先週、iPad mini を買った知人から「出張に持っていく時に iPad mini で使うキーボードは何が良いの?」と聞かれて答えていたのですが、数日前にインプレス Watch のどこかの記事でも似たような話を見たので、私見を書いておきたいと思います。
まず大前提として、iOS (iPad / iPhone) で使うか、Android で使うか、Windows タブレットで使うかによって、それぞれ相応しいキーボードが異なります。
特に iOS 向けは iOS 端末で使いやすいように作り込んである分、他の OS で使うのには向きませんし、その逆もまた然りです。流用ができないわけではありませんが、まずは自分が使う端末に合わせた方が無難です。
また、タブレット用の外部キーボードは大きく分けて2種類あり、各々で2形態に分かれます。
スマートフォンでは独立キーボードを使うしかありませんが、タブレットには一体運用できるキーボードケース/キーボードカバーが売られています。
これらを選ぶポイントは、ただ一つ。
です。
電車やバスの車内など膝上に載せてノートパソコンのように使うならば、タブレット一体型のキーボードケース/キーボードカバー製品しかありません。キーボードとタブレットが一体になってることで安定感も増します。
キーボードが単体で分かれてるタイプは膝上で使えませんし、テーブルなどに載せるにしても揺れていると不安定すぎて使うのに厳しいことが多く向きません。
逆に、常に安定したテーブル上で使うというならば、キー配置やキーピッチに無理のないキーボード独立タイプの方が使い良いでしょう。
特に 7〜8インチの小型タブレットならば、前述のような条件がない限り、キーボードカバー/ケースタイプより独立タイプの方が圧倒的にタイピングしやすくストレスもありません。
上記で4区分しましたが、具体的な製品例を挙げながら特徴を示すと、以下のようになります。
まず大前提として、iOS (iPad / iPhone) で使うか、Android で使うか、Windows タブレットで使うかによって、それぞれ相応しいキーボードが異なります。
特に iOS 向けは iOS 端末で使いやすいように作り込んである分、他の OS で使うのには向きませんし、その逆もまた然りです。流用ができないわけではありませんが、まずは自分が使う端末に合わせた方が無難です。
また、タブレット用の外部キーボードは大きく分けて2種類あり、各々で2形態に分かれます。
- 独立キーボード
- 一般的なキーボードのコンパクトタイプ
- 折り畳みキーボード
- タブレット一体型
- タブレットを囲い込むキーボードケース
- タブレット液晶面に被せるキーボードカバー
スマートフォンでは独立キーボードを使うしかありませんが、タブレットには一体運用できるキーボードケース/キーボードカバーが売られています。
これらを選ぶポイントは、ただ一つ。
タブレット用キーボードをどこで使うか?
です。
電車やバスの車内など膝上に載せてノートパソコンのように使うならば、タブレット一体型のキーボードケース/キーボードカバー製品しかありません。キーボードとタブレットが一体になってることで安定感も増します。
キーボードが単体で分かれてるタイプは膝上で使えませんし、テーブルなどに載せるにしても揺れていると不安定すぎて使うのに厳しいことが多く向きません。
逆に、常に安定したテーブル上で使うというならば、キー配置やキーピッチに無理のないキーボード独立タイプの方が使い良いでしょう。
特に 7〜8インチの小型タブレットならば、前述のような条件がない限り、キーボードカバー/ケースタイプより独立タイプの方が圧倒的にタイピングしやすくストレスもありません。
上記で4区分しましたが、具体的な製品例を挙げながら特徴を示すと、以下のようになります。
- (1ーA)一般的なキーボードのコンパクトタイプ
一般的なワイヤレスキーボード形態でありながら、モバイル向けにやや小ぶりに作られたり、タブレットを置くためのスタンドが付属していたりします(上記中央のロジクール製品)。
上記製品右は Apple の Mac 用キーボード(テンキー無し)ですが、剛性感があるしっかりした Bluetooth キーボードなわりにはコンパクトなので、iPad と一緒に持ち歩いてカフェなどで使っている人は時々見かけます。
自宅で Mac な人には違和感が少ないでしょうし、傾斜は付いているし、キーピッチが確保されているのでタイプしやすいのも魅力です。ただし、コンパクトタイプとはいえ、それなりのサイズと重さがあります。
ちなみに Apple のワイヤレスキーボードをパクった丸ごとパクった中華製品もありますが、似ていても質感やタイピング感触は全然違って安かろうイマイチで、友人が買ったら速攻でキーが外れたというトラブルもあるので、オススメはしません。
また上記左の製品のように WIndows 用と iOS 用のキーアサインを変更することのできるキーボードもあります。複数 OS のタブレットを使い分けている場合には良いかも知れません(Android は Windows 用でとりあえず使える)。
なお、タブレット向けキーボードというと殆どが Bluetooth 製品であるが、接続安定性を重視したり、Bluetooth が使えない飛行機内で使う時には USB キーボードを使います。この場合はパソコン用 USB 接続キーボード(のコンパクトタイプ)になります。
いずれにせよ、コンパクトになればなるほどキーピッチが狭くなってタイプしにくいですし、薄ければキーストロークがなくてやはりタイプ感触は悪くなりますので、サイズや重さとタイプ感をバランスを自分なりに探すしかありません。
(大型量販店が近くにあるなら試してから買うべき。試す時は手の位置がなるべく実利用と同じ位置になるようにキーボードを置いて、具体的な文章を思い浮かべながら試してみた方が良い)- (1ーB)折り畳み式キーボード
モバイル用キーボードとしては比較的定番の折り畳みキーボード。私も Stowaway が出した時に個人輸入して以来、このタイプを愛用しています。
上記左の製品は昨年から愛用している折り畳みキーボードで、昨年のお買いもの第6位にも挙げました。
■ ICONIA W3-810 とベストマッチの折り畳みモバイルキーボードを探して辿り着いた リュウド RBK-3000BT は満足の一品【前編】
■ 日本語配列のモバイル折りたたみキーボードの決定版と言っちゃう?そんな良い点、少しのイマイチな点まとめ リュウド RBK-3000BT【中編】
■ Windows 8 にも Android にも、そして iOS でも便利! Android と iOS で試す リュウド RBK-3000BT【後編】
私の愛用している製品(上記左)は基本的に Android / Windows 用でキーボード配列が日本語 (JIS) と英語 (US) が変えられるということもあって、一応 iOS 製品(iPhone / iPad)でも使えますが、iOS 向けには上記中央の製品が別途用意されています。
これら折り畳みキーボードは、一見コンパクトに持ち歩けるように見えますが、折りたたむ分だけ厚みが増えるので、実際にコンパクトと言えるかどうかは判りません(意外と薄い製品がない)。
前項の通常タイプのキーボードで薄型の製品の方がカバンへの収まりが良い時もありますし、折り畳み式ということもあって、キーボードの剛性感は落ちてタイピング時に揺れて不安定風味になりやすいので、欠点は少なくありません。
比較的壊れやすいのは自明ですし、キーボード配列に癖の強い製品も多いので、この手のキーボードの経験がない人は必ず実際の製品を確かめてから購入された方が良いと思います。
- (2ーA)タブレット収納式キーボードケース
キーボードが付いたタブレット用ケースに、タブレット本体をはめ込むタイプの製品。グルッとタブレット本体を覆うケースでもあるので、背面も液晶面も保護できることがメリット。
反面、脱着に一手間必要なので、キーボード無しのタブレット本体だけを常時使うのにはむかないことと、タブレットの保護ケースとキーボードが全部一体型なので、せっかく薄く軽いタブレットでもそれなりの厚みと重さになること。
上記3製品はいずれも iPad Air 用ですが、それぞれに特徴があり、右の製品はキーボードが脱着可能というギミックもあります。個人的に、この手のキーボードの打鍵感はロジクールが一番好きですが。
ただし、この手のキーボードケース製品は「キーボード幅がタブレットサイズで決まる」ので、iPad Air のように 9〜10インチサイズなら比較的真っ当なタイピング環境が得られますが、7〜8インチクラスではなかなか厳しいことになります。
次項のキーボードカバー製品もそうですが、7〜8インチのタブレットでは一体型のキーボード製品はあくまで非常用、仕方ない用として割り切って買うべきものです。正直、かなり肩が凝るし、疲れます。- (2ーB)キーボードカバー
(iPad Air 用)
前項のキーボードケースと似ていますが、タブレット本体をケースの中に入れ込むのではなく、キーボードが単なる液晶面の “蓋”になっているだけのタイプ。
iPad / iPad Air / iPad mini 用の場合、側面のマグネット吸着だけですので脱着も一瞬ですし、脱着時にボディに傷が付く心配もありません(キーボードケース同様、キーボードと液晶面の接触はあるので液晶保護フィルムは推奨)。
キーボードケースと比べると厚みの増加も最小限に抑えられますし(それでも2倍前後になりますが)、脱着がすぐなのでタブレット本体だけを使うのも苦になりません。にも関わらず一体で持ち運びできますので、タブレット単体とキーボード併用の2パターンを一番手軽に、柔軟に利用できるので、iPad 2 の頃からずっと愛用しています。
タブレットを包み込むキーボードケース製品より厚みが抑えられる、脱着が簡単な反面、タブレットの背面、側面は一切保護がありません。男なら裸で使うぜ!とするか、背面に別途保護ケースを付けることになります。
(キーボードカバーと背面保護ケースを両用する場合は、ロジクールのようにスマートカバーと同じ脱着方式で、なおかつスマートカバー対応の背面保護ケースを選ぶ必要がある。それでも全ての組み合わせが使えるとは限らないけれど)
(iPad mini 用)
また iPad mini や Nexus 7 用キーボードカバーは前項のキーボードケース同様、キーボード幅が狭くキーピッチやキー配列に無理がありますから、非常用と割り切る覚悟が必要です。
また、iPad mini 用キーボードカバー製品はキー配列の違いで何種類かありますので、どの配列が好みか、真っ当かを見極める必要もあります(Nexus 7 用は幾つかのショップから出ているけれど、元は同じ)。
私自身、iPad 用も iPad mini 用もロジクールのキーボードカバー(TK710, T M710)を使ってきましたが、iPad 用は年間お買いもの第一位に挙げるくらい高評価でしたが、iPad mini 用はロジクールが色々工夫しているのは判っても少々無理があったと感じました。
■ ケースからカバーへ。薄く軽くなった iPad用「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【前編】
■ 類似製品と比較してみる・キーボード付きの iPad カバー「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【中編】
■ キーボード付きの iPad カバー「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【後編】
■ 発売日前に届いたので、ロジクール Ultrathin Keyboard Mini (for iPad mini) ファーストインプレ【前編】
■ iPad用とは違う諸々留意点 〜本日発売 Ultrathin Keyboard Mini ファーストインプレ【後編】
今は Nexus 7 (2013) 用キーボードカバー(キーボードケース)も愛用していて、出先、旅先でちょこちょことタイプするのに使っていますが、長時間タイプは厳しいですね。
(Nexus7用キーボードカバーは小さなテーブルでも置けるが、あくまで非常用)
いずれにしても単純にどれが良いというものではなく、それぞれ得手不得手はありますし、キーボードは快適にタイプできるものを作ると一定の大きさ、重さを必要とする物理的な制約もありますから、軽くて小さくてタイプしやすいモノはできません。
ですから、まず何を優先するか、であり、冒頭で述べたように
どの OS の、どのサイズのタブレットを
どこでキーボードを使うつもりなのか?
を基準に判断することで、おのずから最適解は導き出せるのではないかと思っています。
まあ身も蓋もない言い方をすると、一つ買ってみないと判らないというか、買って使ってみると自分のニーズがよりハッキリしてきて最適な製品かどうかの判断ができるようになると思います(^_^;)
■ 懲りもせず、新型 Nexus 7 (2013) 用の中華キーボードケースを買ってみた【前編】
■ 難点はあっても気に入った! 新型 Nexus 7 (2013) 用の中華キーボードケースを買ってみた【後編】
(Nexus 7 用は同じ製造元のものばかりのままのようだ…)
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