昨今、パイロット(機長資格者)不足による減便問題が話題になっている国内 LCC ですが、国内 LCC 3社の1つ、ジェットスター・ジャパンが有料会員プログラム「Club Jetstar(クラブジェットスター)」をスタートさせると発表しました。

Club Jetstar | ジェットスター

航空会社の有料会員プログラムと言えば、大手キャリアにおける基準搭乗距離/搭乗数をクリアした人向けの上級会員(クレジットカード)システム、ANA Super Flyers Club (SFC) や JAL Global Club (JGC) がありますが、「Club Jetstar」は3千円強払えば誰でも加入できるシステムです。

大手キャリアの上級会員向けクレジットカードシステムでは年会費が1万円以上取られますが、「Club Jetstar」は LCC らしく初年度が 3,290円(入会金)、2年目以降は年会費 3,390円と安価で、敷居も低い会員システムです。

反面、SFC や JGC のようなラウンジサービス、専用カウンター、預け入れ荷物の重量・個数優遇のようなサービスはなく、サービス内容は以下のようになっています。



  • 500円セールなど、年4回の会員限定セールに参加できる
    (Club Jetstar会員ご本人が予約・搭乗する場合に限り、非会員分も一緒に予約可能)

  • Agoda.com のホテルが 5%割引

  • Global WiFi の WiFi レンタルサービスが 10%割引
    (オーストラリア、シンガポール、フィリピン、台湾、タイで利用の場合のみ、1日につき通信料金が50円引き、受取手数料が500円が無料)


ぶっちゃけ、

有料会員プログラムなのに、メリットこれだけ?


という感は否めません。年会費は安いかもしれないけれど、個人的には「これで加入する人がどれだけいるんだろう?」と思っちゃうくらい。

JAL JGC や ANA SFC は年会費が1万円以上もするけれど、専用の手荷物検査場、専用カウンター、ラウンジサービス、預け入れ荷物の優先受け取りなどなど、近年搭乗回数が少なくなっていても十分に年会費払っている分の恩恵があると感じますが、「Club Jetstar」は上記内容で金取るのか…感が否めません。

個人的にジェットスター・ジャパンも就航初年度はそこそこ使っていたのですが、第二の拠点を関空に置くとか言いながら諸々の問題から、むしろ関空からの国内線発着便は初年度より減ったまま、ダイヤもイマイチで使いたくてもロクに使えませんから、余計にそう感じるのかもしれません。

オーストラリアなど国際線でジェットスターをよく使う人向けではあるようですが、それにしてもイマイチ妙味の少ない、最安価格は確かに安いけど付けるとイマイチ微妙になるオプション料金みたいな気がします。

ジェットスターには関空発国内線でやりたい放題のピーチに対抗してもらいたいんですけどねぇ。関空でやる気出せよ、ホント。まあ、パイロット問題で当分は関空に拠点作って増便なんて無理かもしれないけど。

LCC で日本の航空料金が安くなったとか言われますが、国内線なのに3ヶ月も4ヶ月も前に予約するならともかく、それ以外では最近あまり安さを感じません。大手キャリアが本気でコスト意識に目覚める前、機体のダウンサイジングに熱心になる前の、ジャンボが日本の空をバカスカ飛びまくっていた頃の方が、むしろ空の旅はしやすかった、楽しかったんじゃないかなぁ、と思う昨今です。