先週 iOS 7 がリリースされた直後、iPhone 4S を iOS 7 に更新してみました。本当は iPad mini を iOS 7 にして、iPhone 4S は 6.1.3 のままにしておくつもりでしたが、色々とあって iPhone 4S を更新してしまいました。

そして、iOS 7 を iPhone 4S で1日使ってみた感想を記事にしました。

iPhone 4S で使う iOS 7 雑感

今回はその後1週間使ってみた感想、特にメイン端末として使い倒した時の印象を述べておきたいと思います。



過去の記事で書いていますが、私の現在のメインスマートフォンは au Android (INFOBAR A02) です。僻地でも LTE が繋がる au 800MHz帯 LTE を利用したいがため、半年前に iPhone 5 から変更しました(今となっては Android か iPhone のどちらがメイン端末でも構わない、気にしない)。

その後 iPhone 5 は売却して(手に収まるサイズの)iPhone 4S に SIMロックフリー下駄を履かせ、ドコモ MNVO の安いデーター通信 SIM を入れて利用しています。その組み合わせが iOS 7 でも問題なく利用できていることは先日の記事でも述べました(iOS 7.0.2 でも使えています)。

GPP SIMロック解除アダプター+iPhone 4S は問題なく iOS 7 へアップデートして利用可能!【追記あり】

そういった状況ですので、普段はメイン INFOBAR A02 (Android)、サブ iPhone 4S というのが通常の体制です(Xperia mini が加わることも)。ところが、旅に出かけた時は iPhone がメイン端末になります。

4.7インチ液晶の INFOBAR A02 は(液晶が大きくて見やすいけれど)サイズが大きくて若干手に余るので、素早く操作優先だと 4S が有利(手があまり大きくないので)、またカメラが糞すぎて罵詈雑言を吐くのにも飽きたくらいですから、旅先でサクッと真っ当な写真を撮りつつ SNS へ投稿するのは未だ iPhone 安定です。

そしてこれも何度も述べていますが、iPhone 4S で使っている廉価データー通信 SIM、現在は OCN モバイル ONE の 30MB/日コースですが、これが安定して使えているので、低速通信モードでも十分 Instagram へ写真投稿を連続できるくらいには使えています。

ということもあって、旅先では普段と違って、iPhone 4S がメイン端末、本来メインのはずの INFOBAR A02 はずっと鞄の中、になっていたりします(普段でも時々逆転していますけど)。

サンバレーで車を止めたのは、一沼で本州でもいち早く色づき始めた紅葉を撮るため。
(何も考えずサクッとそこそこ綺麗な写真をが撮れる良さは iPhone の良さの一つ)


そんな旅先でメインに使う iPhone 4S を iOS 7 に更新して、先週末の三連休ではガシガシ使い倒していた結果、最初の頃とは若干 iPhone 4S + iOS 7 に対する印象も変わりました。

複数アプリを切り替えつつ使っていると
アプリ切り替えに待たされることが頻発


しますね。

2つ3つのアプリを切り替えてるだけでは目立たないのですが、旅先でカメラアプリ、Instagram、Tweetbot、MapFan+、Safari、Gmail、純正メールアプリなどを切り替えまくっていると、最初はそうでもないのですが、数時間経ち、1日経つと、カメラアプリへ切り替えて写真が撮れるまで4〜5秒待たされます。

これは CPU 処理の遅さというよりは(それも多少あるにせよ)、ワーキングメモリ不足のような気がします。

iOS 7 はメモリ 512MB では不足気味になっちゃうのかなぁ


という感じです。

久しぶりに文字入力を行おうとした時に日本語入力 IME が起動するのに一瞬タイムラグがあり、また変換時にも一瞬タイムラグが発生する場合があるのも同じことと思われます。

iOS 6 でも再起動せずに長く使っているとアプリ切り替えで重くなる現象はありましたが、iOS 7 に変えてからはアプリ切り替えが重くなるまでが早く、また顕著に遅くなります。

おそらく、iPhone 4S と同クラスのスペックを持つ iPad 2 や iPad mini でも同じことが発生すると思われます。ですので、手元の iPad mini は当面 iOS 6 のままにしておくつもりです。



もっとも、私の場合は旅先以外ではそうガシガシと iPhone 4S を使い倒すこともなく、Tweetbot や Instagram、メールアプリなどを適当に緩く使っているだけですので、

普段使いではあまり重さを感じることもない


ので、アプリ切り替えに数秒かかるほどの重さを感じることは旅先で、Instagram や Twitter へ“旅実況”している時だけ、と言えるでしょう(旅実況しながらメール処理したり地図見たりもしますし)。

それに

アプリ切り替えなどが重くなったと感じたら再起動すれば元通り


なわけです。

先日の三連休も途中でさすがに重くなりすぎて耐えられず、雲の上の横手山山頂で昼飯食いながら「ここでトラブらないでくれー」と願いながら iPhone 4S を再起動したら、すっかり快調になりました。

(再起動でトラブらないでくれーと願ったのは iPhone がトラブルのではなく、SIMロックフリーの下駄を履かせて使ってるというイリーガルな使い方のため。再起動でも問題が起きることは殆どないが、たまに APN などの設定が消えることもあるので、そうなると余計な手間が増える)

どうせなので、ここで昼メシ。志賀高原と長野盆地を眼下に見下ろしながら、気持ち良いデッキで昼ごはんをいただいてます。
(こんな山の上で若干でもリスキーなことができるのは、もう1台あるから、ではあるが…)


なんというか、ユーザーアプリのマルチタスクが許可されたことも含めて、

iOS 7 は色々な意味で Android に近くなったなぁ


と思うわけで、若干メモリ不足気味の Android 機と同じように

iOS 7 + iPhone 4S は時々再起動をしていれば快調を維持できる


という感じですね。メモリ 512MB 搭載の Android 機よりはずっとマシですが、1GB 搭載 Android 機よりは使い続けて重くなる感じは目立つなぁ、という気がします。

「再起動なにそれ?」というのが iOS デバイスの良さでしたが、今後、環境によってはそうもいかなくなるように思います。

あとまぁ

確実にバッテリーも食うようになった


点でも Android に近づいたかなぁ、という気がします。まぁアップルが何を言ってもマルチタスク開放していったら、さらに食うようになりますわね。iOS はユーザーがきちんとバックグラウンドタスクをコントロールできるのは良いですけどね。早速 Evernote はオフりましたけど。



といったように、再起動せず使い込んでいるうちにアプリの切り替えが重くなったり、IME の起動や変換動作でもたつくことはありますが、それ以外はまずまず問題ないと感じています。

iOS 7 にして凄く良くなったと思うことはそう多くないですが(コントロールパネルとかは使いやすいけれど必須ではないし)、

多少の欠点はあっても iOS 7 に更新して後悔はない


ですね。新しい物好きの性格も大いに影響しているのは否めないですけれども。

今回は iPhone 4S を iOS 7 にしたので、4S と変わらぬスペックの iPad 2、iPad mini は iOS 7 へアップグレードしない予定ですが、元々どれか1台は iOS 7 にしていましたし、

見た目の変わる iOS 7 は新鮮さもあって、新しくなった印象がある


ので、これはこれで良かったかな、と思います。

良いことばかりではないので、他の iPhone 4S ユーザー、iPad mini ユーザーに iOS 7 を勧めるつもりもないですけれど、私自身は1週間使って難ありの部分を経験した今でも、iOS 7 に更新してよかったと思っています。いや本当に。

ただ、特に iOS 7 に魅力を感じていなければ当面は iOS 6 のまま行くのも十分有りでしょう。iPhone 4S や iPad 2 / iPad mini クラスでは良いことばかりではありませんから。その判断は当然人それぞれ、ですね。


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(品薄の初物とはいえ、威勢の良い値段が付いてますなw)