本日、NTT docomo から以下の9個のプランが来年1月をもって新規申し込み終了になることが発表されました。

  • FOMA パケ・ホーダイ ダブル2

  • Xi パケ・ホーダイ ダブル

  • FOMA 定額データプラン スタンダード

  • FOMA 定額データプラン スタンダード バリュー

  • FOMA 定額データ スタンダード割

  • FOMA 定額データプラン フラット

  • FOMA 定額データプラン フラット バリュー

  • Xi データプラン

  • Xi データプランにねん


報道発表資料 : 「FOMA」・「Xi」向け総合プランとデータプランの一部サービスの新規受付を終了 | NTTドコモ

最初の2つを除くプランはデーター通信専用プランであり、最近は別のプランへの強い誘導策が行われてきたので、廃止も時間の問題でした。

FOMA の「定額データ スタンダード割」も、LTE の「Xi データプラン(にねん)」も、どちらも “2” の付くプランで色々な割引キャンペーンを適用するには、“2” なプランを必要であることが殆どでした。

「Xi データプラン(にねん)」と「「Xi データプラン 2(にねん)」の違いは、最低料金が前者は 1,000円であるのに対して、新プランの後者は月額最低 2,500円がかかること。下限額の引き上げです。

そして、音声+データー契約における「パケ・ホーダイ ダブル」を廃止する目的も同じように

月額料金の下限額底上げ


であり、もっと言えば

殆ど値段がかからない状態での回線寝かせ防止


ですね。


一括ゼロ円ないし安価に端末を手に入れて SIM を抜いたり、安価な MVNO のデーター通信サービスの SIM を入れて使う、または端末は売却してしまって、回線は安価なパケ・ホーダイ ダブルにして月サポで打ち消して、ほぼ料金のかからない状態にする。

というのは、その筋での常套手段であり、私もたまに使うわけですが、そういった回線寝かせを防止するための措置とも言えます。

なにせ、パケ・ホーダイ ダブルなら全くパケットを飛ばさなければパケット代金は 2,100円で済むところが、パケ・ホーダイ ライトでも 4,935円と 2.5倍、一般的なパケ・ホーダイ フラットなら 5,985円と 3倍近いわけですから、そちらでは到底ただ同然で回線を寝かすわけにもいきません。

それに、普通に使えば一瞬で上限に達する「パケ・ホーダイ ダブル」は以前から(実用上は)意味のないプラントも言われてきましたので、回線寝かせのためだけのプランを廃止するのもやむを得ないかなぁ、と思います。

もっとも、「もっと意味のある二段階定額を出すべき」とか上限 1GB でもっと安い「パケ・ホーダイ スーパーライトを作れや!」というのもなくはないわけですが、消耗戦になってる現在、ドコモも少しでも稼ごうと必死なのでしょう。

今どき、データー専用回線なら MVNO の廉価データー通信サービスが幾らでもありますが、それと組み合わせる安い端末を上手く入手できる方法が減らされるのはちょっぴり寂しいですが、健全な方向に行くと思えば仕方ないのかも知れません。