ちょくちょく記事を書いてきましたが、3月下旬に docomo iPhone 5s を入手して、続いて iPad もSIMロックフリー iPad Air を購入して、一年間少し距離を置いていた iOS 機にスマートフォン、タブレットとも主力端末として舞い戻ってきました。

特に、今回の docomo iPhone 5s については
  • 主力端末が Android から iPhone に戻る
  • 主力端末の回線がドコモに戻る

という2つの意味がありました(どちらも “戻す” という明確な意図というより、“戻る” “戻った” という感じですが)。

この2点、Android vs iPhone や docomo vs au については、とかく論争の的にになるというか、議論の種として尽きません(キャリア的にはもう一社が絡んできた方が姦しくなるが ^^;)。

個人的には従来使ってきて、そしてまた現在使っていて、それぞれ

「どっちもどっち、現状は単純な優劣はない」

と思っていますが、かと言って全く同じでもありませんし、色々思うところはあります。

ということで、ゴールデンウイークで特にネタもないですし(SONY のデジカメ関連の発表はあるみたいだけど)、docomo iPhone 5s および SIMロックフリー iPad Air を購入して一ヶ月使ってきた感想をダラダラ何回かに分けて書きつつ、それらの話題も扱ってみたいと思います。



さて、iPhone 5s、iPad Air 購入に伴って「主力端末を Android から iPhone に戻した」「主力端末の回線をドコモに戻した」という言い方をしていますが、実際にはスマートフォンもタブレットも今なお iOS と Android の併用ですし、キャリア的にもau、docomo 併用です。それは今後しばらく変わらないでしょう。

スマートフォンについては常時 iPhone と Android 端末の 2台を持ち歩いています。とりあえずの使い分けは

docomo iPhone 5s
普段使いのほぼ全て。メイン端末。

au INFOBAR A02 (Android)
エリアの広い au LTE テザリング、おサイフケータイ、Android にしかないアプリ用


となっていて、主におサイフケータイとテザリングだけ au Android 端末を使い、スマートフォン的に使うのはほぼ iPhone 5s になっています。

とはいえ、iPhone でも Android でもやることは殆ど同じですし、使い勝手やアプリの差があるだけで、どちらの端末でも常に同じことはできるようにしています。

ですから docomoの電波状態が良くないと思えば au Android 端末に持ち替えて使っていますし、もちろんテザリングして使うこともしています。

特にdocomo にも au にも得手不得手がある現状であることは、以前から両方を併用していて実感しまくっています(au の LTE は iPhone 5 ではなく、その他の端末の場合)。

まず、エリア的なことでいえば、

LTE エリアは ドコモより au がまだ断然広い
3G も含めたトータルエリアはドコモが広くて安定


という印象ですね。一般的な認識もそうだと思いますが、実際に使っていて実感できます。

もちろん、私自身が使っている範囲内での話でしかないので、普遍的な結論として話すつもりは全くありませんし、使っていてドコモの LTE エリアが昨年結構広がった印象はありますが、一ユーザーとしての使ってみた全体的な印象としては変わっていません。


たとえば、個人的に大阪〜福岡間や途中の広島までを色々な交通手段、飛行機や新幹線、車などで移動することが多いのですが、そのなかでの印象としても

  • 山陽道では、au は一部区間を除いて大半が LTE でカバーされているが、ドコモは LTE と 3G が半々程度。

  • 在来線の山陽本線(広島から東しか知らない)では au も兵庫・岡山県境や三原より西でちょくちょく 3G に落ちるが、ドコモより LTE を掴んでる時間が多い。

  • 山陽新幹線の岩国から東のトンネル内エリア化工事終了区間では、au は殆ど LTE なのに対し、ドコモはトンネル内で LTE にならず 3G接続の区間が多い
    (ドコモがどこのトンネルから東が LTE になるかは失念した。兵庫県から東が LTE だった気が)

  • 山陽新幹線のトンネル内エリア化工事がされてない区間(現状は新岩国より西)は、ドコモも au もかなり厳しい。どっちもどっち。


ってな感じでしょうか。

また、今月初めに甲府出張した時も、行きは静岡経由身延線、帰りは中央本線経由だったのですが、

  • 東海道線の静岡エリアまで au は LTE 安定。ドコモは時々 3G に落ちる区間あり。
    (エリアマップ上ではどちらも LTE エリアなのですが、ドコモはちょくちょく 3G 落ち、柏原〜関ヶ原間では1分ほど圏外も)

  • 最初と最後を除いて山間部を走る身延線は、ドコモも au も LTE → 3G を行き来しつつ、たまに圏外。山中では LTE エリアは狭くてもドコモの 3G の方が安定。平野/盆地部では au LTE エリアの広さ安定。

  • 中央本線は東線でも西線でも両キャリアとも圏外スポットは僅かだが(贄川〜日出塩間くらい?)、甲府から名古屋まで殆ど LTE だった au に比べると、ドコモは韮崎を過ぎると瑞浪までは駅周辺ないし大きめの町のエリアだけ LTE という感じ。


といったところで、

人が住んでる/動いているところの au LTE カバー率は相変わらず凄い


という印象は変わらないままです。

au の 800MHz LTE は使い始めた一年前、飯田線の「ここの集落から一番近いコンビニまで1時間じゃ無理でしょ!?」という駅でも LTE になっていて、速度計測したら 27Mbps も出てビックリなんてこともありましたからねぇ。

本長篠以北auは3Gどころか殆どの区間でx1(最高14.4Kbpsの超低速)な飯田線。しかし、見てると時々LTEマークになる。こんな超山奥の駅でもLTEマーク。ホントに?と思って計ってみると…ということで飯田線の山奥でLTEマークが点いたところで計測してみると…これは間違いなくLTE!マジかよ。こんな田舎でインターネット超速い。ひびるわ。


ただ、au の場合、上記のような「こんなところで LTE が使えるのか〜」と驚いたり感心したりするような LTE エリアの広さがある反面、

山間部で LTE エリアから外れると 3G どころか
すぐ x1 に落ちたり圏外になることも珍しくないのが au


でもあります。

au の場合、圏外にならないとしても x1 エリアでは、通話は可能だけどパケット通信は(今の時代)ほぼ使い物にならない(最高14.4Kbpsの超低速)エリアなので、データ通信の実用的には圏外と大差ありません。

でもって、au が x1 になったり圏外になるのは、地方の奥深い山の中だけでなく都会周辺や観光地付近でも意外と穴があったりする印象です。大阪近郊だと五月山の展望台付近とか、六甲山の一部(車で行けるところ)とか、え?なんで、ここで??というところで x1 や圏外になったり。エリアマップではカバーされていても意外と穴がある。

感覚的ではありますが、au のエリアマップはエリアマップの中でも穴は結構多くて大ざっぱ、ドコモのエリアマップは比較的実情に合ってる感じですね。

いずれにせよ、LTE エリアでは未だ au 圧勝ですが、3G エリアとなると FOMA 3G の方が広くカバーしているのは僻地へ行くほど実感しますし、なにより

ドコモなら FOMA 3G エリアが広いだけではなく
エリア内ならそれなりに実用的な通信速度が出る


という点で、x1 エリアがそれなりに残っている au よりトータルのエリアカバーとして実用的であり、エリアカバーの広さと僻地での通信はドコモの信頼性がまだまだ高いという感じですね。



また、

速度的にも「LTE が入るなら断然 au、3G ならドコモの方が安定」


というのが、私が使っていての実感です。都市部ではドコモ 3G も酷いよ、というのはあると思いますが、au はそれ以上ですからねぇ……。とにかく、au は 3G に落ちると負け状態。

ただ LTE では、たまに大阪都市部、郊外部で速度計測していても au の方が速いことが多く、ドコモだと LTE でも 2桁Mbps は時間を選ばないと出ない印象ですが、au だと未だに結構な割合で 2桁Mbps 行く感じです(au も一年前よりは遅くなりましたけどね)。

もちろん、ドコモの LTE が遅いと言っても数Mbps 以上は出ているわけで、LTE 通信のレスポンスの良さも相まって、au と比べて遅いからと言ってドコモ LTE の速度に不満は殆どないので、LTEエリア内での普段使いでは両者の速度差を意識することもありません。

(私の場合、Jリーグの試合を見るためのスカパー!オンデマンド以外の動画をモバイルで視聴することはないので、あまり高速な通信を必要としないせいもあるかもしれません)

その他、相変わらずだな〜と思うのは

人の集中するところではドコモのパケットが飛ばない


のは、ホント以前と変わらないですね。なんだかんだ言っても、ドコモユーザーの多さを感じさせられます。

もちろんイベント内容にも依ると思いますけど、Jリーグでスタジアムに多くの人が集まると au と docomo に差が出てくるのは常々実感しています。

先日の長居スタジアムでの大阪ダービー(ガンバ大阪 vs セレッソ大阪)で4万人以上集まった時には、ドコモは全くお手上げでしたが、au は 3G に落ちたりしつつ&超遅いながらも Twitter くらいはできましたからね。



ということで、au と docomo を改めて使い比べてみると

  • LTE エリアは au の方が未だ断然広く、docomo も去年エリアを広げたのは実感するけど au にはまだまだ及ばない。

  • 自分の動く範囲では LTE 通信している限り、au の方が速度的にも上であることが殆ど。

  • 3G エリアの広さは断然 docomo FOMA。au はエリアカバーしているところでも穴が多い印象で、地方山間部では LTE エリアから外れると、あっというまに x1 エリアや圏外になる傾向。

  • 都市部では 3G に落ちてもそれなりに通信できる docomo に対し、3G に落ちると一気に実用限界ギリギリ速度になることの多い au。

  • 広く速い LTE エリアにいる限り au 優位だが、LTE エリアを外れると docomo 安定。


という状況で、これはその差が多少縮まれど、昨年から変わってないですね。まあ、ありきたりの結論かもしれませんが。

今回の docomo iPhone 5s、au Android の体制になる前から、au 端末以外にタブレットで SIM ロックフリー機を使ってきたのも、ドコモ MVNO の廉価データー通信サービスを利用してドコモエリアを利用し、補完したいためでもありました。

実際には au でスマートフォンを数年間使ってきてエリアで不満が出ることもそう多くはないし、阿蘇・草千里みたいに2年前は「はあ?こんな観光地で x1 エリアのままなの??」というところも LTE エリアになっていたりと改善は進んでいるみたいですが、まだ意外と穴はありますからねぇ。

逆に、ドコモも LTE エリアが随分と広がってきて、都市部以外で FOMA 3G に落ちるところは 3G になっても速度は遅くないので強い不満が出るわけではありません。が、やっぱり LTE に慣れてしまうと 3G の速度(というかレスポンス)は物足りなくなりますからねぇ…

いずれにしても、両使いしてその場の状況に応じてドコモ、au の両方を使い分けられるのは安心です。以前も書いたように色々工夫して、今は au、docomo とも基本料+パケット代を3千円前後に抑えられているので、しばらくはこの状況を維持していきたいな、と思っています。

ドコモ、au ともに 7GB 上限のフル料金プランですから毎月のデーター通信量は使い切れないほどの余裕はありますし、何より「3日で 1GB 使うと速度抑制」という規制に片方が引っかかっても、もう一方で快適な通信を維持できるのは嬉しいですね。

「月 7GB」という制限を超えそうになったことは一度もないのですが、「3日で 1GB 使うと速度抑制」というのは時々引っかかったり、引っかかりそうになります(出先で Jリーグの試合をスカパー!オンデマンドで 1試合見ると 1GB 前後なので…)。

そういう意味では月6千円少々で上限 14GB の au/docomo 両方の回線を維持できる現状はかなり美味しいのですが、今後の料金体系を思うと、次の更新ではなかなか厳しいかもしれません……。LTE Advanced だの 150Mbps だの 225Mbps だの言っても、できるだけ使わせないようにしているのでは意味ないですからねぇ。

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