タブレットのキーボードカバーは、タブレット本体と一体にして運べるし、机がなくてもノートパソコンのように膝上などで使える外部キーボードになるので、タブレットでどこでもタイピング作業をするには便利な一品。

私も過去に常用したタブレットでは全てキーボードカバーを買ってきましたが、やっぱり一番信頼が置けるのがロジクール。安い中華製キーボードカバーが氾濫していますが、迷ったらロジクール買っておけば安定。過去の経験上そう言いたくなります。

ただ、ロジクール製品に限らず、キーボードカバーの難点は厚み。キーボードですからある程度のキーピッチ、剛性がないと使い物になりませんのでやむを得ないわけですが、それでも 7〜8mm ともなると、

「キーボードカバーは便利だけど、装着したら iPad の厚みが倍になるもんなぁ」

という悩みもまた同梱されます。

ということで、ロジクールから従来のキーボードカバー TF715/TM715 から更に薄型化した新型キーボードカバーが発表されました。

iK1060(iPad Air用)& iK0760(iPad mini用)

型番も T から始まるシリーズから一新されています。発売は 6月6日、価格は iPad Air 用が 10,800円、iPad mini用が 9,800円。現行製品の発売時と同価格ですね。


サイズ・重量やキー周りのスペックを現行の TF715/TM715 と比較すると、以下のようになります。

【iPad Air 用】TF715(現行)iK1060(新型)
サイズ240×169.5×7.3mm239.8×173.6×6.4mm
重量(電池込)336g323g
キーレイアウト64キー英語76キー英語
キーピッチ17.2mm17mm
キーストローク1.5mm1.5mm
キー押下圧58g58g


【iPad mini 用】TM715(現行)iK0760(新型)
サイズ200×140.7×7.3mm199.4×139×6.4mm
重量(電池込)208g222g
キーレイアウト60キー英語59キー英語
キーピッチ16mm16mm
キーストローク1.5mm1.5mm
キー押下圧60g58g

Ultrathin Magnetic Clip-on Keyboard Cover for iPad Air - Logicool
Ultrathin Magnetic Clip-On Keyboard Cover for iPad mini - Logicool

薄くなっているだけではなく

キーレイアウトが変わった


点もあり、特に iPad Air 用は機能キーが独立した列になった点は大きな変化ですし、TK710/TK715 では数字/機能キーがやたら小さかったのが改善されているのは従来ユーザーにも魅力だと思います。

その分、下記写真を見ても判るように iPad を立て掛けるスリットの位置が後ろになっていますので、バランス的にはギリギリになったかもしれず、車内とかで膝上で使う時は気をつけた方が良いでしょうね(中華製キーボードカバーの中には押さえてないと後ろへ倒れる製品もあったけど ^^;)

Logicool_iK1060_Release2TF715
(iPad Air用 現行モデル TF715)

Logicool_iK1060_Release1
(iPad Air用新型モデル iK1060)


いずれにせよ、薄くなったのは大歓迎ですので、これから買う人は要検討でしょう。まあ、現行製品が安くなってるので、「キーボードカバーを使うんだから多少の厚さは気にしない」という人は現行モデルでも良いかも知れません。

iPad Air と、仮想キーボードと、キーボードカバーと、単体キーボード


(現行モデルは 6千円台まで下がっているので、コスパ的にはかなり良い感じ)