昨日こんな記事を書いての今日ですが、富士フイルムが Xマウントシステムのボディに対してキャッシュバックキャンペーンを開始しました。

Xシリーズお年玉キャンペーン | 富士フイルム

“少し早めのお年玉キャンペーン” ということで、本日2013年11月1日から来年2014年1月14日購入分が対象、申込期限は来年1月末となっています。キャッシュバック金額は

  • X-Pro1、X-E1、X-E2 が1万円

  • X-M1、X-A1 が5千円


となっていて、キャッシュバック対象商品はボディ単体でもレンズキットでも多少で同額となっています。

X100S などレンズ一体型ボディは対象外となっており、またレンズについては特にキャッシュバック・キャンペーンはありません。



昨日の記事で「値段はまだまだ高すぎ」「富士フイルムの割高路線」と書いたくらいですから歓迎ではありますが、新製品発売の時期からこういうテコ入れが必要な状況なのかなぁ、また赤字増えるんじゃないのかなぁ、などと思ったりもします。

まぁ個人的には、このキャンペーンで

背中を押されてる気がしなくもない(^_^;)


わけですが、イベント東京会場やそれ以前の市場調査で「値段が…」という意見もあったのでしょうかねぇ。

私はイベントで富士フイルムの方々に値段がどうこうとは直接言ってませんけれど、ぶっちゃけ市場競争力のある価格かというと微妙すぎます。いくら絵作りが良い、画質が良い、(一部の人には)見た目が良いといっても、それで/それだけで買ってくれる人は少数派ですし、それで食べていける市場でもないでしょうからねぇ。

Xマウント機は「ファームウェア・アップデートで良くなっていくのも魅力」という人もいますが、今後もずっとそうなのかどうかは判りませんし、この1年〜1年半の X-Pro1 / X-E1 については性能がマイナス100の部分がプラマイゼロになったアップデートですから、「ファームウェア・アップデートによるユーザーフォロー」を良さに挙げられるかどうかは今後次第でしょう。

GR Digital シリーズが今や衆目一致で「ファームウェア・アップデート」を売りとして認められているのも、

  • 初代モデルだけではなく、何代、何年にも渡って、着実にアップデートが行われてきた実績がある

  • 単なるバグフィックス、他社に劣ってる部分の性能改善だけではなく、機能追加などが行われる

  • 後継機が出てからもしばらくはアップデートのフォローがある


といった過去の積み重ねがあるからで、他社の一般的な機種と異なり、高くても買ってくれる、買う気になる、長く愛されるシリーズになるためには今後の積み重ね次第であり、単なるニッチ機種に埋没しないためにも期待はしたいところです。

ともあれ、背中押しキャンペーンが始まりましたが、現状の予約価格からはもう少し下がってくれないと買えないかなぁ、という状況なので、発売後の価格推移を見て前向きに検討したいところです。

X-E1 + X100S + X-M1 - 可動式液晶 = X-E2、そして富士フイルム最大の特徴を削った X-A1 発表!
富士フイルム X-E2 に買い換えるかどうかなどを考えているうちのチラ裏


【追記】X-E2 の実写撮影サンプル画像のあるサイトへのリンクを以下に記しておきます。

About Photography: Fuji 23mm f/1.4 lens - Hands-on review(XF23mm F1.4 R での撮影)
Fujifilm X-E2 - zdjęcia przykładowe - Optyczne.pl(高感度画質比較など有り)
Fujifilm lanca X-E2 no FHOX RS Caxias do Sul
The 2013 Fuji X-E2 - a set on Flickr(お馴染み Flickr)