はあっても +ン万も高くては(色や画質がよほど好みじゃなきゃ)とても人に勧めることなんてできません。

それを思えば、X-E2 が2万キャッシュバックなら、単焦点レンズで色々楽しみたい、という人には悪くない選択肢になると思います。

まあ、メジャーなメーカーの同クラス機と比べると利便性でかなり落ちるところもあるし、先々不安なマウントというのはユーザーとしても否めないので積極的には薦めませんが、富士フイルムの色と画質は APS-C ミラーレス機としては素晴らしいし、単焦点レンズの揃い方はなかなかのものがあるので、いいよ〜と言いたいところもあるのですよね。

X-T1 は色々良くても正直高いし、X-M1/X-A1 あたりを考えるくらいなら別に富士フイルム機を買う必要性も疑問なので、最初の富士フイルム機として X-E2 という選択肢は良いと思っています。

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(以下、本記事の写真は全て X-E2 撮影分)


そんなわけで、こんなキャッシュバックキャンペーンでもやっているのと、売却予定だった X-E2 の売却を思いとどまったこともあり、X-E2 についてちょっとまた2回に分けて、徒然と書いてみようかと思います。

X-T1 の影に隠れて、すっかり日陰者になってしまいましたが、おいらは応援しますよ、X-E2 :-)



さて、6月中に売ろうと思っていた X-E2。仕事が忙しいとかなんとかで売り損ねているうちにキャッシュバックキャンペーンという名の実質値下げされて中古売却価格も下がってしまい、さらに、まだ手元にあるからと旅に持って出たら、

「んー、やっぱり色々とレンズを取っ替え引っ替えする時は 2台使いは楽だなぁ〜」

とか思ってしまうわけです。

「レンズ取っ替え引っ替えなんかせずに、ちゃんと決めて撮れよ。だからヘボ写真量産から抜け出せない永遠の初級者なんだよ!」

と言われても仕方ないといえば仕方ないのですが、

富士フイルム Xマウントと言えば
ミラーレス・マウントとしては充実した単焦点レンズ群


が売りなわけで、高画質で手頃なサイズのレンズが多いのですから、旅にも色々持っていって適宜交換しながら使いたいじゃないですか。

(そういう意味ではレンズキットを買って、他にレンズを追加しない人、単焦点レンズを買わない人なら富士フイルム機を選ぶ理由はないと思います。X-E2 レンズキットの標準ズームレンズは良いレンズですし、旅には重宝しますが)

そんな時にはやっぱり、ボディが2台あると便利。それにデジタル一眼レフシステムなら重量的にレンズやボディを絞らなければなりませんが、ミラーレス機システムならレンズを沢山持ち出してボディ2台でも、そこそこのバッグに収まってしまいます。

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先週の北海道行きでは、ボディが X-T1 と X-E2 の 2台、レンズは 7本持っている XFレンズのうち、パンケーキレンズの XF27mm F2.8 以外の 6本、XF14mm、XF23mm、XF35mm、XF60mm、XF18-55mm、XF55-200mm を持ち出しましたが、そこそこのサイズのバッグに全部収まってしまいますからね。

(持ち出している時のバッグと中身の写真撮れば良かったけど、早朝5時から夜まで撮影したり、あちこち行っていたりでフル活動だったので全く忘れてた…)

XFレンズもデカいレンズが増えてきたとはいえ、デジタル一眼システムならボディ1台と小三元ズームレンズ3本(※)でいっぱいになる程度のバッグで上記ボディ2台とレンズ群が入って、まだ余裕があります。

(※ F4 通しの広角、標準、望遠ズームのこと。今のキヤノンなら EF16-35mm F4L IS、EF24-70mm F4L IS または EF24-105mm F4L IS、EF70-200mm F4L IS の3本)

バッグが重く大きくなればなるほど行動力も落ちますから、いくら飛行機で飛んで空港からレンタカー移動メインといっても、持ち出すシステムは軽く、そしてバリエーションは多い方が良いので、そういう時に高画質なミラーレス機は頼もしいですね。

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(X-T1含め富士機で動き物は論外。ちょい撮りしてもやはり残念…)


今回は悩んだ挙げ句、(天気が微妙だったことも含め)ヒコーキ撮影を諦めて富士フイルムのシステムで行ったわけですが、久しぶりに夏の美瑛満喫が主目的だったので概ね正解だったかな、と。

ヒコーキ撮影を諦めて…といいつつ、東川の写真家さんを訪ねる途中に旭川空港近くとか、美瑛の某所とか某所からちょい撮りしちゃうわけですが、X-T1 でも相変わらず AF-C や迅速な AF 撮影は盛大にピンボケ倒しのウンコ合焦率でした。まあ、

改良されたとは言え、富士フイルム機はじっくり撮影カメラ


ではあり、その点は X-E2 も X-T1 も同じですね。

ただ、EOS & EF システムを持っていくとなると、機材持ち込みサイズ&重量を気にしながら EOS & EF システムをパッキングして、その隙間に幾ばくかの Xマウントシステムを入れる、ということになって中途半端になりそうでしたから、割り切って正解だったように思います。

それにヒコーキ撮影を除けば、概ね富士フイルムのカメラの出す絵に不満はなく(X-T1 の操作性や縦グリップはアレだけど)、「コンパクトにミラーレス機で行くならボディも X-T1 だけにしとくか?」と思いつつも、X-E2 を持っていける余裕がありましたから、結果的に良かったと思います。

なにせ

X-E2 も X-T1 も出てくる画像は殆ど全く同じ


と言って良いわけで、そういう点でも X-T1 のサブ機としての X-E2 は悪くない、と改めて感じることになりました。

(X-E1 も出す絵に大差ないけれど、あのモッサリ反応機には戻りたくない……)

レンズを多く持っていきつつ 2台のボディで使い分ける時には、フルサイズ機と APS-C 機、APS-H 機といったセンサーサイズによる画角差を生かして使い分けるのも便利なのですが、同一メーカーの同一センサーサイズなら、できるだけ画質差がない方が便利に感じます。

もちろん、ファインダーの差、チルト液晶の有無を考えると X-T1 の2台体制の方が良いのは言う間でもないですが、ボディサイズにも差がありますし、何よりも操作性でストレスの溜まる X-T1 をもう1台買うなんて 200% 考えられません。

そういうこともあって、当面は X-E2 を手放さずにおこうかな〜、と思い直した北海道旅でした。

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ちなみに、ボディを2台持っていくと、意外と邪魔になるのがストラップ。ボディ本体の容量も2台となると多少取りますが、コンパクトならミラーレス機ならそうそう負担にならないのですが、

カメラバックの中でネックストラップが2本絡むのは、結構鬱陶しい


ものだったりします。

そんなこともあって今回は、サブ機の X-E2 はハンドグリップにして、それだとカメラを手から離すことができなくなって2台同時使い時に困るので、

X-E2_20140709B


こんな感じでハンドグリップの先にカラビナを付け、適宜ベルトやカメラバッグのリングにかけられるようにしました。

もちろん、通常は使わない時にはカメラバッグにしまいこむのですが、とっさの時や、カメラバッグから離れて2台持ちで撮りに行く時には、カラビナでベルトに引っかけられるようにしておくと結構便利でした。

まあ、軽量なミラーレス機とミラーレス用レンズだからできることですが、今回思いつきで試してみて、念のために持っていった、もう一本のネックストラップも結局使うことはなかったので、今後 X-T1 と X-E2 の 2台体制で出かける時は、こういう形でいくことになりそうです。


とまぁ、今回は X-T1 と X-E2 の2台体制の話ばかりになってしまったので、X-E2 そのものの改めての感想は次回記事にでも。