久々に記事をブラウザで直接入力していたらミスって消えてしまって、書いているのは二度目です。空しい…

さて、年始の家電& IT 系一大イベントの CES 2014 が明後日から始まりますが、本日からプレスイベントが相次いで始まっており、富士フイルムも本日噂通りに「従来のレンズロードマップ最後の一本」 XF56mm F1.2 を米国発表しています。

と同時に、Xマウントの新しいレンズロードマップも公開され、こちらは日本でもプレスリリースが出ています。

XFLensRoadmap20140106

デジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ 最新ロードマップを公開 : ニュースリリース | 富士フイルム

今回新しくレンズロードマップに掲載されたレンズは、型番(焦点距離)まで発表になっているレンズが 3本、詳細が不明なレンズが 2本の計 5本。

年末発売の雑誌インタビューで「Xマウントのレンズは 20本用意する」と語られていましたが、従来発表・発売済みの XF/XC レンズが 12本、カールツァイスレンズが 3本ですから、今回発表の 5本と合わせて 20本が揃うということなのでしょう。

富士フイルムのレンズロードマップに関しては

ロードマップに載ったレンズは出るけど、発売時期は当てにならない


のですが、とりあえずロードマップ図から推測できる発売時期も含めて 5本のレンズを並べてみると、以下の通り。



  • 5〜6月頃:高倍率ズームレンズ XF18-135mm F3.5-5.6 R OIS

  • 8〜9月頃:大口径標準ズームレンズ XF16-55mm F2.8 R OIS

  • 9〜10月頃:大口径広角単焦点レンズ (XF16mm F1.4 R だろうねぇ)

  • 年末:大口径望遠ズームレンズ XF50-140mm F2.8 R OIS

  • 来年:超望遠ズームレンズ (XF100-300mm F3.5-4.8 くらい?全く想像つかない)


このことから推測できることとして

F2.8通しレンズと同時発売なら一眼スタイルの新ボディは夏?


ではないかということになってしまいます。今月末に新ボディ発表イベントがあるだの、CP+ で発表→春発売という噂が流れていますが、どうなのでしょう…??

富士フイルムの噂は(一部の明らかなフェイクを除けば)メーカーリークじゃね?というくらいに当たるので、新ボディの発売は近いようにも思いますが、そうなると「新ボディは春、F2.8 通しの大口径標準ズームは夏」となって、アンバランスというか、噂通り新ボディが防塵防滴なら

ボディだけ防塵防滴という間抜けさは、さすがにないだろ…


と思うのですが、どうなんでしょうかねぇ。

昨年は中位機の X-E2 更新だけで上位機の更新がなかったので、ボディ先行というのも判らなくはないですが、今さら妙に焦っても仕方ないと思いますし(まさか XF10-24mm F4 R OIS が防塵防滴なので…というオチだったり?)。

(新しくロードマップに掲載されたレンズの発売時期が今年半ば以降なのは、XF10-24mm F4 OIS の発売が 2月、XF56mm F1.4 R は 4月らしいので、そのことを考えれば納得できる)

XF18-135mm F3.5-5.6 R OIS はロードマップの発売時期的に X-M1 / X-A1 後継機と同時発売ないし直後発売で、レンズキットの一種類として売ると推測もできますが、もし X-M1 / A1 向けなら「どこまで普通のサイズ・重さにできるか?」というのは見物です。

画質最重視と言ってきた富士フイルム(およびそれに呼応してきた富士ファン)が高倍率ズームレンズというものを出してくるのは、X-M1 / X-A1 同様に一般コンシューマ層狙いでしかないわけですが、従来の XF ズームのように他社よりデカい・重いでは見向きもされないでしょうからね。

あ、もちろん、私は買いません。というか、今さら 18-135mm という焦点距離域は高倍率ズームレンズとしては魅力薄なので、キットレンズとしてか安く売る以外に意味はないと思いますし、他社との競争でも有利とは思えません。それだけに「画質重視の高倍率ズームレンズ」とか世迷い言を言い出さないかと心配です :-P


さて、詳細が記載されていない2本のレンズ、

大口径広角レンズと超望遠ズームレンズは発売が遅れる筆頭候補


だろうなぁ…と覚悟しています。

大口径広角レンズは 14mm と 18mm の間にあるので、換算 24mm 相当の 16mm F1.4 前後でしょう。35mm換算で 50mm、35mm、85mm の大口径レンズが揃えば、残るは 24mm F1.4 クラスのレンズですからね。詳細がないのは F1.2〜F1.8 で検討中なのかも知れません。

また、望遠馬鹿の私としては XF50-140mm F2.8 R OIS と超望遠ズームレンズが気になるわけですが、どちらも年末以降。

XF50-140mm F2.8 R OIS は年末とあるけど、きっと来年発売だろうなぁ


とか

超望遠ズームレンズは来年どころか再来年でも驚かねえぜ


という感じです。期待はしているし、早く出して欲しいとは思いますが、こればっかりはねぇ。今ひとつ得意な領域とも思えないし。

おまけに超望遠ズームレンズについてはスペックが全く想像できない。今どきの超望遠というからには換算 400mm は超えてくれないとお話にならないわけですが…さすがに一昔前のレンジである 100-300 くらいは作れると思っていますけどね。

ただまぁ

富士フイルムもようやく望遠レンズに三脚座を付けたか


という感じですね。ボディに比べてレンズヘビーな XF55-200mm に三脚座がオプションですら取り付けられないのはクソッタレ仕様の一つですからねぇ(開発陣は実際に使ってないんじゃね?と思うくらい)。


いずれにしても

一眼レフスタイルの新ボディは望遠レンズが出てから=来年だなぁ


と、正月から鬼が笑う話を考えております。先は長いですね (^_^;)

そして、こうやってレンズ20本のレンズマップを見てみると、正直まだまだレンズが豊富というには足りない気がします。せめて 135mm F2クラスのレンズはあっても良いように思いますけどねぇ。まぁ私は望遠馬鹿ですけど、世の中は広角馬鹿が多いので仕方ないですかね。


FUJIFILM デジタルカメラミラーレス一眼 X-E2 ボディ
FUJIFILM デジタルカメラミラーレス一眼 X-E2 ボディ

(しばらくはコイツで十分ですかねぇ…)