Android の方が使いやすい、と言ってもトータルとしてそう思っているわけでもないのですが、未だに根強い「iPhone/iPad = 使いやすい」という考え方は、今となっては短絡的な先入観ではないかな?と感じる昨今です。Android へ行って、iOS にメイン端末を戻して、より強く感じます。
iOS にも Android にもそれぞれ長所短所があるわけですが、使い勝手、という点においてももはや iOS が優位とも言えないと個人的には思っています(慣れの差、と言えるレベルに近づきつつある)。その最たるものとして、
があります。Android の素晴らしい思想と実装であるインテント(共有)機能も「戻る」ボタンがあってこその便利さ。
iOS でも Open In 機能はあるし、それ以前からリンクで Safari などのブラウザを開くなんてことは日常茶飯事。そういった時に「戻るボタンの存在は良かったなあ、便利だなぁ」と、恋しくなります。
iOS アプリの場合、同じアプリ内では概ね左上に「戻る」ボタンがあることが UI デザインの義務のようになっていますが、アプリの垣根を越えて戻ることはできません。それに画面が大きくなればなるほど、左下にある戻るボタンは押しやすくて便利です(サムソン端末を除く)。
そして、この「戻る」ボタンの存在は初心者にも優しい。アプリが切り替わったり、ブラウザの新規タブが開いたりしても、
「この戻るボタンを押していけば、たいていの場合は元に戻っていけるから」
で済むし、実際に殆どそう。
iPhone/iPad はホームボタン一つだから簡単、的なことが昔から言われていますが、現在のスマートフォン/タブレットにおいては必ずしもそうとは限りません。
iOS にも Android にもそれぞれ長所短所があるわけですが、使い勝手、という点においてももはや iOS が優位とも言えないと個人的には思っています(慣れの差、と言えるレベルに近づきつつある)。その最たるものとして、
戻るボタンの存在
があります。Android の素晴らしい思想と実装であるインテント(共有)機能も「戻る」ボタンがあってこその便利さ。
iOS でも Open In 機能はあるし、それ以前からリンクで Safari などのブラウザを開くなんてことは日常茶飯事。そういった時に「戻るボタンの存在は良かったなあ、便利だなぁ」と、恋しくなります。
iOS アプリの場合、同じアプリ内では概ね左上に「戻る」ボタンがあることが UI デザインの義務のようになっていますが、アプリの垣根を越えて戻ることはできません。それに画面が大きくなればなるほど、左下にある戻るボタンは押しやすくて便利です(サムソン端末を除く)。
そして、この「戻る」ボタンの存在は初心者にも優しい。アプリが切り替わったり、ブラウザの新規タブが開いたりしても、
「この戻るボタンを押していけば、たいていの場合は元に戻っていけるから」
で済むし、実際に殆どそう。
iPhone/iPad はホームボタン一つだから簡単、的なことが昔から言われていますが、現在のスマートフォン/タブレットにおいては必ずしもそうとは限りません。
スマートフォンやタブレットのみならず、昔からパソコンでもそうでしたが、初心者が躓くポイントの中に “アプリケーションの同時利用・切り替え” の概念があります。
「アプリを複数立ち上がて切り替えて使う」というのは、できる人には「なんでこんなのができないんだ?難しいんだ?」と思える話だが、意外とそうじゃない人の方が多かったりします。
そういった現実において、Android 端末に備わる「戻る」ボタンと「タスク切り替え」ボタンというのは、アプリケーションの同時利用・切り替えにおいて非常に効果的だし、理にかなっている UI だと思えます(ベストの解ではないにしろ、現時点におけるベターな解でしょう)。
確かにボタンは最小限の方が判りやすいでしょうが、マウスのダブルクリックですら習得できない、なかなか理解してもらえない人が少なからずいて(いた)、それよりもタッチパネルが優しいと受け入れられる時代において、タスク切り替えのために「ホームボタンのダブルタップ」というのはある意味前時代的とも感じます。
ましてや、リンク先をタップしてブラウザを開いてから元のアプリに戻るのに、ホームボタンをダブルタップしてからタスク一覧から元のアプリを選ぶ、というのは、(Android の戻るボタンのスマートさに比べれば)正直なかなか間抜けですし、Android より敷居が低いとは思えません。
もちろん、だからと言って iPhone や iPad を複数ボタンにせよ、と言うつもりはありません。ある意味、これはもう変えられないアイデンティティでしょう。変えるとしたらいっそホームボタンの廃止くらいでしょうが、iPhone 5s で指紋認証と一体化していることを思えば今後も続きそうです。
(誰もが指を伸ばすホームボタンを指紋認証エリアにしたのは非常に理にかなっているし、使いやすくて素晴らしい設計だと思いますが)
ま、Google も節操なくボタンのポリシーを変えまくってきましたし、今なお Samsung 端末だけは「戻る」ボタンと「タスク」ボタンの位置が他の殆どの端末と逆配置になっているようなことがあるので、決して Android 万歳とは思いません。
ですが、少なくともアプリケーションの複数連携が当然である現在において、iOS も変化してきた今、昔と変わらぬ iPhone のデザインが iOS 端末が Android より使いやすい、と単純に言えるような時代ではない、というのは両方を行き来して強く感じます。
私自身は前回記事までに書いたように色々な点で iPhone/iPad が使いやすいと感じていますが、それは昔からの慣れでもありますし、自分の使い方にフィットしているからでもあります。そんな私でも、
と思えます。
iPhone/iPad や iOS の設計の中には、初期 iOS の「マルチタスクだけど複数アプリの同時利用や連携ができなかった/そもそもサードパーティアプリを許さなかった」時代に定められたモノが今なお尾を引いている点があります。
そういう意味では節操なく変化してきた Android が、今の時代に使いやすい部分があるのも道理かな?と思います。
この「戻る」ボタンのことを除いても、仮想キーボードにカーソルキーがあること、デジカメ連携アプリなどの Wi-Fi 接続を変更する必要のあるアプリなどでは Android の方が使いやすい、と思えることは珍しくありません。
初期の頃から言われていたキーボードの件はともかく、それ以外についてはスマートフォンが色々できるようになってきたからこそ iOS のポリシーが使い勝手に不利な状況になってきたとも言えます。
Wi-Fi 接続の新規接続変更をアプリが勝手にできないようにするのはセキュリティ上は悪くないのですが、プライバシー情報へのアクセスのようにポップアップダイアログで「新しい Wi-Fi へ接続しますか?」「Wi-Fi 接続を○○へ変更しますが良いですか?」と表示、確認させてから切り替えられるようにしても良いのではないかな?と。
スティーブ・ジョブズ死後、iOS も随分と柔軟になってきたので今後こういった細かな頑なさや不便さも変わるかもしれません。
仮想キーボードのカーソルキーだけは変わりそうにないと思いつつも、1文字〜数文字移動のための左右キーだけでもそろそろ……と思ったりもします。
ただ、iOS の制約が緩み、Android との差異が減るにつれ、ハードウェア的な部分も含めた UI デザインはいつか大変更する日が来るのかもしれないな、と思うのです。それが大画面化すると言われる iPhone 6 に対応した iOS 8 の時かどうか判りませんが……(iOS X とかになったりして :-)
■ スマートフォンもタブレットも iOS に戻ってきて一ヶ月な徒然【1】auとdocomo編
■ スマートフォンもタブレットも iOS に戻ってきて一ヶ月な徒然【2】AndroidとiPhoneと歳を食った私
■ スマートフォンもタブレットも iOS に戻ってきて一ヶ月な徒然【3】一瞬でiPhoneに戻れた理由
「アプリを複数立ち上がて切り替えて使う」というのは、できる人には「なんでこんなのができないんだ?難しいんだ?」と思える話だが、意外とそうじゃない人の方が多かったりします。
そういった現実において、Android 端末に備わる「戻る」ボタンと「タスク切り替え」ボタンというのは、アプリケーションの同時利用・切り替えにおいて非常に効果的だし、理にかなっている UI だと思えます(ベストの解ではないにしろ、現時点におけるベターな解でしょう)。
確かにボタンは最小限の方が判りやすいでしょうが、マウスのダブルクリックですら習得できない、なかなか理解してもらえない人が少なからずいて(いた)、それよりもタッチパネルが優しいと受け入れられる時代において、タスク切り替えのために「ホームボタンのダブルタップ」というのはある意味前時代的とも感じます。
ましてや、リンク先をタップしてブラウザを開いてから元のアプリに戻るのに、ホームボタンをダブルタップしてからタスク一覧から元のアプリを選ぶ、というのは、(Android の戻るボタンのスマートさに比べれば)正直なかなか間抜けですし、Android より敷居が低いとは思えません。
もちろん、だからと言って iPhone や iPad を複数ボタンにせよ、と言うつもりはありません。ある意味、これはもう変えられないアイデンティティでしょう。変えるとしたらいっそホームボタンの廃止くらいでしょうが、iPhone 5s で指紋認証と一体化していることを思えば今後も続きそうです。
(誰もが指を伸ばすホームボタンを指紋認証エリアにしたのは非常に理にかなっているし、使いやすくて素晴らしい設計だと思いますが)
ま、Google も節操なくボタンのポリシーを変えまくってきましたし、今なお Samsung 端末だけは「戻る」ボタンと「タスク」ボタンの位置が他の殆どの端末と逆配置になっているようなことがあるので、決して Android 万歳とは思いません。
ですが、少なくともアプリケーションの複数連携が当然である現在において、iOS も変化してきた今、昔と変わらぬ iPhone のデザインが iOS 端末が Android より使いやすい、と単純に言えるような時代ではない、というのは両方を行き来して強く感じます。
私自身は前回記事までに書いたように色々な点で iPhone/iPad が使いやすいと感じていますが、それは昔からの慣れでもありますし、自分の使い方にフィットしているからでもあります。そんな私でも、
アプリケーションの有機的な連携が自然と行われる現状では
「戻る」「タスク切り替え」ボタンがある方が判りやすいし、楽だ
「戻る」「タスク切り替え」ボタンがある方が判りやすいし、楽だ
と思えます。
iPhone/iPad や iOS の設計の中には、初期 iOS の「マルチタスクだけど複数アプリの同時利用や連携ができなかった/そもそもサードパーティアプリを許さなかった」時代に定められたモノが今なお尾を引いている点があります。
そういう意味では節操なく変化してきた Android が、今の時代に使いやすい部分があるのも道理かな?と思います。
この「戻る」ボタンのことを除いても、仮想キーボードにカーソルキーがあること、デジカメ連携アプリなどの Wi-Fi 接続を変更する必要のあるアプリなどでは Android の方が使いやすい、と思えることは珍しくありません。
初期の頃から言われていたキーボードの件はともかく、それ以外についてはスマートフォンが色々できるようになってきたからこそ iOS のポリシーが使い勝手に不利な状況になってきたとも言えます。
Wi-Fi 接続の新規接続変更をアプリが勝手にできないようにするのはセキュリティ上は悪くないのですが、プライバシー情報へのアクセスのようにポップアップダイアログで「新しい Wi-Fi へ接続しますか?」「Wi-Fi 接続を○○へ変更しますが良いですか?」と表示、確認させてから切り替えられるようにしても良いのではないかな?と。
スティーブ・ジョブズ死後、iOS も随分と柔軟になってきたので今後こういった細かな頑なさや不便さも変わるかもしれません。
仮想キーボードのカーソルキーだけは変わりそうにないと思いつつも、1文字〜数文字移動のための左右キーだけでもそろそろ……と思ったりもします。
ただ、iOS の制約が緩み、Android との差異が減るにつれ、ハードウェア的な部分も含めた UI デザインはいつか大変更する日が来るのかもしれないな、と思うのです。それが大画面化すると言われる iPhone 6 に対応した iOS 8 の時かどうか判りませんが……(iOS X とかになったりして :-)
■ スマートフォンもタブレットも iOS に戻ってきて一ヶ月な徒然【1】auとdocomo編
■ スマートフォンもタブレットも iOS に戻ってきて一ヶ月な徒然【2】AndroidとiPhoneと歳を食った私
■ スマートフォンもタブレットも iOS に戻ってきて一ヶ月な徒然【3】一瞬でiPhoneに戻れた理由
コメント
コメント一覧 (5)
なのでiPhoneの操作・UIは直感的でシンプルというのも納得です。
しかし私も、タッチスクリーンが一般的になったいまでは、物理ボタンでの操作には違和感を感じます。
仮想ホームボタンとはいかなくとも、ホームボタンへの「ロング接触」でマルチタスク画面起動、くらいでも良いと思うのですが。
ご質問なのですが、音楽はどの様に聴かれていたのでしょうか?
私はiTunesで音楽を管理していまして、iTunesからの音楽転送が早いのが、iOSから離れられない理由の一つです。
Androidアプリの「iSyncr」はやたら同期が遅いですし…
Android端末がメインの時に、どのようにされていたのか聞かせて頂けると幸いです。
Andorid の UI 変更に対する節操のなさは良いとは思わないものの、iPhone/iPad も結構 “建て増し” が続いてますので、いつか再設計の時も必要かなぁ、と感じる昨今です。
ホームボタンが物理ボタンであるのは、本体見ずとも操作できるので好きなんですけどね。
ホームボタンへの「ロング接触」については指紋認証とかぶるので、なかなか難しいようにも思います。
私も音楽は iTunes 管理です。Android の時は Syncr を使っていましたが、しょっちゅう音楽を追加しているわけではないので毎日同期させることはなく、1〜2週間に1度くらいの同期だったので特に問題には感じてませんでした。
(初回同期は 30GB くらいの同期量があったので、2回に分けて一晩×2と大変でしたが)
あと、iPhone 4S をサブ機にしていましたので、DRMかかった曲などは、そちらで聞いていました。
iTunes そのものより、むしろ iTunes Match に依存すると iOS から離れられなくなりそうですので、その辺は迷っていますね。
お話を伺った限りでは、私はチェック入を入れた曲だけ毎回同期し直しているので、やはりiOSしか手が無さそうですね。
iTunes Match は3,980円/年がちょっとお高めな気がしちゃいます。
>「ロング接触」について
Activator(脱獄アプリ)でそんな割り当ても出来たような気もしましたが、記憶違いかも知れません。
ご回答ありがとうございました。
iPhoneにせよ、Androidにせよ、iTunesライブラリ全部は同期できないので、私もチェックを入れた曲だけ iSyncr で同期させていますが、そう頻繁にチェックを入れ外しせずに済むよう、64GB の microSDHC カードを買って、たっぷり容量は用意しておきました。
Androidの場合は外部ストレージが使えて、そこに音楽ライブラリをたっぷり突っ込めるのは利点に思います。
(iSyncr で再生回数を逆同期もできるように設定しても反映されないのは悩みどころですが)
ライブラリのほとんどを外部ストレージに入れておくという発想は無かったので、教えていただいてありがとう御座います。
>反映されないのは悩みどころ
私も経験あるのですが、iTunesの再起動ではなくPCを再起動したら反映されました。