先日、製品発表時に記事にした X-E1/X-E2 向け新型ハンドグリップ「MHG-XE」および X-Pro1 向け新型ハンドグリップ「MHG-XPRO」が昨日発売になりましたので、早速購入して使ってみました。
予約しようかな?と思いつつも、この手のモノが速攻で売り切れるようなこともないだろう…と思っていたら、ヨドバシ梅田は初期入荷分は予約で終了していて(当日早朝にウェブで確認)、京都ヨドバシで購入しました。どうなってるんでしょう…
X-E2 に後付けグリップを買っても、28日発表と噂される一眼レフスタイルのグリップ付き?ボディを買ったら絶対使わなくなるだろうなぁ…という危惧もありますが、富士フイルムのことなので「次でええわ」とかなりそうですから(大口径望遠レンズも年末以降ですし)、とりあえず買っときました。

従来製品のハンドグリップは、あまりのチープさとグリップのしにくさが嫌になってロクに使わず、X-E1 売却時に合わせて売ってしまったため、残念ながら並べて比較できません。
が、結論から先に言ってしまうと
と言い切って良いと思います。
グリップ感に全く改善がないわけではありませんが、(発表時に写真を見て危惧していたとおり)相変わらず中指がかけられないグリップ高の低さであり、
と富士フイルムにツッコみたくなります。一緒にいた友達(一眼/ミラーレス機両刀遣い)にも持ってもらいましたが、「これは使いづらいね」の一言でした(そりゃそーだ)。

このあたり、やむを得ずこうなったのか?小手先の改良だったのか?そもそも従来製品の悪いところが判っていないのか??
理由は判りませんが、グリップのダメさ加減の根本的改善はされていません。ただ、グリップそのもの以外は従来製品より概ね良くなっています。
予約しようかな?と思いつつも、この手のモノが速攻で売り切れるようなこともないだろう…と思っていたら、ヨドバシ梅田は初期入荷分は予約で終了していて(当日早朝にウェブで確認)、京都ヨドバシで購入しました。どうなってるんでしょう…
X-E2 に後付けグリップを買っても、28日発表と噂される一眼レフスタイルのグリップ付き?ボディを買ったら絶対使わなくなるだろうなぁ…という危惧もありますが、富士フイルムのことなので「次でええわ」とかなりそうですから(大口径望遠レンズも年末以降ですし)、とりあえず買っときました。

従来製品のハンドグリップは、あまりのチープさとグリップのしにくさが嫌になってロクに使わず、X-E1 売却時に合わせて売ってしまったため、残念ながら並べて比較できません。
が、結論から先に言ってしまうと
質感とかは改善されているが、グリップそのものは微妙なまま
と言い切って良いと思います。
グリップ感に全く改善がないわけではありませんが、(発表時に写真を見て危惧していたとおり)相変わらず中指がかけられないグリップ高の低さであり、
小指と薬指しかかからないグリップってのは、どうなのよ?
と富士フイルムにツッコみたくなります。一緒にいた友達(一眼/ミラーレス機両刀遣い)にも持ってもらいましたが、「これは使いづらいね」の一言でした(そりゃそーだ)。

このあたり、やむを得ずこうなったのか?小手先の改良だったのか?そもそも従来製品の悪いところが判っていないのか??
理由は判りませんが、グリップのダメさ加減の根本的改善はされていません。ただ、グリップそのもの以外は従来製品より概ね良くなっています。
まず、改善された点としては
という3点が挙げられます。
また、従来通り、ハンドグリップを後付けしてカメラボディの全高が高くなる分、大口径レンズ装着時の雲台干渉を防ぐことができます。

(XF55-200mm 装着時にもレンズサイズに見合うボディ高になる)
質感は、はっきり従来品とは違います。従来品は「おいおい、プレミアム機とか言いながら、なんだこのチープさ満点の後付けグリップは!」というものでしたが、今回はまずまず真っ当です。プレミアム云々と言うなら、最初から最低限このくらいの質感にすべきでした。
その分、お値段は多少上がりましたが、元々ミラーレス機としては高めの富士フイルム機を買うのだからそれくらい許容範囲でしょう。海外の掲示板で $30 くらいの安いグリップを作ってくれとかいう意見も目にしましたが、さすがにねぇ。売れてるメーカーなら安価な中華製品のグリップもありますけど…
そして何より、新型ハンドグリップ最大のポイントは

ハンドグリップを付けたままでもバッテリー&SDカード交換が可能になった!
という点。質感とあわせて新型グリップの改善点ツートップです。
SDカードは 32GB でも 64GB でも突っ込んでおけば(連写できるカメラではないので)丸一日は十分もつと思いますが、バッテリーはそうはいきません。今のような季節だとガンガン減っていきますし、ハイパフォーマンスモードならなおさらです。
開口部を設けたことでグリップ自身の剛性感も心配になりましたが、ちょっと使ってみた限りでは何の問題もないどころか従来製品より上に感じます。値段を上げても削り出しメタル素材にした効果はあったと思います。

後付けグリップの底面高がそれなりの厚みがあるので、バッテリー蓋の開口部があるとはいえ、バッテリーや SDカードの出し入れはかなり奥まった感じになります。
出し入れに難儀すると言うことはないですが、薄手の手袋をしたままバッテリーの入れ替えをするのは結構やりづらくなりました。ただ、文句を付けるほどのことはなく、便利になったのは間違いありませんし、十分使えます。
また、買う前から気になっていたのは、グリップ底面のこの部分に穴が開くことになるので、グリップしたときに指その他がなにか開口部に引っかかったりして気にならないかなぁ?と思ったのですが、そういったことは全くありませんでした。

さて、次に改悪された点と改善されなかった点について。
ハンドグリップの脱着が手回しネジから六角レンチが必要になったのは、バッテリーボックスへのアクセスを確保するために開口部を設けて、その分スペースに余裕がなくなった、剛性を確保するのにネジ周りを最小限にする必要があったのでしょう。
以下の写真を見ても、六角レンチのネジでギリギリだったんだろうと言うことは理解できます。

脱着が不便になったものの、ハンドグリップを装着したままバッテリー交換、SDカード交換ができますので、基本的に付けっぱなしでも問題なかろう、ということなのでしょう。
ただ、個人的にはグリップが満足できるものではない分、脱着を行うことも多いと思うので(冬場はレザーケース付けたい時もある)、若干面倒になったというか、六角レンチなくしそうなので予備を買っとくか…みたいなのはあります(^_^;)

(同梱物一式。といっても、グリップ本体と六角レンチのみ)
で、肝心要のグリップ本体ですが、質感が良くなって X-E1 / X-E2 ボディと合わせても違和感がなくなりました。掴んだ時の素材的な印象もボディと変わらない感じです。
従来品のように掴んだ時に、ボディ単体との落差があってチープな印象を受けることはありません。そういう意味では良くなっています。

が、しかし、最初に書いたように
ですし、ボディ右下の角が出っ張るので持った感じがしっくりきません。
なんかこう違和感があるというか、持ちにくい感じはあまり変わっておらず、
という印象は拭えません。
従来製品より高くなったのは質感などの改善を思えば納得していますが、
という気がします。
まぁそれでも望遠レンズを使う時には
です。酷い言い方かも知れませんが、実際そういう印象です。ステマ宣伝でなければ、それ以外にどう言えと?というのが本音です。
従来製品は「なくても良い」「ない方が良いかも?」というレベルだったので、それよりはマシですけど、本質的なところは変わってないんですよねぇ。

とにかく思うのは、富士フイルムは
「何故、元々ボディのレザー部分いっぱいの高さまでグリップを作らないのだ!?」
この一言に尽きますね。こんな中途半端なグリップで、開発陣は使ってて何も感じないのかな?と。というか、相変わらず「使ってるの?」という疑問すら感じます。
XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS くらいの重さ、バランスのレンズを使うなら、しっかりとグリップしたい。そのための後付けグリップなのですから、一も二にもまず、しっかり握れること。これに尽きます。他はどうでもいいくらい。
どうせ後付けグリップであり見た目のバランスなんて元々崩壊しているのですから、とにかく三本指でガッシリ握れるグリップであるべきだったと私は思います。中途半端は一番ダメ。
発表時の写真を見た時に、ある程度覚悟していましたから落胆はありませんし、ある意味判ってて買ったわけですが
「やっぱり富士フイルムって、こういうところは判ってないんだなぁ」
って気がしますね。超偉そうですけど、X-Ex 用の後付けグリップに2回、2万数千円突っ込んでるのですから、それくらい言わせてもらっても罰は当たらないでしょう。
正直これを見ると、間もなく発表と言われる一眼レフスタイルの新ボディも心配になりますね。
AF だとか EVF だとか、そういうところばっかり目が行ってる人が多いですが、一眼レフスタイルのボディを作り、来たるべき大口径レンズ、望遠レンズに向けたボディだったり、動きモノ相手を考慮するようなボディなら、グリップ周りとか親指AF の実装とか AF Start ボタン(現在の AF Lock)の位置が重要だったりするわけですが、どうなりますやら…

とまぁ、厳しいことを言いましたが、
ですので、XF55-200mm を多用する人は買っても良いかも?と思います。XF55-200mm を使っていなかったら、私は買わないと判断するグリップです(三脚台座に当たって不便と思う人はアリだと思いますが)。
また、本質的にグリップの高さが足りないままなのは従来型と変わりませんが、
なのは間違いありません。質感その他だけを考えても、3〜4千円の差なら私は断然新型ですね。
ま、後付けグリップはスルーして「グリップの分を新型ボディにかけるわ」というのは一番正しいかも知れません ;-)
■ 富士フイルム、X-E1 / X-E2 / X-Pro1 用ハンドグリップの改良版発表!\(^O^)/
■ 大口径レンズ装着時の携行性・ホールド性を高めるアクセサリー「ハンドグリップ MHG-XPRO、MHG-XE」新発売 : お知らせ | 富士フイルム
- アルミ削り出しベースということもあって、従来品の極めてチープな感じは払拭されている。それでいて重さも変わらず。
- ハンドグリップを装着したままでもバッテリーやSDカードの交換が可能になった。
- 三脚穴が光軸上に来るのは従来と同じだが、38mm幅のアリガタ形状の突起部分を設けて、アリミゾ式の三脚台座を使う場合にクイックシュー代わりにもできる仕様。
という3点が挙げられます。
また、従来通り、ハンドグリップを後付けしてカメラボディの全高が高くなる分、大口径レンズ装着時の雲台干渉を防ぐことができます。

(XF55-200mm 装着時にもレンズサイズに見合うボディ高になる)
質感は、はっきり従来品とは違います。従来品は「おいおい、プレミアム機とか言いながら、なんだこのチープさ満点の後付けグリップは!」というものでしたが、今回はまずまず真っ当です。プレミアム云々と言うなら、最初から最低限このくらいの質感にすべきでした。
その分、お値段は多少上がりましたが、元々ミラーレス機としては高めの富士フイルム機を買うのだからそれくらい許容範囲でしょう。海外の掲示板で $30 くらいの安いグリップを作ってくれとかいう意見も目にしましたが、さすがにねぇ。売れてるメーカーなら安価な中華製品のグリップもありますけど…
そして何より、新型ハンドグリップ最大のポイントは

ハンドグリップを付けたままでもバッテリー&SDカード交換が可能になった!
という点。質感とあわせて新型グリップの改善点ツートップです。
SDカードは 32GB でも 64GB でも突っ込んでおけば(連写できるカメラではないので)丸一日は十分もつと思いますが、バッテリーはそうはいきません。今のような季節だとガンガン減っていきますし、ハイパフォーマンスモードならなおさらです。
開口部を設けたことでグリップ自身の剛性感も心配になりましたが、ちょっと使ってみた限りでは何の問題もないどころか従来製品より上に感じます。値段を上げても削り出しメタル素材にした効果はあったと思います。

後付けグリップの底面高がそれなりの厚みがあるので、バッテリー蓋の開口部があるとはいえ、バッテリーや SDカードの出し入れはかなり奥まった感じになります。
出し入れに難儀すると言うことはないですが、薄手の手袋をしたままバッテリーの入れ替えをするのは結構やりづらくなりました。ただ、文句を付けるほどのことはなく、便利になったのは間違いありませんし、十分使えます。
また、買う前から気になっていたのは、グリップ底面のこの部分に穴が開くことになるので、グリップしたときに指その他がなにか開口部に引っかかったりして気にならないかなぁ?と思ったのですが、そういったことは全くありませんでした。

さて、次に改悪された点と改善されなかった点について。
- 改悪された点:ハンドグリップの脱着が手回しネジから、脱着に六角レンチが必要になったこと。
- 改善されなかった点:相変わらずグリップの高さが低く、かけられるのが小指、薬指の2本のみ。中指までかけて安定して握ることができない。
ハンドグリップの脱着が手回しネジから六角レンチが必要になったのは、バッテリーボックスへのアクセスを確保するために開口部を設けて、その分スペースに余裕がなくなった、剛性を確保するのにネジ周りを最小限にする必要があったのでしょう。
以下の写真を見ても、六角レンチのネジでギリギリだったんだろうと言うことは理解できます。

脱着が不便になったものの、ハンドグリップを装着したままバッテリー交換、SDカード交換ができますので、基本的に付けっぱなしでも問題なかろう、ということなのでしょう。
ただ、個人的にはグリップが満足できるものではない分、脱着を行うことも多いと思うので(冬場はレザーケース付けたい時もある)、若干面倒になったというか、六角レンチなくしそうなので予備を買っとくか…みたいなのはあります(^_^;)

(同梱物一式。といっても、グリップ本体と六角レンチのみ)
で、肝心要のグリップ本体ですが、質感が良くなって X-E1 / X-E2 ボディと合わせても違和感がなくなりました。掴んだ時の素材的な印象もボディと変わらない感じです。
従来品のように掴んだ時に、ボディ単体との落差があってチープな印象を受けることはありません。そういう意味では良くなっています。

が、しかし、最初に書いたように
グリップの高さが足りず、指2本しかかけられないのは安定が悪い
ですし、ボディ右下の角が出っ張るので持った感じがしっくりきません。
なんかこう違和感があるというか、持ちにくい感じはあまり変わっておらず、
この不安定さでは何のための後付けグリップやら
という印象は拭えません。
従来製品より高くなったのは質感などの改善を思えば納得していますが、
グリップそのもの出来は相変わらず金額に見合うか微妙
という気がします。
まぁそれでも望遠レンズを使う時には
ないよりマシ
です。酷い言い方かも知れませんが、実際そういう印象です。ステマ宣伝でなければ、それ以外にどう言えと?というのが本音です。
従来製品は「なくても良い」「ない方が良いかも?」というレベルだったので、それよりはマシですけど、本質的なところは変わってないんですよねぇ。

とにかく思うのは、富士フイルムは
「何故、元々ボディのレザー部分いっぱいの高さまでグリップを作らないのだ!?」
この一言に尽きますね。こんな中途半端なグリップで、開発陣は使ってて何も感じないのかな?と。というか、相変わらず「使ってるの?」という疑問すら感じます。
XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS くらいの重さ、バランスのレンズを使うなら、しっかりとグリップしたい。そのための後付けグリップなのですから、一も二にもまず、しっかり握れること。これに尽きます。他はどうでもいいくらい。
どうせ後付けグリップであり見た目のバランスなんて元々崩壊しているのですから、とにかく三本指でガッシリ握れるグリップであるべきだったと私は思います。中途半端は一番ダメ。
発表時の写真を見た時に、ある程度覚悟していましたから落胆はありませんし、ある意味判ってて買ったわけですが
「やっぱり富士フイルムって、こういうところは判ってないんだなぁ」
って気がしますね。超偉そうですけど、X-Ex 用の後付けグリップに2回、2万数千円突っ込んでるのですから、それくらい言わせてもらっても罰は当たらないでしょう。
正直これを見ると、間もなく発表と言われる一眼レフスタイルの新ボディも心配になりますね。
AF だとか EVF だとか、そういうところばっかり目が行ってる人が多いですが、一眼レフスタイルのボディを作り、来たるべき大口径レンズ、望遠レンズに向けたボディだったり、動きモノ相手を考慮するようなボディなら、グリップ周りとか親指AF の実装とか AF Start ボタン(現在の AF Lock)の位置が重要だったりするわけですが、どうなりますやら…

とまぁ、厳しいことを言いましたが、
XF55-200mm 利用にはないよりはマシ(かも)
ですので、XF55-200mm を多用する人は買っても良いかも?と思います。XF55-200mm を使っていなかったら、私は買わないと判断するグリップです(三脚台座に当たって不便と思う人はアリだと思いますが)。
また、本質的にグリップの高さが足りないままなのは従来型と変わりませんが、
価格差はあるけど絶対新型がオススメ
なのは間違いありません。質感その他だけを考えても、3〜4千円の差なら私は断然新型ですね。
ま、後付けグリップはスルーして「グリップの分を新型ボディにかけるわ」というのは一番正しいかも知れません ;-)
■ 富士フイルム、X-E1 / X-E2 / X-Pro1 用ハンドグリップの改良版発表!\(^O^)/
■ 大口径レンズ装着時の携行性・ホールド性を高めるアクセサリー「ハンドグリップ MHG-XPRO、MHG-XE」新発売 : お知らせ | 富士フイルム
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