先日の SONY Reader 新機種発表の際に、ソニーの運営する電子書籍ストア「Reader Store」の iOS アプリが日本国内にも提供されることが発表されました。

新しいソニー電子書籍端末、国内モデルの「PRS-T3S」発表&Reader Store リニューアル、iOS版アプリもようやく提供予定に

そして、AppStore に国内向け Reader アプリも登場し、本日10月3日午前11時より利用開始となりました。

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ソニーの電子コミック・雑誌 Reader™(EPUB3専用) (AppStore)

ただし、アプリ名に (EPUB3専用) などと注釈があるように、IOS アプリではまだ一部の書籍しか読めません。

読めるのは雑誌とコミックだけ


です(それも全てではない)。

今後は小説などにも対応していく、ということになっていますが、おそらく Android 版アプリと同等レベルの

全ての書籍が読めるようになることはないか、かなり時間がかかる


と思われますので、注意が必要です。

(電子書籍ストアで配信されている書籍は内部フォーマットにいくつかの種類があり、老舗であるほど古くからある多くのフォーマットの電子書籍が混在しています。iOS アプリでは当面、最近主流の EPUB3 フォーマットで作られた電子書籍のみ対応なので、古くからあるドットブック形式、XMDF形式には非対応のまま、ないし時間がかかるようです)

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(既にアップデート予告がある初期バージョン…頑張れ…)


以下に挙げる理由の他、今回の iOS アプリもとりあえず出してみた状態ですから

iPhone / iPad ユーザーが新たに Reader Store に加入する必要性は殆どない


と思います。実際使っている身としてそう思います(たまに、おおっ!?と思うセールも行いますけど…)。



Reader Store はブックリスタ(ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の電子書籍事業会社)系で、決して品揃えが悪いストアではなく頑張っている面もありますし、SONY Reader という電子書籍専用端末を持っているのは(国内では)他に Kindle と kobo だけです。

ただ、

ソニーサイト共通の認証系の面倒臭さが書籍購入の面倒臭さに直結


していて、電子書籍購入が最も面倒くさいストアの一つといっても良いですし、

機器認証関連も国内電子書籍ストアで一番遅れてる


状況です。Reader Store を利用できる端末は国内でよくある5台制限ですが、利用機器から認証解除せずにアプリを消したり、端末を初期化すると、ユーザーは一切認証解除できません。

いつの間にか 5台の上限に達してしまうと、Reader Store へウェブサイトからメールして認証解除をお願いしないと追加の端末認証ができなくなります(比較的対応は速いのですが、それでも認証解除まで1日はかかります)。

品揃えは概ね「紀伊國屋 BookWeb Plus」と変わりませんし、紀伊國屋の対応アプリ Kinoppy の方が遙かに出来は良く、購入のしやすさ、端末認証の管理のしやすさなど全て「紀伊國屋 BookWeb Plus」が上ですから、わざわざ Reader Store を使う必要はないでしょう。

(SONY Reader は同じブックリスタ系の紀伊國屋 BookWeb Plus で購入した電子書籍の多くを読むことができる)

ただ、Kindle が出る前から電子書籍専用端末で本を読みたくて SONY Reader を使っていた、Android 機で Reader Store を使っていたという人には朗報でしょう。

ということで、以下簡単に試してみました。

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(アプリ起動画面は Android版と同じ)

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(利用規約同意→ソニーID でログインの流れ)

ReaderStore_iOSApp05
(トップ画面はこんな感じ。Android版との差異は Reader Store への誘導がない。
これは Apple による鬱陶しい制約のため。小説などテキスト書籍が未対応、
雑誌は買っていないので、以前買ったコミックの書影のみが表示されてる)

ReaderStore_iOSApp06
(アプリの設定画面はこんな感じで簡素。必要なのは機器認証の解除のみ)

ReaderStore_iOSApp07
(前述のとおり、アプリ削除・端末初期化の前には機器認証必須

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(カテゴリーでの書籍一覧画面。タップしてダウンロードしてから読む)

ReaderStore_iOSApp09
(とりあえず雑誌・コミックしか対応してないので一冊開いてみた)

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(中央タップで表示される読書用のメニューは、こんな感じ)

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(読書設定は回転ロック、明るさ、ページ送り方法の3種類)

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(3種類しかないのにスクロールさせる設定画面…さすが Reader Store)

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(こちらは共有を選んだ時。SNS は Twitter と Facebook に対応)

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まぁ、Android版の Reader Store アプリもシンプルなもので、iOS 版も見た目や読書設定項目はそう大差ありません。ただ、

iOS版アプリではコレクションの作成・編集ができない


のは早急に対応して欲しいですね。Kindle は逆に iOS版アプリで対応したコレクションを早く Android版でも対応して欲しいですが。

あと、テキスト書籍に非対応のせいか、書籍検索はできても書籍内検索はできません。いずれにせよ、早くテキスト物書籍に対応していただきたいところです。

私自身、色々と書いていますが Reader Store で数十冊買っているので、iOS 対応は超遅きに失した感はあれど歓迎しています。SONY Reader も買ってきましたしね…新型はまだ迷っていますが。

いずれにせよ、

アプリもウェブサイトの使い勝手も早急に良くなっていくことを祈りながら


ひとまずは歓迎して使っていきたいと思います。いやホント、ONE SONY とか言うなら電子書籍もちゃんとしてくれ…