昨晩遅い晩飯を食べながら、つらつらとウェブを見て回っていると Mirrorless Rumors で「富士フイルムが 85-300mm F2.7-3.7 の特許を出している」という話が載っていました。

Fuji's new 85-300mm fast XF zoom patent! | Mirrorless Rumors

特許情報は以下でページの PDF で参照することができます。

JP2013/004636

特許では、光学性能を維持しつつレンズ全長の短縮化を図るための手法について述べられています。まあ詳しいことは判らないのですが、ズーム全域で F値一定ではないものの、85-300mm F2.7-3.7 という明るい望遠レンズになりそうなのは大歓迎です。

もっとも、85-300mm 程度でレンズロードマップに書かれていたような “Super” Telephoto Lens なの?って感じもしますが、35mm 換算で 127-450mm なので超望遠ズームといえば超望遠ズームですかね。


ちなみに、この超望遠レンズについては以前、

富士フイルムのレンズロードマップにある超望遠レンズが 120-400mm という(信憑性不明な)噂が……

という話もあったわけですが、この 120-400mm というのが実焦点距離ではなく 35mm 相当の画角と考えれば、85-300mm は 127-450mm 相当ですから概ね当てはまりそうです。

まあ、個人的には長ければ長いほど歓迎ですし、50-140mm F2.8 というレンズも出ますから、120mm スタートでも全然構わないのですけどね。テレ端 300mm だと、そこらのフルサイズ用望遠ズームを APS-C レンズに付けたのと同じですが、400mm まで行くと一気に減りますし、換算 600mm くらいになると色々と遠いものが狙えるようになります。

とはいえ、このレンズ、目的は「レンズ系の全長を望遠端の焦点距離の1倍程度にまで短縮したもの」ですから、レンズ長が 300mm 程度を目指していると言うことで、F2.7-3.7 という明るさながらも 55-200mm の 2倍弱くらいに収める感じでしょうかね?

正直、一ユーザーには実際のレンズがどうなるか判りませんが、期待しておきましょう。

値段もそれなりになりそうですが、サンヨンの値段+αくらい、20万円くらいなら納得でしょうかねぇ。今の富士フイルムの AF & 動体撮影環境で EF70-200mm F2.8 以上の価格を出すつもりはないですが、それ以下なら……


(以下、余談)で、このレンズの特許情報を見ていたら、発明人のところに、最近逢ってないけど良く見知った名前が!!そういえば、彼はこの会社に勤めている、レンズ関係をやってるという話を大昔に聞いたことがあったような……(^_^;)

まさか自分がこの会社のカメラやレンズをアレコレ買うような時が来るとは思ってなかったので、当時はなーんにも気にしていなかったけれど、よくよく考えると、そういや出会った時からそんな話を聞いていたような(^_^;)

ってことは、もしかすると、もしかしなくても、彼が関わったレンズを知らずにガシガシ使っていたのかもしれない。そして「レンズ、出てくるのが遅いんじゃ〜」とか言ってたわけですね(^_^;)

いやー、驚きと感慨に耽る早春の夜でした(^_^;)