先月、Nexus 7 を初代 2012年モデルから今年の新モデルに買い換えたことは前回記事も含めて、この一ヶ月書いてきたとおりですが、電子書籍端末として Nexus 7 とともに愛用している Kindle Paperwhite も先月新型の発表がありました。

小改良の新型 Kindle Paperwhite、米国で発表! 〜紙書籍に電子書籍が無料or安価購入できる Kindle MatchBook も
新型 Kindle Paperwhite、日本向けも発表!ストレージ4GB仕様で 9,980円+2千円のクーポン付の大盤振る舞い!10月22日発売

発表直後から買い換えを検討していた Nexus 7 と違い、当初米国発表時には余裕でスルーの予定でした。

なにせ、SONY Reader、Kobo glo と比べた時の

Kindle Paperwhite 一番の欠点と感じる重さ大きさが殆ど変わらない


わけで、正直ガッカリでした。この点は今でも新型 Kindle Paperwhite 最大の残念な点です。

確かに電子インク周りは多少進化したかも知れませんが、フロントライトを搭載した初代 Paperwhite のような画期的さはありませんし、重さもサイズも変わらないとなれば、「これは1万円出して買い換えるまでには至らない、今年はスルーで」が結論でした。

それが予約して買い換える気になったのは、

日本向けモデル限定でストレージ倍増 4GB、ポイントバック2千円弱


という日本限定の大盤振る舞いがあったため。これに尽きます。

Kindle は(Nexus と同じく)他の電子書籍端末と違ってメモリーカードスロットを用意していません。そのくせ内蔵メモリ 2GB だと、テキストものだけならともかく、コミックをちょっと入れると一杯になってしまいます。

(コミックを電子インクで見ると細かい部分やグラデーションの描写に難がありますし、毎ページのリフレッシュが鬱陶しいのですが、何巻も続けて読んでも液晶端末ほど疲れないというメリットがあります。個人的にも気に入ってます)

それゆえ、米国発表時に内蔵ストレージが 2GB のままだったのもガッカリポイントの一つ、「今年はスルー」の要因でしたが、日本向けモデルでは独自にメモリ倍増にした上で思い切ったディスカウントもされています。

米国で $139 のモデルをメモリ倍増して上で、日本では実質8千円弱


となると、やたら魅力的に見えてしまいます。明らかに特売り状態。日本向けモデルは代わりに何かあるんじゃないの?と思わせるディスカウントです。

結局そのディスカウントに釣られて新型 Kindle Paperwhite を購入してしまったわけですが、手元に届く前は

「米国と比べた大幅安売りに釣られて買っちゃったけど、結局のところ内蔵ストレージ倍増だけだよなぁ」

という感じでした。

電子インクの進化、特にリフレッシュ頻度の軽減は電子書籍専用端末を使う上での大きなストレス削減となるわけですし、操作レスポンスも良くなっているとはいえ、従来の Kindle のトロさも含めて慣れてしまったゆえに、大きな改善点としてはメモリ倍増だけだろうと思っていました。

が、本日 Kindle Paperwhite が到着して使ってみると、

見た目は全く変わらないが、意外と色々変わっていた


というのが、Kindle Paperwhite 2013年モデルです。



KindlePaperwhite2013_01
(毎度おなじみ、Paperwhite 以前から同じパッケージ。このまま送られてくる)

KindlePaperwhite2013_02
(裏面には指定日厳守、指定日前配達厳禁のラベルが)

KindlePaperwhite2013_03
(いつものパッケージを開けると毎度の内容。国内販売前のモデルから不変)

KindlePaperwhite2013_04
(同梱物一覧。変わったのは充電用USBケーブルの色が白から黒になったくらい
端末外観は持った印象も含めた全く変わらない感じ

KindlePaperwhite2013_05
(電源ボタンを押す or 充電開始すると電源オン。まずは言語選択)

KindlePaperwhite2013_06
(毎度の起動画面。起動が爆速になった…ということはないが速くなった)

KindlePaperwhite2013_07
(はじめましょう、から設定とチュートリアルが始まる)

KindlePaperwhite2013_08
(Wi-Fi モデルは Wi-Fi に接続しないと何も始まらない)

KindlePaperwhite2013_09
(Amazon から送られてくると認証は終わっている。別アカにすることも可能)

KindlePaperwhite2013_10
(その後は一通りのチュートリアルが続く。マニュアル不要)


以上の手順は前モデルと変わらないし、初めての人もそう迷うことはないはず。Amazon で購入して送られている時は認証設定が終わっているので、Wi-Fi 接続の設定だけだ(一般の人にはそれが難儀なのだけど。WPS はあっても AOSS はない)。

そして、チュートリアルが終わると、ホーム画面になります。

KindlePaperwhite2013_11
(月替わりセールが表示されてるのは、初期設定でお薦め表示がオンになってるため)


使い始めてすぐに気づくことは、

明らかに画面背景の“白色”が違う


ということ。

同じ白でも

  • 昨年の初代 Paperwhite は、色温度が高く、やや青っぽい

  • 今年の二代目 Paperwhite は、色温度が低く、ベージュっぽい


という感じです。かなり暖色系の印象になりました。

KindlePaperwhite2013_12
(どちらも明度は25段階中20に設定)


上記の写真を見れば判ると思いますが、実物を見ると写真以上に、顕著に白の色温度が異なります。なんというか、

昨年モデルはインクジェット用紙や写真雑誌の紙の色
今年モデルの方は文庫本の紙の色


といったら良いでしょうか。目に当たる感じは今年の方が柔らかく良いのですが、ちょっとベージュが強いかなぁ、という気もします。

今年のモデルの方が随分コントラストが高くなって見やすくなった、というのが売りですが、第一印象では大きな差を感じるわけではないですが、室外で使うと印象は変わるかもしれません。色味の加減で昨年モデルの方が黒がはっきりするようにも感じますが、このあたりは慣れかもしれません。

ただ、画面下部など隅の方のライトのムラが今年モデルの方が明らかに減っています。当方の昨年モデルは“当たり”なのか、読書に影響があるほどのムラはなかったと思うのですけどね。

KindlePaperwhite2013_13
(端末外観は何から何まで殆ど変わらない印象)


加えて、もう一つ違うのは

動作/レスポンスが明らかに速くなった


ということ。これは最初に起動してから本を開いたり、メニューを開いて設定画面を弄った時に、誰しも判るレベルで違います。

キビキビサクサクとまでは言いませんが、メニュー操作もページめくりにおいても、初代 Paperwhite のモッサリ感はかなり解消して、ストレスフリーになりました。

昨年モデルの初代 Paperwhite は、何をやるにしても一呼吸待たなければなりませんでしたし、コミックのページめくりも「もっとサクサクとページめくりできればいいのに…」と思わせるものですが、今年モデルは随分とマシになっています。

(たまに行う文字入力時は昨年モデルではモッサリどころの話ではなかったけれど、今年モデルは随分マシになった)

また、小説類を読んでいる時の画面リフレッシュも少し試した限りでは 13〜15ページに一度のリフレッシュ間隔になっていて改善されています。

もっとも、SONY Reader のように小説なら殆どリフレッシュ動作がない、コミックのページめくりもサクサク進む、というほどではないので、

他に先駆けて最新世代の電子インク採用と言ってもベストではない


と思います。まぁ SONY Reader はフロントライトがない時点で、まだまだ買い換える気が起きないですけれど。



というわけで、新型 Kindle Paperwhite (2013年モデル) ですが、ファーストインプレとしては

  • 端末外観や持った感じは(残念ながら)何も変わらないまま

  • モッサリ感は随分解消されて、ストレスを感じずに読めるようになった

  • 画面背景の白色の色温度が随分と変わった


という3点でしょうか。細かい点で違いを感じることはありますが、まずはその3点が第一印象です。

ともあれ、新型 Kindle Paperwhite 購入とともに初代モデルは譲渡がきまっているので、中身を同じように整えなければならないのですが、蔵書管理、新端末への移行に関しては

Kindle ストアほど使いにくい電子書籍ストアはないわ!


と言いたくなるもので、BOOK☆WALKER や BookLive! あたりならボタン一発で終わる作業が、Kindle では延々手作業で泣けてきます。

数十冊レベルならともかく数百冊もあるので(パーソナルドキュメントも含めると Kindle ライブラリは 500冊程度)、ちょっとやそっとの手間ではないので、今晩頑張ってやることにします。

Kindle も少し前にコレクションだけは同期できるようになったが、コンテンツは全部手動で読み込ませなければならないので辛すぎです。

というわけで、改めて一通り使ってみての感想はまた明日にでも。

いやホント、Kindle ストアの蔵書管理、端末移行は糞あんど糞です。Kindle ストアをベストストアのように提灯持ち上げてる人たちの気が知れないですわ…(まぁ Kindle を持ち上げる人の 99% は俺も含めてアフィリエイト狙いですけどねw)