一部のマニアだけのものだった廉価データー通信 SIM が一般層向けにアピールされるようになって久しい昨今ですが、通話可能な安価 SIM とともにプリペイド式の SIMカードは少数派です。
SIMロックフリー端末と合わせて発売されることの多い通話可能な廉価 SIM と異なり、プリペイド SIM はさらに提供しているところが少数派でありますが、元々「廉価データー通信 SIM ≒ 日本通信」だった時代は、プリペイド式の SIM は主力商品でした。
私も最初に廉価データー通信 SIM を使い始めたのは、日本通信 b-mobile U300。最大通信速度 300kbps(実際には 200kbps も出れば良い方だった)で月あたり2千数百円という価格でしたが、30/180/365日分の前払いシステムは決して悪くないシステムでした。
Amazon やヨドバシで 180日分の SIM パッケージを買ってきて携帯で手続きをすれば即開通。最初に1万数千円払えば、6ヶ月は料金を気にせず使えるというのは気分的に楽だった、と今でも思います。
(その後の高速版 b-mobile Fair も使いましたし、e-mobile も通常回線以外に EMチャージを使っていて、プリペイド方式は結構自分の好みです)
(U300 も現役だが、今は「6ヶ月定額」「1GB 定額」がメイン)
さて、そんなプリペイド型データー通信 SIM ですが現在もなお数は少なく、細々と続くイーモバイルの「EM Charge」と日本通信 b-mobile の「6ヶ月定額」「1GB 定額」に加え、先日空港に SIM の自動販売機を設置したとして話題になった「OCN モバイル ONE プリペイド」など、ごく少数。
そして MNVO 大手の IIJmio からも「IJmio SIM プリペイドパック ( 500MB ) 」というものが発売されていましたが、再チャージ不可という事実上の使い捨て SIM でした。
(通常の月額制「IIJmio高速モバイル/Dサービス」にアップグレード可能とはいうものの、だったら最初からそちらを契約した方がずっと良いわけで)
出しているけど、イマイチなんだかなー、なプリペイド SIM でしたが、昨日発表で
なりました。
■ IIJ、個人向けデータ通信サービスにおいて高速通信用データ量をチャージできる「IIJmioクーポンカード」を提供開始 | 2014年 | IIJ
単に「IJmio SIM プリペイドパック」にリチャージが可能になっただけではなく、以下の2点がなかなかよく考えられています。
というのがミソ。せっかくのプリペイド式 SIM ですから追加チャージもクレジットカード登録不要であるべきですね。
いずれにしても、これで
と言えるようになりました。
「OCN モバイル ONE プリペイド」は
という欠点があり、特にすぐに使えない時点でプリペイド SIM としては論外。
■ OCN モバイル ONE プリペイド(プリペイドSIMカード)
日本通信 b-mobile は様々なパッケージ/プランがあり、最大 6ヶ月先払いができるのは楽ですが、毎月 1GB の高速通信権で月あたり2千数百円というのは、今となっては少々高い(6ヶ月定額の場合)ですし、リチャージにクレジットカード必須というのはプリペイド SIM なのに本末転倒。
また、イーモバイルの EMチャージは月単位で利用すると元々大手キャリアと同じくらいの料金がかかりますから、
という印象です。
最初は 500MB の高速通信権がついて 4,094円(利用開始日の3ヶ月後の月末まで有効)、追加クーポンが 500MB で 1,500円、2GB で 3,000円というのも悪くない価格です(月額制より多少割高なのは仕方ない)。
ただし、「IIJmioクーポンカード」は当初ビックカメラグループ(コジマ、ソフマップ含む)のみでの取り扱いであることと、
という仕様ですので、リチャージ用のカードが手軽に買えないとちょっと怖いかもしれません(予備を常に用意しておくなら良いけど)。
それが気になるなら、1日30MB の高速通信分を使い切っても低速通信可能な「OCN モバイル ONE プリペイド」が良いかも知れません(すぐに使えないプリペイド SIM もどうかと思いますが…)。
3〜4ヶ月で 500MB分くらいで賄えるくらいの通信量、たまに使うだけ、一定期間だけのちょい使い、メイン端末でテザリングもできるサブ端末用、というなら、こういったプリペイド SIM も良いと思いますし、割安に使えるでしょう。
もちろん、ある程度使う人で、クレジットカード登録がどうしても嫌だ、クレジットカードが持てないという人でなければ、通常の月額制プランを使った方がお得なのは間違いありません。
■ IIJmioプリペイドパック
■ IIJmioクーポンカード for BIC SIM
SIMロックフリー端末と合わせて発売されることの多い通話可能な廉価 SIM と異なり、プリペイド SIM はさらに提供しているところが少数派でありますが、元々「廉価データー通信 SIM ≒ 日本通信」だった時代は、プリペイド式の SIM は主力商品でした。
私も最初に廉価データー通信 SIM を使い始めたのは、日本通信 b-mobile U300。最大通信速度 300kbps(実際には 200kbps も出れば良い方だった)で月あたり2千数百円という価格でしたが、30/180/365日分の前払いシステムは決して悪くないシステムでした。
Amazon やヨドバシで 180日分の SIM パッケージを買ってきて携帯で手続きをすれば即開通。最初に1万数千円払えば、6ヶ月は料金を気にせず使えるというのは気分的に楽だった、と今でも思います。
(その後の高速版 b-mobile Fair も使いましたし、e-mobile も通常回線以外に EMチャージを使っていて、プリペイド方式は結構自分の好みです)
(U300 も現役だが、今は「6ヶ月定額」「1GB 定額」がメイン)
さて、そんなプリペイド型データー通信 SIM ですが現在もなお数は少なく、細々と続くイーモバイルの「EM Charge」と日本通信 b-mobile の「6ヶ月定額」「1GB 定額」に加え、先日空港に SIM の自動販売機を設置したとして話題になった「OCN モバイル ONE プリペイド」など、ごく少数。
そして MNVO 大手の IIJmio からも「IJmio SIM プリペイドパック ( 500MB ) 」というものが発売されていましたが、再チャージ不可という事実上の使い捨て SIM でした。
(通常の月額制「IIJmio高速モバイル/Dサービス」にアップグレード可能とはいうものの、だったら最初からそちらを契約した方がずっと良いわけで)
出しているけど、イマイチなんだかなー、なプリペイド SIM でしたが、昨日発表で
IJmio SIM プリペイドパックもリチャージ可能に
なりました。
■ IIJ、個人向けデータ通信サービスにおいて高速通信用データ量をチャージできる「IIJmioクーポンカード」を提供開始 | 2014年 | IIJ
単に「IJmio SIM プリペイドパック」にリチャージが可能になっただけではなく、以下の2点がなかなかよく考えられています。
- プリペイド SIM にリチャージする時もプリペイドカードを買って登録するだけなので、リチャージにクレジットカード不要
(日本通信 b-mobile はチャージ可能なプリペイド SIM があるもののクレジットカード登録必須。EMチャージはクレジットカードか WebMoney プリペイドカードのいずれか) - プリペイド制の「「IJmio SIM プリペイドパック」用だけでなく、月額制の「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の高速通信クーポンとしても使える
というのがミソ。せっかくのプリペイド式 SIM ですから追加チャージもクレジットカード登録不要であるべきですね。
いずれにしても、これで
プリペイドの廉価データー通信 SIM なら IIJmio も有力候補
と言えるようになりました。
「OCN モバイル ONE プリペイド」は
- パッケージを買ってもすぐに開通手続きができず、プリペイド式なのに SIMは数日後に送られてくるという間抜け仕様
(OCN モバイルは質は良いけど、この点は時代遅れなお役所仕事仕様) - 有効期間が 30日と短く、延長パッケージも 50日と短い
(高速通信分はまとめてではなく、毎日30MB)
という欠点があり、特にすぐに使えない時点でプリペイド SIM としては論外。
■ OCN モバイル ONE プリペイド(プリペイドSIMカード)
日本通信 b-mobile は様々なパッケージ/プランがあり、最大 6ヶ月先払いができるのは楽ですが、毎月 1GB の高速通信権で月あたり2千数百円というのは、今となっては少々高い(6ヶ月定額の場合)ですし、リチャージにクレジットカード必須というのはプリペイド SIM なのに本末転倒。
また、イーモバイルの EMチャージは月単位で利用すると元々大手キャリアと同じくらいの料金がかかりますから、
お手軽にサクッとプリペイド SIM を使うなら IIJmio は有力
という印象です。
最初は 500MB の高速通信権がついて 4,094円(利用開始日の3ヶ月後の月末まで有効)、追加クーポンが 500MB で 1,500円、2GB で 3,000円というのも悪くない価格です(月額制より多少割高なのは仕方ない)。
ただし、「IIJmioクーポンカード」は当初ビックカメラグループ(コジマ、ソフマップ含む)のみでの取り扱いであることと、
IIJmio のプリペイド SIM は常に高速通信で
通信量使い切ったら(追加チャージするまで)通信不可
通信量使い切ったら(追加チャージするまで)通信不可
という仕様ですので、リチャージ用のカードが手軽に買えないとちょっと怖いかもしれません(予備を常に用意しておくなら良いけど)。
それが気になるなら、1日30MB の高速通信分を使い切っても低速通信可能な「OCN モバイル ONE プリペイド」が良いかも知れません(すぐに使えないプリペイド SIM もどうかと思いますが…)。
3〜4ヶ月で 500MB分くらいで賄えるくらいの通信量、たまに使うだけ、一定期間だけのちょい使い、メイン端末でテザリングもできるサブ端末用、というなら、こういったプリペイド SIM も良いと思いますし、割安に使えるでしょう。
もちろん、ある程度使う人で、クレジットカード登録がどうしても嫌だ、クレジットカードが持てないという人でなければ、通常の月額制プランを使った方がお得なのは間違いありません。
■ IIJmioプリペイドパック
■ IIJmioクーポンカード for BIC SIM
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