【追記】記事の最後に色々と気づいたこと、注意点その他を追加してあります。

iPhone / iPad で超愛用しているオフライン地図アプリの「Map Fan+」が、とうとう Android に登場。個人的に待ってました!!であります。ストレージ馬鹿食いしますが、推薦しておきたいアプリ(まだ完成度は低すぎるけど…)。

MapFan for Android 2013 - Google Play の Android アプリ

まだまだ荒削りのβ版っぽいところもありますが、本来のアプリ価格は 3,780円のところが 100円スタートで時間とともに値上がりするセールが現在進行中ですので、興味の或る人はお早めに!

【追記】当日中に 400円まで上昇し、翌日夜には 800円。絶賛価格上昇中ですが、今の完成度で千円以上とるのは…


Android ユーザーは「Google マップさえあれば十分」という人が多いですが、

オフラインでも全国の地図が見られる(ナビも可能)


ですから、

Wi-Fi 版タブレットを使っている人にはピッタリ


ですし、低速な通信状況の時もサクサクと地図が見られますから

スマートフォンやタブレットで廉価データ通信 SIM を使っている人にもピッタリ!


です。実際、私は iPhone 4S や iPad で OCN モバイル ONE や IIJmio / BB.excite の廉価データー通信 SIM を挿していますが、そういった時に「MapFan」は大きな味方です。

また、通信状態に左右されずに地図が見られるということは、電波状況の悪いところでも安定して地図を見られることができるので、普通のスマートフォンでもメリットはあります。

加えて、

Google マップは地図の更新が遅い


ので、高速道路などの最新状況に対応する地図アプリとしても価値はあると思います(ただし、Android版は iOS版 MapFan+ と違って2〜3ヶ月おきの地図更新はなく、次回は来年春予定)。

ただし、MapFan にも欠点はあります



まず、

オフライン利用可能=地図のダウンロードが必要なので
ストレージを馬鹿食いする(空き容量 6.2GB 以上必要)


ですので、外部SDカードが使えない Nexus 7 などではなかなかキツい話です。

ちなみに

iOS版と違ってオフライン専用


になっていて、オンライン地図が利用できず、最初のアプリ起動時に地図のダウンロードが強制的に行われます。お気を付け下さい。

MapFanAndroid01
(初回起動時の注意事項。iOS版と違って地図ダウンロード必須/地域分割なし)


そして大きな欠点として

外部 SD カードがあっても SDカードへダウンロードができない機種も多い


のは困りものです。うちの INFOBAR A02 もダメですし、Xperia A などもダメなようです。

多分これは苦情きまくり必死なので、早めに対応して欲しいものです(というか、対応してからリリースすべきだったのでは? iOS の時もちょっとしたことで評判落としてた教訓が…)。

MapFanAndroid02
(初回起動時は注意事項の後にダウンロード先選択となるが
INFOBAR A02 でもSDカードへの選択ができない。なんでだよ…)

MapFanAndroid03
(ダウンロード先のストレージ残量が表示され、最終確認)

MapFanAndroid04
(ダウンロードには2〜3時間かかりそう。端末はかなり熱く遅くなる…)


また、iOS版にあるような地域個別のダウンロード機能がないので、自分の使う地域の地図だけダウンロードしてストレージの消費を節約するのも無理です。これは残念すぎます…

それからオフライン地図ということもあってか、

店舗、ランドマークなどの地図情報は少なめ


です。「あれ?ここが載ってない」という店舗やランドマークは少なくありません。ただし、Google マップは何故か河川名や橋の名前が弱いのですが、その点については一般的な地図レベルで載っています。

また、

Android版では渋滞情報の提供がない


のも欠点です。iOS版は「MapFan」から「MapFan+」になった時に、有料機能が月額課金になった代わりに渋滞情報の提供がありましたが、Android版は月額課金のない買い切り制である代わりに渋滞情報の提供はありません。

月額課金制でないせいもあって、前述のとおり2〜3ヶ月おきの地図更新はなく、次回来春の地図更新だけはあると予告されているのみです。

そして買い切り制ですので永遠のサポートはなく、2015年10月末日に地図データのダウンロードとオンライン検索機能の提供を終了すると予告されています(地図をダウンロードしていれば、その後も使い続けるのは可能)。

で、渋滞情報がないこともありますが、

ナビ機能はあまり期待してはいけない


と、フル機能の iOS版を使っている私も思います。悪くはないんですけど、Google マップのナビ機能と比べると微妙感はありますね。

それに

意外と対応機種が狭い


ことは気になります。Android 2.3.x 以前の機種は非対応なのは良いとしても、手元では dtab もダメなのが気になりますね。

MapFanAndroid05
(なんで dtab がダメなんだ…SDカードに保存させてくれたら容量的にも問題ないはず)


他にも善し悪し色々あるのですが、

Google マップを補完するのには最適


だと思いますので、

  • Wi-Fi 版 Android 端末ユーザー

  • 低速な廉価データー通信 SIM を使っている Android ユーザー

  • 電波状況が悪いところで Google マップの遅さにイラッとした経験のあるユーザー

  • 地図をダラダラと見るのが大好きなユーザー


ならば、買って損はないと思います。3,780円は高いですが、今ならセール中ですので安く買えれば文句なしだと思います!

ただし、SDカードへの保存不可の機種での改善、地域別ダウンロード、オンライン地図対応など、まだまだ改善してもらわないことには…という点は多いですね。iOS版からの愛用者だけに、余計にそう思います。

【追記】地図のダウンロード時は、ダウンロードしながらデーター解凍しているせいか、かなり端末が熱くなりますし、バッテリーの減りも早いのでご注意を。時々、端末の反応が極端に鈍くなることもあります。

なお、ダウンロード先選択時に一度ホームへ戻って、その後 MapFan アプリを起動すると勝手にダウンロードが始まってしまう場合があります。

また、ストレージに余裕がない時もアプリから終了すらできないので、ホームボタンで戻るしかありません(β版レベルの出来ですな…)。

【追記2】当方は2時間弱で地図のダウンロード完了(深夜に別端末へダウンロードした際は 20分程度)。見た目は iOS版と少し違いますね。動作も端末スペックの割には動きがモッサリ気味です(明らかに iOS の方が非力機種でもスムースに動く)。

MapFanAndroid06


まぁ、iOS版を Plus じゃない MapFan 登場時から愛用している身から言えば、iOS版初期でももう少しマシだったし、ぶっちゃけ

現状で定価 3,780円で売るのはボッタクリなレベル


なので、もっと改善改良してもらわないと

100円、200円なら買って良し、興味があれば千円以下なら何とか許せるレベル

としか言えないですな。MapFan+ 愛用者としては哀しい発言ですが、これで数千円出すのはアホらしい。

【追記3】Google Play の MapFan for Android ページの注意書きで、「以下の機種では、地図データをSDカードに保存できることを確認しております」というところに、新旧 Nexus 7 があるわけですが…アホですか?

MapFanAndroid07


もしかして、インクリメントP は Nexus 7 に SDカードを挿せる誰も知らない裏技を持ってるとか?ホント、SDカードへダウンロードできない機種も多いし、Android版を出してくれたのは嬉しいけれど、ちょっといい加減な仕事しすぎでしょ…

【追記4】上記ミスはさすがに夜になって修正されていました。にしても、どうやったらこんな間違いが。というか、値上げするより前に、色々足りない部分を直してもらいたいねぇ。現状では 100円、200円じゃないと、他人に勧めるのが躊躇われる。


MapFan for Android 2013 - オフラインで地図やナビが使えるAndroidアプリ