今日は午前中に UQ、午後にソフトバンクの新製品発表があるわけですが、まずは WiMAX の UQ。

既に、下り 110Mbps の「WiMAX 2+」サービスを10月末から開始することは表明されていたわけですが、正式に 10月31日スタート、そして WiMAX、WiMAX2、au LTE といったトリプル対応のモバイルルーター1機種も発表されました。

端末については、au の新製品発表会が今週半ばにありますから、WiMAX 2+ 対応のスマートフォンはそちらで発表されるようです。

ただ、WiMAX 2+ に関して一番注目されていたのは、WiMAX では一切通信制約なしだったのを WiMAX 2 では通信量制限、速度制限を行うかどうか?という点。その点が今日明らかになり、

WiMAX 2+ は最初の2年だけ使い放題、3年目以降は月間 7GBの容量制限


がかかります(あくまで現状の規定では、だが)。

また、2015年4月以降は

大手キャリアの LTE と同じ、直近3日間で 1GB 利用で速度制限


も適用されます。ようやく全国にエリアが広がる頃には規制されるわけですね。



利用量は月額 3,880円の定額制(最初の2年間、その後は525円増し)、中途解約時の解除料9975円。au 4G LTE エリアを利用する場合は LTEオプション利用料 1,055円が加算され、こちらは au スマートフォンで利用するのと同じく、月間 7GB の容量制限付き。

(利用 3年目以降は WiMAX 2+ と au 4G LTE の合算使用量が月間 7GB で制限がかかる)

というわけで、現状は

固定回線代わりに使える WiMAX の良さが WiMAX 2+ では消える可能性


があるわけです。

もちろん、WiMAX 2+ が規制された場合は WiMAX だけのモード(ノーリミットモード)にすれば現状通りに無制限に使えるわけですが、せっかく高速化されたのに 7GB 制限ってのもねぇ。

2015年4月以降、2年後に規約がどう変わるかは判りませんから、今は確定的なことは何も言えませんが、このルールが2年後に適用されるなら

WiMAX 2+ は LTE サービスの1バリエーションでしかなくなる


感じですね。残念です。初期の WiMAX と異なり、思い切り2年縛り前提になってしまいましたし…


当面は東京の一部範囲内だけ、来年にかけても少しずつエリアが広がるだけで、結局 au 4G LTE との併用が主になりそうですから、しばらくは WiMAX 2+ はどうでもいいかな、という感じですね。

au からは WiMAX 2+ 対応のスマートフォンも出てくると思いますが、初期の WiMAX スマートフォンを見ている人は初物に飛びつくのは結構アレだということは判っているでしょう。

今は LTE もあるので、WiMAX だけが高速という時代でもないですし、私は WiMAX の契約を切ってありますので、この先 WiMAX 2+ がどういう方向で行くのか、単に au LTE の補助的存在で終わってしまうのか、しばらくは生暖かく見守ってみようかと思います。

WiMAX 2+ 超速モバイルネット誕生!|UQ WiMAX
UQの「WiMAX 2+」、10月31日スタート - ケータイ Watch