このところ 2記事に渡って、歩数計&行動記録アプリ「Moves」に追加されたログデーター出力機能の使い方を説明してきました。
■ 歩数計&行動記録アプリ「Moves」に追加された待望のログデーター出力機能の使い方と内容概説
■ 行動記録アプリ「Moves」から出力した位置記録データーを Google Maps やカレンダーで表示する方法
最初の記事では Moves サイトからログデーターを出力する方法と出力した内容の説明を、前回記事では出力したデーターを Google Maps や Google Calendar に読み込ませる方法を説明しました。
ただ、前回記事の Google Maps や Google Calendar に読み込ませる方法はあくまでパソコンメインの話で、スマートフォン/タブレット上で出力したデーターを楽しむ方法ではありませんでした。
ですので、スマートフォン/タブレットだけで処理する方法を追加で説明しておこうと思います。今回は Moves で出力したデーターを Android スマートフォンやタブレットで処理/閲覧する方法を簡単に紹介しておきます。
■ 歩数計&行動記録アプリ「Moves」に追加された待望のログデーター出力機能の使い方と内容概説
■ 行動記録アプリ「Moves」から出力した位置記録データーを Google Maps やカレンダーで表示する方法
最初の記事では Moves サイトからログデーターを出力する方法と出力した内容の説明を、前回記事では出力したデーターを Google Maps や Google Calendar に読み込ませる方法を説明しました。
ただ、前回記事の Google Maps や Google Calendar に読み込ませる方法はあくまでパソコンメインの話で、スマートフォン/タブレット上で出力したデーターを楽しむ方法ではありませんでした。
ですので、スマートフォン/タブレットだけで処理する方法を追加で説明しておこうと思います。今回は Moves で出力したデーターを Android スマートフォンやタブレットで処理/閲覧する方法を簡単に紹介しておきます。
Android ではパソコンと同じくファイルを自由に扱えますので、当初の記事「歩数計&行動記録アプリ「Moves」に追加された待望のログデーター出力機能の使い方と内容概説」で説明したとおり、Moves サイトからのデーター出力もパソコンと同じように zip ファイルを単純にダウンロードすれば問題ありません。
適当なファイルブラウザアプリ(私は超定番の ES ファイルエクスプローラーを使っています)で Download フォルダに保存された moves_export.zip を選んで解凍処理すれば良いわけです。
また、Google Maps へ KML ファイル読み込んで地図上へ軌跡表示させるのも、Google Calendar への iCal (ics) ファイルの読み込みも、前回記事で説明したパソコンでのやり方が利用できます。
【注意】パソコンと同じ方法(ファイルの自由なアップロード)が可能なのは Android 4.x 以上ですが、端末やブラウザによって、できる場合とできない場合があります。以下は Nexus 7 (Android 4.3) で行った場合ですが、Android 4.1 の INFOBAR A02 ではできませんでした。
Android版 Chrome ブラウザで Google Maps や Google Calendar を開くとモバイル版の表示になるので、それをデスクトップ版に切り替えてやる必要があります。
Chrome ブラウザでは設定メニューの「PC版で表示する」にチェックするとパソコン版が表示される場合が多いのですが、それでもダメな場合は以下のやり方を行います。
(スマホのブラウザでGoogle Mapsを開くとモバイル版で表示されることが多い)
(モバイル版になっている時は、まず右上のメニューボタンからマイプレイスを開く)
(マイプレイス画面もモバイル版になっているので一番下へスクロールする)
(一番下にクラシックというリンクがあるので、そこをタップする)
(Google Maps パソコン版を開くアプリを選択するダイアログが出てくるので
そのまま Chrome ないし Google Maps が動くお使いのブラウザを選択)
(お馴染みのPC版 Google Map 画面になるので、あとは前回記事と同じ。
マイプレイスボタンをタップしてパソコンと同じ作業工程を進めるだけ)
(マイプレイスのマイマップで「以前のマイマップを使用して作成」をタップ)
(マイマップ作成画面でインポートをタップすると、ファイル読み込み用の
ダイアログが出るので、ダウンロード&解凍した KML ファイルを指定する)
(ファイル選択ボタンをタップするとパソコンと異なり、ファイル選択に
どのアプリを使うか聞いてくるので、使っているファイラーアプリを選ぶ)
(activities の KML ファイルを指定してインポートが終われば、
パソコンと同じく Google Map 上に当日の行動軌跡が描かれる)
Google Maps がモバイル版表示されている場合のデスクトップ版への切り替えから KML ファイル読み込み手順は概ね上記の通りです。
また、Google Calendar で iCal (ics) 形式のデーターを読み込む場合も、モバイル版になっているとインポート可能なカレンダー設定が出てきませんから、
(Google Calendar モバイル版表示を一番下までスクロールして
そこにある「デスクトップ」のリンクをタップ!)
(Google Calendar がデスクトップ版に切り替わったら、
左側のマイカレンダー横の▼ボタンから設定を選んで設定画面を出す)
こちらもあとはパソコンで行うのと同じ手順になります。カレンダー設定のインポートから、ダウンロード&解凍した ical / ics ファイルを選んで読み込めば良いだけです。
ということで、Android 端末ではパソコンとほぼ同じことができます(多少余分な手間はかかることがありますが)。ただ、当たり前のことですが、
なわけで、Google Maps アプリが KML ファイル読み込みに対応していれば話は早いのですが、残念ながらできません。
ということで、スマートフォンやタブレットでは GPX / KML ファイルを読み込んで地図上に表示可能なアプリを利用するのが一番快適です。
最も著名でお手軽なのは「Google Earth」ですね。こちらは KML ファイルの読み込みに対応しています。
■ Google Earth - Google Play の Android アプリ
Moves のデーター出力機能では、単なる KML ファイルだけではなく、Google Earth の再生機能に適した形にされた Google Earth 用 KML ファイルも生成されています(kml_ge.zip 内に収録されているファイル群)。
ES ファイルエクスプローラーなどのファイラーアプリで解凍した kml_ge フォルダ内にある activities ファイルを開いて Google Earth を起動させると、
上記画面のように、その当日の行動軌跡が Google Earth の上で早送り再生されていきます。もちろん、途中で止めたり、戻したり、進めたりできます。これは Google Earth の楽しい機能の一つです。
「いや、そうじゃない、2次元の普通の地図に行動軌跡をプロットしてゆっくり眺めたいんだ」というひとは、GPX を読み込んで地図上に表示するアプリがありますので、それらを利用すると良いでしょう。
(GPX Viewerで GPX形式の activities ファイルを開いて軌跡表示させた状態)
私は GPX Viewer というのを使っていますが、他にも良いアプリはあるかもしれません。
■ GPX Viewer - Google Play の Android アプリ
GPS ロガーアプリでは GPX ファイルを読み書きできるものが多いのですが、Moves を使っていてさらに GPS ロガーアプリを入れる必要はありませんし、GPS 系のように(使わなくても)常駐するアプリは増やしたくないので、GPX ファイルを表示するだけの単機能アプリを好んでいます。
というわけで、Moves からデーター出力したファイルを Android スマートフォン/タブレット単体で利用・閲覧する方法を記しておきました。
行動記録 (activities データー)については Google Maps のマイマップに保存して誰かに見せるということがなければ、Google Earth や GPX Viewer のようなアプリを使うのが一番手っ取り早いですし、見やすくもあります。
行った場所や一日毎の行動サマリーを Google Calendar へ読み込ませることを Android スマートフォン/タブレット単体で行うには、先で説明したようにパソコン版と同じ手順を行います。それができるのが Android の強みです。
iOS 端末(iPhone / iPad)ではファイルを自由に操作することが制限されていて、ブラウザでファイルをダウンロードして解凍してアップロードして……ということが難しいため、できることに制約はあります。
次回はその iPhone / iPad での Moves 出力データーの利用・閲覧について書いておきます。
【追記】iPhone/iPad 編を追記しました。
→ Moves からエクスポートした GPX, KML, iCal (ICS) データーをスマートフォン/タブレットで利用・閲覧する方法【iPhone/iPad 編】
■ 歩数計&行動記録アプリ「Moves」に追加された待望のログデーター出力機能の使い方と内容概説
■ 行動記録アプリ「Moves」から出力した位置記録データーを Google Maps やカレンダーで表示する方法
■ Moves - Activity Diary for iPhone and Android
■ iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Moves
適当なファイルブラウザアプリ(私は超定番の ES ファイルエクスプローラーを使っています)で Download フォルダに保存された moves_export.zip を選んで解凍処理すれば良いわけです。
また、Google Maps へ KML ファイル読み込んで地図上へ軌跡表示させるのも、Google Calendar への iCal (ics) ファイルの読み込みも、前回記事で説明したパソコンでのやり方が利用できます。
【注意】パソコンと同じ方法(ファイルの自由なアップロード)が可能なのは Android 4.x 以上ですが、端末やブラウザによって、できる場合とできない場合があります。以下は Nexus 7 (Android 4.3) で行った場合ですが、Android 4.1 の INFOBAR A02 ではできませんでした。
Android版 Chrome ブラウザで Google Maps や Google Calendar を開くとモバイル版の表示になるので、それをデスクトップ版に切り替えてやる必要があります。
Chrome ブラウザでは設定メニューの「PC版で表示する」にチェックするとパソコン版が表示される場合が多いのですが、それでもダメな場合は以下のやり方を行います。
(スマホのブラウザでGoogle Mapsを開くとモバイル版で表示されることが多い)
(モバイル版になっている時は、まず右上のメニューボタンからマイプレイスを開く)
(マイプレイス画面もモバイル版になっているので一番下へスクロールする)
(一番下にクラシックというリンクがあるので、そこをタップする)
(Google Maps パソコン版を開くアプリを選択するダイアログが出てくるので
そのまま Chrome ないし Google Maps が動くお使いのブラウザを選択)
(お馴染みのPC版 Google Map 画面になるので、あとは前回記事と同じ。
マイプレイスボタンをタップしてパソコンと同じ作業工程を進めるだけ)
(マイプレイスのマイマップで「以前のマイマップを使用して作成」をタップ)
(マイマップ作成画面でインポートをタップすると、ファイル読み込み用の
ダイアログが出るので、ダウンロード&解凍した KML ファイルを指定する)
(ファイル選択ボタンをタップするとパソコンと異なり、ファイル選択に
どのアプリを使うか聞いてくるので、使っているファイラーアプリを選ぶ)
(activities の KML ファイルを指定してインポートが終われば、
パソコンと同じく Google Map 上に当日の行動軌跡が描かれる)
Google Maps がモバイル版表示されている場合のデスクトップ版への切り替えから KML ファイル読み込み手順は概ね上記の通りです。
また、Google Calendar で iCal (ics) 形式のデーターを読み込む場合も、モバイル版になっているとインポート可能なカレンダー設定が出てきませんから、
(Google Calendar モバイル版表示を一番下までスクロールして
そこにある「デスクトップ」のリンクをタップ!)
(Google Calendar がデスクトップ版に切り替わったら、
左側のマイカレンダー横の▼ボタンから設定を選んで設定画面を出す)
こちらもあとはパソコンで行うのと同じ手順になります。カレンダー設定のインポートから、ダウンロード&解凍した ical / ics ファイルを選んで読み込めば良いだけです。
☆
ということで、Android 端末ではパソコンとほぼ同じことができます(多少余分な手間はかかることがありますが)。ただ、当たり前のことですが、
スマートフォンやタブレットブラウザ上で地図を見るならブラウザより専用アプリ
なわけで、Google Maps アプリが KML ファイル読み込みに対応していれば話は早いのですが、残念ながらできません。
ということで、スマートフォンやタブレットでは GPX / KML ファイルを読み込んで地図上に表示可能なアプリを利用するのが一番快適です。
最も著名でお手軽なのは「Google Earth」ですね。こちらは KML ファイルの読み込みに対応しています。
■ Google Earth - Google Play の Android アプリ
Moves のデーター出力機能では、単なる KML ファイルだけではなく、Google Earth の再生機能に適した形にされた Google Earth 用 KML ファイルも生成されています(kml_ge.zip 内に収録されているファイル群)。
ES ファイルエクスプローラーなどのファイラーアプリで解凍した kml_ge フォルダ内にある activities ファイルを開いて Google Earth を起動させると、
上記画面のように、その当日の行動軌跡が Google Earth の上で早送り再生されていきます。もちろん、途中で止めたり、戻したり、進めたりできます。これは Google Earth の楽しい機能の一つです。
「いや、そうじゃない、2次元の普通の地図に行動軌跡をプロットしてゆっくり眺めたいんだ」というひとは、GPX を読み込んで地図上に表示するアプリがありますので、それらを利用すると良いでしょう。
(GPX Viewerで GPX形式の activities ファイルを開いて軌跡表示させた状態)
私は GPX Viewer というのを使っていますが、他にも良いアプリはあるかもしれません。
■ GPX Viewer - Google Play の Android アプリ
GPS ロガーアプリでは GPX ファイルを読み書きできるものが多いのですが、Moves を使っていてさらに GPS ロガーアプリを入れる必要はありませんし、GPS 系のように(使わなくても)常駐するアプリは増やしたくないので、GPX ファイルを表示するだけの単機能アプリを好んでいます。
☆
というわけで、Moves からデーター出力したファイルを Android スマートフォン/タブレット単体で利用・閲覧する方法を記しておきました。
行動記録 (activities データー)については Google Maps のマイマップに保存して誰かに見せるということがなければ、Google Earth や GPX Viewer のようなアプリを使うのが一番手っ取り早いですし、見やすくもあります。
行った場所や一日毎の行動サマリーを Google Calendar へ読み込ませることを Android スマートフォン/タブレット単体で行うには、先で説明したようにパソコン版と同じ手順を行います。それができるのが Android の強みです。
iOS 端末(iPhone / iPad)ではファイルを自由に操作することが制限されていて、ブラウザでファイルをダウンロードして解凍してアップロードして……ということが難しいため、できることに制約はあります。
次回はその iPhone / iPad での Moves 出力データーの利用・閲覧について書いておきます。
【追記】iPhone/iPad 編を追記しました。
→ Moves からエクスポートした GPX, KML, iCal (ICS) データーをスマートフォン/タブレットで利用・閲覧する方法【iPhone/iPad 編】
■ 歩数計&行動記録アプリ「Moves」に追加された待望のログデーター出力機能の使い方と内容概説
■ 行動記録アプリ「Moves」から出力した位置記録データーを Google Maps やカレンダーで表示する方法
■ Moves - Activity Diary for iPhone and Android
■ iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Moves
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