au 契約者数 4,000万突破というスライドから始まり、冒頭に「今日は料金発表はしない。某月吉日にまた」と牽制しながら始まった au 2014夏モデルの発表会。

内容は冒頭の LTE エリアの説明から速度面での LTE-Advanced (CA) と WiMAX 2+ のダブル攻勢を説明しつつ、それらをダブル搭載した新端末と、新サービスの au WALLET が中心。

auスマートフォン、タブレットが2つの次世代通信ネットワーク「LTE-Advanced (CA)」、「WiMAX 2+」に対応! | 2014年 | KDDI株式会社

で、夏モデル端末のコンセプトは
  • LTE-Advanced & WiMAX 2+ ダブル搭載(一部機種除く)
  • 大画面
  • バッテリー

の3つ。

正直なところ au の “大画面” 推しには「またかよ」という感じであり、今回は高耐久性スマートフォン「TORQUE」を除けば 全て液晶サイズ 5インチ以上ばかりの端末であり、小型端末は完全に捨てています。

今は iPhone が小さいから棲み分けできているでしょうけれど、iPhone 6 で 4.7インチや 5.5インチになったらどうするんでしょうか。

au2014Summer1


発表会ではこんなグラフを出していましたが、小さい方が良いと思う人は私だけでなく、それなりにいると思うんですがねぇ。

【追記】この件は質疑応答で突っ込まれていたが、「小さな端末は iPhone だけで良いとは思っていない」ということでした。でもドコモと比べるとバリエーション少なめだしねぇ。

いずれにせよ、大画面、大容量バッテリー、LTE-Advanced & WiMAX 2+ ダブル搭載の3つをコンセプトに発表したのは、以下のスマートフォン6機種、タブレット2機種。


スマートフォンは

であり、タブレットの方は

  • 10インチタブレットとして世界最薄最軽量で防水・フルセグ対応の「Xperia Z2 Tablet」

  • インテル入ってるの 8インチタブレット「Asus MeMo Pad 8」


の 2機種(タブレットの方は個別の製品ページ、プレスリリースが現在なし)。

au2014Summer2


このうち、高耐久性スマートフォン「TORQUE」、タブレット「Asus MeMo Pad 8」以外の6端末は LTE-Advanced & WiMAX 2+ ダブル搭載ということで、LTE-Advanced & WiMAX 2+ ダブル搭載についてはかなり力入っています。

そしてまた、これらの他に HTC J 新端末も出る予定、というところまで発表されました。

au2014Summer3


そして、ソフトウェア面では au の基本ホームアプリ「au ベーシックホーム」が発表されました。


Android (TM) スマートフォンに直観的で使いやすいホームアプリが登場! 「au ベーシックホーム」の提供について | 2014年 | KDDI株式会社

まあ、しかし

au2014Summer4
どう見ても iPhone ホーム画面そっくりの「au ベーシックホーム」


でありますな。

まあ、使いやすければ問題ないですし、この方が iPhone でスマートフォン入門したユーザーが Android へ乗り換える際にも敷居は低くなるでしょう。ぱっと見が似てそうなだけでも印象は違うものです。

ただし、対応機種は夏モデルから順次となっています。まあ、au のことですから釣った魚に餌はそうそうやらんでしょうけどね。


また、サービス面では auスマートパスのファミリーとして、「アニメパス」「ディズニーパス」も発表されました。

自分好みのアニメに出会える「アニメパス」サービス開始 | 2014年 | KDDI株式会社
ディズニー初、お気に入りのauスマートフォンをスマホカバーとセットでフルカスタマイズできる「ディズニーパス」新登場 | 2014年 | KDDI株式会社

au は ドコモ、ソフトバンクと異なり、ディズニー携帯、ディズニースマホを持ってないのですが、それを逆手にとって「ディズニーパス」の提供ということなのでしょう。端末自体もディズニーデザインであってこそマニア心は満たされないでしょうが、ライトユーザーにはむしろ良いかもしれません。

「アニメパス」については、これはもうドコモの「dアニメストア」がキャリアフリー化した対抗策でしょうね。値段も同じ 400円(税別)。KADOKAWA ベースという点も dアニメストアと同じ。

6月下旬のサービス開始から順次サービス内容が拡充されていくようですが、最終的には dアニメストアに近いレベルになるのかな?という気もしますが、docomo は割とアニメの製作委員会に名を連ねていたりしますから、そこで差はつくかもしれません。

まあ、ビデオパスもそうですが、

au の映像サービスは au端末でしか見られない


ので、現状はドコモの「dビデオ」「dアニメストア」の方が使いやすいし、乗り換えることはないでしょうね(ビデオパスはパソコンでも見られるし、アニメパスもパソコンは将来対応予定)。



そして今回の発表会で最も力が入っていたのは、

au が発行するクレジットカード+ポイントカード「au WALLET」


で、「グッバイ、おサイフ」を合い言葉に

  • au 通信料金とともに徴収する形式

  • 支払いや au の通信料金で貯めて使えるポイントシステム

  • 大々的に提携されたキャンペーン


で、この手のカードでは最後発なだけに力の入れようは半端ないですし、

セブン-イレブンを取り込んだのは大きい


感じですね。「セブン-イレブン×au au WALLET キャンペーン」という 200円で10ポイント貯まるキャンペーンもやるようですし。

世界約3,810万のMasterCard (R) 加盟店で使えて、ポイントも貯まる auから提供する電子マネーの新定番「au WALLET (ウォレット)」開始! | 2014年 | KDDI株式会社
「au WALLET (ウォレット)」サービス開始を記念! 持っておトク、使っておトクな7つの特典 | 2014年 | KDDI株式会社
「グッバイ! おサイフ!」自由人の所ジョージさんが「au WALLET (ウォレット)」新CMに登場! | 2014年 | KDDI株式会社

ただまぁ、自分が使うか?といえば、ポイントもクレジットカードももう十分、なので申し込むことはないかなぁ、と思いますね。ドコモの DCMX もそうですが、キャリアに紐付きすぎたサービスは敬遠したいですので。



以上、ドコモに対抗する料金プラン発表のない発表会の割には色々とあった気はしますが、個人的に興味を惹いたのは「TORQUE」くらいですかね……あとはまぁ、どうでも良い感じ。

料金プランについては決算発表会の時にまだしばらく先に、という話だったので、HTC J 後継機でも発表する時に一緒にやるのかもしれませんね。ソフトバンクも後出しするようですし、ドコモの動向を見つつ……でしょう。KDDI は業績も良くて、様子見できる余地があるみたいですから。



(フルセグのないSIMロックフリー Z2 Tablet は既に輸入販売中)