今年1月に第二弾がリリースされたリコー GR の機能拡張ファームウェア・アップデートですが、本日第三弾がリリースされました。

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Firmware Update Software for GR|ダウンロードサービス/デジタルカメラ関連ソフトウェア | RICOH IMAGING

リコー GR の機能拡張ファームウェア・アップデートは「これくらい最初から入れとけや」という機能追加ではなく、発売時からそれなりの完成度、満足度がありつつ、さらにファームウェア・アップデートで機能追加されるので有り難いです。

昨年の機能拡張第一弾で追加された 47mm クロップ機能はまさかでしたが大変うれしい機能で、しょっちゅう使っていますし、Eye-Fi 利用時の RAW 転送禁止やシャッターボタン確定、Pモードの解放優先プログラム線図は常用し、フォルダ名設定変更も使っていて、どれも今やなくてはならない、あって自然な機能拡張です。

そして今回の機能拡張ファームウェア・アップデートの内容は以下の通り。第二弾あたりから、かなり地味になっていますが、これだけ細かくカスタマイズできる GR になかったのが不思議な設定もサポートされています。



■ [撮影設定]の[エフェクト]に[シフトクロップ]が追加されます。

エフェクトの一種として、1:1 のクロップを行うことで見上げて建物など直線的なものを撮る時にアオリ感を減らして撮れるようにするもの。


■ [セットアップ]に、[AFモード]が追加されます。[ノーマル][高速]から選択できます。

AF速度を少しでも上げたい時に「高速」設定が追加。限界までAF高速化するため、AF動作時は背面液晶の動作がストップする(それゆえ、動きもの相手などには使えないが仕方ない)。


■ [セットアップ]に、[カード連続 No.]が追加されます。[ON][OFF]から選択できます。

メモリーカードを入れ替えた時に撮影写真のファイルナンバーをリセットする機能。意外にも GR になかったとは。オフでカード交換時にファイルナンバーがリセットされる。


■ [セットアップ]に、[再生アニメーション]が追加されます。[ON][OFF]から選択できます。

1画像再生時に前後の写真へ移動する際のアニメーションを切ることができるようになりました。素早く見たい時には鬱陶しかったので、これも嬉しいですね。ってか、GR ならこれくらいあると思って探したことがありました(^^;;


■ 再生モードで"RAW +"画像を削除する際、[1ファイル削除]は[RAW+JPEG削除][JPEGのみ削除][RAWのみ削除]になります。

RAW + JPEG 撮影した写真を削除する場合に、RAW&JPEG両方とも削除されていたのが、RAWだけ削除、JPEGだけ削除が可能になりました。これはリコーに要望もしたことがあるので、個人的にすごく嬉しいですね!キヤノンでは常用している機能なので、これは有難いッス!


とまぁ、以上の5点に加え、

  • 絞りプレビューの操作性改善

  • MacとUSB接続時の安定性向上


という修正が行われています。

今回の機能追加ファームウェア・アップデートでは「RAW+JPEG 撮影画像の RAWだけ削除、JPEGだけ削除」ができるようになったは大歓迎で今後使うこともあるのは間違いないですが、シフトクロップも意外と役立つ場面がありそうです。

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シフトクロップはエフェクト扱いで、縦位置、撮影モード限定、AFは強制スポットAFなど制限は多いものの、建物を下から撮る時の△な感じがなくなって撮れるなら良いかもしれません。Photoshop を使えば補正はできますが、コンパクトカメラで気軽に撮ってるからこそ、多くの制限付き 1:1 クロップとは言え、ちょいとボディだけでできるのは良さそうですね。

特に RAW からエフェクト付き現像が可能というのはリコーの良いところなので(見習ってもらいたい他社も多い)、とりあえず RAW で撮っておいてシフトクロップをダメ元で試してみる形もできるのは気楽で、コンパクトデジカメに相応しい点です。

今日は GR を持って出ようかと思いつつも、客先に行くのに薄いレザーバックだったので止めたため帰宅するまでファームウェア更新もできず試すことができないのが残念。東福寺や京都タワーあたりで試してみたかった……


(7万円前後とかなり値ごろ感が出てきたかも。良いカメラです)