来週開催の CP+ に向けて各社新製品が発表されていますが、来週のニコン D4S を除いては大人しめの感じでしょうか。昨秋 α7/7R、E-M1 がリリースされ、キヤノン/ニコンはエース級がフルモデルチェンジするサイクルになく、今年は Photokina が開催される年ですので、そちらが目標なのかも知れません。

そういう意味では富士フイルムの X-T1 は CP+ に向けて唯一発表されたエースクラスのレンズ交換式カメラであり、比較的注目されやすい形になったかな?と思います。まぁ別に売れても売れなくても私には関係ないなのですが……(^_^;)

いずれにしても、CP+ を前に今週末は東京・大阪・名古屋で X-T1 のイベントがあります。

「X」新製品イベント 「X-Photographers × X-Lovers Festival」 | FUJIFILM

既に事前予約受付は終了しているようですが、X-E2 の時は何にも知らずに当日行って受付して入れましたが(ガラガラだったし)、今回はどうなんでしょう?

首都圏でも土曜日は大雪予報が出ていますが、滅多に雪が積もることのない大阪でも積雪 or 大雪の予報が出ています。

富士フイルム的には運が悪い状況ではありますけれども、来場者数は減ってゆっくり触れるかもしれません。まあ、先着50名の無料メンテナンス狙いの方々が多いと思うので、時間が遅くなればなるほど空いていると思いますが……

私は既に二度、富士フイルムサロン大阪に寄り道して触ったので、多少聞きたいことがあるくらいで、もうどっちでもいいというか、むしろ雪が積もったら富士フイルムのイベントなんかに行ってる場合じゃねえ!って感じですが、どうなりますやら。

Osaka Airport (RJOO) in snow 5
(滅多に積もらない大阪で雪が積もったら、空港へ GO! しかない ;-)


それにまぁ、私の中ではもう十分考えが固まりつつあります。

(動きモノが無理でも)キヤノンとダブルメインになりつつある状況では
とことん使える防塵防滴ボディと縦グリップが要るわ!


と。今週末は大雪予報ですが、既に一昨日、大雪の中を X-E2 で撮影していて、つくづく思いました。


毎年1〜3月は北海道へ行っているのですが、今年は全く行けずじまいになりそうなので、少しくらい雪景色に浸りに行かなきゃなー、ということで一昨日、京都の山奥、美山町へ雪狙いで行ってきたのですが、予想以上の大雪で大変でした。

午後から小止みになるという予報も外れて、夕方までずっと降りまくり。4時間半くらいいましたが、止んだのは 5〜10分くらいだったでしょうか。地元の人もこんなに降るのはいつ以来だろうねぇ…と言うくらい。

MIyama1


ずっと氷点下だったり、膝上まで積もった雪をラッセルして撮りに行ったりと、気分的には東北にでも旅行した感じになれて良かったのですが、写真撮影的にはなかなかキツかったというか。

最近は雪景色と言えば北海道でしか撮ってなかったので、身体に付いた雪なんて叩けば落ちる、カメラ屋レンズに付いた雪はブロワーで拭けば飛んでいって跡に残らない、だったのですが、本州ではさすがにそうはいきません。

気温が低かったので、関西では珍しく湿雪ではなく乾いた雪だったのですが、それでも水分は多いですし、何よりも降り方が酷かったので、途中から

「防滴ボディとレンズを早よ出せや!今すぐここに持って来てくれー」


状態でした。XF18-55mm だとレンズが小さすぎてカバーするのも逆に大変で(雨中でこんな小さなレンズ使ったことがないので判らず)ちょっとストレス溜まりましたしね(^_^;)

昨冬は、買ったばかりの X-E1 とレンズ数本を持っていって -10℃ の雪の中でも撮っていましたから、(保証外ながら)防滴耐低温仕様でなくても多少は何とかなるのは判っていましたが、やはり

X-E2 でストレスなく撮れるようになったし、しばらく Xマウントに腰を落ち着けるか


と思えばこそ、真っ当な本気ボディが欲しくなりました。

MIyama2


最近は動きモノを撮る以外はミラーレス機ばかりですし、一眼レフのシステムより軽い分、負担が少ないだけでなく三脚も気軽に持ち出せますし(三脚も重量級一眼システムより1〜2クラス落とせる)、足下その他が悪くても動く気になれます。

画質的にはもうミラーレス機で不満を感じることはないですし、何よりもなんだかんだ文句を言いつつも富士フイルム機を使っているのは、その画質・色が気に入っているわけですから、

「ここまで来たら、いつまでもサブサブと逃げておらずに、Xマウントも EF と並んだダブルメインマウントとして本気で付き合って行くか」

と腹を括りました。

ただまあ、こう言っちゃ大変失礼ですが Xマウントが 10年20年使っていけるものとはあまり思ってないので、5〜6年満足させてくれたら良い、と思っていますし、それは今後も変わりません。

(今の状況を思えば 10年後に、どれだけのカメラメーカーが生き残っているか、APS-C のレンズ交換式カメラが生き残っているか、というのは不透明すぎますから、そこまで考えていたら某2社以外は買えなくなります ;-)

MIyama4
(一昨日は4時間半いて、薄陽が射したのはこの一瞬だけでした……)


というわけで、雪まみれになった日だけでなく、二晩過ぎてもその思いは消えないどころか強まってきたので、とりあえず X-T1 は買う方向で心は決まりました。

ただ、いつ買うかは悩みどころですね。そんなに価格下落が激しいメーカーでもないですが、春休みには初値から1万くらいは下がりそうですし、最初の防滴レンズが出てくるのも数ヶ月先。

とっとと買うか。
初値から少し下がるのを待って買うか。
最初の防滴レンズ XF18-135mm とのキットが出てから買うか。

迷いますね。一応、X-T1 を買ったら当初買う予定がなかった防滴仕様の XF18-135mm は買うつもりですから余計に。

画質に惚れた富士フイルムのシステムで高倍率ズームレンズなんて要らないと思っていましたが、雨中撮影ではレンズ交換は難しいですから……。X-E2 と2台体制にしたとしても、X-E2 はレインカバーをしたところで雨中に持ち出す気にはならないところがあります(眼鏡ユーザーとしては雨中だとアイピースの小ささが辛い!)。

ぶっちゃけ X-T1 を買うとなると XFレンズを揃えていく方向性も変わらざるを得なくて、今までの自分の富士フイルム Xシステムに対する位置づけも含めてどうしたもんかなぁ、と悩むところです。

ま、そのあたりはまた別記事に書くことにしますが、X-T1 買うとして X-E2 と併用できるのかも悩みどころですね。

ってか、結構 X-T1 の操作性については不満が多いというか、どう考えても見た目雰囲気重視と変質的な誤動作防止志向で、デジタルカメラとしての操作性は X-E2 に劣ってるとしか思えないんですよね……


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