先日、レンズ2本をぶつけずに入れられるオリンパスの中仕切り付きキルティングケースを紹介した時に、普段ミラーレス機を持ち歩く時はカメラバッグを使わず、普通のバッグにカメラ用のインナークッションを入れている、と書きました。

昨今はカメラバッグも一般バッグやメッセンジャーバッグメなどを作っている様々なメーカーが参入し、色々なデザインでカラフルなものも増えました。ただ、カメラバッグがお気に入りのバッグとは限りませんし、ミラーレス機を持っていく場合には

カメラだけを持っていくのではない


状況も少なくないと思います。あと、カメラバッグというだけで「え?こんなのが、こんな値段?」というのも少なくありません。

そんなわけで、軽くお出かけでミラーレス機を持ち出す場合には「普通のバッグ+インナークッション」ということが多く、結構それが気に入っています。

(中型以上の三脚を持ち出す時や一眼レフの時、ミラーレス機でもグリップ付きの大型ボディの時はカメラバッグやカメラリュックを使うことが殆どで、そこは使い分けです)

最近はインナークッションの種類も増えてきてカラフルになってきました(ちょっと前までは黒しかなかった)。ですので、私自身が具体的にどんなものを使っているかを、ちょっと紹介しておきます。


インナークッションボックスは4種類持っていて、主に3種類を状況に応じて使い分けているのですが、一番良く使っているのがコレ↓


クッションボックスは望遠ズームなどがしっかり入るように高さの高いものが多いのですが、これはケースの高さが一番低いタイプです。それでもミラーレス機用の標準ズームや単焦点レンズは入ります。

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仕切りで3区画に分けて、両側にレンズ、真ん中にボディ部分がはみ出すようにボディ+レンズをT字に入れるのが、私の基本パターン。

ボディがインナークッションからはみ出ていますが、元々バッグの中に入れていて、剥き出しになるわけではなく、むしろバッグを開いてすぐにカメラのボディが掴めるなど、出し入れがしやすいので、こういう入れ方が気に入っています。

InnerCushionBox02


ボディ1つ+レンズ3本という組み合わせは富士フイルム Xマウント機を持ち出す時の一番多いスタイルですが、ブロワーや予備バッテリーなどを他に入れる余地が少ない(他に荷物があるなど)時は、レンズを片側だけにして(レンズ2本体制)もう一方はアクセサリー類を入れたりもします。

また、ボディ+レンズ2本体制の場合は仕切りを変えて2区画にして、ボディ+レンズを寝かして入れる時もあります。

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望遠レンズ主体(望遠レンズ+標準ズーム or 単焦点1本)の撮影の時は、こういうスタイルにして使うことが多いですね。富士フイルムの XF55-200mm はミラーレス機の望遠レンズにしてはかなり大柄ですので、この方が安定します。

高さの低いインナークッションでは望遠レンズを付けたボディをT字に入れるのは不安定になりますし、かといってレンズ2本だけならこうすれば収まるので、後述する高さのあるインナークッションを使う必要がなく、スペースに無駄がありません。

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(望遠レンズは入るが、ボディ+レンズを真ん中に入れようとすると当たってしまう)


このあたりはインナークッションを入れるバッグと持ち出し内容に応じて変えていくわけですが、このインナークッションの場合、上記のいずれかの体制で持ち出しています。

そして、このインナークッションは高さが低いので、あまり大きくない小ぶりのショルダーバッグにも収まります。

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これに先に挙げた基本パターンのボディ+レンズ3本体制を入れて、あとは小物だとかスマートフォン用のモバイルバッテリーやら小型タブレットやらを入れて、小型カメラバッグとして十分成り立ちます。

また高さが低い分、元々底の浅いバッグ、例えば大型のウエストバッグなどにも入れることができる場合があります。

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これにボディとレンズ3本を突っ込むとウエストバッグとしては重すぎますので、ボディ+レンズだけにするなり、ショルダーバッグ的に使うことになりますが…

また、普通のバッグに入れるにしてもインナークッションの高さが低い分、カメラ機材の下に何か別のものを入れるといった使い方もできます。

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(ミドルサイズのショルダーバッグだと収納高の半分くらいは空く)


インナーボックスの下に出かけるのに必要なものであったり、薄手の防寒着であったり、時には



のような平べったくなるような小型三脚を入れて、その上に載せるなんてことも可能です(無論、入るバッグは選びますし、ないよりはマシ+αの三脚ですが)。

逆にインナークッションボックスを底に入れてバッグの上の方に空間的余裕を持たせておけば、この時期ならマフラーを入れる余地があったり融通が利くことも多いので、私はこの背の低いインナークッションボックスを愛用しています。ミラーレス機にはちょうど良いサイズだと思います。



残る2種類はミラーレス機の望遠レンズならすっぽり入る↓

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こんな背の高いインナークッションボックスでサイズ違い(&メーカー違い)です。

使用頻度的には上記製品より落ちますが、望遠レンズを持っていく時や大きめのバッグに使うには良い製品です。こちらは次回記事にでもまた。

レンズ2本またはカメラとレンズをぶつけずに入れられる!オリンパスの中仕切り付きキルティングケース CS-43

【追記】後編はこちら

エツミ クッションボックスフレキシブルS(ブラック) E-6128
エツミ クッションボックスフレキシブルS(ブラック) E-6128

(エツミのこのシリーズは今も昔もブラック一色)