本年2月の北米から事業撤退を決めたソニー電子書籍ストア「Reader Store」が、続いて英国、ドイツ、オーストリアの欧州3カ国とオーストラリアからも撤退を決め、Reader Store ユーザーは北米と同じく Kobo へ移行措置が取られることが明らかになりました。

英国など4カ国でReader Storeがクローズ――Koboが受け皿に - ITmedia eBook USER

北米撤退時には国内向け Reader Store にて「今後ご提供予定のサービスのほんの一部をご案内」という情報がリリースされましたが、今回は……なにもなさそうです 今回もありました。

■ お知らせ|Reader™ Store|ソニー: 今後ご提供予定のサービスと今晩開始のキャンペーン予告
http://info.ebookstore.sony.jp/2014/05/post-c0a9.html

【追記】当初、新着情報を見て何もなかったので「今回は何もない」と書きましたが、Twitter で指摘があり、キャンペーン情報で上記のキャンペーン告知と今後の予定(au かんたん決済対応)が発表になっていました。

海外の Reader Store と国内では電子書籍のフォーマットや DRM も違いますが、北米と比べて決して大きな市場でもありませんし、何よりソニーは先日発表した決算でも厳しい状態でしたから、今すぐではなくても

遠くない将来には国内でもサービス終了かもなぁ…


という思いは正直しています。


以前の記事でも書いたように、雨後の筍のように増えてきた国内の電子書籍ストアもこれからどんどん潰れていくでしょう。

個人的には他ジャンルの動向を見ても、特定方面に特化した小さなストアは別として、3〜4つのストアに集約されるのではないかと思っています。現在は10や20では効きませんからね。

例えば NHK 語学テキストの電子版を扱う電子書籍ストア案内を見ても 17。

NHKテキスト2014 | NHK出版

NHK 語学テキストを取り扱わなくても、そこそこの存在感のある中堅ストアやキャリア系ストアもありますから(BOOK☆WALKER など)、とにかく「よくやっていけるねぇ」というくらいの数が現在存在しています。それを思えば今後淘汰されていくのも当然でしょう。

紀伊國屋 Kinoppy もリアル書店と比べると決して良い状況ではないことは以前のウェブ媒体で記事になっていましたし、割引セールが売りだった BOOK☆WALKER も今年度からセールがかなり減り、ポイントシステムの還元率も激減させるなど、かなり引き締め方向になっています。

ま、セールをしまくって潰れるよりは長く続いてもらいたいわけですが、それでも電子書籍元年がどうたらと言っていた時代は過ぎ去り、今後はどうやって生き残っていくのか?になり、その中で Reader Store が……というのは覚悟しております(^_^;)

もっとも、海外では kobo にユーザーを移管して購入書籍を引き続き読めるようにしたようですし、国内でクローズと言うことがあっても、同じブックリスタグループの紀伊國屋 Kinoppy に引き継いでくれるだろう、と思っているので、あまり不安は持っていません。

というか、2月の時点で

2014年 春頃
iPhone、iPad、iPodをお使いの皆様、大変お待たせしております。いよいよ書籍コンテンツにも対応予定です。

2014年 新緑の頃〜夏にかけて
パソコンで読書を楽しめるサービスを準備しています。


と発表されていましたが、今のところ iOS アプリの書籍コンテンツ対応はないですし、Kinoppy なら大昔から対応しているし、iOS でも Android でも Kinoppy の方が安定して使いやすいし、Windows 8 ストアアプリなど対応環境は多いし…ぶっちゃけ

「国内の Reader Store も店じまいして、紀伊國屋がそっくり引き継いでくれた方が便利になるかも?w」

なんて思っている私がいたりします。

もちろん、他ストアへの購入書籍もろともの引き継ぎ移行がなければブチ切れますが、いみじくもソニーですから楽天と同じような仕打ちをユーザーにはしないと思っております。購入冊数は40〜50冊くらいで、新書中心の読み捨てる系書籍が多いので、万が一があっても諦められる数ではありますが……

とまぁ、完全に国内の Reader Store もクローズするだろう前提で書いていますが、果たして今後の展開はどうなるんでしょうかね。

さすがにここまで来るとなかなか買いづらくなってくるので、とっとと……という気がしなくもないわけですが(^_^;;)

まあ、使いづらくて安定性は最強の Kindle ストアはともかく、購入最大冊数である BOOK☆WALKER も先行き不安が全くないわけではないですが、こちらは KADOKAWA が他部門で儲かっている限り何とかしてもらえるかな…と思っていつつ、セールも渋くなっていますし、もうだいぶ買うものは買っちゃってるので、購入ペースも減速な昨今です(と言いながら、月に1万は超えてるんですけど ^^;)。