このところ富士フイルム系ユーザーや一部のカメラ好きの間では X-T1 が非常に話題になっていますが、今日から東京では体験イベントが始まるので、また色々とレポートは上がってくるのでしょう。
私はある程度試して確認して満足していますし、これ以上は実戦で試すか開発者に聞かないと判らないことばかりなので、まあひとまずは(良くも悪くも)納得できたなー、という感じです。
■ 富士フイルム X-T1 試作機をアレコレ試して色々確認してきた報告
しかし、X-T1 発表時にも「新製品イベントの参加予約は既に東京で千人、大阪で四百人程度。少し混むかも知れない」などと語られていたり、先日対応していた係員の方もかなり来られるようだと言っていたのを聞くと
と、X-E2 ユーザーとしては、文句言いつつも X-E2 が気に入っていて高く評価している者としては若干複雑な気持ちにもなります(^_^;)
X-E2 の発売前体験イベントに行った時には開場から少し時間を置いて行ったらガラガラだったこと、誰も実機に触ってなくて「やはり富士フイルムはマイナーなんだなぁ」と、隣りで開催されていたα7のイベントとの熱気の差を実感したものですが、もしかして X-T1 で潮目が変わるのでしょうか。
でもねぇ、X-T1 を試してみてから X-E2 を使ってみると
んですよね。X-E2 以前と違って、ホントもっさり感はなくなりましたし。
私はある程度試して確認して満足していますし、これ以上は実戦で試すか開発者に聞かないと判らないことばかりなので、まあひとまずは(良くも悪くも)納得できたなー、という感じです。
■ 富士フイルム X-T1 試作機をアレコレ試して色々確認してきた報告
しかし、X-T1 発表時にも「新製品イベントの参加予約は既に東京で千人、大阪で四百人程度。少し混むかも知れない」などと語られていたり、先日対応していた係員の方もかなり来られるようだと言っていたのを聞くと
X-E2 の時とは注目度が段違いだなぁ
と、X-E2 ユーザーとしては、文句言いつつも X-E2 が気に入っていて高く評価している者としては若干複雑な気持ちにもなります(^_^;)
X-E2 の発売前体験イベントに行った時には開場から少し時間を置いて行ったらガラガラだったこと、誰も実機に触ってなくて「やはり富士フイルムはマイナーなんだなぁ」と、隣りで開催されていたα7のイベントとの熱気の差を実感したものですが、もしかして X-T1 で潮目が変わるのでしょうか。
でもねぇ、X-T1 を試してみてから X-E2 を使ってみると
改めて X-E2 って良いカメラだと思う
んですよね。X-E2 以前と違って、ホントもっさり感はなくなりましたし。
もちろん、X-T1 は間違いなく良いカメラです。あの EVF は見ただけで虜になる人が続出するでしょう。今週からのイベントで試して惚れる人も多数いるように思います。
機能固定のアナログ系ダイアルの数も増えて、それがたまらなく良いと思う人もいるでしょう。実際の操作性は別にして、デザイン的に惚れる、撮る気にさせるというのは(人それぞれですが)間違いなくあるでしょう。
ただねぇ、ここまで X-T1 と X-E2 の注目度の差があると、ちょっと X-E2 は不憫だなぁ、と。
もちろん、ユーザー的な贔屓目は否定しませんし、注目される理由もわかっています。が、中身は同じだし、元々富士フイルムのデザインアイデンティティは X-Pro1 以来ライカスタイルのボディにあったはずなのになぁ…と。
先日触ってみた感想の記事で書いたように、ごく個人的には
と感じたわけですが、昨日今日 X-E2 でまた写真を撮ったり、撮った写真を整理していると、そういう気持ちがさらに強くなりましたね。
内部エンジンは同じで、画質は同じ。機能的にもチルト液晶など一部を除いて同じ。撮れる物の差、出てくる絵の差は基本的にないでしょう。
にも関わらず、従来あまり富士フイルムのレンズ交換式カメラに言及してこなかったプロカメラマンでも X-T1 について注目している人が散見できるのを見ると、超大型 EVF も含めて
という印象をもったりするわけです。OM-D シリーズもそうですが。
(つーか、この前までライカスタイルがええとか言ってたんとちゃうんかいっ!とツッコみたくなる事例も… ^^;)
もちろん、そういう一眼スタイルのカメラが、そうやって注目を集めたカメラが必ずしもマスマーケットにウケるとは限りませんが、こういうのを見ているとミラーレス機も最終的には
に絞られて、NEX-6/7 や GX7、富士 Xシリーズは一部好事家向けの製品になって行くのかなぁ…という思いがします(今でも好事家向けだけど)。
まあ、最初のミラーレス機はパナソニック DMC-G1、キャッチコピーで “女流一眼” と名付けられた一眼レフスタイルのボディでしたし、それを思うと、そういったスタイルが本来なのかも知れませんが…
でも個人的には、ミラーレス機は一眼レフと違って必ずしもペンタ部のような中央突起が不要なのがメリットだと思っていますし、
「突起部のないデザインのカメラって、カバンへの収まりが良くて便利なのに……」
とも思うわけです。日々のカメラだと特にそう。
(富士フイルム X シリーズのボディがデカいけど、EVF 付ながら収まりはいい)
それに X-T1 を触ってみれば判ると思いますが、小型化や防塵防滴化の関係でボタン類が正直使いにくくなっていますし、他の点も含めて
「これ、従来の X シリーズと比べて操作性に優れてると言えるかなぁ?」
と感じるところもあります。このあたりは E-M5 登場時と同じですね。そこでの評判を鑑みて、もうちょっと考えて欲しかったなぁ、と思います。
(ちなみに E-M5 のボタンのダメさ加減はゴムっぽい質感とタッチ印象の悪さでしたが、X-T1 のイマイチさは方向性が異なる押しにくさですね)
もちろん、多少のことはどうでもいいかも!?と思わせるだけの(EVF の)魅力が X-T1 にはあるわけですし、私自身ここで X-T1 を貶めたいわけではなく、
ということであります。EVF は比較すると全然違うんだけど、拡大率が違うだけでベースは同じだしね(ちょっと苦しい… ^^;)
富士フイルムの絵作りが好きになれん、とか、動き物が撮れそうにない、という人はどうしようもないけれど、X-T1 はちょっと高すぎる、とか、操作感が思ったよりも…とか、そういう理由で回避するなら X-E2 も見てあげてよ!という気がするのです。
とまぁ、X-T1 を出汁に 2ヶ月使ってきた X-E2 のことを久しぶりに触れてみましたが、紛れもなく GR ともども自分のメインカメラになっていますし、
があります。
画像エンジンは基本的に同じだし、レスポンスが良くなったこと以外は大きな変化がなかったにも関わらず、自己満足できる写真の割合が X-E1 より増えた気がします(写真の出来が五十歩百歩だっとしてもね! ^^;)。
X-E2 は日々の適当スナップや適当風景撮りに使うには何ら不満のないレスポンスになり、写真的にはセンスのない私にとって
感じがあるくらいです(この点は X-E1 でも、ある程度はそうでしたが)。そういう点ではホント満足できるカメラというのは、ずっと変わっていません。
ただ、個人的な嗜好から、相変わらず「何とか X-E2 でも飛行機を撮ってやろう」「飛行機撮りでヒット率を上げるにはどうしたら良いだろう?」という富士フイルム機には向かないことを試行錯誤をする日々でもあります。
正直言って「こんなことやってても意味ないよなぁ」とか「ミラーレスで飛行機にこだわるなら E-M1 買った方が幸せになれるやろ…」と思うことはありますし、時々は心折れそうになる時もありますが(^_^;)
個人的に現状の富士フイルムの動体撮りは
といった難点があります。まあ、そんなもんを撮るカメラじゃない、って言われればそれまでですけどね。
いずれにせよ、X-E2 は気に入って使っていますし、
だと思っています。
そして X-T1 を触ってみて “富士フイルム Xシリーズ本来のアイデンティティはこちらの方が強くあるんじゃないかなぁ” なんて、この2ヶ月使ってきて勝手に感じています :-)
それに X-E2 と X-T1 は中身は殆ど同じですから(バッテリーも同じと言うことは電気系も大きな変更はないでしょうし)、
「X-E2 発売後少ししてから従来機にもファームウェア・アップデートがあったように、X-E2 も X-T1 相当にアップデートされるファームウェアが来るかもなぁ」
と思っています。
ま、X-T1 には、そんなことを吹っ飛ばす EVF の魅力がありますし、縦グリップとチルト液晶は欲しいですが…(;´Д`)
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【最終回】 〜結局は…買い替えて大満足!でした
機能固定のアナログ系ダイアルの数も増えて、それがたまらなく良いと思う人もいるでしょう。実際の操作性は別にして、デザイン的に惚れる、撮る気にさせるというのは(人それぞれですが)間違いなくあるでしょう。
ただねぇ、ここまで X-T1 と X-E2 の注目度の差があると、ちょっと X-E2 は不憫だなぁ、と。
もちろん、ユーザー的な贔屓目は否定しませんし、注目される理由もわかっています。が、中身は同じだし、元々富士フイルムのデザインアイデンティティは X-Pro1 以来ライカスタイルのボディにあったはずなのになぁ…と。
先日触ってみた感想の記事で書いたように、ごく個人的には
X-E2 + 最高のEVF + チルト液晶 + 縦グリップ = X-T1
と感じたわけですが、昨日今日 X-E2 でまた写真を撮ったり、撮った写真を整理していると、そういう気持ちがさらに強くなりましたね。
内部エンジンは同じで、画質は同じ。機能的にもチルト液晶など一部を除いて同じ。撮れる物の差、出てくる絵の差は基本的にないでしょう。
にも関わらず、従来あまり富士フイルムのレンズ交換式カメラに言及してこなかったプロカメラマンでも X-T1 について注目している人が散見できるのを見ると、超大型 EVF も含めて
ミラーレス機も結局こういうデザインのカメラが注目されるのかなぁ
という印象をもったりするわけです。OM-D シリーズもそうですが。
(つーか、この前までライカスタイルがええとか言ってたんとちゃうんかいっ!とツッコみたくなる事例も… ^^;)
もちろん、そういう一眼スタイルのカメラが、そうやって注目を集めたカメラが必ずしもマスマーケットにウケるとは限りませんが、こういうのを見ているとミラーレス機も最終的には
- 背面液晶で撮るスーパーハイエンド・コンパクトデジカメ的な製品
(レンズ交換式だが、実際にレンズ交換する人は限られる層) - ミドルロー以下の一眼レフ機の置き換え的な EVF 付き一眼レフスタイルの製品
に絞られて、NEX-6/7 や GX7、富士 Xシリーズは一部好事家向けの製品になって行くのかなぁ…という思いがします(今でも好事家向けだけど)。
まあ、最初のミラーレス機はパナソニック DMC-G1、キャッチコピーで “女流一眼” と名付けられた一眼レフスタイルのボディでしたし、それを思うと、そういったスタイルが本来なのかも知れませんが…
でも個人的には、ミラーレス機は一眼レフと違って必ずしもペンタ部のような中央突起が不要なのがメリットだと思っていますし、
「突起部のないデザインのカメラって、カバンへの収まりが良くて便利なのに……」
とも思うわけです。日々のカメラだと特にそう。
(富士フイルム X シリーズのボディがデカいけど、EVF 付ながら収まりはいい)
それに X-T1 を触ってみれば判ると思いますが、小型化や防塵防滴化の関係でボタン類が正直使いにくくなっていますし、他の点も含めて
「これ、従来の X シリーズと比べて操作性に優れてると言えるかなぁ?」
と感じるところもあります。このあたりは E-M5 登場時と同じですね。そこでの評判を鑑みて、もうちょっと考えて欲しかったなぁ、と思います。
(ちなみに E-M5 のボタンのダメさ加減はゴムっぽい質感とタッチ印象の悪さでしたが、X-T1 のイマイチさは方向性が異なる押しにくさですね)
もちろん、多少のことはどうでもいいかも!?と思わせるだけの(EVF の)魅力が X-T1 にはあるわけですし、私自身ここで X-T1 を貶めたいわけではなく、
X-T1 で富士フイルムが気になった人は
X-E2 にも目を向けても良いんじゃないかな♪
X-E2 にも目を向けても良いんじゃないかな♪
ということであります。EVF は比較すると全然違うんだけど、拡大率が違うだけでベースは同じだしね(ちょっと苦しい… ^^;)
富士フイルムの絵作りが好きになれん、とか、動き物が撮れそうにない、という人はどうしようもないけれど、X-T1 はちょっと高すぎる、とか、操作感が思ったよりも…とか、そういう理由で回避するなら X-E2 も見てあげてよ!という気がするのです。
とまぁ、X-T1 を出汁に 2ヶ月使ってきた X-E2 のことを久しぶりに触れてみましたが、紛れもなく GR ともども自分のメインカメラになっていますし、
X-E1 の時には感じられなかった満足感
があります。
画像エンジンは基本的に同じだし、レスポンスが良くなったこと以外は大きな変化がなかったにも関わらず、自己満足できる写真の割合が X-E1 より増えた気がします(写真の出来が五十歩百歩だっとしてもね! ^^;)。
X-E2 は日々の適当スナップや適当風景撮りに使うには何ら不満のないレスポンスになり、写真的にはセンスのない私にとって
むしろカメラに表現を助けてもらっている
感じがあるくらいです(この点は X-E1 でも、ある程度はそうでしたが)。そういう点ではホント満足できるカメラというのは、ずっと変わっていません。
ただ、個人的な嗜好から、相変わらず「何とか X-E2 でも飛行機を撮ってやろう」「飛行機撮りでヒット率を上げるにはどうしたら良いだろう?」という富士フイルム機には向かないことを試行錯誤をする日々でもあります。
正直言って「こんなことやってても意味ないよなぁ」とか「ミラーレスで飛行機にこだわるなら E-M1 買った方が幸せになれるやろ…」と思うことはありますし、時々は心折れそうになる時もありますが(^_^;)
個人的に現状の富士フイルムの動体撮りは
- AF-C では AF-S と違って食いつき時の合焦精度が不安定
- 被写体が向かってくる時と遠ざかっていく時では合焦精度の大きな開きがある
(遠ざかる方向ではまずまずだが、向かってくる方向ではかなり精度がかなり不安定) - 被写体がある程度以下のサイズでは(一眼レフでは百発百中の状況でも)X-E2 ではフォーカスフレームの大小に関わらず大きく精度が落ちる
- レンズが流し撮り対応になっていない
(大口径ズームや超望遠レンズは是非とも流し撮り対応に…)
といった難点があります。まあ、そんなもんを撮るカメラじゃない、って言われればそれまでですけどね。
いずれにせよ、X-E2 は気に入って使っていますし、
X-E2 は X-T1 の露払いなだけでは勿体ないカメラ
だと思っています。
そして X-T1 を触ってみて “富士フイルム Xシリーズ本来のアイデンティティはこちらの方が強くあるんじゃないかなぁ” なんて、この2ヶ月使ってきて勝手に感じています :-)
それに X-E2 と X-T1 は中身は殆ど同じですから(バッテリーも同じと言うことは電気系も大きな変更はないでしょうし)、
「X-E2 発売後少ししてから従来機にもファームウェア・アップデートがあったように、X-E2 も X-T1 相当にアップデートされるファームウェアが来るかもなぁ」
と思っています。
ま、X-T1 には、そんなことを吹っ飛ばす EVF の魅力がありますし、縦グリップとチルト液晶は欲しいですが…(;´Д`)
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【最終回】 〜結局は…買い替えて大満足!でした
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