J2 は来週まだ最終節が残っていますが、ホーム万博の最終戦である本日の試合で、ガンバ大阪は 2週間前の J1 昇格に続いて J2 優勝も自力で決めました。

Gamba20131117B


本ブログではサッカーのことは殆ど書かないようにしているのですが(書いていたら切りがない :-)、優勝セレモニー含めて今年の “仕事納め” 的なイベントも本日終わったので、年に一度くらいは “今年のまとめ” も込めて少し書いておきたいと思います。



まず、J1 昇格および J2 優勝ですが、

これだけ金かけた戦力を持っていて J2 優勝するのは当たり前


です。勝って当然、昇格して当然。

2部リーグにも関わらず、現日本代表レギュラーを2人、その他日本代表経験者を何人も揃えたクラブであり、国内最高額に近い給料、1億円以上もらってるプレイヤーもいるわけで、J2 の中では抜きんでた戦力です。

J2 には、遠藤と今野、この二人分の給料で全選手が賄えるクラブが幾つもあるわけで、それだけ金かけているクラブなのだから、当然ながら勝って当たり前。できなかったら大問題。

「サッカーは戦力差があっても何が起こるか判らないスポーツ」というのは勿論そうですし、「選手が揃ってるからといっても勝つのが当たり前とは限らない」というのもそうです。

しかし、それは1試合ないし短期での話であり、長期的に一年通して考えたなら多少取りこぼしがあろうが何だろうが、J2 の中では勝って当たり前の金満戦力だったのですから、昇格&優勝は最低限の成績と考えています。

(それができなかったのが昨年だったわけですが、あれはフロントが血迷って西野解任、ワケ判らん監督を連れてくるというJリーグ史上希に見る愚挙、頭おかしいレベルの前社長・前強化部長による暴挙ゆえでした)

Gamba20131117F


そういう意味では、もっとぶっちぎりで勝ってもおかしくないクラブであったわけですが(この1ヶ月で神戸とも、また3位以下とは大きく差が開きましたが)、そのあたりはなかなか微妙に思います。

最後の数節が良かったので決して印象は悪くないのですが、一年間トータルで見ると、内容も含めて手放しで褒められるシーズンだったかなぁ…という気はします。

サポーターの中には総得点 100 を取れるかどうかをポイントにしている人もいましたが、個人的には勝ち点 100 取れなかった時点で満足とは言えません。点数をつけるとすれば

今年のガンバ大阪は「可」ギリギリの 60点に少し加味した 68点


だったと思っています。優勝は当然、昇格も当然。それらを最低限クリアしただけの成績。

厳しい評価かもしれませんし、選手もスタッフも J1 とは別の苦労のある J2 で良くやっていたと思いますが、ガンバ大阪というクラブ規模や環境と選手個々の能力を思えば、100点も 80点もないと思っています。

(逆に、結果が出たのだから百点という評価も、それはそれでアリですけれども)

実際この戦力をもってしても、今年の J2 での戦いを通して楽な試合、圧倒した試合は少なかったのも事実です。J2 を舐めていたわけではありませんが、やはりこんな素晴らしい選手たちがいるのにも関わらず、完全に選手個々のレベルは違うのに…と感じた観戦が多くありました。

(元々引き籠もりカウンター戦術には弱いからなぁ…と思っていたのですが、そういうチームより前からハイプレッシャーかけてくるチームに手こずっていた印象です)

今年はホームのみならずアウェイも長崎から西京極まで 3分の2くらいは見に行っていますが、スカッと勝ったゲームはそう多くありませんでした。J2 にありがちなミスで、

相手のミスで勝たせてもらったゲームも少なくなかった


と思います。

もっと言えば、

ガンバも結構 J2 レベルの試合内容をしていた時もあったよなぁ


とも。最後は随分と良くなりましたが、ホント相手に合わせてしまう癖は変わってないなぁ、と。

シーズン当初のもたつきは百歩譲って目をつぶるとしても、8月最終週から10月最初までの2ヶ月近くは酷かった。アウェイ横浜FC戦も、日本最北の宗谷岬から4時間半で一気に万博に戻ってきたのに完敗したホーム長崎戦も(直前に見に帰ろうと思い直して 5万近くの普通運賃で帰ってきたのに…)、アウェイ栃木戦も酷かった。

負けたり引き分けた試合だけでなく、勝った試合も点差に依らず「今日はギリギリ勝てたなぁ」という試合が多く、コレがサッカーと言われればそうですが、一年間、下部リーグで戦った割には(10月になるまで)そういう試合が多かったと思います。

Gamba20131117A


もっとも、そのお陰かどうか判りませんが、今年のガンバ大阪のアウェイゲームは多くの試合で、今までにないチケット売り上げでした。もちろん、その一番の要因は

おらが町に日本代表選手が来る!遠藤が来る!


というものでした。現役日本代表のレギュラーと言える選手が複数いるクラブは、国内では(何故か J2 の)ガンバ大阪だけ。特に遠藤は前回W杯からずっと日本代表の中心メンバーの一人です。

日本代表のゲームは基本的に収容人員の大きなスタジアム限定で、地方の小さなスタジアムでは決して開催されることがありませんから、そんな “テレビの向こうでしか見られなかった有名選手” が来る機会は滅多にありません。

ですからサッカーに興味がある人は、ふだん地元クラブのゲームを見に行かないとしても来るわけです。代表の試合が時々開催される都市部でも、Jリーグには興味なくても代表の試合にはワー!キャー!言いに来る人は沢山いるわけで、それはどこも同じです。

おかげで、

Jリーグ発足当初のバブル時代以来のアウェイチケットの取りづらさ


でありました。まさか J2 でこのような状況になるとは思いもしませんでしたが、色々な意味で J2 アウェイへ盛んに足を運んで正解だったな、と思う一年でした。

J2 の試合を見に行くのは結構好きで、今までガンバ大阪が J1 にいても時々 J2 の試合を(最近はガイナーレ鳥取を中心に)観戦していたのですが、それでも行く機会のなかったスタジアムに足を運ぶことができたのは、J2降格という不幸中の幸い?だったかもしれません。

GR008026.JPG
(栃木グリーンスタジアム)


ともあれ、今年のガンバ大阪 “全国ツアー” は各地で観客数記録を塗り替えたり、それに近い観客数が詰めかけることの連続で、各地の “おらが街のクラブ” をそれぞれの地元で再認識してもらう役割はできたのかな、と思います。

おまけに先ほど書いたように、決して毎回楽勝、爆勝というわけではなく、苦戦も多いシーズンでした。それだけに

最初は人気チームが、日本代表選手が来るからと見に来ていた人も
試合が終わる頃には「おらが街のクラブもやるじゃん!」という感じに


なっていたのを何度も見ました。

ガンバはむちゃくちゃ強い、我が町のクラブは弱い。という認識だったのが、拮抗する試合で自然と自分たちの街のクラブを応援する雰囲気になるというのは、ある意味、当地にとっては一番良い現象だったと思います。

個人的には J2 地方クラブがきちんと成り立って振興してこそ、日本においてサッカーが本当に根付いていくことになると思っていますし、そういう意味ではガンバ全国ツアーによって、ガンバは地方の Jリーグ人気に貢献したよなぁと(若干皮肉も込みだけど)思ったりもしています。

まぁ、一過性のモノをなかなかリピーターに結びつけるのは難しいですが、アビスパにせよ、栃木SC にせよ、苦しい台所事情のクラブが多いですが、何とか頑張って欲しいですし、来年以降もまた機会があれば J2 は見に行きたいと思っています。スタグルメが美味いところも多いしね!

GR007233.JPG
(松本アルウィンスタジアム)


ともあれ、J2 ながらも苦戦する試合が少なくなかったものの、最後は立て直して 5連勝。神戸を逆転し、昇格かつ J2 優勝を取ったわけですが、その立て直しに効果のあった FW ヤット(日本代表の司令塔・遠藤保仁)という戦術は来季どうするんでしょうねぇ。

正直なところ、来年を考えると期待半分不安半分…どころか、不安の方が大きいのが本音。J1 残留が目標ならいざ知らず、ガンバ大阪がそういう目標で許されるわけもなく、当然ながら以前のように、最低限優勝争い、ACL 出場権獲得。

となると、現有戦力ではかなり厳しいように思います。補強も早速一人ブラジル人 MF 選手の獲得を発表しましたが、問題は GK を含む守備陣でしょう。今野をセンターバックからボランチにして良くなった部分もありますし(今野は元々ボランチの選手)、センターバック丹羽も成長は見受けられますが…なにせ今年は J2 でした。

【追記】獲得を発表したエヴソンは MF ですが、どうやらガンバとしては CB として獲得したという話…(エルゴラ情報)

J2 ならではの厳しさもありましたが、基本的に相手の技術レベルは低く、J1 なら確実にゴールを決められるところを外しまくってくれたり、J1 では考えられないパスミス連発のクラブもありました。

また、今年若手を使うようになりましたが、若手が急速に伸びてきたと言うよりは、従来の主力が年齢とともに衰えてきたり、怪我などが増えてきた、という要因も大きくあります(黄金時代の中盤メンバーが力のある時にそれを乗り越えてきた若手は宇佐美くらい)。

Gamba20131117E


もちろん、こういった世代交代の難しさはどこのチームでもあることで、ガンバもその時が来たというわけですが、ずっと見てる人にとっては、明神さんや加地さんの今の動きに何とも言えない気持ちを感じる人は少なくないのではないかと思います。

フタさん(二川)も体力の持続時間は落ちてきてるし(でも彼がいてこそのガンバサッカーでもある)、ヤット(遠藤)も来年 34 です。

明神の担っていた役割を今は今野が埋める形になって上手く回ってるところがありますが、加地さんのバックアッパー、後釜の必要性はもう何年も言われ続けて解消されていません。センターバックも現状 J1 で優勝争いできるほどかは心配ですし、それこそ FW も宇佐美の相手は?という話になります。

ま、FW 遠藤という戦術は、昨日の日本代表 vs オランダ戦で遠藤は後半ハーフだけで使ったように、90分ボランチで使い続けるのとは違う良さが出てくるので、来季もやり続けるならアリだとは思いますが、J1 ですからねぇ…

それに、正直なところ宇佐美が戻ってこなければ後半戦は厳しい戦いになっていたはず(ロチャは最初だけでしたし)ですが、宇佐美もいつまでもガンバに、日本に収まる器ではなく、また海外へ再挑戦するでしょうから、この先数年を見込んだ場合に頼るわけにはいきません。

「数年先のガンバ大阪はどうなるんだろう?」

ヤットのいなくなったガンバ、黄金期を支えたフタや加地、明神らがいなくなったガンバ、宇佐美もまた出て行ったあとのガンバ。

今年 J2 降格で、ある意味その将来ビジョンに挑戦する機会でもありましたが、とにかく一年で J1 再復帰を最優先したが為に、逆にそういった部分がより心配にもなった一年でもありました。特にジュビロ磐田を見ていると、他人事ではありません。

Gamba20131117C
(ヤット不在で副キャプテンの加地の挨拶は、一見さん置いてけぼりな加地ワールドすぎ…)

Gamba20131117D
(加地のあとを受けて、ギャグを入れたつもりが滑っていた健太こと長谷川監督)


チーム戦術と同様、クラブ戦略については一介のファンがどうこう言っても仕方ありませんから、暖かく、時に生暖かく(笑)見守るしかありません。

いずれにしても、今年抜擢された若手は(丹羽なんかは全く若手ではないけど)トップチームの試合に出続けた経験値が確実に大きなモノとしてあるはずなので、来年頑張って欲しいと思います。

特に今年は天皇杯がとっくに敗退決定していて

今年は例年になく早くからシーズンオフになる分
来年の始動も早くからじっくりキャンプで作り上げられるはず


ですので、選手の補強と並んで今季活躍してくれた選手の底上げ、ベテランは体力維持に期待したいと思います。

Gamba20131117G


とまぁ、なんか下手すると斜に構えたような形で言ってるわけですが、今までも

「優勝ゆーても J2 だし、ガンバなら取って当たり前」
「国内三大タイトルだけじゃなくアジア ACL も優勝してるのに、J2 で喜んでる場合でもない、ガンバ大阪にとっては単なる通過点」

と思っていたし、今もそう思ってはいるのですが、

優勝セレモニー見てたら目から汗が…


自分でもビックリしましたけどね(^^;) なんか選手が本当に喜んでいるのを見ていると、良かったなぁ…と心の底から思うわけです。去年、辛い思いをした選手たちが残っての J1 復帰、J2 優勝ですからね…

だからこそ、現有戦力では J1 の戦いは楽じゃないよなぁ、と思いながらも、今の選手たちが頑張って J1 のステージで戦っていけるように願ってます。文句言いつつも、本当に。

まぁ、私はエレベータークラブ(J1 と J2 を行き来するクラブ)になろうが、強かろうが弱かろうが応援することに何も変わりはないのですけどね。むしろ天邪鬼な私は、今年みたく降格でガンバを応援する人(観客数)が減ったり、応援への熱が低くなってる人は増えると、より頑張ろうと思うくらいですが(笑)

Gamba20131117I


なんかまとまりもなく、乱文極まりない文章になっていますが、いま感じていることを、感じるままに書き連ねていったものなので、ご容赦下さい。

まだ来週グンマーで J2 最終戦があり、その翌週にサテライトリーグ(控え選手向け練習リーグ)があるものの、ユースも敗退しましたし、ホーム万博のスタジアムへ行くのは来年春になります。

ガンバサポの皆々様には、良いお年をお迎え下さい。
今年、万博やアウェイスタジアムでお会いした方々には心より御礼申し上げます。

アビスパのコアサポの方には現地で親切にもらいましたが、クラブの再建を心から応援しています(ふくやの応援商品は買わせていただきました。通風持ちだけど明太子大好きw)。松本では山雅創設メンバーの方々との一期一会も楽しゅうございました。

ガンバ大阪選手、スタッフ、クラブフロントの皆様におかれましては、一年間本当にご苦労様でした。来年、居るべきステージに戻ってきたガンバ大阪を楽しみにしたいと思います。

蒼黒の人たちに、心より感謝を。
We are GAMBA OSAKA!!