ガラケーの時代からケータイをなくしたり、すぐに取りに戻れないところに置き忘れた、ということはなく、スマートフォンになってもそれは変わらないのですが、何故か大型サイズの iPad だけは忘れ物をしたことが何度かあり、先日もまたやってしまいました。
今回は忘れた先が県外とはいえ、友人の車ということで大したことはなかったのですが、一昨年 LCC ピーチ就航当初に機内に忘れた時は結構大変でした。最終便でもないのに、夜になると忘れ物問い合わせが一切できず、関空の人ですら連絡できないですねぇ、ということで「これが LCC ということか」というのを早々に体感しましたからね。
■ 日本初の LCC ピーチで機内に忘れ物をした時の記録
結局この時も翌朝になって連絡がついて無事手元に戻ってきましたが、離着陸時に電源をオフっていたり機内モードにしていると、端末の位置情報確認もリモートワイプも効かないので焦ります(ログイン失敗10回で中身強制消去は有効にしていますが)。
タブレットも SIMロックフリー機を愛用する理由の一つに紛失時にリモート操作できるからなのですが、こういう時は無力だということを身を持って知ったので、以後着陸時のシートベルトサインが点灯した時には全ての荷物をカバンに入れ、前座席背面のシートポケットには何も残さない、というのを徹底しています(^_^;)
ちなみに、iOS / Apple製品では随分前から端末の現在位置を確認したり、リモートワイプできる機能を標準で提供していて、その点も Android が iOS と比べて足りない部分でしたが(セキュリティアプリで対応する手段はあったが)、今は Android デバイスマネージャがあるので、この点でも iOS の優位性はなくなりました。
さて、そんな忘れ物をするくらい持ち出している iPad Air ですが、出先でタブレットを使って何か作業することが多いために持ち出し用タブレットが 7インチクラスの小型タブレットからデカ iPad へ舞い戻ったことを前回記事で記しました。
特にフルサイズ iPad くらいのサイズがあると仮想キーボードが実用になる、タイピング作業のことを考えて外部キーボードやキーボードカバーを持ち歩かなくて済む、と再認識したことが iPad Air を持ち出しタブレットのファーストチョイスとなった主要因です。
しかし、だからといって外部キーボードを持ち歩かなくなったわけでもありません。状況に応じて、外部キーボードを持ち歩いています。
ただ、
という変化はあります。
そして、先日 ITmedia にて
■ タブレットに外付けキーボードを付ける人と付けない人 それぞれの譲れない主張 − TechTargetジャパン スマートモバイル
こんな(ある意味このブログと同じくらいどうでもいい)記事が載っていて、ちょっと思うところがあったので、iPad Air とキーボードの関係について
の 3形態について個人的な見解を述べてみたいと思います。
タブレットで文字入力するのに一番プリミティブな形態ですが、何度も言っているように iPad Air くらいのサイズがあると仮想キーボードもキーピッチがそれなりにあるので、それなりに実用的と思っています。横画面限定ですが、タッチタイプが可能です。
もちろん、タッチパネルへのタイピングは打鍵感もなく数字キー列のない配列なので、ハードウェアキーボードの快適さには遠く及びません。しかし、7〜8インチタブレット向けキーボードケース製品に見られるような、キーピッチの狭いミニキーボードでタイプするよりはマシ、と私は思っています。
人それぞれの好み、考え方はあるでしょうが、私はタブレット+キーボードの組み合わせを色々使ってきたなかで
ではないかと感じています(仮想キーボードは後述する問題が別途あるが)。
加えて仮想キーボードを使う利点として、
というメリットがあります。
キーボードケース/カバー製品にタブレットを立て掛けて使うのは便利なのですが、バランスは決して良くないので揺れる車内などではタイプしにくいですし、単体の外部キーボード製品では適切な位置&サイズの机(台)がないと使うのは使うのは難しいですから、タブレット単体で完結できるのは理想です。
ただ、言わずもがななことですが、仮想キーボードには上記画面のように「仮想キーボードで画面の半分くらいが見えなくなる」という最大かつ致命的な欠点があります(横画面の場合)。これはどうにもなりませんから、仮想キーボードを使えるシーンは限定的にならざるを得ません。
メールの返信を書く、ちょっとしたファイルの修正、リモートコンソールでのメンテナンス、このようなブログ記事の草稿をエディタに書く程度なら仮想キーボードでも問題ありませんが、Office 系アプリを使う場合やページ全体を見ながら修正というような場合には厳しい環境です。
(Keynote で簡単な資料を作るくらいなら仮想キーボードでも何とかできるけど)
タイピング環境を犠牲にしても縦画面にすることで表示領域を増やせるので、場合によってはそういった手段も使いますが、そうなるとキーボード幅が狭くなって長文タイピングには不向きになりますし、なにより縦持ちで快適にタイプできる持ち方、端末の置き方というのは、なかなか作りづらいものです。
というわけで、そういう作業が必要な時は外部キーボードを利用するようにしますし、それができない場合、草稿やメモ段階は仮想キーボードで、仕上げは外部キーボードを使って、という(至極当然な)使い分けですね。まあ、仕上げはパソコンということの方が多いですけれども。
タイピング環境だけを見れば iPad Air なら(横画面の)仮想キーボードは実用的ですが、表示画面が狭くなる欠点がある限り、タブレットで文字入力をするには必要に応じて外付けキーボードを使う必要性があるのは変わらないでしょう。
(横画面で仮想キーボードを使う際における表示領域の観点からも、画面比率 4:3 の iPad は良いですね。16:9 画面の横画面で仮想キーボードを使うのは非現実的な表示域の狭さです)
昔から iPad で愛用してきたタブレット用のキーボードカバー/キーボードケース。Nexus 7 や iPad mini といった小型キーボードでも愛用していました。
タブレット本体と一体化して運べる、キーボードカバー/キーボードケースにタブレット本体を立て掛けてノートパソコンライクに使える、というのがメリットです。独立した単体キーボードを使うにはきちんとした机がないと使えませんが、これならラップトップ(膝上)でも使えます。
そして今回、iPad Air でもキーボードカバーを購入したことは先日の記事で紹介しました。
■ リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【1】
■ リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【2】良いところ編
■ リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【3】ちょっと足りない編
この Anker Keyboard Cover には大きな不満もなく、コストパフォーマンスの良い製品だと思っていますが、実際に使っているかというと殆ど使っていません。「あまり使わないだろうなぁ…」と思いつつ購入したのですが、やっぱりですね。
理由の一つは前項に書いたとおり、小型タブレットと異なり iPad Air のサイズだと(表示領域の問題はあっても)仮想キーボードがそれなりに実用的ということ。とりあえず仮想キーボードだけで何とかできるシーンがあります。
そしてもう一つは、当たり前のことですが
という問題。せっかく薄く軽くなってきているタブレット本体が台無しです。特に端末サイズの大きな iPad Air クラスでは、自ずとキーボードカバーも大きい分だけ重さの増加も馬鹿になりません。
重く厚かった第三世代 iPad 常用時に「iPad にキーボードカバー付けたら重さは MacBook Air と大差ないし、厚みはむしろこっちの方が厚いくらい」と思い始めて徐々に使わなくなっていったわけですが、iPad Air でも基本的にはあまり使いたくありません。
(持ち歩き時の厚みは、ほぼ倍くらいになる)
この手のキーボードカバー製品はタブレット本体の背面保護はないものの、端末を包み込むタイプのキーボードケース製品より厚みが抑えられる、脱着が簡単でタブレット単体としてもすぐ使えるのが良いところですが、
ので、最近は極めて限定した時にしか持ち歩かなくなっていますね(車中での移動が多い時くらい)。
厚みはともかく、実際の重さとしては MacBook Air の方が重いのですが、印象として「タブレットを軽快に持ち運ぶ」感覚から遠くなるので、Nexus 7 や iPad mini の時とは違って敬遠気味になっています。
前項で書いたように、iPad Air でもキーボードカバー製品を購入、使ってみて
「やっぱりこのサイズのタブレットにキーボードカバー/キーボードケースを使っていると厚く重くなって、ノートパソコンと変わらない気がするわー」
ということになったので、キーボードカバー/キーボードケース大愛用状態から
という(一般的であろう)スタイルに戻ってきました。
使っているキーボードは Windows 8 タブレットや Nexus 7 用キーボードとしても愛用していた、リュウドの折りたたみキーボード RBK-3000BTです。
以前このブログでも紹介したことがありますが、キーピッチや配列も良好だし、4端末対応のマルチペアリング、日本語キーボードと英語キーボードの切り替えも可能、と隙のない製品で愛用しています。
■ ICONIA W3-810 とベストマッチの折り畳みモバイルキーボードを探して辿り着いた リュウド RBK-3000BT は満足の一品【前編】
■ 日本語配列のモバイル折りたたみキーボードの決定版と言っちゃう?そんな良い点、少しのイマイチな点まとめ リュウド RBK-3000BT【中編】
■ Windows 8 にも Android にも、そして iOS でも便利! Android と iOS で試す リュウド RBK-3000BT【後編】
この RBK-3000BT は Android / Windows 用ですが、iPad でも通常のタイピングには殆ど問題なく使えています。Windows 用キーボードを Mac で使う時と同じく言語切り替えは Win + Space ですね。
ただ、iPhone/iPad 向けキーボードにあるような機能キー(ミュートキーや音量キー、照度調整キーや仮想キーボードON/OFF キーなど)は一切ありませんし、ホームボタンキーもないので、ホームボタンは常に iPad Air のホームボタンへ手を伸ばすことになります。
(ホーム画面へ戻る時やアプリのタスク切り替えは、正直ちょっと面倒くさい)
RBK-3000BT のキー配列を英語キーボードに切り替えておけば、通常文字のタイピングには殆ど問題ないのですが、一部アプリでは |(縦棒/バーティカルバー)など一部記号が入らない場合もあります。
ですので、iPhone / iPad で使うのであれば、RBK-3000BT の iOS 向けである RBK-3200BTi の方が良いかと思います。
私の場合は RBK-3000BT を持っていますし、何とかなっていますので、そのまま流用しています。4台の端末とペアリングできますから、Windows タブレット、Android タブレット、Android スマートフォンに iPad Air と賄えています。
また、RBK-3000BT は折り畳みキーボードの中でもかなりマシな方ですが、折り畳み式という構造上どうしても剛性感がなくてタイプ時にばたつきますので、理想的には
Apple 純正ワイヤレスキーボード
が一番ですし、iPad をバリバリ仕事に使っている人たちはコレを使っている人が多いようです。プラスティックボディのキーボードとは全然違いますし、それでいてコンパクト、iPad との相性抜群ですから。
個人的には Apple 純正キーボードの Lightning 端子版が出れば購入してみたいと思っているのですが……。有線接続なら機内でも使えますし、変換アダプタ付けてUSB版を使うのはスマートではないですしねぇ。
まあ、Apple から Lightning版キーボードが出るより機内での通信解禁の方が早い気がするというか、機内 Wi-Fi が利用可能になるなら、もっと微弱な Bluetooth も OK でも問題ないでしょうからねぇ。
以上、iPad Air とキーボードの個人的な使い方について書いてみました。Nexus 7 や iPad mini とは違ってキーボードカバーの利用頻度は極端に下がりました。
今後またしばらくしたら変わるかもしれませんが、iPad Air が持ち出し用タブレットのファーストチョイスである限りは当面変わらないように思います。
ちなみに、iPad Air が持ち出し用タブレットのファーストチョイスになっていることもあって、脱着が簡単な iPad Air 用背面ケースは思いのほか愛用しています。
■ クリアかつ厚さ控えめだけど着脱簡単!傷がつきにくい クラリティ素材の iPad Air 用背面ケース
普段は外しておいて、たまに付けるだけのつもりが、付けている時間の方が長くなりつつありますが、気分で脱着がサクサクできつつも厚みが控えめなのは良いですね。
■ タブレット用キーボードは、単体キーボードが良いのか?カバー/ケースタイプが良いのか?
(Lightning 端子直結のキーボードは既にあるが、キーボード自体が少々微妙な…)
今回は忘れた先が県外とはいえ、友人の車ということで大したことはなかったのですが、一昨年 LCC ピーチ就航当初に機内に忘れた時は結構大変でした。最終便でもないのに、夜になると忘れ物問い合わせが一切できず、関空の人ですら連絡できないですねぇ、ということで「これが LCC ということか」というのを早々に体感しましたからね。
■ 日本初の LCC ピーチで機内に忘れ物をした時の記録
結局この時も翌朝になって連絡がついて無事手元に戻ってきましたが、離着陸時に電源をオフっていたり機内モードにしていると、端末の位置情報確認もリモートワイプも効かないので焦ります(ログイン失敗10回で中身強制消去は有効にしていますが)。
タブレットも SIMロックフリー機を愛用する理由の一つに紛失時にリモート操作できるからなのですが、こういう時は無力だということを身を持って知ったので、以後着陸時のシートベルトサインが点灯した時には全ての荷物をカバンに入れ、前座席背面のシートポケットには何も残さない、というのを徹底しています(^_^;)
ちなみに、iOS / Apple製品では随分前から端末の現在位置を確認したり、リモートワイプできる機能を標準で提供していて、その点も Android が iOS と比べて足りない部分でしたが(セキュリティアプリで対応する手段はあったが)、今は Android デバイスマネージャがあるので、この点でも iOS の優位性はなくなりました。
さて、そんな忘れ物をするくらい持ち出している iPad Air ですが、出先でタブレットを使って何か作業することが多いために持ち出し用タブレットが 7インチクラスの小型タブレットからデカ iPad へ舞い戻ったことを前回記事で記しました。
特にフルサイズ iPad くらいのサイズがあると仮想キーボードが実用になる、タイピング作業のことを考えて外部キーボードやキーボードカバーを持ち歩かなくて済む、と再認識したことが iPad Air を持ち出しタブレットのファーストチョイスとなった主要因です。
しかし、だからといって外部キーボードを持ち歩かなくなったわけでもありません。状況に応じて、外部キーボードを持ち歩いています。
ただ、
- 小型タブレットを持ち歩いていた時と比べると、外部キーボードを持ち歩く頻度は減った
- キーボードカバー/キーボードケースは、ほぼ使わなくなった
(iPad Air 用キーボードカバーも買ったが、殆ど使っていない)
という変化はあります。
そして、先日 ITmedia にて
■ タブレットに外付けキーボードを付ける人と付けない人 それぞれの譲れない主張 − TechTargetジャパン スマートモバイル
こんな(ある意味このブログと同じくらいどうでもいい)記事が載っていて、ちょっと思うところがあったので、iPad Air とキーボードの関係について
- 仮想キーボードを使う場合
- キーボードカバーを使う場合
- 外部キーボードを使う場合
の 3形態について個人的な見解を述べてみたいと思います。
【1】仮想キーボードを使う場合
タブレットで文字入力するのに一番プリミティブな形態ですが、何度も言っているように iPad Air くらいのサイズがあると仮想キーボードもキーピッチがそれなりにあるので、それなりに実用的と思っています。横画面限定ですが、タッチタイプが可能です。
もちろん、タッチパネルへのタイピングは打鍵感もなく数字キー列のない配列なので、ハードウェアキーボードの快適さには遠く及びません。しかし、7〜8インチタブレット向けキーボードケース製品に見られるような、キーピッチの狭いミニキーボードでタイプするよりはマシ、と私は思っています。
人それぞれの好み、考え方はあるでしょうが、私はタブレット+キーボードの組み合わせを色々使ってきたなかで
ことタイピング速度やミスタッチ率だけを取り上げるなら
物理キーか?仮想キーか?よりも、キーピッチの方が重要
物理キーか?仮想キーか?よりも、キーピッチの方が重要
ではないかと感じています(仮想キーボードは後述する問題が別途あるが)。
加えて仮想キーボードを使う利点として、
タブレット単体で完結するため、揺れる車内・機内でも問題なくタイプ可能
というメリットがあります。
キーボードケース/カバー製品にタブレットを立て掛けて使うのは便利なのですが、バランスは決して良くないので揺れる車内などではタイプしにくいですし、単体の外部キーボード製品では適切な位置&サイズの机(台)がないと使うのは使うのは難しいですから、タブレット単体で完結できるのは理想です。
ただ、言わずもがななことですが、仮想キーボードには上記画面のように「仮想キーボードで画面の半分くらいが見えなくなる」という最大かつ致命的な欠点があります(横画面の場合)。これはどうにもなりませんから、仮想キーボードを使えるシーンは限定的にならざるを得ません。
メールの返信を書く、ちょっとしたファイルの修正、リモートコンソールでのメンテナンス、このようなブログ記事の草稿をエディタに書く程度なら仮想キーボードでも問題ありませんが、Office 系アプリを使う場合やページ全体を見ながら修正というような場合には厳しい環境です。
(Keynote で簡単な資料を作るくらいなら仮想キーボードでも何とかできるけど)
タイピング環境を犠牲にしても縦画面にすることで表示領域を増やせるので、場合によってはそういった手段も使いますが、そうなるとキーボード幅が狭くなって長文タイピングには不向きになりますし、なにより縦持ちで快適にタイプできる持ち方、端末の置き方というのは、なかなか作りづらいものです。
というわけで、そういう作業が必要な時は外部キーボードを利用するようにしますし、それができない場合、草稿やメモ段階は仮想キーボードで、仕上げは外部キーボードを使って、という(至極当然な)使い分けですね。まあ、仕上げはパソコンということの方が多いですけれども。
タイピング環境だけを見れば iPad Air なら(横画面の)仮想キーボードは実用的ですが、表示画面が狭くなる欠点がある限り、タブレットで文字入力をするには必要に応じて外付けキーボードを使う必要性があるのは変わらないでしょう。
(横画面で仮想キーボードを使う際における表示領域の観点からも、画面比率 4:3 の iPad は良いですね。16:9 画面の横画面で仮想キーボードを使うのは非現実的な表示域の狭さです)
【2】キーボードカバーを使う場合
昔から iPad で愛用してきたタブレット用のキーボードカバー/キーボードケース。Nexus 7 や iPad mini といった小型キーボードでも愛用していました。
タブレット本体と一体化して運べる、キーボードカバー/キーボードケースにタブレット本体を立て掛けてノートパソコンライクに使える、というのがメリットです。独立した単体キーボードを使うにはきちんとした机がないと使えませんが、これならラップトップ(膝上)でも使えます。
そして今回、iPad Air でもキーボードカバーを購入したことは先日の記事で紹介しました。
■ リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【1】
■ リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【2】良いところ編
■ リーズナブルで真っ当に使える iPad Air用キーボードカバー「Anker Keyboard Cover」【3】ちょっと足りない編
この Anker Keyboard Cover には大きな不満もなく、コストパフォーマンスの良い製品だと思っていますが、実際に使っているかというと殆ど使っていません。「あまり使わないだろうなぁ…」と思いつつ購入したのですが、やっぱりですね。
理由の一つは前項に書いたとおり、小型タブレットと異なり iPad Air のサイズだと(表示領域の問題はあっても)仮想キーボードがそれなりに実用的ということ。とりあえず仮想キーボードだけで何とかできるシーンがあります。
そしてもう一つは、当たり前のことですが
キーボードカバー/キーボードケースを付けると分厚くなる
という問題。せっかく薄く軽くなってきているタブレット本体が台無しです。特に端末サイズの大きな iPad Air クラスでは、自ずとキーボードカバーも大きい分だけ重さの増加も馬鹿になりません。
重く厚かった第三世代 iPad 常用時に「iPad にキーボードカバー付けたら重さは MacBook Air と大差ないし、厚みはむしろこっちの方が厚いくらい」と思い始めて徐々に使わなくなっていったわけですが、iPad Air でも基本的にはあまり使いたくありません。
(持ち歩き時の厚みは、ほぼ倍くらいになる)
この手のキーボードカバー製品はタブレット本体の背面保護はないものの、端末を包み込むタイプのキーボードケース製品より厚みが抑えられる、脱着が簡単でタブレット単体としてもすぐ使えるのが良いところですが、
iPad Air サイズの端末にキーボードカバーを付けていると
ノートパソコンを持ち運んでいる気分になる
ノートパソコンを持ち運んでいる気分になる
ので、最近は極めて限定した時にしか持ち歩かなくなっていますね(車中での移動が多い時くらい)。
厚みはともかく、実際の重さとしては MacBook Air の方が重いのですが、印象として「タブレットを軽快に持ち運ぶ」感覚から遠くなるので、Nexus 7 や iPad mini の時とは違って敬遠気味になっています。
【3】外部キーボードを使う場合
前項で書いたように、iPad Air でもキーボードカバー製品を購入、使ってみて
「やっぱりこのサイズのタブレットにキーボードカバー/キーボードケースを使っていると厚く重くなって、ノートパソコンと変わらない気がするわー」
ということになったので、キーボードカバー/キーボードケース大愛用状態から
- タブレット単体で持ち歩き、ちょっとしたタイピングは仮想キーボードを利用
- 落ち着いたところでタイピング作業する時だけ、単体の Bluetooth キーボードを用意する
という(一般的であろう)スタイルに戻ってきました。
使っているキーボードは Windows 8 タブレットや Nexus 7 用キーボードとしても愛用していた、リュウドの折りたたみキーボード RBK-3000BTです。
以前このブログでも紹介したことがありますが、キーピッチや配列も良好だし、4端末対応のマルチペアリング、日本語キーボードと英語キーボードの切り替えも可能、と隙のない製品で愛用しています。
■ ICONIA W3-810 とベストマッチの折り畳みモバイルキーボードを探して辿り着いた リュウド RBK-3000BT は満足の一品【前編】
■ 日本語配列のモバイル折りたたみキーボードの決定版と言っちゃう?そんな良い点、少しのイマイチな点まとめ リュウド RBK-3000BT【中編】
■ Windows 8 にも Android にも、そして iOS でも便利! Android と iOS で試す リュウド RBK-3000BT【後編】
この RBK-3000BT は Android / Windows 用ですが、iPad でも通常のタイピングには殆ど問題なく使えています。Windows 用キーボードを Mac で使う時と同じく言語切り替えは Win + Space ですね。
ただ、iPhone/iPad 向けキーボードにあるような機能キー(ミュートキーや音量キー、照度調整キーや仮想キーボードON/OFF キーなど)は一切ありませんし、ホームボタンキーもないので、ホームボタンは常に iPad Air のホームボタンへ手を伸ばすことになります。
(ホーム画面へ戻る時やアプリのタスク切り替えは、正直ちょっと面倒くさい)
RBK-3000BT のキー配列を英語キーボードに切り替えておけば、通常文字のタイピングには殆ど問題ないのですが、一部アプリでは |(縦棒/バーティカルバー)など一部記号が入らない場合もあります。
ですので、iPhone / iPad で使うのであれば、RBK-3000BT の iOS 向けである RBK-3200BTi の方が良いかと思います。
私の場合は RBK-3000BT を持っていますし、何とかなっていますので、そのまま流用しています。4台の端末とペアリングできますから、Windows タブレット、Android タブレット、Android スマートフォンに iPad Air と賄えています。
また、RBK-3000BT は折り畳みキーボードの中でもかなりマシな方ですが、折り畳み式という構造上どうしても剛性感がなくてタイプ時にばたつきますので、理想的には
Apple 純正ワイヤレスキーボード
が一番ですし、iPad をバリバリ仕事に使っている人たちはコレを使っている人が多いようです。プラスティックボディのキーボードとは全然違いますし、それでいてコンパクト、iPad との相性抜群ですから。
個人的には Apple 純正キーボードの Lightning 端子版が出れば購入してみたいと思っているのですが……。有線接続なら機内でも使えますし、変換アダプタ付けてUSB版を使うのはスマートではないですしねぇ。
まあ、Apple から Lightning版キーボードが出るより機内での通信解禁の方が早い気がするというか、機内 Wi-Fi が利用可能になるなら、もっと微弱な Bluetooth も OK でも問題ないでしょうからねぇ。
以上、iPad Air とキーボードの個人的な使い方について書いてみました。Nexus 7 や iPad mini とは違ってキーボードカバーの利用頻度は極端に下がりました。
今後またしばらくしたら変わるかもしれませんが、iPad Air が持ち出し用タブレットのファーストチョイスである限りは当面変わらないように思います。
ちなみに、iPad Air が持ち出し用タブレットのファーストチョイスになっていることもあって、脱着が簡単な iPad Air 用背面ケースは思いのほか愛用しています。
■ クリアかつ厚さ控えめだけど着脱簡単!傷がつきにくい クラリティ素材の iPad Air 用背面ケース
普段は外しておいて、たまに付けるだけのつもりが、付けている時間の方が長くなりつつありますが、気分で脱着がサクサクできつつも厚みが控えめなのは良いですね。
■ タブレット用キーボードは、単体キーボードが良いのか?カバー/ケースタイプが良いのか?
(Lightning 端子直結のキーボードは既にあるが、キーボード自体が少々微妙な…)
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