リコー GR シリーズと言えば、その特長、売りの一つが長きにわたって提供される「機能拡張ファームウェア・アップデート」。発売開始から数年、時には次機種が出てからも機能追加を行い、サポートしていきますよ、というもの。
「売っただけでは終わりませんよ」「ユーザーを大切にしますよ」というアピールであり、発売時の広告からそれを謳うようになってからは正直あざとさも感じるけれど(最初の完成度という点も鑑みると余計に)、これもまた広告、開発の両面からのメーカー戦略の一つと思えば納得できなくもない話。
実際、長く愛用できる仕掛けでもあり、リコー信者が多い理由の一つでもありますし、買う時に as is の状態に納得して買っているだけに、さらなる改善、機能追加が出れば嬉しいのは事実ですしね :-)
この春、APS-C センサー搭載のコンパクトデジカメとして生まれ変わった「GR」も、発売から半年が経って(ようやく?)初めての機能拡張ファームウェア・アップデートがやってきました。
■ Firmware Update Software for GR|ダウンロードサービス/デジタルカメラ関連ソフトウェア | RICOH IMAGING
バージョン番号は Ver.1.11 から 2.03 へジャンプアップ。個人的には 2.00 じゃなくて 0.03 煮詰めて出してきてくれたのかな?と推測できるところに好感が持てたり、どうでも良かったり。

(アップデートの進行は各メーカーの中でも速くて好感が持てます)
今回の機能拡張ファームウェア・アップデートは私自身がリコーへ要望した項目も幾つか実現されていて嬉しいことも多いのですが、今回の機能追加は以下の通り。
細かい点も多いのですが、何と言っても目玉は
されたこと。もちろん、単なるクロップ(トリミング)ですから焦点距離は 18.3mm のまま。単に本来の撮影範囲から切り取られて出力画像の画角が狭くなっただけですが、それでも撮る時にはかなり便利です。

(クロップ切替を 28/35 のみと 28/35/47 のロータリーを選択できる)
もちろん、Fn2 ボタンにクロップ切り替えを割り当てて、この半年 35mm クロップモードを多用してきた私としては大歓迎です\(^O^)/
は有り難いですね。標準レンズに近いので感覚的にも馴染みやすいです。
以下に、クロップモードを切り替えて実際に撮ってみた例で画角の違いを示してみます。

(標準状態。28mm 相当)

(35mm クロップモード)

(47mm クロップモード)

(標準状態。28mm 相当)

(35mm クロップモード)

(47mm クロップモード)
28mm と 35mm の差は一回り狭くなったかな?程度ですが、これが 47mm になるとグッと寄った感じになります。マクロ撮影でも

(標準状態。28mm 相当)

(35mm クロップモード)

(47mm クロップモード)
となって、“見た目だけは”寄れる感じになります。ボケ方はあくまで 18.3mm の超広角レンズのボケ方であって、47mm のレンズのボケ方とは全然違いますが、便利です。
また、あくまでクロップですので、画角が狭くなるとともにファイル(出力解像度)も小さくなります。各クロップモードと出力解像度の関係は以下の通り。
正直言って
というのはあります。私のデスクトップ機の壁紙にするとしたら、ほぼ等倍になってしまいます。あまり余裕はないです。
こういうクロップ系の機能を使うと
と思います。以前は拡大なんて…と思っていましたが、優秀な画像エンジンを積んでいるメーカーだと最近はそんなこともありません。
ソニーやパナソニックの超解像系機能は3倍4倍と大きく拡大すると厳しいものの、現在なら 1.5倍前後までなら意外と悪くありません(もちろん画質的に多少割り切る前提はある)。Cyber-Shot RX100 のような元々解像感のある画質だと、もう一声くらいならデジタルズームもありだわ、と思ったくらいです。
正直なところ、あまりその手の技術/画像エンジンには期待できないメーカーですから素直にクロップ画像を出してくれるので構わないのですが、ここまでクロップをやってくれただけに優秀な画素補完エンジンがあればなぁ…と、無い物ねだりをしてしまうわけです(^_^;)
無い物ねだりと言えば、
「ワイコン作ってるんだから、50mm 相当のテレコンも作りやがれ!」
「また10万出すから、GR 50mm とか作ってくれよ!クロップは 70mm でよろしく」
とか思っていたのですが(さすがにリコーへ要望とかはしてない)、
という感じですね。でも、50mm 相当のテレコンは是非考えて欲しいなぁと思いますね。

(撮影画面のクロップ情報表記は CROP から 35mm / 47mm と変更された)
さて、目玉は 47mm クロップモードですが、他にも GR を使っている人なら有り難い!と思える改善が盛りだくさんです。
まず、私だけでなく少なくないユーザーから疑問の声が上がっていたPモードのアルゴリズム(プログラム線図)が、ノーマルと開放優先の2種類から選べるようになりました\(^O^)/

(撮影設定で好みのプログラム線図を選べる)

(ノーマルと開放優先のプログラム線図)
ここで注意すべきは
ということ。
従来のPモードの露出アルゴリズムはシャッター速度が 1/2秒になっても F2.8 に落ちずに F4 を維持するという「開発者は何考えてんの?」なアルゴリズムでしたが、新しいアルゴリズムはノーマルでも早い段階から F4 未満へ落としていきます。
以前はホント F4 未満へ落ちるのが遅くて、手ぶれ補正警告が出ても F4 かよ!ということがありましたが、今回はノーマルモードでもサクサク F3.5, F2.8 へ落としてくれます。よほど言われたのが堪えたのか、
「せっかく開放優先と選べるようになったのに、標準(ノーマル)も極端に変更したもんやなぁ」
という印象です。レンズの焦点距離が 18.3mm なのですから、ノーマルは 1/40〜1/30秒くらいから落としていっても良いように思うし、開放優先は殆ど F2.8 の絞り優先モードみたいなもんやなぁという印象です。
こんなことを言うと文句ばっかりと思われるようですが、ちょっと極端に走ったような印象です。まぁ、スナップ撮影と言うことを考えると、
ではありますが…
他には、絞り開放時のシャッタースピード上限が 1/2000秒→1/2500秒になったのも、地味に嬉しいところ。
本来開放でこそ高速シャッターを切りたいのに、機構的に最高速シャッターを切れるのは絞った時、開放はシャッター速度限界が低くなるので、少しでも改善されるのは晴天日中の撮影に有り難いです。軽快な GR だからこそ、アダプター付けて ND フィルターを使わなければならない場面が減るのは歓迎ですね。
そして「シャッターボタン確定」設定が可能になったのも嬉しいですね。ADJ. メニューは設定後シャッターボタンを半押しした後でも、シャッターボタンを離すとまた表示されてしまい、ADJ. ボタンを再押ししない限り消えなかったので、正直鬱陶しかったです。大歓迎。
また、再生モードで起動してから撮影モードへ切り替えられなかったのも変な話だったので、これは当然の改善ですね。機能拡張と言うほどの話ではないでしょう。ただ、シャッター全押しってのは珍しいような。他社は半押しで撮影モードに戻ることが多いはずなので…戸惑いますね。
あと Eye-Fi 周りの改善も進みましたね。私の場合、Eye-Fi の RAW 転送はパソコンの Eye-Fi Manager 側で設定して従来も JPEG のみ転送にしていたのであまり関係ないですが、カメラ内でできるようになったのは便利です。
できれば、接続する無線LAN の設定をカメラ内でできるようになると、出先では便利なんですけどねぇ。今は Windows / Mac のパソコンがないと設定できませんからねぇ。
(その点でも小型 Windows 8 タブレットの ICONIA W3 は重宝しているのですが。HDD/SSD への画像バックアップも楽勝ですしね)
ちなみに、「Eye-Fi 転送時の残り枚数表示ができるようになった」ということで喜んだのですが、どうやっても表示されず、よく見たら「選択転送時のみ」のようでガックリ。全転送時にも欲しいんですが…(結構切実)

さて、上記の他にも
という項目がファームウェア・アップデート内容として挙げられていますが、画質改善については明日から西へ東へと移動する時にお供として持ち出しますので、そこでまた確認したいと思います。
ただ、
のままで、油断するとピンぼけ連発まくりなので、ホントどうにかしてもらいていですね。このままでは気軽に夜景は撮れないカメラです。
また、RAW+JPEG 撮影でエフェクトブラケットやホワイトバランスブラケット撮影した時に同じ RAW ファイルが 3枚生成される点は変わっておらず、超残念。リコーに受け入れてもらえなかったみたい…
それは一千歩譲って我慢したとしても
は取り入れて欲しいですね。これだけ痒いところに手の届くリコーが、何故この機能を取り入れないのか理解に苦しみます…
また、以前の記事でも書いたように
といったあたりは実現してもらいたいですね。まぁ、個人的な超都合要望でしかないのは百も承知の上。
次の機能拡張ファームウェア・アップデートは桜の咲く頃でしょうか。期待して待ってます。リコーさんやらやってくれるはず!\(^O^)/ なんてね…
■ Tedious Days More×3 : リコー GR と二ヶ月 〜満足して愛用しているけれど今後の改善要望も色々

RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー搭載
(最近は価格が随分こなれてきて、7万円台。正直オススメ)
「売っただけでは終わりませんよ」「ユーザーを大切にしますよ」というアピールであり、発売時の広告からそれを謳うようになってからは正直あざとさも感じるけれど(最初の完成度という点も鑑みると余計に)、これもまた広告、開発の両面からのメーカー戦略の一つと思えば納得できなくもない話。
実際、長く愛用できる仕掛けでもあり、リコー信者が多い理由の一つでもありますし、買う時に as is の状態に納得して買っているだけに、さらなる改善、機能追加が出れば嬉しいのは事実ですしね :-)
この春、APS-C センサー搭載のコンパクトデジカメとして生まれ変わった「GR」も、発売から半年が経って(ようやく?)初めての機能拡張ファームウェア・アップデートがやってきました。
■ Firmware Update Software for GR|ダウンロードサービス/デジタルカメラ関連ソフトウェア | RICOH IMAGING
バージョン番号は Ver.1.11 から 2.03 へジャンプアップ。個人的には 2.00 じゃなくて 0.03 煮詰めて出してきてくれたのかな?と推測できるところに好感が持てたり、どうでも良かったり。

(アップデートの進行は各メーカーの中でも速くて好感が持てます)
今回の機能拡張ファームウェア・アップデートは私自身がリコーへ要望した項目も幾つか実現されていて嬉しいことも多いのですが、今回の機能追加は以下の通り。
- 絞り開放時のシャッタースピードが、最高1/2500秒まで設定できます。
- 再生モード起動時、撮影モードへの切り替えが可能になります。
- クロップに、47mm(35ミリ換算)が追加されます。
- Pモードで、開放優先のプログラム線図選択が追加されます。
- [シャッターボタン確定]が追加されます。
- [Eye-Fi RAW 転送]が追加されます。
- [Eye-Fi選択画像送信]で、画像送信中に、残り枚数が再生画面に表示されます。
- [Eye-Fi選択画像送信]で、フォルダー番号が200以上の画像も転送できます。
細かい点も多いのですが、何と言っても目玉は
35mm クロップに加えて、47mm クロップモードが追加
されたこと。もちろん、単なるクロップ(トリミング)ですから焦点距離は 18.3mm のまま。単に本来の撮影範囲から切り取られて出力画像の画角が狭くなっただけですが、それでも撮る時にはかなり便利です。

(クロップ切替を 28/35 のみと 28/35/47 のロータリーを選択できる)
もちろん、Fn2 ボタンにクロップ切り替えを割り当てて、この半年 35mm クロップモードを多用してきた私としては大歓迎です\(^O^)/
画角だけでもグッと寄れる感じ
は有り難いですね。標準レンズに近いので感覚的にも馴染みやすいです。
以下に、クロップモードを切り替えて実際に撮ってみた例で画角の違いを示してみます。

(標準状態。28mm 相当)

(35mm クロップモード)

(47mm クロップモード)

(標準状態。28mm 相当)

(35mm クロップモード)

(47mm クロップモード)
28mm と 35mm の差は一回り狭くなったかな?程度ですが、これが 47mm になるとグッと寄った感じになります。マクロ撮影でも

(標準状態。28mm 相当)

(35mm クロップモード)

(47mm クロップモード)
となって、“見た目だけは”寄れる感じになります。ボケ方はあくまで 18.3mm の超広角レンズのボケ方であって、47mm のレンズのボケ方とは全然違いますが、便利です。
また、あくまでクロップですので、画角が狭くなるとともにファイル(出力解像度)も小さくなります。各クロップモードと出力解像度の関係は以下の通り。
画角 | 出力解像度 (pixels) |
28mm | 4,928×3,264 |
35mm | 3,936×2,608 |
47mm | 2,913×1,936 |
正直言って
47mm クロップモードは大歓迎だけど、出力サイズはかなり小さくなるなぁ
というのはあります。私のデスクトップ機の壁紙にするとしたら、ほぼ等倍になってしまいます。あまり余裕はないです。
こういうクロップ系の機能を使うと
超解像系の画素補完技術があればなぁ
と思います。以前は拡大なんて…と思っていましたが、優秀な画像エンジンを積んでいるメーカーだと最近はそんなこともありません。
ソニーやパナソニックの超解像系機能は3倍4倍と大きく拡大すると厳しいものの、現在なら 1.5倍前後までなら意外と悪くありません(もちろん画質的に多少割り切る前提はある)。Cyber-Shot RX100 のような元々解像感のある画質だと、もう一声くらいならデジタルズームもありだわ、と思ったくらいです。
正直なところ、あまりその手の技術/画像エンジンには期待できないメーカーですから素直にクロップ画像を出してくれるので構わないのですが、ここまでクロップをやってくれただけに優秀な画素補完エンジンがあればなぁ…と、無い物ねだりをしてしまうわけです(^_^;)
無い物ねだりと言えば、
「ワイコン作ってるんだから、50mm 相当のテレコンも作りやがれ!」
「また10万出すから、GR 50mm とか作ってくれよ!クロップは 70mm でよろしく」
とか思っていたのですが(さすがにリコーへ要望とかはしてない)、
当面は 47mm クロップモードで我慢するか…
という感じですね。でも、50mm 相当のテレコンは是非考えて欲しいなぁと思いますね。

(撮影画面のクロップ情報表記は CROP から 35mm / 47mm と変更された)
さて、目玉は 47mm クロップモードですが、他にも GR を使っている人なら有り難い!と思える改善が盛りだくさんです。
まず、私だけでなく少なくないユーザーから疑問の声が上がっていたPモードのアルゴリズム(プログラム線図)が、ノーマルと開放優先の2種類から選べるようになりました\(^O^)/

(撮影設定で好みのプログラム線図を選べる)

(ノーマルと開放優先のプログラム線図)
ここで注意すべきは
ノーマルのプログラム線図も従来から大幅に変更された
ということ。
従来のPモードの露出アルゴリズムはシャッター速度が 1/2秒になっても F2.8 に落ちずに F4 を維持するという「開発者は何考えてんの?」なアルゴリズムでしたが、新しいアルゴリズムはノーマルでも早い段階から F4 未満へ落としていきます。
以前はホント F4 未満へ落ちるのが遅くて、手ぶれ補正警告が出ても F4 かよ!ということがありましたが、今回はノーマルモードでもサクサク F3.5, F2.8 へ落としてくれます。よほど言われたのが堪えたのか、
「せっかく開放優先と選べるようになったのに、標準(ノーマル)も極端に変更したもんやなぁ」
という印象です。レンズの焦点距離が 18.3mm なのですから、ノーマルは 1/40〜1/30秒くらいから落としていっても良いように思うし、開放優先は殆ど F2.8 の絞り優先モードみたいなもんやなぁという印象です。
こんなことを言うと文句ばっかりと思われるようですが、ちょっと極端に走ったような印象です。まぁ、スナップ撮影と言うことを考えると、
以前よりはブレの危険性は減ったので歓迎
ではありますが…
☆
他には、絞り開放時のシャッタースピード上限が 1/2000秒→1/2500秒になったのも、地味に嬉しいところ。
本来開放でこそ高速シャッターを切りたいのに、機構的に最高速シャッターを切れるのは絞った時、開放はシャッター速度限界が低くなるので、少しでも改善されるのは晴天日中の撮影に有り難いです。軽快な GR だからこそ、アダプター付けて ND フィルターを使わなければならない場面が減るのは歓迎ですね。
そして「シャッターボタン確定」設定が可能になったのも嬉しいですね。ADJ. メニューは設定後シャッターボタンを半押しした後でも、シャッターボタンを離すとまた表示されてしまい、ADJ. ボタンを再押ししない限り消えなかったので、正直鬱陶しかったです。大歓迎。
また、再生モードで起動してから撮影モードへ切り替えられなかったのも変な話だったので、これは当然の改善ですね。機能拡張と言うほどの話ではないでしょう。ただ、シャッター全押しってのは珍しいような。他社は半押しで撮影モードに戻ることが多いはずなので…戸惑いますね。
あと Eye-Fi 周りの改善も進みましたね。私の場合、Eye-Fi の RAW 転送はパソコンの Eye-Fi Manager 側で設定して従来も JPEG のみ転送にしていたのであまり関係ないですが、カメラ内でできるようになったのは便利です。
できれば、接続する無線LAN の設定をカメラ内でできるようになると、出先では便利なんですけどねぇ。今は Windows / Mac のパソコンがないと設定できませんからねぇ。
(その点でも小型 Windows 8 タブレットの ICONIA W3 は重宝しているのですが。HDD/SSD への画像バックアップも楽勝ですしね)
ちなみに、「Eye-Fi 転送時の残り枚数表示ができるようになった」ということで喜んだのですが、どうやっても表示されず、よく見たら「選択転送時のみ」のようでガックリ。全転送時にも欲しいんですが…(結構切実)

さて、上記の他にも
- Exifタグ「画像入力機器のメーカ名」が"RICOH IMAGING COMPANY, LTD."になります。
- フォーカスを「マルチAF」に設定した状態でのAFLはスポットAFになります。
- ダイナミックレンジ補正を「強」にして撮影したRAWファイルを、カメラの「RAW現像」機能でダイナミックレンジ補正「強」の設定で現像する際の、暗部の画質を向上しました。
- カメラの「RAW現像」機能で、明るさ補正と周辺減光を組み合わせて現像する際の画質を向上しました。
- 画像確認時間を「HOLD」に設定しカスタムセルフ撮影をする場合、設定した撮影間隔で自動的に次コマ撮影するようになります。
- 画像設定「スタンダード」で撮影した画像を、詳細情報表示モードで再生するとスタンダードのアイコンが表示されます。
- 一部シーンでのホワイトバランス「マルチパターンAUTO」の色再現を向上しました。
- DNGファイルに設定されているColorMatrixを改善しました。
- ISO感度が1600から3200、ノイズリダクション設定を弱・中・強・AUTOで撮影した場合の画質を向上しました。
- Eye-Fi選択転送時の安定性を向上しました。
という項目がファームウェア・アップデート内容として挙げられていますが、画質改善については明日から西へ東へと移動する時にお供として持ち出しますので、そこでまた確認したいと思います。
ただ、
相変わらず暗所、特に点光源が多い中での AF は糞あんど糞
のままで、油断するとピンぼけ連発まくりなので、ホントどうにかしてもらいていですね。このままでは気軽に夜景は撮れないカメラです。
また、RAW+JPEG 撮影でエフェクトブラケットやホワイトバランスブラケット撮影した時に同じ RAW ファイルが 3枚生成される点は変わっておらず、超残念。リコーに受け入れてもらえなかったみたい…
それは一千歩譲って我慢したとしても
RAW だけ、JPEG だけの削除機能
は取り入れて欲しいですね。これだけ痒いところに手の届くリコーが、何故この機能を取り入れないのか理解に苦しみます…
また、以前の記事でも書いたように
- 純正のパソコン用現像ソフトを提供できないのだから、カメラ内で複数ファイルの一括 RAW 現像機能を
- ADJ. メニューに入れられる設定項目をもう1つ2つ増やしても良いのでは?
- HDR 撮影とパノラマ撮影機能
(今回どちらか or パートカラー機能は入ると思ったんだけどなぁ…。真っ当な HDR は欲しい) - フォーカスエリアの拡大表示倍率の等倍/n倍の切り替えを Fn ボタンおよび ADJ. メニューに追加できるようにして、マイセッティングにも登録できるように
といったあたりは実現してもらいたいですね。まぁ、個人的な超都合要望でしかないのは百も承知の上。
次の機能拡張ファームウェア・アップデートは桜の咲く頃でしょうか。期待して待ってます。リコーさんやらやってくれるはず!\(^O^)/ なんてね…
■ Tedious Days More×3 : リコー GR と二ヶ月 〜満足して愛用しているけれど今後の改善要望も色々

RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー搭載
(最近は価格が随分こなれてきて、7万円台。正直オススメ)
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